応援ありがとうございました


河原猫の日記 という形で、私がその命を引き受け
見守り、世話を続けてきた猫たちのことを書き始めて
7年になりました。いろいろな事がありましたが
お別れの悲しい思い出ばかりではなく
出会った人たちそれぞれとのあたたかい思い出
猫たちに訪れた幸運を共に喜んだ思い出なども
たくさん積み重なって
ちっぽけな私のつまらない日常をゆたかに彩ってもらいました。

こつこつ書いては励み励まされ
ほんとうに良い経験になりました。

新しい記憶にかき消されていく古い記憶も
この日記があるおかげで永遠になりました。
引き出しを開けて手に取り、眺めるように
お世話になった方たちと交わしてきた言葉や
別れてきた子たちとの思い出を噛みしめることもできました。

このたび、河原猫の日記を閉じる決心を致しました。
苦渋の決断です。
インターネットで公開するこの日記のどこかに綻びができて
伏せていたはずの事柄が漏れ始め
猫たちの安全が脅かされているのです。

河原から猫が一匹もいなくなるまで
あるいは、私の命が尽きるまで
河原の猫たちとの交流は続きます。
これからのことは何か別の形で皆様にお伝えしたいのですが
今思いつくのは、パスワード方式の公開日記にするか
郵便でお届けするニュースレターのふたつです。
もう少しいろいろな方のご意見を伺って検討したく思います。
「河原猫日記」「河原猫の世界」「ニャンドール工房」「緊急里親募集」
それぞれにリンクを貼って応援してくださったみなさまに
心からお礼申し上げます。
このお知らせとご挨拶を持って閉じさせていただくこと
ご了承いただけますよう。
昨年春の事件依頼、全く粘土に触れなくなっていました。
粘土猫を待ってくださっていた方にはお詫びしなければなりません。
また明るい気持ちで作品作りを開始できたらいいなと願っています。
作りたい猫さんがいっぱいいるのです。
我が家のオリジナルメンバー「ヒヨシ・まる・クン」はみな13歳で
autherと足並みそろえて高齢化してきました。
河原から我が家に来たクロちゃんガオちゃん、チュンチュン小夏、新ちゃんは
みんな折り合いをつけながら元気で暮らしています。
病めるときも健やかなるときも、挫けず奢らず、
みんなが幸せに暮らせるように、まだまだがんばらなくちゃと思います。

みなさまも、みなさまの愛しいねこたちも
ともに幸せでいてください。

感謝を込めて ひよしまるくん 2009年5月17日

河原猫の日記