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Thu, 23 Oct 2008

激しい雨

朝はまだ晴れて、洗濯物を盛大に干せたのに
午後3時前に天気は急変、
地面をたたきつけるような激しい雨が降った。

白黒母さんも仔猫たちも気配がない。

親子が居た場所は路地を隔てた建物の一階駐車場で、
その建物の家主の車と、ボート、上の階に住む人たちの
自転車が置かれ、結構出入りがある。
物置にもなっていて、奥の方にシートを被せた山ひとつ。
そこに仔猫が隠されていた。

見るのは男性ばかりで女性の住人を見たことがない。
猫の親子が安心していられる場所とは思えない。
雨は凌げても、全てコンクリートで覆われているから、トイレには困るだろう。
姿を見られずに居続けることも不可能だ。

そこで待機して、雨戸の音、自転車の音に私のタイミングをはかりながら
確実に食っていこうと目論んだ白黒も
結局、諦めて仔猫を運び直したのだろうか。
見つかって追い立てられ、酷い目に遭っていないだろうか。
もうすこし時間が経たないとわからない。
平和に捕獲するには、ごはんで距離を縮めながらの懐柔だと考えた。
母猫を荒っぽく捕まえたら、仔猫たちはどうなるか、
仔猫3匹一網打尽の手はあるだろうか、
迷っているうち動かれてしまったのか・・

雨の勢いが落ちてから河原へ向かった。

シロママ、ズーズー、ヨーコママ、トラぴん、コハチ、ビータン、ミルク、トット。
確認猫数8。
雨はまだまだ降るようだから、しっかり潜っていてね。
ヨーコママ

「不要犬ポスト」定点回収の話を聞いた。
犬も猫も、住民が運んで捨てていくのを
行政が無料で回収して回るらしい。
飼い猫も飼い犬も子猫も
住民が「不要」と判断して始末する。
病気の老犬も捨てられる。まるで廃棄物だ。
わたしたちの国には
ヒトデナシたちの要請に応えてできたシステムが恥ずかしげもなく残っていて
非人道的な方法で、法律で守られるはずの動物たちが捨てられている。
不妊手術がかわいそうと言い、実はその出費が惜しく、
生まれたら捨てればいいと考える。
ひねり潰されていく命悲し。
たまらなく悔しい。

Wed, 22 Oct 2008

一件落着

鍵が無事見つかり、本当にほっとした。
置きっぱなしにしたアシスト自転車に乗って帰ってから
河原へ置き残した臨時拝借自転車を取りに戻る2往復目を
ゴロママカーに助けられた。

河原の子たちはこちらの騒動をちらっちらっと
横目で眺め、高みの見物。
なんだかせわしない事をしているなあ、くらいの感じだった。
花子が連日来ないけど、大丈夫なのかな。
クロスケも、トラぴんが竹藪へ寝場所を変えたのに
ついてこないのか、来られないのか
行動が定まらない。
ミルクにはなんとか、抗生剤を連日投与できている。

シロママ、ヨーコママ、ズーズー、クロスケ、トラぴん、コハチ、ビータン、
ケイちゃん、ブー、キジ丸、ミルク、トニー、ムギちゃん、とっと。
確認猫数15。

白黒母さんを朝も夜も見なかった。
縁側の下に置いたごはんは、見事に平らげてある。

Tue, 21 Oct 2008

自転車の鍵

アシスト自転車の鍵を無くしたのは2回目だ。
1回目は6月はじめの河原美化活動の日。
ミス河原親子のご家族が、応援のために
それから、ふたりの暮らした河原を見たいとはるばる
来てくださったのだけれど、清掃作戦終了後にその車で
動かない自転車を運んでもらった。
あのときはまだ、家にスペアーキーがあった。

今日は16時45分に河原に到着。
迫る夕暮れに、気が急いていた。
畑帰りのTさんに助けてもらってギコギコ井戸で洗い物をしていると
キャンプ場を長シッポの黒猫フーが行く。
突然そこにワンコ乱入。長いリードを引きずって、猛然とフーを追いかけた。
洗い物を放り出してワーッ、とか、コラァーとか、叫びながら私も走り、
リードを踏んで、興奮していたワンコを押さえた。
顔を見ると楽しそうで、悪い奴ではなさそう。
といっても、食事時の乱入は大変困る。
恐縮しながら探しに来た飼い主に、無事引き渡した。
猫たちは食べかけを放棄して散り散り逃げてしまった。
心臓がばくばく、膝はがくがく、力がどーっと抜けた事件だった。

鍵が無いことに気づいたのは、すっかり暗くなってTさんと別れた後のこと。
着ていたエプロンのポケットがすり切れて穴が開いていた。
大変貧乏くさい話で恥ずかしいのだが、着慣れたものは
あまり気にせず着続ける。
さあ、どこに落としてしまったものか、皆目分からない。
可能性のある場所を行ったり来たりしても、何も見えない。
バッテリーの着脱にも必要な鍵なので、壊すこともできない。

ついに自転車を諦め、歩いて帰ることにした。
途中インドカリーとナンとマサラティで空腹を満たし
歩き疲れて休んだバス停のベンチで、
亡くなった父より一つ上の人と歓談した。
共にバス待ちの身、なぜバスに乗るかという話題。
これからカラオケを歌いに行くのだそうだ。
耳が少し遠いので、その人も私もついつい大きな声になる。
「(鍵は)多分、ここから落ちた」と、立ち上がって穴を見せると
ふぁふぁ笑われた。バス停4つ分バスに運ばれ、19時帰宅。

竹薮に置いてきた自転車をどうしたものかと考える前に
膝に乗ってくる猫たちを抱いてソファで居眠りしてしまった。
もうスペアーは無い。

シロママ、ズーズー、ヨーコママ、トラぴん、コハチ、ビータン、キジ丸
クロスケ、ブー、フー、ムギちゃん、ケイちゃん、トニー、ミルク、とっと。
確認猫数16。

また無くしたの? 


Mon, 20 Oct 2008

ならばもう一匹

リクエストしたわけぢゃないのに
白黒母さんったらもう一匹、黒い仔猫を見せてくれた。
こりゃ全くヨーコママと同じぢゃ。

白黒ママから、シャム黒白黒
キジ白ママからシャム黒白黒。
はあ・・・・・ため息倍増の事態です。
そうそう、そうなんです。
河原生まれのシャムミックスは、yo-yo-ママんとこの
シックなお嬢さま、チャミちゃんでして
白黒母さんの生んだ傑作三匹も
チャミちゃんみたいになれたらいいなと
心の底から思うのですが

あんなにぴょんぴょん跳ねる仔猫を3つもつれて
個人の家の駐車場に居るなんて無謀です。
おかげで、揃った3匹を見た今朝よりひとときも、心休まらず。
すっかりどぎまぎ気が転倒し、心配で心配でなりません。

河原で開けた猫缶大6個ごちそうレトルト6袋。ドライ500g、ミルク350ml。
20個開けても足らなかった一年前と比べると
猫の数が半減したのだから量が減るのは当然だけど
空き缶を数えて、その少なさがとても感慨深かった。
高齢化で、ごはんにがつがつ向かう子もいない。
落ち着いているとも言える。
シロママハウスの畑にちんまりとくつろいでいたブーが見えた。
呼ぶ声にちらっと反応下だけで、動かず。
私たちが帰る頃になってやっと、のそのそごはんに向かった。
ズーズーは
何を差し出しても好みと違うらしく勢いがなかった。
トラぴんも元気がない。シロママヨーコママも然り。
夜、明日に備えて猫缶を買いに走った。

シロママ、ヨーコママ、ズーズー、トラぴんクロスケ、キジ丸、
コハチ、ビータン、トニー、ブー、ミルク、とっと。
確認猫数13。

Sun, 19 Oct 2008

疑惑の猫

雨戸の開け閉めに薄着で出れば、朝晩の肌寒さが浸みる。
外暮らしの猫たちは、この空気に直に包まれているのだ。
数十年縁の無かった雨戸との格闘。
昨年末以来の日課となった。
他所の家々では、家の中からするのが普通だけれど
うちは猫が沢山いるから、足下をすり抜けて出てしまわぬよう
自分が外に出る。
今朝姿が見えたのは、黒い斑が入っている白い猫。
白黒母さんの兄姉だろうか、同じくらいの小柄な子だった。
白黒母さんは仔猫をどこかに隠して一人で現れ
縁側の下に置いてもらうまで辛抱して待ち
懸命にかっ込んでそっと消えた。


雨露を
どこでどうして
凌ぐやら・・
猫らのねぐら
知る人も無し

誰もいないところにごはんを置くと
どこかで見ているカラスが、ひらりひらり飛来して
引っ張り出して派手に突くから始末に負えない。

夕方の河原でも、材木置き場から大きな白いトレイを
見事に掴んで飛んでいくカラスを見た。
とりあえず猫たちから奪い取ったら
離れたところで土手に落としてぶちまける。
なりふり構わぬ行儀の悪さだ。
カラスもたいへんなのだろう。
同情し始めたら際限が無くなる。
無くなる際限には責任が持てない。
自分がここまでならと思うところに、申し訳ないけれど線を引く。

それぞれの生き物が、無駄なく食べて共存できればよいのにと思う。
どこかで偏り、それは大きくなるばかりだ。

ブー、ズーズー、トラぴんクロスケ、ヨーコママ、コハチ、ビータン、
ケイちゃん、ミルク、キジ丸、ムギちゃん、とっと。
確認猫数13。

家に戻ると毛が飛び散っていて、とても驚いた。
一体誰がクロちゃんを毟ったのか。
とりあえず誰にも怪我がなかったので胸なで下ろした。
以下、疑惑のおっさん猫「新ちゃん」を追う。
  
え・・?         違うってばあ       オレじゃないんだってばあ
  
やんなっちゃうなあ           もう~          寝ちゃうー
  



Sat, 18 Oct 2008

お披露目行軍



2001年7月1日デビューしたてのピンちゃん
母親の黒猫は仔猫より、
仔猫を見つめる私を黙ってじっと見ていた


えっ 246ストック目の画像?
記録画像の数ぼくがダントツで一位? ふうん・・


そんなこたぁ どうでもいいよ
なんだか眠くて悲しいんだよ


あ、コオロギだ


画像ストック数2位のヨーコママ

「膀胱炎で苦しんでいたときいっぱい撮られたからでしょ?」

迷子になった人間の子供が
顔を引きつらせて泣きわめくのと同じで
仔猫が母猫を呼ぶ声というのはものすごく切実で、
この小さい体のどこから出てくるのかと
おもうくらいに大きい。
昨日の朝、ゴミを出しに出たとき聞いた。
姿も見た。推定生後2ヶ月、体重1kg前後の丸い毛玉で
顔を見てくらっとした。

洋ちゃんを彷彿させるミルクティ色のシャムミックスだった。

ひとりぽっちの捨て子かと思って大いに慌て、大いに気を揉んだ。
時間の経過と共に、だんだん概容が分かってきた。
その仔猫が逃げ込んだ物陰に、
家の庭から白黒の仔猫が
矢のようにダッシュで駆け込んだ。
ふたりいたか・・
ハゲボスがいつもごはんを譲る白黒が母猫だった。
今朝雨戸を開けるとそこにいた。

2匹の仔猫を見せに来たのだ。

ヨーコママが最後に生んだ子たちが、ちょうど、シャムミックスと黒猫と白黒だったので
思い出が重なって感動した。
2ヶ月ほどどこかでひっそり子育てして
そろそろ離乳の頃、餌場を教えるために連れて現れ、
私に子猫たちをお披露目して、食べさせてくれと頼む母猫。
あちこちで追い払われたり怒鳴られたりするから
いつも人を疑って
コソコソしている。
ここまで来るのも容易ではなかったろうに
ついに、ここと見込んで連れてきたものと思われる。
ああ・・・・・・・ため息3連発の事態だ。

作戦がまとまらないので、ひとまずは
母猫白黒のたっての願いを
しかと受け止めるにとどめ、様子を観察しよう。
母猫の不妊手術は、次の出産前にやらねばなるまい。

良く晴れて、気持ちの良い風が吹いた。
早めの時間であったためか、トラぴんの出足が鈍かった。
呼んでやっとトラ地蔵さま、覆いをめくりあげてやっとぴんちゃん。
冬眠を邪魔されたアナグマみたいに
不機嫌に出てきてずっと、不機嫌を通した。

シロママ、ズーズー、クロスケ、ヨーコママ、ミルク、キジ丸、
ブー、コハチ、トラぴん、ビータン、ケイちゃん、とっと。
確認猫数13。






Fri, 17 Oct 2008

ごあいさつ

ウルトラマンサビ子です。
河原の子ではないのにおじゃましてごめんなさいね。
何度かこちらに書いていただいたので
ご挨拶いたします。
実はちゃんと名前をもらっています。こうちゃんです。
こちらのお家へ来たのは17週前の金曜日、
お医者さまへも連れて行かずに
この子はもう駄目だ
もう駄目だ、といわれたのは悲しかったです。
顔が腫れ顎が変形して
ごはんが食べられなくなったから
たしかに駄目だったのかも知れませんが、
その顔を自分で見て絶望することなどないし
まだ心の整理もついていないし
まだこんなに元気なのに
死んだ方がいいとはどういうことか、です。
納得いきませんでした。
「ってやんでぇ」でございます。
今まで毎日ごはんをくれていたおばちゃんたちは
私の声が
あまりのショックでかすれていたから
聞こえなかったみたいです。

ここへ来てからお医者さまでチューブを装着され
そのチューブは簡単に着脱できないから
固定するためにカラーをつけました。
青いカラーとチューブは
食べられなくなった私の命を持ちこたえさせてくれる
だいじなアイテムでした。

痛み止めやなんやら、お薬も毎日欠かさず飲ませてもらい
顎を汚すじくじくはひっきりなしに拭いてもらいました。
先生は、余命3ヶ月と言いました。
噂を聞いて、たくさんの優しい人たちが会いに来てくれました。
顔を拭いて撫でてもらいました。
ありがとう。私は人間がとても好きです。
ケージ暮らしも文句を言いません。
何もかも我慢できます。生きているんですもの。
チューブのおかげで空腹も満たされ
多少固くなってしまった顎が厄介ではありましたが
ほかの猫たちの行き来する様子を眺め
ああ、あの子猫が決まったのね、良かったわね、
ああ、この子の手術が済んだのね、良かったわね、
なんてUさんを労って差し上げたり
出かけては帰ってくる家族を眺め
外暮らしの不便と無縁な、安心な毎日を送り暮らしました。

お医者さんの言う期限よりも一ヶ月余分に過ぎた頃、
この厄介な病にけりをつけていい頃かと思うようになりました。
反抗して申し訳なかったけど、自分でチューブを取りました。
慌てて病院に連れて行かれ、再び装着されましたが
なかなかこれもきつい処置・・
もう一回自分でそれを外しました。
また連れて行かれることはありませんでした。
それが私の意志であると、分かってもらえたようです。
青いカラーも外してもらい、ケージからも解放されました。
わたしはもう、すっかりるんるんで、
まずは猫の皆さんとご挨拶し、お家を見て回り
お日様にも当たりました。
私の前足は両方ともすっかり駄目になっていて
骨が見えているのです。この包帯だけは外せませんでした。
そんな足で歩いても?
ええ、ええ、全然大丈夫、痛くなんかありません
楽しくて嬉しくて
地球の裏側までも歩いていけそうなほどです。
 
あっちゃん。
ここの猫たちはみんなやさしいけど、
あっちゃんはまだ若いのに片目を無くす苦労をしただけに
10倍優しい。私の顔を舐めて、抱いて寝てくれました。
お仕事から戻ったUさんが、お家の子たちにごはんの支度をしているとき
みんなに混じって足下に並んで見上げたりもしてみました。
とても懐かしい感じがして楽しかった。
お水の器に顎を乗っけて、えいっと浸かってみました。
飲めないけど、それが私のお水への挨拶です。
ああいい気分・・
ながいことぺちゃぺちゃ飲んで来ましたからね。
ミルクは・・もういいのです。
もうわたしには要りません。
すべき事をぜんぶ楽しんで、本当にしあわせな一週間でした。
そうしてお別れしましょう。
大変だった外暮らしとも
あの頃お世話になった人たちとも
最後を楽しませてくれたUさんとも
こちらでわたしをおもってくださったみなさまとも

さようなら、こんどは皆さんと
なかまたちの幸せをいのります。
ずっと見ていたいけど、しかたありません。
さようなら愛しいみなさま。
重たい荷物は全部下ろして
ふわふわーっと飛んでいきますね。

ウルトラサビちゃん、2008年10月17日永眠

河原で猫たちの世話を終えてから、Uさんの家に寄った。
重篤な病に体を痛めながら、
粛々と運命を受け入れて
最後の日々を穏やかに過ごしたサビ猫こうちゃん。
敬意を込めて今日の日記で送ります。


シロママ、花子、トラぴんクロスケ、ズーズー、ヨーコママ、ブー、フー、
コハチ、ビータン、ケイちゃん、ムギちゃん、ミルク、キジ丸、トニー、とっと。
確認猫数17。



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河原猫の日記



    
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