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Tue, 23 Jul 2002

笹水




絶命した虫が猫の水器にいつも浮かんでいた。蛾だと特に水が汚れて、持参した量では取り替えきれない。笹竹の先の方の若い葉を、水面においてきた。虫の救命と水の浄化に、一石二鳥の効果が期待できそうだ。
お母さんの不調は大して深刻でなく、暑さのせいかと思われる。今日も食べない・・と心配したら、ずいぶん後になってちゃぁんと食べた。急がなくても、競わなくても、自分の分がなくなる心配のないことを、彼女は知っているのだ。持参した濡れタオルでテーブルの上に転がっているお母さんを拭いてやり、昨日のサービスに追加して綿棒で耳掃除。真っ黒けだった。
「ああぁー、か、かゆかゆ、そこ、そこ」と、後ろ足で手の甲をしこたま蹴られた。お母さんのあごは汚くて、タゴサクだ。

ここ数日、気がかりで見ていたノコの社会化は順調。もう心細い声で泣くこともなく、苛められもせず、のびのびと過ごしている。ヨーコママは離した我が子を無表情にちらっと見て、また一人で昼寝に行ってしまった。

クニクニしょぼしょぼ現れる。黒い目やにで隈取りができていた。
そばかすは保護部屋で慣れずに唸り続け、どうしてやることもできない。そばかすのために、河原へのリリースも考え始めた。

Mon, 22 Jul 2002

出血サービス




お母さん不調。
目やにを拭いて、鼻を拭いて、お尻も拭いて、励ます。
クニクニ姿見せず。5日目。鈴は出てきた。

虎吉二代目、頭を撫でても大丈夫。捨てられた子かもしれない。
一ちゃんがミルクを飲んでいたら、食べ終わった「のこ」がミルクの器におそるおそる首をつっこんできた。一ちゃん、今日は出血大サービスで、のこの顔を少なくても5回舐めた。
竹藪に、小さな猫缶の空いたものが一つ転がっていて、誰かが猫と仲良くしようと思ってやってきたのかな、と思った直後、悪意を持って猫に近づき、何か混ぜた餌で釣って連れて行ってしまう、そんな事だって起こりうるわけで、急に不安になってきた。
来た子23来ない子17。家においているそばかすは、2週間たってもまだ、頑なだ。

Sun, 21 Jul 2002

猛暑の河原




7月7日誰よりも捕獲したかったマユちゃん。あの日以来ふっつりだったけど現れた。ふと見ると、猫舎下で猛然と食べていた。ミルクにまで首を伸ばしてばしゃばしゃ飲んで、お腹を見たら・・凹んでいた。どこで生んだのか、仔猫は無事なのかだめなのか、しばらく様子を見ないとわからない。
午後の一番暑い時間に行ったので猫たちもぐったり。お母さんなど、テーブルの上でのびてしまっていて、下りてもこなかった。

このまえ「のこ」を猫パンチではり倒した洋ちゃんが、今日はトレイに近づいたのこをちらっと見てから、食べるのをやめて明け渡した。のこはしばらく洋ちゃんに、無視されながらもまとわりついていた。
健康に問題のありそうな子のご飯にサワシリン(抗生剤)のかけらを半分ずつ入れたけど、薬だけ上手に残されて、片付けながらがっかり。クニクニ見ない日4日目。クニクニ族の出席率は本日0%、確認できた猫23匹。ミルク500mlあっという間に売り切れた。
まっちゃんが顔に蜘蛛の巣をべったりつけてやってきた。笹の葉っぱが目の前に張り付いていたので、取ってあげた。ついでに頭も撫でた。考えてみれば、まっちゃんをさわったのは今日が初めて。人に良く慣れた子だとわかった。

Sat, 20 Jul 2002

夏日


餌場のピークが終わって、新参の黒白が、時間をかけた匍匐前進でご飯に到着。やはり遅れてきたアミちゃんが、新参の食事を近くからじっと眺めてチェックを入れていた。
食後の「のこちゃん」は、サンタを兄と慕い、一ちゃんを父と崇め、竹藪の風が通る日陰に転がって、通過する猫たちにそれぞれ挨拶していた。
猫たちは涼しい木陰を心得ていて、てんでに昼寝だ。
暑い夏日だけど、昼寝の猫は幸せそうでほっとする。

鈴が物憂げにやってきた。ミルクを飲んでご飯はほとんど食べない。クニクニは今日で三日姿を確認できない。

Fri, 19 Jul 2002

キジ猫デー



なんだか今日の餌場はキジ猫に囲まれて、あっちにもこっちにもキジ柄がわらわら見え隠れする「キジ猫デー」だった。

猫舎作りでお世話になったおじさんが久しぶりに、空き缶集めの通り道で寄ってくれた。ホームレスではなく、5kmほど上流に家のあるおじさんだ。建築関係の下地作業の職人さんを引退し、現在生活保護の手続きをした上で、楽しそうに廃品回収と空き缶集めをやっている。河原の猫に、トイレ砂を運んでくれた。枯れたり倒れたりした竹や、竹藪の中で掘り出してまとめたゴミ(埋まっていたテレビまで!)を、どれほど運んでもらったろう。缶詰やかりかりの差し入れも何度かいただいた。ただ、猫たちが食事を中断して逃げてしまって、急いでいたので困った。おじさんも競争が激化しているとかで(仕事を休んでバイクで缶を集めるおばさんがライバルだって)、「こうしちゃいられない、じゃぁねー」と行ってしまい、猫が戻ってめでたしめでたし。22匹確認。名簿は41。小学校の1学級分かな?

チーコの青っぱながちょうちんになっていたので、首根っこをむんずとつかんで拭いてやった。これでまた嫌われてしまった。

Thu, 18 Jul 2002

親離れした「のこ」


顔が少しまぁるくなって、
元気な男の子になってきた。

Thu, 18 Jul 2002

子離れ




のこちゃんとの距離がぐっと縮んだ。私が動いても逃げず、そばにいるまさおくんやお母さんを盾にして、私のすることを見ている。
しっかり食べているので、健康的な仔猫になった。推定生後3ヶ月。
ヨーコママが猫舎の台下で食事していた。無事だったかと安心する。あんなにぴったり子供達と一緒にいたのに、消えた子を探すふうもなく、「のこ」のいるテーブルに近寄りもせず、食べ終わったら一人畑の境で昼寝していた。のこに見つからないように迂回したかもしれない。実に素っ気ない。保護の必要な時期は全力を傾けて子供をまもり、育て、子供が一人で生きていける大きさになればもう関係ない、そんな感じに見えた。

みーしゃによく似た仔猫発見。鼻がすりむけている。河原時代の識別名、小さいクニクニという意味の「コクニ」を進呈。名簿に追加する予定。どこから来たのだろう。

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河原猫の日記



    
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