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Mon, 15 Jul 2002

猫語


我が家の猫が発する言葉を反復模写して練習している。
ぅんにゃぁ・・にゃが・かか・・ぉんがぁ・・うぁーおぉん・・まだ初級の域を出ない。一瞬「おや?」という顔をしても、私だと解れば基本的には相手にしてくれない。
私の人格形成期に多大なる影響を及ぼした「さるとびえっちゃん」は、どんな動物たちとも自在に話した。宙返りは「ボールペンの試し書き」だったし、3歩で軌跡を描いて空の彼方へ飛んで行くスーパー小学生だった。憧れた。

サテ、そばかすが 泣いた。
この一週間、保護部屋へ入ると隠れ、しっぽしか見ることの無かったそばかすが、私にくっついて保護部屋に入ったうちの猫が、そばかすの潜んでいるあたりをフンフン嗅いだら、突然何か訴えるように泣き出したのだ。その悲しげな事。聞こえたとおりに真似して繰り返したら、涙が出た。
そばかすは、悲しいのだ。

チビ「のこ」が洋ちゃんのトレイに接近しすぎてはり倒されてしまった。ヨーコママは洋ちゃんの娘かもしれないので、のこちゃんは孫かもしれない。でも、全然だめだ。ちょっと離れて、今の失敗で痛い目にあった事を帳消しにすべく自分で自分の体を舐めていたら、そばにいた一太郎がめんどくさそうにのこの尻をベロリンと舐めた。同じキジ白柄、一ちゃんがパパか?!
一ちゃんはなんてったってつよい。こういう後ろ盾があれば・・・

Sun, 14 Jul 2002

のこちゃん




一人残ったヨーコの子は「のこ」ちゃん。今日もちゃんと食べて、藪の中で休憩していた。警戒心がとても強い。
良く晴れたけど、台風の影響か風が強く、竹やぶの中は乾いていた。バイトあけ(?)のM君、2ヶ月ぶりに河原猫訪問。ご飯配りと片づけを手伝ってもらう。集まりが悪く、今日はご飯が余りそうだ。
昨日から野外活動でにぎわっていたキャンプ場、今日のお昼をピークに2時にはもう人がいなくなって、いつもの静けさが戻った。食事にこない子の姿を探して少し歩いたら、キャンプ場の一角で、ピンちゃんとサンタがクロおじさんと一緒に昼寝の体制でくつろいでいた。じゃましてごめんねー。木の下の兄ちゃんも、台の下のチーコも、みな近づくと逃げてしまう。

保護部屋のそばかすは心を閉ざしたまま進展なし。
ご飯とミルクはきれいに無くなっているし、トイレも上手に使っている。慌てないで、時間をかけて少しずつがんばろう。

Sat, 13 Jul 2002

ミミちゃんの耳 


寝不足、頭痛腰痛、倦怠感。ぱっとしない土曜日。お天気もぐずついていた。
そばかすを保護部屋においていることで、我が家のみなさん落ち着かず、あれこれ私への要求がいちだんと激しい。

カタツムリのようにゆっくり支度していたら、河原行きは午後便になってしまった。こちらの食欲はこれまた凄まじく、喧嘩にならぬよう慌ててしまった。久しぶりに確認したのは「ガオ」「まさるさん」。
いそいそやってきた鈴も含め、今日姿を見た子、29匹。ご飯には、気まぐるめシラス10個、純缶シラス3個にフリスキフィッシュドライ500g、これにアガリクス顆粒2スティック混ぜたもの、別にドライを800gほど持っていった。足りなくて現場で純缶160g2個追加。猫舎下でミミちゃんが唸っている。うずくまって、ご飯に誰かが寄ってくるたび怒っている。不調なのかもしれない。耳のアレルギーは、掻きむしってさらに悪化。血がにじんでいた。洋ちゃんの耳もこうした状況になりつつある。
ミミちゃんにはサワシリンを飲ませることができた。
ひとしきり騒ぎが収まってから、自分も食事。
まさおくんとエビカツサンドのエビを分け合った。みんなよく飲むミルクは、今日、500ml売り切れた。

原っぱで散会中の猫を見て、自転車で通りかかった青年がいそいそと駆け下りてきた。「ちっちっ」としゃがんで猫を呼ぶ。私が呼ばれてしまって、ご挨拶にでた。彼の住むアパートに、誰か引っ越しで残していった猫が野良になって住み着いており、よく遊びに来てノミだらけ、だそうだ。河原の猫と野良猫の話をした。早急にノミ駆除を勧めた。実は私の家も、先日何もできないといって返された仔猫が運んだノミで大変なことになっていて、4匹はフロントラインで防御態勢、私は自分の身をどうやってノミから守るか、対策の遅れに内心焦っている。駆除剤を買って帰った。

Fri, 12 Jul 2002

ヨーコママ




なぜこないのか、解らない。
一人になった痩せた子猫、今朝もしっかり確認する。目があっても逃げなかったので、じっと見合って、詫びてみたり、媚びてみたりした。通じたかどうか・・・猫のママというのは神隠しに会いやすいのだろうか。ピンちゃん、サンタ、コミケの黒猫ママも、不妊手術後2ヶ月ほどで消えてしまった。子供達はクロおじさんをママの代わりにして、ずっとくっついていた。ヨーコの子にはママの代わりはいない。

鈴が畑の向こうにいるのが見えた。
食欲がないのか、ラッシュをさけているのか解らない。
緑一面だった原っぱは、まるで原爆投下後の広島みたいに無惨だ。地下茎から立ち上がって伸びてきた竹だけが、まばらに林立している。

Thu, 11 Jul 2002

おにいちゃん




大雨の夜あけて朝、湿った竹藪の中は蚊がすごかった。
虫除けスプレーしていなかったら、きっとボコボコだった。私に近づけない蚊が私の周りに群がった猫たちにたかっていた。
これから盛るご飯のトレイを拭く腕の下に潜り込んだお兄ちゃんが、ゴン!と頭をぶつけて固まり、腕から離れずもだえている。兄ちゃんとふれあえるのは、この一瞬だけだ。
空いた方の手で背中をなでても逃げない。

去年の今頃、ちょっと姿を見なかったあと、ひどい状態でもどってきた。何も食べず、飲まず、蒸し焼きになりそうな畑そばの小屋で、ぐったりうずくまってあえいでいたっけ。熱を出した子供みたいに濡れていて(*猫は汗をかかない)、あのまま死んでしまうのではないかと思った。ふらつきながら食べに来始め、そのうち復活した。もう一回不明の期間があって、今度は後ろ足を引きずってきて、腰砕けのように斜めに座ったまま動けなかった。どこが悪いのか見ようとすると、必死で逃げた。食べてもらいたかったので、捕まえるのは断念した。何があったのか聞いても、どうせいわないだろうから(*兄ちゃんは無口だ)、くどくど説教したいところを堪えた。
今年の兄ちゃんは元気だ。ちょっと斜めっているけど、弾丸のように体を丸めて走っていくのを後ろからみると、団子しっぽが可愛い。お母さんやクロちゃんと同じで、体が短く、太ったウサギ体型だ。
また体調を崩さないように。
無茶して、これ以上体をゆがめないように。

Wed, 10 Jul 2002

荒れ模様


保護部屋は静かだ。ケージの連結に失敗して、チビが脱出。
助けを求めるかのように悲しげに泣くのは、ぴたりと止み、時々でてきて、トイレと食事はちゃんとしている。さらなる脱出のチャンスをうかがって、とにかく息を潜めて隠れている。そばかすは近づいて覗くと唸る。こちらは連結ケージで落ち着いて過ごしている。
雨の河原で世話をしてきた。みんな元気。朝よりも一段と雨が強まって、明日の朝はどうなるだろうか心配。
草花を育てるのが上手な若い友達が、ラズベリーの木や、コウちゃんのお墓に墓標代わりに花の咲く低木や、そしてクリスマスローズを竹藪に植えたらどうかとメールをくれた。
クリスマスローズの花言葉は
「私の心配を和らげてください」
なんだって。

Wed, 10 Jul 2002

急転




Kちゃんが、潜んでいた仔猫のレスキューに雨の中を駆けつけてくれた。私はといえば、若干じゃまになるものを出したくらいで、あとは保護部屋のドアを閉めて、おろおろ。血まみれになった場合の消毒薬とか探さなくちゃ、どこだったっけ、と行ったり来たりしていた。あっという間に「捕まりましたー」と声が挙がり、見に行くとケージに収まった興奮状態のチビ。汗だくだったけど無傷だ。怪我をしなくて良かった。
すべてお任せして、見送った。心開いて人と暮らせる猫さんになってくれますように・・・

助けてもらって、ありがとう。

タワシは「ニャン太」になった。
元気で問題なく過ごしていると連絡をいただく。

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河原猫の日記



    
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