Mon, 02 Sep 2002
ボスの催促
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餌場に朝一でクロボスが来ているときは焦る。オレ様は腹減って腹減って、もう我慢できないぞ、ガー、早く出せー、みたいに喚いていて、同様に落ち尽きなく集まった誰彼構わず近くの子を、ひっぱたいたりするから困る。黙ってはいても、青っぱなに笹の葉っぱなどつけたチーコが、並べたトレイの上を踏みつけながら、どこに盛られようとまず自分が食べるのだと、熱狂カルタ取り腕まくりで頑張る人、みたいに神経を集中していて、ただ気が立っているだけのボスなど及ばない。気が付けばかぶりつきの子達の後ろで、取り残されている。どうしてそうなるのか、ボスはちょっと考える。目が奥に引っ込んで情けない。そこにさっとご飯を配る。何もかも忘れたみたいに、安心して食べていく。「この時間だけはご飯と私を一つにまとめて認識する」子達と、「ご飯と私を区別しないではいられない」子達とで、食べ始めの時間にちょっと差がでるわけだ。 夏に消耗した体力を、しっかり食べて立て直しして、冬に向かうんだよ。 |
Sun, 01 Sep 2002
長居
Sat, 31 Aug 2002
ぎらぎら太陽
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日陰で風を受ければ十分に秋の気配。 赤とんぼだって飛んでいるし、その辺の石をめくればコオロギだっている。それなのに、なんという暑さか。太陽がぎらぎら土手を焼く。川面を焼く。 いつもより3時間遅く河原到着。みんな「涼」のありそうなあちこちに潜って寝ていたらしい。自転車から荷物を下ろす間に、たったったったっ集合した。 忙しい夏だったけど、一つ乗り越えた気がする。 気がかりなことが尽きないにしても、元気で集まる顔を見渡せばとりあえず気持ちが晴れる。 河原の後、友人夫妻の応援を得て大量の買い出しに走った。 秋の準備は万全。 |
Fri, 30 Aug 2002
クロの探し泣き
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保護生活に余裕が出てきたのか、ただ退屈してか、私たちの暮らしを津々見てまわるようになったスズメ。気が付くと側にいて、かぶりつきで見ている。「おやや、ちゅんちゅん、どうしたの?」とか何とか声をかけ、指を伸ばして鼻をつついてみる。顔を後ろへ引いて堪え、指を噛む。次に、やおら爪を立てて私の手をたぐり寄せ、もっと強く囓ろうとする。この前強引に首根っこを掴もうとしたときの暴れようがスサマジかったので、以後、構うのはこのくらいで止している。止しておかないと、私が痛い。 うちの猫の皆さんへの甘えぶりは大変なものだ。 猛攻に負けてつい舐めちゃった。3人。 完全無視拒否。ひとり。 舐めてもらったスズメは嬉しくて仰け反らんばかり。調子に乗ってにじり寄り、体当たりして叱られて、ゴメンナサイと腹を出す。 この所の彼女が最も「脈あり」と読んで追い回しているのがクロちゃんだ。同郷(河原)の匂いがするのかも。クロの嫌がり方は尋常でない。昨日やっと気が付いた。私がクロに何をしてきたか。 クロちゃんは私を河原へ通わせた子だ。あのキャラに惚れ込んで入れ込んで、遂に家に連れてきた。家の子達の反応は予想以上に厳しかった。先住猫の前で新しい子を構ってはいけないと教わっていたので、クロはみぃちゃんと一緒に狭い保護部屋に捨て置かれる格好になった。仲良く、慣れない暮らしを越えてきた。みぃちゃんのお見合いを、クロは箪笥の上から見ていた。皆、クロを忘れてみぃちゃんを囲んだ。そうして里子に出た夜、クロの探し泣きは可哀想で聞いていられなかった。抱っこしても撫でても落ち着かず、腹の底から絞り出すような声でみぃちゃんを呼び、いた場所を何度も覗いた。 みーしゃのときも仲良しで、よく遊んで面倒を見てくれた。みーしゃもまた、里子に出た。クロちゃんも里親募集ページに載せていたけど、半年の間一件のオファーも問い合わせもなく取り下げた。私はそれで良かった。この子とは共白髪の覚悟でいる。 知らない猫がくると、うちの子達はみなおかしくなる。八つ当たり的に年長の二人が弱い者イジメするパターンで、クロは突然襲われて毟られてしまう。悲鳴をあげて隠れるしかない。河原の時から喧嘩しない子だ。あんなに人なつっこかったクロが、人が来ると逃げるようになった。うちに来て、クロを変えてしまったのだろうか。 スズメが来てクロがイジメられる。仲良しになればまたお別れだ。さぞかしやりきれない事だろう。 うちの子達と河原からの保護猫との「緩衝剤」なんて虫の良いことを言ってはしゃいでいた自分が恥ずかしくなった。甘えられて過剰に怒るのは、それなりの理由があるのだ。次の休み、スズメは河原へ戻す。スズメはすずめ、河原で生きるのが一番かも。 クロちゃんをもっと大事にしてあげたい。 写真は「クロちゃんの背中を枕にしているみーしゃ」 「ソファーで大の字のクロちゃん=クロ駒」 |
Thu, 29 Aug 2002
幸福
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通勤の朝は川に沿って東に走る。帰りは西日を浴びて走る。 夕方川を渡るとき、橋の上からいつも眺める猫たちの緑地に、雲間から光が降り注いでいるのが見えた。川の中にせり出したささやかな森に、竹藪は包まれている。あの中に、虫がいて鳥がいて猫がいる。あの猫たちのもとへ毎日毎日通っている. 「習慣は天からの授かりもので、幸福の代用になる」とロシアの詩人(プーシキン)が言っている。。無限の可能性とか夢とか希望とかいう言葉は、歳と共に血潮を沸き立たせてくれなくなったけれど、猫たちに関わることでこんなに奮い立つ事ができる。人によっては「馬鹿馬鹿しい」ことかもしれないけど、血潮がわいて元気の元なら、いいのではないかと。 草刈りで日焼けして、会う人ごとに「焼けましたね」と言われる。私は幸せだ。 |
Wed, 28 Aug 2002
シャーのコクニ
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雲行きはたしかに怪しかったけど、晴れ間のある時間に出かけたから準備がなく油断していた。河原で配膳中、急にざばっと降られて慌てた。猫たちは散る。 チーコの鼻を拭き損なって、うろうろしてしまった。 テーブルの上のまさおくんと、私の後ろにいたクニクニが、確保した自分用ご飯トレイを死守して食べており、クニクニには傘をさしてやった。 雨よけの庇を作ったら、散った猫たちが恨めしそうな顔で戻ってきて食べ直し。 猫舎の下でコクニがママと一緒にいた。白猫ママは全然元気がない。生気がない。生きてるのが辛そうな顔だった。 コクニはそろそろ外の世界に出入りして、現実味を帯びてきた。 手を出すとしゃーしゃーいう。般若顔になる。 可愛い子なんだけどなぁ・・ |
Tue, 27 Aug 2002
のみ
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河原の猫たちのためにノミ駆除の薬が届いた。自力で調達できないものだったので、ありがたかった。40匹分ある。この前河原から保護した兄妹のお兄ちゃんの方、仕事に行く前に預かってくれた友人がその日のうちにシャンプーしてくれた。100匹以上はいたんじゃないかなって。体を洗ったお湯が赤かったほど凄かったと言うから、ぞっとする。 子供の頃子犬を良く拾って帰った。ノミが跳ねていて、自分もたかられて、子犬もろとも父にDDTの粉をかけられた。今から思えばおそろしい。 ノミというのは実にしぶとくて達者な生き物だと思う。 かゆくて掻きむしっている子が、これで少しは楽になると思うと、私もうれしい。上手に飲ませるには時間が要るので、もっと早起きして早出するか、土曜まで待つか。 |
