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Sat, 24 Aug 2002

除草剤散布阻止


猫原っぱの地主さんがやってきた。
近日中に、強力な除草剤を撒くから承知しておいてほしいという。いつも液状の薬剤を撒くのだけれど、老齢でキツイので、今回は粒状の、楽に撒けて、しかも、草を根絶やしにできるものだという。猫たちが・・と言いかけたけど、おじいさんはここで猫の世話なんかされたら迷惑だ、猫を連れてどこかよそでやってくれと怒鳴っていった人なので、それは聞く耳ありませんよという感じだった。撒けば一年は野菜も作れないと言うから、触れれば人にも良くないだろうと。
私に草刈りをさせて下さいませんかと食い下がってみたけど、刈っただけではだめだという。

少し考えて、急いで家に戻り、いつも投稿するねこだすけMLで緊急ヘルプを呼びかけた。レンタルの店に電話して、草刈り機を借りる算段をつけた。午後になって数人の方から連絡があり、後は明日、どのくらいまでできるかやってみるだけだ。
草を刈ってしまってから、地主さんに謝りに行く。伸びたらまた刈るからと一生懸命言って頭を下げてみようと思う。
猫たちを守ってやらなくて何が世話人かと、鼻息が荒くなっている。燃えてきた。

Fri, 23 Aug 2002

二人目のももちゃん


ももちゃんにそっくりだと昨日書いた子、今日のお見合いで里親さんが決定した。里親さんが決めていた名前を聞いて驚く。
「ももちゃん」だ。
幸せになる名前だよ。がんばれ。

Thu, 22 Aug 2002

ももちゃんとコージ君


まだ会ったことのない男の子コージ君から郵便が届いた。
キジ猫「ももちゃん」の、この一年の変遷がミニアルバムにまとめられ、手紙も添えられていた。

去年の今頃、大型台風の接近で大荒れの予報が出ていた朝、河原で3匹の赤ちゃん猫を保護した。
縦に置かれた野菜ジュースの細長い段ボール箱から、キジ猫の女の子二人を踏み台にして、チャトラの男の子が必死に顔を出していた。
ももちゃんはそのとき踏まれていた子だ。
まだ静かな朝とはいえ、川の水は既に増水し濁流が迫っていた。最悪竹藪の水没まで考えていた私は、集まったみんなの顔を複雑な思いで見渡し、何とか生き延びてほしいと祈りながら悲壮感漂わせての帰り際だった。
あんな日に母猫から引きはがして捨てに来た人の気が知れない。
無性に腹が立った。

猫の神様は忙しい。
何の落ち度もないのに、健康でいい子なのに、飼ってくれる人がいないだけの理由で殺処分されていく猫たちを慰めに走らなければならないからだ。
赤ちゃん猫は、いくら泣いてもお母さんが来てくれないのでくたびれてしまい、狭い箱の底でかたまって途方に暮れていたのだと思う。ちょうど猫の神様が通りかかって、哀れな捨て子を「このままではただ死ぬばかりじゃないか」と励ましたのだ。女の子達に力を貸すよう説得し、チャトラを縁にしがみつかせ、私に「発見」させた。
手間暇かかる手乗りサイズ仔猫の世話を引き受けてくれたレーコさんを経由して、3匹は暖かい2家族に迎えられた。
ももちゃんは、じいちゃんから孫まで3世代6人に可愛がられ育てられている。コージ君はその「孫」だ。

小さいももちゃんから大きい猫さんになったももちゃんまで、彼の胸に、おなかの上に、腕に、眠っている頭の側に、一緒にいる様子が写っていて、ももちゃんを見つめるコージ君のまなざしから、どのくらい愛されているかが伝わってきた。
手紙の中に「松ぼっくりみたいなしっぽを回して返事をする」と書いてあった。ももちゃんと17日の子はうり二つだ。

Wed, 21 Aug 2002

美猫「黒長しっぽ1」




黒猫は5匹。強面の「クロボス」の他に、気持ちの優しい「黒叔父さん」、用心深くてしっぽの短いメス「ビータン」、そして昨年生まれの若いオス「長しっぽの黒1,2」。この二人はよく似ていて、おなかに白い毛が一文字にあるのまで同じ、昨年10月、手術で運んだ方は、家に2週間ほど置き、河原に返せないで悩んだ子だ。そばかすの保護期間はすでに44日目。「慣れていない」、「風邪で状態が良くなかったので里親探しに突入できない」のは同じだけど、黒長しっぽは結局もう一歩のところで頑張りきれず戻した。今年5月、もうひとりの長しっぽも手術できた。今度はとんとんとーんで戻せた。
今年確認した新参の黒はチビ黒だったけど、いまは長しっぽ二人と同じ大きさになって、3長しっぽだ。未手術の元“チビ”黒はまあるい眼で可愛い。ジャニーズ系だ。目を見ればちゃんと識別できるけど、通り過ぎただけでは全くわからない。
名前を考えなくっちゃ。

朝ご飯の混乱が一山越えた餌場で、黒長1が私にまとわりついてべたべただった。タオルで拭いたら艶々と黒光りして、本当にきれいでしなやかで、うっとりするほど。河原に置いておくのがもったいないくらいだった。いまでも、ピンちゃんグループ、黒白グループに、少しだけど、距離とか遠慮とかがあって、こんなに甘えん坊ではないはずなのにどうしたのだろう。
そのうちお母さんが割って入って、私も拭いて拭いて。
チーコが戻ってきて、青っぱなを見せびらかす。
両手にタオル持って忙しくしていたら、新たな甘えん坊がやってきた。傷だらけで心細そうで、助けを求めるかのように泣く・・・キミはどこから・・・
あっ!!!アッチョンプリゲッ!
慌ててケージを組み立てた。この前後悔した、保護し損なった子だ。あれから一週間、やっと保護した。
職場に遅れる連絡をして、夢中で走った。

Tue, 20 Aug 2002

浄化システム


2台の水槽の一つに、緑色の臭い苔がべったり付いてなかなか消えない。水が汚れ、管理人としては気の滅入ること。魚も水草も逃れようのない悪環境に命の危機を感じているはず。こんなとこで死にたかないわって、魚の顔が恨めしげに見えてきた。
濾過細菌がうまく育っていないのはわかっていた。
餌と新濾過器を購入した店で、店主から「きれいな水」の作り方を伝授してもらう。なぜか講義は、東京人の糞尿の処理の、汲み取り時代、バキューム時代にさかのぼって始まり、現在の浄化処理にまで至る。落ち葉をミミズが土に変えていくのと同じで、分解して無害の水にする過程で微生物が重要な働きをする。
ちょっと前の時代、多くの人のおなかに回虫がいた。それが隅田川から出る「ぽんぽん船」という有名な処理船に集められ、東京湾沖に捨てられて、魚と人を回虫が回っていたそうだ。
保護猫に回虫がいて虫下しのませるけど、人にだっていたのだ。
猫のことを考えながら聞いていたら頷くのが遅くなって、「のみ込みが悪い」と叱られた。
店を出るとき「ありがとうございました」と頭を下げてきた。
何か変だ。

自然はすべての生き物の排泄物を浄化する力を持っている。還元するシステムを持っている。
住宅密集地には自然はおろか土もない。人のものは人工の一括集中処置装置で解決したけど、犬のは飼い主が持ち帰り、猫のはいつも非難され、問題の種になっている。
よくよく考えれば、変だ。

あれだけの猫がいたらさぞかし汚くなっているはずなのに、河川敷に人は住めないのでわずかな自然が守られ、浄化機能があるのだろう。ガサゴソ休み無く働いている虫たちと、驚異の微生物に脱帽。

今朝河原で会えた知人を、猫舎に案内した。
22匹確認。台風の後でみんな表情が柔らかい。

Mon, 19 Aug 2002

猫ミルク


デリバリサービスの荷物を作るときに、一度しまった猫ミルクを出して、しまい忘れたことに河原で気が付いた。荷物をひっくり返して探してしまった。
出てくるのを期待して、ご飯が済んでも散会しないミルク好きの子達を見て、結局調達に走ってしまった。過保護かな。

朝から激しい雨。増水した川が濁流になってゴォゴォ流れていたので、着くまでが不安だった。完全に雨の日スタイルで武装していたからどんなに降られても平気。着いたのがちょうど小康状態の時間で助かった。結構なにぎわいで、大勢来ていた。昨日のご飯がどっさり残っていた。悪天候の日は一日くらい食べなくても平気なのかもしれないけど、自分がもし一日食事をしなかったら・・・考えるとやはり行かないではいられない。おなかが空くのって辛いもの。

チビ保護猫は元気いっぱい。かなりテンションの高い子で、トイレの中ではね回って遊んでいる。
明日から仕事で忙しくなるため、今夜から友人宅でお世話になる。

Sun, 18 Aug 2002

雨猫実況中継


よりによって着いたときが土砂降りで、どこかで雨を避けていた子達をずぶ濡れにしてしまった。14匹しか見ることができなかった。
自転車を止めた所の真下が廃材置き場で、一応屋根が付いている。サビコがいた。
「サビちゃん、来たよ」、って声をかけて竹藪へ急ぎ、猫舎に庇で雨の日バージョン体勢を作って配膳開始。
子連れの白ママとノコちゃん、チーコが1階台の下。コシロが2階簀の子の上で私を威嚇。お母さんと兄ちゃんテーブルの下。あっちの餌場にカリカリ好きの黒叔父さん、まさおくんは傘をかざした私のリュックにぴたりとくっついて待っていて、傘を伝わって落ちてくる雨でおしりを濡らしていた。後から駆け込んだ子達(クニクニ、マユちゃん、キジオ、ゴロリ)は、それぞれの場所に折り合いの悪い子がいると、慌てて移動し、その右往左往でさらにぬれ雑巾になっていた。
いつまでたってもサビコが来ない。大雨で動けないらしい。
私もすでに濡れ鼠だったから、ご飯トレイ一つ持ってサビちゃんに配達する。サビちゃんは大きな声で怒っていて(雨の文句を私に言われてもなぁ)、そんなものはいらないわよっと、言ってるみたいだった。濡れずに食べられる場所へ置いて、食べ始めるまで見守る。サビコと私を、いつの間にこちらへ来たのか、食べ終わって休憩中の兄ちゃんが、濡れた体を舐めながら見ていた。

そういえば・・ピンちゃんどうしたんだろう。

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河原猫の日記



    
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