Mon, 01 Nov 2004
見物猫まさおくん
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雷が轟く夜を越えて、朝が来た。 雨はまだ残っていて、そこら中じとじとしている。 竹やぶの中に拵えているシート掛けした小屋は、どのくらい猫たちの助けになっているだろうか。「猫舎」とは名ばかりで、どうにもお粗末なものだ。 ここにさえ逃げ込めない子達はどうしているのだろう。 最初のポイントで、一ちゃんとサム君が来た。ミス河原には会えなかった。 次の薮メンバーはみんな揃った。 原っぱのベンチに、チーコを囲むように、ピンちゃんサンタコシロのひとかたまりが見えた。自転車を止めたとたん猫たちが動き出して、竹薮になだれこむ。 背中の毛がひどく抜けたまさおくん。 雨に濡れ汚れていて、白猫ではなくなっていた。 小夏が来た。最近すこし果敢になった。 せっかく来たのに、あまり食べない。 グランドに下りて洗い物にかかると、キャンプ場の下り口にまさおくんが現れ、ちんまり座ってこちらを見た。それからおもむろに身をよじって体を舐め、私のことなど眼中になさそうに忙しくしている。洗い物に集中していたら、いつのまにか駐車場に下りてきて、こちらへ向かって歩いていた。月曜日は駐車場が閉められているため、車も人も居なかった。 まさおくんの挙動を面白がりながら、手を休めて河川敷を遠く見回すと、黒白猫が川に向かって緑地を横切っていくのが見えた。おじさんの所に2匹いたので、そのどちらかではないかと、水浸しの緑地を追って歩いていった。私に気がつき、慌てた様子でさらに遠くへ逃げた。 何が出来るわけでもないけれど、確認したかった。 私につられて、まさおくんも動いた。 引き返して洗い物のかごを持ち、まさおくんを振り返って「行くよ」「行っちゃうからね」と声をかけた。ニャーを短く切って、ニャッニャッと返事をする。どう聞いても、「待って待って」なのだ。 触れなくても、こんなに慕われているのだと感動する。 ただヒマだから、って言うかもしれないけど、それでもいい。 まさおくんのおかげで何もかも報われてしまう。 竹薮まで一緒に歩いた。 写真上下 まさおくん |
