Sun, 26 Sep 2004

ゴロちゃんの計らい




「この人なつっこさから思うに、飼い猫・では・・」
保護仔猫を連れて行った病院でそう言ったら、先生が気の毒そうに断言した。
「人懐っこい子だと皆さんそういう風におっしゃるのですが、ノラちゃんでも親の性格を受け継いで人懐っこい子はいるのです。つまり、この子はノラちゃんでしょう」

「それでも、もしも、万が一、この子の飼い主が探しに病院へ尋ねてきたら連絡を下さいね」と食い下がってお願いしておいた。

今日先生から連絡があった。
その「万が一」の飼い主が、捜索チラシを持って現れたのだ。
仔猫は無事お家へ戻った。

里親探しは、現在どこも苦戦している状況だと知り、先を憂い、ドウシタモノカと思いめぐらせていた矢先のこと、一気に解決してしまった。これから70カ所の掲示板へ投稿する準備をしていたし、募集チラシもゴロ家で作成してもらって、プリントする所だった。

あのとき仔猫を引き受けていなかったら、このハッピーエンドも危うかったはずだ。ゴロちゃんの家でお茶をいただきながら、「猫を救う犬、ゴロちゃん」の粋な計らいではなかったかと話してきた。甘えん坊で天真爛漫な白い仔猫は、ほんの数日ではあったけれど、ゴロパパ&ママの悲しい時間をどたばた乱して埋めてくれたのだ。

ご心配下さった皆様、そしてゴロちゃん、
ほんとうにありがとうございました。

今日の河原は霧雨。降ったり止んだり。
第一便のデリバリが済んだ後の到着だったようで、
確認猫数14と寂しい。
ごはんもミルクも残りそうだ。

靴と手がドロドロに汚れたけど、
お天気の良い日より、草は刈りやすかった。

一心不乱で草に向かっていると、
消えていった子達が脳裏に蘇る。
そのたびふっとあたたかくなる。
すぐそばで草を刈る私を見ている気がする。
実際にいるとかいないとかじゃなくて、
いると思うからあたたかくなるのだと思った。

写真上 お家へ戻った白仔猫「桃太郎」クン
写真下 ガオの道藪下に居着いたシトラ
    彼女の冬毛は長くて美しい


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