Sun, 12 Sep 2004

足がかり




黒長しっぽの助は
渋い兄ちゃんを尊敬している。
一番尊敬しているのはチーコで
兄ちゃんはそのチーコの兄ちゃんだから、
尊敬せずにはおれないのである。

兄ちゃんがくつろいでいるときに
さりげなく近くでころがり、
ウツラウツラしながら
眩しい
兄ちゃんの姿を眺める。

黒長は憧れている。
兄ちゃんのように
短いしっぽ、ブンブンまわして
短いからだでどっしり座る
太っ腹の男になりたい。

あのお腹を枕にして寝るのが
黒長しっぽの夢なのだ。
チャンスを待つこと3年。
やっと足がかりを掴んだ。

ぐっすり寝たら、にじり寄って
足までなら枕にできるようになった。
この足がかりを夢への一歩に
さらに頑張るつもりだ。

日曜日。
隣のキャンプ場に草刈りが入り
子どもたちが沢山来たので、
猫は息を殺してあちこちに潜伏していた。
エサ場への出足は通常の半分。
原っぱの方も、一斉に吹き出した草が
グングン伸びている。

写真上 兄ちゃんの側にゴロンする黒長
写真下 渋い兄ちゃん

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河原猫の日記



    
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