Thu, 15 Aug 2002

アゲハとスズメ




うちのベランダに10年も育てている(放っている)グレープフルーツの木がある。いつもなら捨てている種から芽が出かかっているのに気がついて、綿にくるんで発芽させ、鉢植えにしたものだ。限られた土で生活してもらうために、頭を切りつめてそれ以上高くならないようにしている。毎年のことだけど、6月初旬に芋虫がいっぱいついて、あっという間に葉っぱを食べ尽くされてしまった。他の植物の葉では用が足りないらしく丸裸になった枝をうろうろしていた。はしっこい芋虫は山椒の葉っぱにしがみついて食べ出した。料理用だからなぁ、これも食べ尽くされたら困るなぁ。で、思いついたのがキャベツ。空いた鉢にちぎったキャベツを置いて、ピンセットで芋虫たちを大移動させた。これで「うちのベランダを羽化場に選んだばっかりに、食う葉が足りなくて蝶になれなかったと恨まれないで済む」と安心したものの、いつ見ても食べた形跡がない。山椒の葉っぱも丸坊主になった。キャベツの上に10余り置いたはずが、わずかに3つ茶色に変色したのが転がっていて、次の段階に行ったのか、鳥の餌になってしまったのか、全くそのまましなびたキャベツ。キャベツについた農薬も気になりだした。手を出しすぎては良くないことだってあるのだ。少し反省する。
忘れていたけど、今朝、アゲハがひらひら飛んできたのを鉢植えに水やりしながら見た。グレープフルーツの木には葉が戻っている。形状記憶柑橘系観葉植物。今朝のアゲハはここ出身に違いない。

昨日保護した子の兄妹が、やっぱり心細い思いで残っているはずなので、今日はケージを持参。連れて帰るつもりで出かけた。粘って探したけれど、どこにもいなかった。後悔はしない主義だけど、一人が消えたら動かずにいられるわけはない。無理にでも二人一緒に保護してあげれば良かった。思い至らなかった事を悔やんだ。

そばかすを河原へ戻す決心がつきかかったところで、新タイプの風邪薬が来た。Kちゃんがそばかすのためにおもちゃと一緒に届けてくれたものだ。まだ涙目で、鼻水もでている。薬の効き目を確かめずに戻す訳にはいかないと思った。
最近行動パターンがうちの子と一緒になってきて、玄関ドア前のお出迎えも、食事の気配がすると集合するのも、出遅れることがない。むしろ家の子より積極的かも。違うのは、私が動くと逃げまどう所だ。
日本の雀はとても用心深く、人間のそばで暮らしていながら人に気を許すことがないらしい。先祖代々の「人に近づくと酷い目に遭うから気をつけろ」注意報が遺伝子に書き込まれているらしい。そばかすの人間嫌いも、その辺に由来するかも。
そばかす改め「スズメ」にしようかな。

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