Sat, 07 Aug 2004
蝉時雨
|
驚くことはない。たかが夕立。 急な雨で世間が右往左往する中、傘を差して用水路の桜並木の道を自転車で走り抜けてきた。蝉が一斉に、世界を制覇したかのようにジャーっと鳴いて、雨の音をかき消す勢いだった。クレッシェンドで大きくなった。木にしがみついて、蝉ジャー蝉ジャーと、真顔で鳴くのだ。ちょっと恐い。 水を得た魚以上に、雨を得た蝉の凄さかな。 朝の河原は平和そのもの。 チーコの鼻に笹の枯れた葉っぱがくっついていたので、取ってあげた。それから、背中を撫でた。しっぽが立って、足がつっぱって、う、う、う、う、き、気持ええ、と言ってくれた。何か喋ったわけじゃないけど、そう言ったように見えた。 |
