Wed, 05 May 2004

河原人




朝起きて、ああ雨だ・・と思い、
洗濯もお掃除もこの雨では・・と思い、
寒さに潜り込んだ布団で二度寝してしまった。
河原は午後になった。
駐車場は閑散として、土手も静かだ。
最初に寄ったポイントで会えたのは
一ちゃんとサム君だけ。
ミルクは1?使い切るつもりで来たので、
一ちゃんたちにもミルクを置いてきた。

花子とマダラがいた藪下に、今日は果敢にヨーコママが飛び込んできた。互いに牽制し合っているのか、ごはんの催促をしているのか、みんなで低く唸っていてちょっと不穏だ。そこへ、ガオの道を松林方面よりミャミャーーっと啼きながら、ミス河原が走ってきた。雨に濡れた草の中を抜けてきたので、すっかり濡れている。
藪の中の女の子たちに威嚇。けっこう激しい。
ミス河原の分はいつもの所に置いてきたのになぁ・・私が過ぎていく姿を見つけた場所からそのまま追ってきたのだ。必死の形相で走ってきた。ミス河原を藪の中へ入れるわけにはいかないので、道に小分けしたごちそう缶一皿を置き、一緒にしゃがんで食べ始めるまで守った。怒りながら食べている。変な時間に行ったので、越境させたのは私のせいだ。
立ち上がると、原っぱの方から首を伸ばしてこちらを伺っている面々が見える。先を急いだ。

雨が上がったので畑をやりにきたという元町会長のおじさんが、竹藪に来て配膳を見ていった。寝箱と猫ミルクに感心していた。

二日分の汚れたお皿を洗いに下の水道まで行くと、ゴミの山が凄かった。バーベキューの人々が滅茶苦茶に投げていったゴミだ。
回収は明日の朝。カラスがつついて散乱させたものを拾い集め、ペットボトルと瓶と缶を分けながらまとめていった。なんてこった、酷いもんだ、と呆れながら、やってもやっても終わらない。連休で出し損ねた家庭ゴミまであった。
一人で黙々と、人々が食い散らかしていった汚いゴミと格闘しながら、流れていく静かな時間を感じた。この荒廃は、この果てしのない想像力の欠如は、この哀しさは。
・・小さな気持を一つ持つか持たないかで、山は変わるのだ。
洗い物に行くときも、戻っていったときも、おなかいっぱいで暇になった猫たちが、ぼんやりと私を見物していた。
私が見ている以上に、
みんなも私を見ている。
兄ちゃんの鼻をきれいにしてやって、絞ってきた濡れタオルで顔や背中もゴシゴシしてやった。
ねこたちと、流れる時間の中に居る間、私は河原人になる。

写真上 ミス河原
写真下 河川敷の春の花

Comments

No comments yet

Add Comment






河原猫の日記



    
 1日1クリックで応援して下さい!

    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

月別の掲載
カテゴリー
最近のコメント
リンク集