Mon, 05 Apr 2004
満月
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空気が冷えていて、顔に当たる風を冷たく感じた朝。 兄ちゃんとチーコが私の足元でダンゴになって身悶えており、 なんだかこの感じは懐かしいぞ、ウレシイナ、背中だって撫でちゃうぞ・・・ そして、チーコの背中がとてもごわごわゴツゴツしているのにあらためてハッとした。先頭を切ってごはんに突撃するチーコだけど、意外に早く切り上げて原っぱへ出て行ってしまい、見ればそれほど減っていない。エサをがっかりさせないようこのように食べてやるのだと、ひょっとすると皆のものに「ごはんの食べ方」の模範を示しているのかも知れない。エサ場のリーダーならではの心意気か。それとも、単にまずくて飽きたのか・・どちらかだ。 私は河原の子達が野垂れ死にしないように世話をしているのだ、なんて、大見得を切ってしまった。見失った子達がどこかでひっそり果てていったのだとしたら、それこそ、その「のたれ死に」ではないのか。風になった、星になった、そういって自分の気持ちをなだめながら、一番恐いことを念頭から振り払っている。 やっぱり一人で死なせてしまったのではないか。 同情するより安心して暮らせる家をくれ、だよね。どんなに愛おしく思っていても、がんばっていても、一番肝心な事ができずにいるのだものね。 許してね、ねこたち。 私はいつだってそれをかみしめて通っているのだよ。 猫たちを取り巻く環境が良くなっているようには到底思えない。じりじりと追いつめられている感さえ、あるのだ。 でも絶望してるヒマはない。 強く願えば叶うことだってある。 突破口はいつ開くか。終わりはあるのか、無いのか。 夜空にすばらしい満月が浮かんでいる。 胸を掬われそうな月だ。 |
