Sun, 28 Mar 2004
お別れの哀しさ・・
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金ちゃんは見つからなかった。 昨日の朝、私が河原に着く前に消えた。 吐いた血が新しかったから、そう思う。 最後の力を振り絞ってヨロヨロと、落ち着ける場所に向かって歩いていったのだろう・・昨日の蒼空はすばらしかった・・あの空をどんな風に見ただろう・・いたたまれない気持になる。竹藪でウグイスが飛び交いながら、甲高い声で啼いていた。ク縲怎sキョッ、ペキョ、チュクチョコ、ピケキョッ・・空へ登っていったのか、神様のシェルターへ避難したのか・・金ちゃんが苦しみから解放されて安らかでいるのなら、悲しいばかりではない。でも、何もしてやれなかった無念さは、どうしたって残るのだ。 お別れさえできなかった無念さは、どうしたって悲しいのだ。 一人で死なせてしまったのだろうか? 午後になって、M氏が金ちゃんを捜してくれていたのでもう一度河原へ行き、暖かい日射しが降り注ぐ原っぱの縁に座って、ピクニックして猫たちの様子を見ていた。朝確認できなかった子達をなんにんか見つけた。ガチャも居たし、マダラも、クロスケも、見つけた。猫たちには追加のおやつ(なまり)を用意した。チーコ、まっちゃん、兄ちゃん、まさおくん、コシロ・・みんな具合が良くない。でも、とても幸せそうだ。振り返るとまさおくんが土手の青い草を背に座っており、その草の青さがまぶしかった。眼前に色あせたナズナの原っぱが広がり、猫たちがてんでに散らばって遊んでいる。 まっちゃんは私たちの足元から離れない。 まるで何もなかったかのようだ。 黒長はカラスの止まっていた木に駆け上り、順に襲いかかっては逃げられていた。 草は一週間で見事に倒れ、すっかりのっぺりしたはらっぱになるだろう。 |
