Thu, 19 Feb 2004

拝啓 猫の神様




うらうらした1日で、防寒対策は不要だった。
着こんで出かけて、暑くてマイッタ。
猫たちには有り難い陽気だったろう。
ごはんを食べたら、竹藪に用はない、とばかりに、
どんどん外へ出ていって、
思い思いの場所に陣取って毛繕いに没頭。

姿の見える子が少なくてさみしい。
去年もこの時期、たくさん見失って動揺していた。
だれもが、今ここにいるチーコのように、
今ここにいる兄ちゃんのように、
今ここにいる洋ちゃんやアミちゃんのように、
キジオくんやクニクニのように、
ピンちゃんやサンタのように、
黒長しっぽや金ちゃんやハッチのように、
ここから動かずにいてくれたら、
こんな淋しい気持になることはないのに。
でも、
原っぱは満員電車みたいになっているだろうね。
やりきれなさと切なさを置いて、
ふっ
またふっと、わけも言わず、
流れ星のように消えていくのだ。

「 拝啓 猫の神様
確かにここで生きていたあの子達の事ですが、、
安らかな死がその生涯を断つ時まで、
ずっと守ってやって下さいますように。
見届けられない私に代わって、
お忙しいでしょうけど頼みますよ。
惨めな死を迎えたなんて、
あとで知らされたりしたらたまりません。
くれぐれも守ってあげて下さいね。
苦労続きの子ばかりなのですから。

それだけを願って止まないのです。

聞いていなかった、なんて言われないように、
今日こそは心からお願いしておきたいとお便り致しました。
人手の要りようなときは、
できることなら何でも、喜んでお手伝いしますから。
だからあの子達を、
え?くどい?もう分かった?・・はい。
ではこの辺で・・

 敬具」




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