Tue, 10 Feb 2004

水鏡




竹藪の水の器は大きい。
電気釜の内釜だ。
エサヤリさんがどこからか拾ってきたもので、滅多に水を換えていなかった。私が使っていたのは小さめの器で、猫たちがどうしても、水が汚くても、電気釜から飲みたがるので、その水を取り替えながら使うようになった。洗って汲みなおしたので、縁までいっぱいに水が張っていた。

あり?
そこにいるのは誰だ?

水の所でもっさり座った黒猫ロボちゃん。
悩んだ末、右手の先をくの字に曲げ、水面をそろりそろり掻いている。
波が立ってそいつが消えたので、
もう一度水を飲もうとする。
と、
ややや
また出た。
また右手でかき回し・・チ、チメタイ・・
手を舐める。
こうやって飲んでもなぁ、あんまり飲んだ気、しないもんなー。
見なけりゃいいんだ。それがおいらの結論だ。
舌だけぺろぺろ、上目遣いで水を飲む。
水面を見ると、またじっと見つめられちゃうから、
絶対見ない。
神妙な顔で水と対峙する、ロボちゃんなのでありました。

ずっと前風になった鈴子が同じように掬って飲んでいたけど、今朝のロボちゃんを見て思った。
水面にくっきり写る自分の顔、
しかもじっと見つめている、
あれを見るのが嫌だったのではないかと・・


チーコがコシロたちと並んでごはんを食べていたので、ちょっとほっとした。まさおくんは背中が酷い。金ちゃんは風邪をひいたのか、涙目で鼻水で、ナサケナイ顔になっていた。

夜病院へまっちゃんを迎えに行き、その足で河原へ行ってリリースした。先生に、なんの薬をどう与えていったらよいか教えて頂いた。まっちゃんも、みんなも、春目前にしてたおれるな。春になったからといって良いことなど一つもない、なんて悲観しちゃいけない。草花の芽が吹き上がって、花が咲いて、そりゃぁもう元気になるのだから。

写真は、日だまりのチーコ・ピンちゃん、そして、トラちゃん。
トラちゃんのお腹は、なんというか・・りっぱだ。

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河原猫の日記



    
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