Fri, 06 Feb 2004

最悪よっ!




いつもの荷物の他に、4分割したあたたかい毛布、折りたたみケージ、なまり節1本、マタタビ、凧糸、ペットシーツ、など用意した。

竹藪の外の日だまりにいたみんなに混じって、まっちゃんが座っている姿を見た。嬉しかった。昨日彼女をくるんでいった箱の毛布はぺっちゃんこに潰れ、大分汚れていた。ニオイも少々。配膳その他諸々の準備をしている間に、みな竹やぶの中へ集まって来て、せっかく温まってきた猫たちを冷やしては可哀想なので、取り急ぎごはんを配っていった。最初にごちそう缶を開けると、押しの強い子が我先に囲んでしまう。まっちゃんの「ごちそう缶」は最後になった。
缶を開ける音で耳が動き、あれ?という顔が前のめりになる。
まっちゃんのために持ってきたのだよ。
さあ食べなさい。
目でそう言ってみる。
とぼとぼきてしょぼしょぼっと食べた。
あまり口に入っていないようだ。
それでも、自分の意思で食べているのだ。
邪魔にならぬよう痩せた背中をそーっとさすりながら、心の中で励まし続けた。
まっちゃんのごはんに、横取りを狙う猫たちが集まる前に、なまり節をほぐしながらみんなのトレイに盛大に追加していった。エサ場が活気づいた。
まっちゃんは早々とごはんから離れ、青いバケツのそばで後ろ足立ちになり、前肢を縁にかけて水を飲んだ。そしてまた日向へ出て行った。もうちょっと食べたらどうかとトレイを持って追いかけたけど、見向きもしない。
それからカイロ交換。
まっちゃんのいた箱はとにかく暖かくしてやろうと空にしたところへ、戻ってきたまっちゃんがずずっと入って・・だってまだ毛布敷いていないのに・・横になる。体を持ちあげながら毛布を敷いてカイロを2枚。ぎろぎろ私の顔を見ながら、早く落ち着かせてくれと言っていた。
「毛布とカイロの塩梅はいかが?」
「いいわよ」
「調子はどう?」
「みりゃわかるでしょう、サイアクよっ」
だそうだ。

ピンちゃんの甲高いうなり声で見に行くと、顔のでかいキジ猫(未去勢♂)が、ギコギコ井戸のそばの木の下にいた。
さきほど洗い物を見物に来たまさおくんに、そこでちょっと振る舞ってやったマタタビに夢中になっている。その後ろで、顔の大きさ半分の細ッこいピンちゃんが、縄張りを主張して唸っているのだ。反撃されたら逃げられるだけの距離は保っている。
ミス河原の薮で見るときと、キャンプ場で姿あらわにしたのを見るのと、印象が違う。だけど、きっとキミはペレ君だね?

私からこそこそ逃げていくのを、ピンちゃんが自分の手柄のように追いかけていった。

チビチーでも捕まえられたらと思って、ケージの扉に遠隔操作用凧糸を着けて引っ張っておいた。中にはマタタビを振りかけたなまり節がある。お目当てのチビチーは、箸にも棒にも引っかからず。入れ替わり立ち替わり中に入ってむしゃむしゃやっていたのは、サンタ、黒長、コキジ、アミちゃん。
寒さが堪えて座っていられなくなったので、収穫無しのまま終わりにした。片づけ終わった所で、ペレ君が竹藪へもやってきた。
ピンちゃんがずっと後を着けながら騒いでいる。
マタタビの残り香でウニャウニャするペレ君を見て、もう少しそのままおいておけば良かったと後悔した。

写真は「最悪よっ」のまっちゃん
写真下 縄張り闘争でがんばるピンちゃん
    ちょっとへっぴり腰だ。

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河原猫の日記



    
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