Sun, 25 Jan 2004

冬の月




金ちゃんがいないと思ったら、猫舎の寝箱で目だけ動かして私を見上げ、
ぼくはまだお布団から出たくない、
ごはん? んーーあとでネ。
みたいにじっとしている。トラちゃんもだった。そこだけ残してカイロを入れて、
さいごに「さあさあ替えさせてちょうだいな」。
追い出した後の箱は、ビックリするほど暖かかった。これじゃぁ出たくないわけだ。
兄ちゃん、チーコ、まさおくん、キジオ、コシロ、黒長、ロボ、金ちゃん、マダラ、トラちゃん、アミちゃんと洋ちゃん、チビチー、まっちゃんクニクニ、サンタとピン。毎朝猫舎から出てくるメンバーだ。他の子達はここから出て散っているのか、ここではないどこかで夜を越してごはんに来るのか、わからない。
倒れ小屋から来るビータン(しっぽの短い黒猫♀)が、ねぐら替えして、寒い夜をこちらの寝箱で凌いでいるようだ。
ビータンみたいにみんな来ればいいのに、
と、思う。
こちらの思惑と別に、猫たちには微妙にして複雑な対猫関係があり、争いごとの勃発を、距離を置くことで回避する。
来たくても来られない、寒い所にいる子達が可哀想・・

写真上、河原の空
写真下 まっちゃん

おとといあたりだったか、空にかかった月がフック船長の鉤手よりも鋭く細く、白く光ってうっとり見上げた。
今日は幾分太ってきて、それでもなお私を唸らせる美しさ。ひときわ明るい星を後ろ下方に従えて、宙を見据えて見得を切る。なりこまやっ、おとわやっ、と声がかかりそうな見事さだ。
凍る夜空はうつくしい。

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河原猫の日記



    
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