Fri, 19 Dec 2003

石焼きチーコ




猫たちが押し合いへし合いでごはんに群がったあと、急に竹藪が静かになる。あとからちらほら、抜き足差し足で来る子たちを刺激せぬよう確認しながら、こちらはいつも通り後かたづけとカイロ交換で忙しい。ピンちゃんがどうしたわけか、とてつもなくハイで、駆け込んできたかと思うとまたぐるっとエサ場を回って、ムチムチしたお腹を揺すりながら飛び出していく。何かあったのか、誰か来たのかと、外を見に行ってしまった。原っぱは静かで異変はない。ピンちゃんだけが一人で異変だ。何度もそうやって出たり入ったり食べたり食べなかったり、落ち着きなく走っていた。ちびQは、ノコちゃんの近くで日向ぼっこだった。ピンちゃんがああいう状態では近づきようがない。諦めたのだろう。
チーコのガビガビの鼻を、今朝はごはんにかぶりついた所で捕まえたので、拭けた。大きな固まりを口に銜えたまま離さないので、拭きながら笑った。体は細いけど根性の太い子だ。
食後は石を抱えて日向ぼっこしており、寄りかかるにも抱いて温まるにも手頃だったのだろう。
・・石焼きビビンバみたいだ。
何か用かと真面目な顔で見返されるとまた、可笑しかった。
食器を洗い終わって竹藪へ戻るとき、落ち葉がさらさら落ちて来る中で座っていたまさお君が素敵だったので、両手に提げていた籠と水を汲んだバケツを置いて、ポケットからカメラを出した。撮ろうとすると風が来ない。さっき降っていた落ち葉がバケツに浮かんでいたのを撮った。
時折吹く強い風が竹を揺らす。
日本海側では寒波が来て、季節風が強く吹くと予報が出ていた。
笹竹の葉っぱがぶつかり合って、拍手の音に聞こえた。

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河原猫の日記



    
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