Wed, 10 Dec 2003

月に吠える




月に限って言えば好みが極端で、
満月と細い細い三日月が好きだ。
数日前から満ちてきたのに気づいて、
帰り道暗くなってからきょろきょろ探してしまった。
いたいた・・ふっくらと優しい月だ。
この前県道で追いかけられた、根性の悪い、中途半端な三日月と同じ「月」とは思えない。見上げているとオオカミみたいに吼えたくなる。あれは呼びかけているのだろうか。
日頃の憂さや思いのたけを、月に向かって吐き出しているのだろうか。海に向かって「バカヤロー」する人間より、月に向かって「ワオーーン」の方が上品だ。太陽に吼える、も、なんだかな、汗がどっと出てきそうで風情がない。

河原では、兄ちゃんの青っ洟が濃いめで、塞がっていると苦しそう。顔を見て慌て、首根っこを掴んだままポケットからティッシュを探し出して、拭いてやった。
まっちゃんも鼻水垂らしてげっそりしている。

夜は冷えるから、猫たちは空など見上げていないだろう。寝箱に入って、なぜその箱が暖かいのか、鼻水垂らしながら考えているのかもしれないね。
ヨーコママが猫舎の屋根に上がっていて、竹藪を出ようとした私の顔と、同じ高さのところで目が合った。あの。ちょっと。と呼ばれた気がしてじっと見ると、口を少し開けてもごもご何か言った。ノコちゃんとそっくりの声だった。
手も出さずその距離を保ったままで、こちらもふにゃふにゃっと言ってみた。あちらは「どうもね」で、こちらは「どういたしまして」だ。

写真上 10歳?のヨーコママ
写真下 私の愛車とサン&ピン兄弟 
イチョウの葉がまだ青いので数ヶ月前の写真かな?

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河原猫の日記



    
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