Tue, 29 Aug 2006
痴猫愚猫
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「吾輩は猫だけれど、エピクテタスを読んで机の上に叩きつける位な学者の家に寄寓する猫で、世間一般の痴猫、愚猫とは少しく撰を殊にして居る。この冒険を敢てする位の義侠心は固より尻尾の先に畳み込んである。」(吾輩は猫である 上 102頁) さて 河原の痴猫愚猫は、平らな道でも蹴躓いてよろよろしているおばさんのメシに寄寓するが、短くも長くも、尻尾の先には義侠心がそれなりに畳み込まれて、これ以上メシであの気の毒なおばさんに苦労かけまいと新参や弱い者イジメに余念がない。自主頭数コントロールを焦っている。誰を追っ払っても、誰もが自分だけは残る算段をしっかりしているから、誰もが残る。烏合の衆と鼻で嗤っていたあの強気のベイダーが、まさかつまみ出されるとは思いもしなかった。さっぱり姿を見ていない。冒険と言えるかどうか、土手下の道から原っぱに材木置き場キャンプ場、川寄りのグランドから駐車場、毎日薮に身を潜ませながら、移動して歩くを日課とす。 「猫の足はあれども無きが如し、どこを歩いても不器用な音のした試しがない。空を踏むが如く、雲を行くが如く、水中に磬(けい:中国の楽器)を打つが如く、洞裏に瑟(しつ:中国太古の弦楽器)を鼓するが如く、醍醐の妙味を嘗めて言詮の外に冷暖を自知するが如し。」(吾輩は猫である 上 104頁) 痴猫も愚猫も、足取りはひっそりしめやか、見事なまでに静かなものだ。空を踏む、雲を行く、までは分かるが、その先は皆目浮かばない。「磬」などといった石の板を叩く楽器も「瑟」という弦楽器も、見たことも聞いたこともないので、ただ「ううう」と唸って終わった。猫の足取りに「醍醐味」まで使うなんて、す、凄すぎる。 マダラ、花子、シンシンブー、シロママヨーコママ、筆シッポ曲がり尻尾、白ぶちズーズー、トラちゃんクロスケ、コキジ、キジマル、きじお、ハッチ、ミルク、洋ちゃんアミちゃんピンちゃん、ケイちゃんコシロロボ。顔の大きな黒猫、黒長シッポ、コハチ、クマちゃん、シンクロ、小夏、ムギ、影丸、ビータン、サリー、ララ、チビチャトラ。確認猫数33。保護仔猫1。 猫缶大8個ごちそう缶2個+現場で追加ごちそう缶5個小3個、ドライ1.5kg、ミルク500ml。 シロママが材木置き場の中段から流し目を送り、顔が合ったら口を縦にぱかっと開けて「ニヤぁ」と言った。「ごはん、ここにお願いね」だったと思う。 写真上 河原時代のチュンチュン 写真下 河原時代のクロちゃん 体の短さは今と同じ 河原猫の日記「ウェブランキング」に挑戦中 |
