Sun, 20 Aug 2006

筆と曲がり




曲がりシッポの黒、名前はない。5月頃から材木置き場の住人で、そこにいられないときはどこへ避難しているのか、皆目行動の分からない猫さんである。姿を確認し始めた頃、首周りの被毛が随分と禿げて痛ましいありさまだった。表情は寂しくナサケナイ。どこか気弱なところがあった「キンちゃん」とかぶさる。
曲がりシッポと同じように材木置き場で毎日見る筆シッポは、ちょっと激しい。配膳時たまたま近くにいて、彼女と同じお皿に興味を持った子は、ほぼ間違いなくひっぱたかれる。猫パンチ、などという上品な叩き方ではない。ぎゃーっと叫ぶと同時に手が出ている。しかも、容赦なく強くて早くて執拗である。私に接近する間尺を見て思うに、それから、ムチムチッとした太り具合にしても、サリーちゃんと非常に似ている。おじさんの所出身の子で、おじさん亡きあと散り散りになったサリーちゃんと「同じ釜のメシ」で育った姉妹のようでもある。そばにいるので手を伸ばすと、うぬ、とか、おのれ!とか言って、スルスル逃げ、逃げ切らずにまた戻り、落ち着き無く特上のお皿を狙い続ける食いしん坊だ。早くひと皿決めて食べていてもらわないと、みんなが被害を被るので、筆ちゃんはけっこういい所(ごちそうの上乗せが多めのごはん)を食べている。
筆ちゃん♀に比べると、曲がりシッポ♂はとてもおとなしい。手を伸ばしても逃げない。目が合うと希望を感じるらしく、ねっとり甘えた視線を返してくる。競争が激しいから前線へ出てくる勇気はないけど、配達されると恥ずかしそうに目をぱちぱちやる。
そのうち仲良くなれそうだ。首の周りのハゲはすっかり無くなった。今日近くでじっくり見たが、他の黒猫さんたちのような艶がない。はなみずを垂らしていた。体質が弱いのだろうか。体の大きい小さいはさておき、環境の厳しさに適応して無病息災を貫く強い子と、環境に連動して体を痛める子がいるのだ。曲がりシッポは強くない方だろう。洋ちゃんに倣って、頑張って欲しい。

マダラ、ハッチ、シロママ、ヨーコママ、シンシンブー、ヒゲゾウ、白ぶちズーズー、ケイちゃん、トラちゃん、クロスケ、ミルク、キジマル、影丸、洋ちゃんアミちゃん、小夏シンクロ、黒長、ピンちゃん、コシロ、コハチ、花子、サリーちゃんムギちゃんクマちゃんチビチャトラ。悪人猫数26。
猫缶大8個ごちそう缶2個+現場で追加ごちそう缶2個レトルト6袋、ドライ1.5kg、ミルク500ml。

夜、レーコさんたちに大量の買い出しを届けていただいた。
河原猫ごはんに使う基本缶の安売りがこのところ無いこと、今まで安く買えた店が値段を戻していること、18kg袋で購入するドライが手に入らなくなりそうだ、等々、私以上に心配し、気を揉んで探し回ってくれて、本当にありがたい。

写真上 5月の曲がりシッポ(♂)
写真下 8月の曲がりシッポ ハゲが治ったらこんどは風邪か?

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