Sat, 11 Oct 2008

いつもと違う土曜日

材木置き場のキャンプ場に
いくつものテントが張られ
野球小屋の前のオープンテントに十数名の大人たちが歓談していた。
ここで泊まるらしく、夜を迎える準備をしている。
材木置き場の前では虫除けが焚かれ、煙が上がっている。

これは・・
猫たちを集めてごはんをゆったり配っている場合ではない。
ヨーコママは
人を避けて隣の畑にいたのに
私の姿を見ると、ごはんのためにいつもの場所目指し移動していく。
こちらで こちらで と引き留めても甲斐無し。
動く人たちの合間を縫って突破、
行きついた材木置き場で身の隠し場所に困り、もそもそっと木っ端の隙間に入った。

原っぱで心細そうに待っていたズーズー。竹薮を入ったところにピンちゃん。

みな情けない顔をしていた。

大丈夫、どうってことないよ
いつも通りに元気で食べたら
そこかしこに潜っていなさい。
一日がまんしたらいいのだから。
歩いてはいけない場所など分からないだろうけど
なんの考えもなく、食べ物の匂いなどに刺激されて
うろうろしたらいけないよ。
近づいて目障りになったらどうしようと
私の方がはらはらするよ。
なにしろ・・猫は
居て欲しくないと言われているのだから。

本来の自然から切り離されて
人の都合で人間の社会に適応させられてきた動物たちは
猫ばかりではない。
もう要らなくなったからどこか他所に行って
勝手に生きろと言われても、どこへも帰れない。
人間ほど獰猛で貪欲で勝手な動物はいない。
利用価値を失った動物たちは
人間の支配する社会の片隅で、不要動物の汚名を着せられ
惨めな生き死にを繰り返す。
ネズミを捕って喜ばれた時代は、何だったのだろうか。
害虫を捕って喜ばれている鳥も
雑草を減らして喜ばれている山羊も
より安価で安全な代替手段が発見されれば
糞をするから汚いとか泣き声が五月蠅いとか
増えすぎて困るとか言われて、駆除されて行くのだろうか。

一寸の虫にも五分のたましい・・

数グラムの小動物から100kgのクマ、5トンのゾウまで
同じ地球に生きる命。たましいを持った命なのだ。
彼らの生きる場所と食べ物を奪い続ける人間に、
さらに利用され、酷使され、殺されていく。

家族として大切にされている一握りの、極めて幸運な特権階級の動物たちは例外。
地上に残っている自然の中で生を受け、人の関与を受けず生を全うする動物たちにも
それぞれ過酷な試練はあるだろう。
それでも、
不要動物として否応なしに排斥され駆除されるよりはマシに思える。

できることなら作ってみたい。
猫たちが安心して暮らせる場所。
「これより先、猫に優しい気持ちを持てない人、進入禁止」
という道。

キャンプ場を歩けなかったので
洗い物カゴに汚れたお皿類と野球小屋裏手のぶんを入れて
ぐるっと迂回して行く。
ムギちゃんとトニーがドラム缶の回りにいた。

シロママ、ヨーコママ、花子、ズーズー、トラぴん、コハチ、キジ丸、ブー、
ムギ、トニー、とっと。確認猫数12。

Comments


んー wrote:
こちらも2日連続のお祭り(騒ぎ)で猫、迷惑。
年に1度のことだし、恒例行事だから・・耐えるしかない・・。
2008/10/12 23:50:17

りそ wrote:
のら猫をよく思っていない人たち、猫たちがどうやって、どんな思いで生きているのか知ってほしいです。猫たちは神さまから与えられた命を、ただ懸命に生きようとしているだけ。ただそれだけです。命を与えられた以上、その生を全うするのに、誰かの許しが必要だなんて、かなしいです。私たち人間と一緒ですよね。成長して大人になって、子供を産んで育てて...。「猫と一緒にするな」って言う人もいらっしゃるでしょうけど、生き物はやっていることはみんな同じこと。生き物の欲望や本能はみんな同じ。猫をよく思っていない人、どうか猫たちの存在自体まで否定しないでください。なにかしてほしい、とは言いませんが、静かに見守っていてほしい。そう思います。
2008/10/13 07:45:43

mi wrote:
人間も耐えてがんばって仕事してるよ~。
猫もがんばれよ。ただ、これから寒くなるのが
心配です…。
2008/10/14 22:49:55

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