Thu, 09 Oct 2008

キンモクセイ

良く晴れたのに
昨日の雨に湿った河原を
乾かしてはくれなかった。
 
「ズーズーも憂鬱そうね」 「うんにゃ、ボクはそれほどでもないよ」

近くのゴミ集積場所に掲げられた、「野良猫に餌を与えないでください」の張り紙
日に日に早くなる日没、
忙しい仕事、
いくつか憂鬱なことがあって
すっきりしない。

ひさしぶりに材木置き場でごはんを求めるミルクを見た。
その耳は崩れて変形し
まるでひしゃげた赤いバラの花を乗せているようだ。
姿を確認できる日が少なくて
見るときも小屋下の隙間の暗がりなので
事の深刻さに気づけず。
ミルクを手術に運んだときは
2日も3日も粘ってやっと、
本当にやっとの事で身柄を確保した。
あの用心深さに泣かされた。

この耳のために、私がしてきたことは
ごはんに抗生剤を混ぜることと
免疫力をつけるべく薬入りサプリ入りミルクを
置き続けたこと。
確実に毎日それが届いていたかどうかは分からない。
数ヶ月前よりも酷くなっているのを目の当たりにして
人に慣れていない子の病気や怪我に
私たちがいかに無力かを思い知らされる
赤い耳を痛ましく見ながら
ミルクががつがつとごはんをかっ込み、ミルクをがぶ飲みし、
野球小屋の下へまっしぐらに走って戻り
平たくなって潜り込むまでを見送った。

とても気が重い。
こんもり茂ったキンモクセイに
オレンジ色の花がいっぱい咲いた。
風が吹くたび、甘い秋の香りがこぼれる。


シロママ、花子、ズーズー、トラぴん、キジ丸、ミルク、
ヨーコママ、コハチ、ケイちゃん、ビータン、ブー、ふー、
ムギ、トニー、とっと。
確認猫数16。
19thFeb,2008のミルク
8ヶ月経って、状態は悪化している

Comments


りそ wrote:
ミルク、心配です。私も人慣れしていない子を捕まえるのに、必死になったことがたくさんあります。こんなとき、猫たちと言葉が通じれば、心が通じれば...と、何度も思いました。ミルク、食欲はあるみたいだから元気なんだろうけど、なんとか病院に連れて行くことができればいいな...。治してあげることができればいいな..。心からそう願います。
キンモクセイの香り...。かぐわしいもの、麗しいもの、美しいものはなぜか、重い気持ちや悲しい気持ちをかりたてるようで、なんだか不安になってしまうときがありますよね...。
2008/10/10 07:40:54

leo wrote:
ミルクの耳は蚊アレルギーでしたっけ?だとしたら涼しい秋の風が当面の助けになればと思います。外で暮らしている以上、蚊を避けることは難しいでしょう。アレルギーかどうかを確認したうえで、抗ヒスタミンやステロイド(コルチゾン)の注射をしてもらうと症状が緩和されると聞いたことはあります。(コルチゾンの方がよく効くとか…でも副作用は心配ですが。)なかなか会えない捕獲の難しそうな猫様ではありますが、次の蚊シーズンが来る前に一度病院につれていければよいですね。仮に生命に支障がないとしても、朝から晩まで耳が痛痒かったらさぞや不快なことでしょう。本当に猫は辛抱強いですね。

冬の写真を見ると、ふっくらして白い毛並みも美しく、耳の問題を除けばとても元気そうに見えます。親身になって世話をする人間が回りにいるといないのとでは、外猫の状態がいかに違ってくるか物語っているように思います。
2008/10/10 13:36:14

んー wrote:
公園猫大ちゃんは耳血種で入院。毎朝毎晩、溜まる水を絞りに絞って変形耳(片側だけスコティッシュ?)になって戻しました。
耳血種で死ぬことはないけど、原因不明の発作もあったので、頭を振るたびに何かがあっては・・と思って。

もっとヒドイ耳の子もいるけど、本人が病院に行きたがらないならどうしようもないわよね・・。

生死に関わる病気でないだけヨシとするしかないのかも?。
2008/10/10 17:35:15

taki wrote:
9月に東京の泉岳寺の近くを歩いていたら、一軒だけ取り残された様にある廃屋の窓ガラスに「ここで猫にエサをやらないで!」という貼り紙がありました。家の裏手には古い井戸まであるのですが、都心の一等地に奇跡のように存在するその家に、おそらく夜、人目を気にしながらエサを運ぶ人間と、生きるために通ってくる猫がいる事は確かです。 

いつまでその家があるのかも分からない。不安定な環境の中で必死に生きている猫。昼間はどこで過ごしているのか。

11月にまたそこを通ります。どうなっているだろう。
2008/10/11 17:50:04

ピースケ wrote:
はじめまして、
私の家のまわりにも十数匹の野良ちゃんがいます。
えさをあげていた方がひっこしをされて行き場の無くなった猫ちゃんたちが集まってきました。
病気がちの老夫婦が窓からえさを投げてあげていますが、なにぶんにも数がおおくてみんなにいきわたりません。
そのうちクレゾールをまく人もあらわれて・・・
体力のない子達が数匹中毒で死んでしまいました。
なんの罪もない子達が、なんでこんなひどい目に遭わなくてはいけないのだろう・・
夜中2時、猫缶をあげるとみんなハウハウ声をあげて食べました。
野良さんにえさをあげるのはいけないとわかっています。でもこの子達もいきる権利はあるはず。
えさをあげるから猫ちゃんが増えるのではない(えさを食べるから増えるのなら世の中の飼い猫も意味もなくふえるはず) 避妊していないから増えるのだということを理解してもらって、できることなら一匹づつでも保護して避妊をして優しい家族を見つけてやりたい・・・
2008/10/12 18:19:50

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