Thu, 18 Sep 2008

不確かな記録

どんな感じでその話が耳に届いたのか
記憶は薄れてしまったのだけれど
「飼い猫が増えて困っている・・」と聞いて訪ねてみたのだ。
そこが仔猫の発生場所:供給源になれば、
河原猫の不妊手術は果てなく続く。
当時未手術で河原を広範囲にさすらっていたマサルさんが
おじさんの猫といっしょにいるのを目撃した。
こりゃ大変
やらねばと腹を決めた。

外暮らしに年季の入ったおじさんは豪快な人で
いつ洗ったか分からないような服の袖口から出た手は
汚れて節くれ立って、しかも傷だらけだった。
届けた猫フードの差し入れも手術の申し出も、
たいへん有り難がってくれた。

小屋の回りに積み置かれた雑多な「拾いもの」(粗大ゴミ)の間に、
猫たちのお皿がころがっていた。
訪問者に慣れていない猫たちは、目が合うとさっと隠れる。
堂々こちらを睨んでいた三毛ちゃん以外の猫は
黒だったり黒白だったり・・
また、おじさんが呼ぶ子を目で追っても、
同じ猫を違う名前で呼んだりもするので混乱しただけだった。

手術をお願いした病院に搬送まで頼めたので
迎えに来ていただく朝には、
全頭をケージに収めておかねばならない
それができるのはおじさんだけなのだと説明した。
8匹のなかに、河原猫たちの竹薮へ時々食べに来るクネちゃんがいた。
おじさんには「デブトラ」とか呼ばれて
ほかの猫と折り合いが良くないのであまりいないと言う。
不妊手術は、クネちゃんがまだ「クニクニモドキ」だった頃
既に済んでいた。おじさん猫は残り7匹。
原っぱで流れ者の洋ちゃんもどき♂を捕まえてしまったので
おじさん猫+流れ者で8匹になった。

当日朝では、おじさんの様子から無理と思われ、
前日夕方、Uさん宅へ運んで、置いてもらうことになった。
自分、病院、Uさん、おじさん、みんなの都合を調整。
前もってケージを運ぶ応援も友人に要請。
あんなにしつこく説明したのに、ケージを届けに行っても
猫を受け取りに行っても、
留守だったり、酔っぱらっていたり、入れ損ねて負傷したり、捕まらねえ、と絶望していたり、、
名札をつけたケージにそれぞれ収め、しっかりと写真を撮って記録するはずが、
おじさんのていたらくに混乱を極め、思い通りに行かず。
兎に角、最終的には手術に運び
全員無事におじさんの元へ返せたのだけれど、簡単ではなかった。

8匹分のワクチン証明書と手術代の領収書が手元に残った。
おじさんの猫だからまあいいか、という気持ちになって諦めた。
Uさんが手術前夜に撮ってくださった写真と
後日整理した記録とが、合わないまま月日が過ぎた。
おじさんがいない今となれば確かめようがない。

そういうわけで、ドラム缶に現れた子が「トニー♀」であるかどうか
不確かで断言できない。
もう少し親しくなったら、呼び名も含め、また考えようと思う。

朝の雨は夕方止んで、河原にいる間降られずに済んだ。
シロママ、花子、ズーズー、トラぴんクロスケ、ヨーコママ、
キジ丸、コハチ、ビータン、ブー、ケイちゃんムギちゃん、トット。
確認猫数14。

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河原猫の日記



    
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