Wed, 28 May 2008

4黒仔猫の名前

元気そうなモップを見た。
藪の中をガサゴソと動き、ごはんに突撃だった。
 
ごはんだけのために危険な道路を渡って来たのだ。
向こう側で餌やりする人は、来たり来なかったりなのだろうか。

変わらずに美しいモップ、食べているときしか写真が撮れなくて残念だ。

肌寒く感じる曇り空の河原で、M氏T氏、枯れた竹を竹薮から運び出す。

ズーズー、ハッチ、花子、ヨーコママ、モップ、シロママ、トラ地蔵さま、クロスケ、
コハチ、ビータン、キジ丸、とっと。
確認猫数12。

  
これがあの膿を吹き出した目だろうか みんな元気で保護から3日目 ミルクもよく飲む。

4匹の仔猫を識別する名前がついた。
こっきん シッポの先がちょっと折れている
すらり  まっすぐなシッポの黒 
稲妻   シッポが稲妻形
さびこ  薄茶のソックスをはいて顔、胸、後頭部、背中に白と茶色のポイント

たった二日で目がきれいになり、一回り大きく成長した。
キトンブルーの大きな目が愛らしい。白濁も消えていた。
保護した月曜日以来、一度もウンチが出ていないと聞き
馬油とタオル片を持って駆けつけた。
オシッコはどしどし出るのに、ウンチは遂に出なかった。
4匹で仲良く身を寄せ合い、
お母さんのことは諦めたか、時折互いをちゅぱちゅぱと吸ったりしている。
・・・・・・・
いつだったか、まだなにも知らなかった頃のこと。
職場に捨てられた乳幼児5匹、アパートに連れて帰りまた連れて出勤し
不眠不休2日でダウンした。
職場で教えてもらった愛護センターに連絡すると、すぐに引き取りに来てくれた。
助けてもらえるものとばかり思っていたのに、職員の方は
「母猫が必要な乳幼児はとても育てられないので即日処分になります」と
そう言って連れて行った。
母猫の代わりに赤ちゃん猫を育てるのはとても大変で
誰にでもできる事ではない。敗北感が残った。
母猫から引きはがしてこっそり捨てに行く人に、もしも愛護の精神のひとかけらでもあったら
その良心に訴えたい。
仔猫を厄介払いしたいがためにその命をひねりつぶすことだけ考えずに、
親猫たちを不妊手術し生まれないようにすれば良いのだ。
不妊手術が遅れて生まれてしまったなら、しかるべき時まで母猫の元において育てさせ、
仔猫たちに飼い主を捜してやれば良いのだ。

私はフルタイムの仕事と、保護猫が来ると狂ってしまう気むずかしい猫を抱えている。
助けてくれる家族もなく、経済的にも余裕など無い。
敗北感で終わった最初の保護から数年後、次に乳幼児を保護したときはインターネットで助けを求めた。
誰にでもできることではない、というのは思いこみで
実は、その気になりさえすれば誰にでもできるのではないかと思えた。
たまたま私が幸運で、助けてもらえる友人がいるからできるのだと言われそうだけれど、それは違う。
真摯に叩けば開かれるのではなかろうか。
助けを求める手段に窮し、動物病院や猫を飼っている人の家に黙って置いていく人がいる。
置いて行かれたらどれほど迷惑か、分かっていてそうする。
見捨てられない人たちだけが、理不尽さに泣きながら自腹を切って奔走する時代はいつまで続くのだろう。
かわいそうに思いながら見捨てていくしかない人々が安心して拾えるよう
その先を引き受けてくれるしっかりした施設が絶対に必要と思う。私たちの国にはまだ無い。
24時間365日いつでも、どんな動物でも、病気でも怪我をしていても、
そこへ届けさえしたらあとは全てやってもらえる愛護施設を見学したとき、心配りの手厚さとスタッフの多さ、
「動物たちを助ける」ために正しく稼働するシステムを目の当たりにして胸が熱くなった。
捨て犬捨て猫を減らす取り組みはまだまだ不十分だ。
飼える人の数よりもペット数が過剰なのに、ペットショップでは"新鮮な"子犬仔猫が販売され続けている。
小遣い稼ぎに、何の考えもなくブランド犬ブランド猫を自宅で繁殖させている人も多い。狂っている。
行政はただ、持ち込まれる犬や猫を処分し続けるばかりだ。
健康で何の落ち度もない命を、多額の税金を投入して殺し続ける社会に
いったいどんな希望や未来があるだろうか。 

Comments


んー wrote:
血膿を出せば目はキレイになるからね。
仔猫の授乳・排泄はほんとに大変。
でも、1週間単位でグングン育つからがんばれ!。

こちらは母仔猫ですが、仔猫を保護すれば親猫が残る。
親猫とくっつけて外に置けば仔猫が危険・・。
どちらにしてもジレンマです。

目の開いていないミルク飲みが捨てられたときは行政に連絡して速やかに眠らせてくれるように依頼しました。
アチラもそのへんは心得ています。

行政にできることは限られています。
動物保護先進国では民間が手厚く保護してくれるけど、そこまでは行政にはできない。
せめて「余計な苦しみを与えない」というのも一つの方法とも考えています。

HSUSも安楽死を選択する場合があるし、CSPCAはノー・キル、全頭譲渡を謳っていますが、それができるのは、譲渡に適さない動物は引き取らないから。
行政機関では殺処分も行われているのよ?。
2008/05/29 09:45:08

mog wrote:
☆本当に、本当に、そう思います。
 一時でもあずられまたは治療してもらえるところがあったなら、と。
 手のひらの中で最期の最期まで、生きたいと泣いていた子。
 救えなかった自分。
 できることのわずかなこと。
 個人だけでは、どうすることもできないこと。
 残る後悔。
 今日、雨が降っています。失われる命が、1匹でも少ないことを願います。
 
2008/05/29 11:05:09

yasu wrote:
モップの目元が以前より穏やかな感じがします。保護してあげたいですね。彼女は交通事故と背中合わせに生きているようで怖いです。大海の一滴に過ぎなくても、一匹でも命を全うさせてあげたいです。ひよしまるくんさんのことを考えると、もっと頑張れるのではないかと自問自答しますが、だめですね。トラ地蔵様も石像ではなく、生身ですから、そろそろ楽隠居する年頃になってきたし、クロスケ、ミルクも案じられるし、それでも、30匹前後からすると、随分卒業して、もう一息みたいにも感じます。
2008/05/29 12:00:15

mi wrote:
人間の子供ですらも、放棄されちゃう時代ですからね…。 
個人だからこそできること もあると思います。
行政で底上げしてもらい、ボランティアの地位が認められる社会になるとよいと思います。
2008/05/29 17:09:13

猫屋敷と太陽のママ wrote:
その通りだと思います。20人を前にしてのスピーチですが、かなり緊張して思った事が上手くいえませんでした。泣きそうになるのを抑えるので必死だったからです。でも、1歳の息子さんがいるお父さんから「この間ペット博に行って、何十万もする犬が飛ぶように売れていて驚いた。でも、街のポスターに年間何万頭もの動物が処分される事が書いてあり、この国はいったいどうなっているのか理解できないと感じた。今の日本は子供の数より、ペットの数の方が多いと聞いた。日本は何かおかしい」との意見をいただきました。殺処分に税金が投入されるのは、可愛そう、知らなかったとの意見がほとんどでした。ひよしまるさん、よろしければフード、仔猫用のキャットミール送付させてください。メール携帯アドレス入れて、もう一度送ってみます。
2008/05/29 21:02:04

leo wrote:
>「母猫が必要な乳幼児はとても育てられないので即日処分になります」

いくら所変わればと言っても、辛い現実ですね。

西洋人は割りと冷静に動物の安楽死を受け入れますが、それは健康や行動面で重い問題がある場合。例えば、どんなに訓練しても攻撃的な犬とか。猫の場合はFIVやFELVなどで発症して病気がすすんでいたりすると、最後まで闘病させないことの方が多いです。

ちなみに、有名なHSUSは啓蒙活動などをしている団体で実際のシェルター運営には関わっていません。

各地にあるHumane Societyは全部ばらばらの独立したNPOで地元のシェルターとしてそれぞれの方針の下に活動しています。SPCAも同様で各地のSPCAは全部別団体で相互関係がないのが普通です。

サンフランシスコのSPCA(という名前のローカルシェルター)が有名になったのは行政側のアニマルコントロール(保健所)と合意を結んで、保健所での安楽死処分(飼い主がいないという理由だけで殺すこと)を止めさせたからです。

と書くと色々立派そうですが、実際には各地のSPCAやHumane Societyの間で勢力争いや寄付金の奪い合いなどの醜い争いも繰り広げられています。
2008/06/01 14:44:29

んー wrote:
ふーーむ・・。
寄付で成り立っている間は何処も同じ、ですか・・。

「日本の動物愛護団体は横の連携がとれない」とはよく言われることです。

「米国では・・」と、理想のように語られますが、「醜い争い」かぁ・・。あーあ。
2008/06/02 19:08:22

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