Sun, 05 Mar 2006

仔猫のコネ




コネちゃんはまだ小さな仔猫だった2002年初夏、保護した。全く人に心を許さず、この先どうしようかと途方に暮れるほど凶暴だった。河原に残ったもう一匹の仔猫、コネちゃんのお兄ちゃんは風雲児ノコちゃん。河原の子達の中でひときわ存在感を放ち輝いた子だ。姿をフッツリ見失って今なお消息不明。
コネちゃんは結局里親探しに至れず、引き受けて下さったけぃちゃんのうちで、大家族に合流。家庭内ノラながら、にぎやかに、安心で楽しい毎日を送らせていただいた。具合が悪くなった時、病院へ連れて行くのがどんなに大変だったか、また、病院へ行っても大騒ぎで、到底落ち着いて診察してもらえるような状態ではなかった事など、コネちゃんと同じ日に連れ帰った我が家の家庭内ノラチュンチュンを思うと、他人事ではなかった。

昨夜遅く、コネちゃんが急逝。
四年に満たない生涯を閉じた。

今日河原でヨーコママに会ったら、
どうしてもそのことを伝えたかった。
ガオの道のエサ場で最初に集まった子達の中にいて、白ママと並んで食べ始めたのだが、シンシンブーがヌッと現れ、マダラ、ハッチ、シンクロは意に介さず食べ続けたのに、ママたちは次の薮へ移動してしまった。二つのお皿にごちそう缶を追加して滑り込ませた。どういう弾みでそうなったのか、白ママは普通に薮の下で、頭をこちら向けて食べていたのに、ヨーコママはお尻をこちらに向け、頭だけ薮に突っ込んで食べ始めた。触ろうとして触れた事のいまだかつて無かったヨーコママの背中が、すぐそばにあった。手を伸ばして背中に置いた。

ママの娘のコネちゃんがね、昨日死んでしまったのよ。ずっと教えを守り、ノラの道を貫いたんですって。頑固娘だったのね。でも、優しい人達に巡り会って幸せに暮らしたのよ。

こんな事があるのかな。
何の問題もなく、背中をずっと撫でていた。
ある梅雨の晴れ間、ヨーコママがキャンプ場の奧で、自分と同じシロキジ柄のノコちゃんとキジ柄のコネちゃん、二匹の仔猫を遊ばせていた。一緒に無邪気に飛び跳ねていたヨーコママ。緑の中で美しい光景だった。今思うと夢のようだ。本当に楽しそうだった。コネちゃんがお別れを言いに河原へ来て、ママに抱きしめてもらえないのなら、いとしいママを抱きしめてあげたいと、私の手を使ったのだろう。
ママがすっかり忘れていても、ちっとも悲しくはないわ、私は人間のママに抱きしめてもらったのだから・・・

マダラ、ハッチ、シンクロ、白ママ、ヨーコママ、クマちゃん、シンシンブー、ミルク、キジ丸、小夏。
トラピン黒長、コシロクニクニロボきじお、洋ちゃんアミちゃんケイちゃんビータン、コハチ、サリーちゃん、コキジ、黒丸。
確認猫数25。
猫缶大7個ごちそう缶2個+現場で追加ごちそう缶3個小2個レトルト4袋。ドライ1.5kg、ミルク500ml。カイロ20枚。

写真上 コネちゃんエサ場デビューの頃
とても怖がりで、ちょっとでも動くと逃げてしまう子だった
写真下 2002年6月 保護する少し前 ママとノコちゃんと家族三人で遊んでいるところ

さようなら コネちゃん

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河原猫の日記



    
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