Mon, 18 Feb 2008

謎謎



ごはんよりも

わたしよりも

いいものが
道の向こうにあるらしい
ヒゲゾウ

ずいぶん長く生きたようで実は
たかだか一万と数千日。
この日数内の経験からでは推し量りきれない謎が、
猫たちにはいっぱいある。
居合わせたT氏もMさんも
いっしょに首を傾げてくれた。

野球小屋方面より
会いたかったヒゲゾウがえっちらおっちら
歩いてくるのに出くわした。
こちらは竹薮まで配膳を済ませ、野球小屋の床下と裏手
それからドラム缶へ置くごはんを持って向かうところ、
「ああ、ヒゲゾウだ」と喜んで進めば、あちらはこちらを避けて
コースを外して逸れていく。
以前は一緒に足もとを絡まりながら
配膳コースを歩いたのに
あるいはいそいそと駆け寄ってごはんを所望したのに
まるで、愛人宅へ向かうところを
本妻に見つかった亭主のごとく不機嫌で
面倒くさそうなのだ。
そんなはずは・・「あーた、おいしいごはんを・・」とお皿を持って追えば
なお逃げる。
「おらぁ誰もいなくなったガオの道で適当に食って出かけるんだ
おめぇとは会いたかね」だと。
どうしても行く気だな、行かしてなるもんか、と追うのは愚妻の所行。
賢妻はヒゲゾウを諦め、黙って好きにさせることにした。
なんだか「あたしふられちゃった」の気分。

それから黒丸。
もう片付け体勢で井戸へ移動の頃
遠距離出勤してきた黒丸が、
河川敷一段目の水場付近に見えた。
おかしい・・野球小屋へ上がってこない。
本当にあれは黒だろうか?と駆け下り、
植え込みの低木に身を隠しながら河岸へ向かう黒い猫を追いかけた。
追いつけば黒丸だ。
黒、黒、と呼ぶ声に振り返り、困った顔をした。
一応ごはんに呼ばれているのは了解したらしく
犬のように私について小走りで引き返してきた。
出されたお皿のごはんをいつもの場所で食べるのを
寒さに震えながら見守っていると
食べきらぬうちに放って
再び河川敷横断に出発してしまった。
散歩の犬が通りすぎるまで身を低く伏せて待ち
さっきと同じコースで河岸へと進む。
なにか強い意志を感じる。

小さな黒い点になっていく黒丸を見送りながら
いったい何のために行ったのか考えた。
コシロも行ったしミルクも花子も行った。
サリーが犬に追われたのも、
あちらから帰ってくるところを見つかってのことだ。

ひょっとして・・肝試しかな。
こどものころ、田んぼを囲む道を水門まで行って帰る
「肝試し」があって、あれは誰が決めたことなのか、
とにかく一人で行って帰ってくるそれだけのことに
子供だてらに命をかけた。
猫も肝試しするのかな。順番で。

「果て」への願望かな。
川まで行ってここが果てと納得して戻る。

魚を捕りに行くのかな。
水辺に何かおもしろい捕り物があるのかな。
河原の石ころを転がして遊ぶとか。
遊びならば
何もこんな寒い風の中を
わざわざ行くことはあるまいに。

猫たちが目指す河岸を確かめに歩いたことがある。
何の変哲もないただ石ころの転がる河原で
草むらが少々、木が少々、
散歩の人と犬少々、時々危険なノーリード。

どんなに考えても結局わからなかった。

ミス河原、サム君、ぶー、
白ママ、ズーズー、ヨーコママ、筆、はっち、サリー、花子、コシロ
トラぴん、曲がりしっぽの黒、洋ちゃんアミちゃん、コキジ、ビータン、キジ丸、
ヒゲゾウ、クロスケ、ミルク、ムギちゃん、黒丸、とっと。
確認猫数25
猫缶大7個ごちそう缶3個小6個、ごちそうドライ500gドライ300g、薬入りa/d缶1個、ミルク500ml。
カイロ38枚。




河原の子達が明日も無事でいられますように

Comments


んー wrote:
猫の言ってることさえわからんのに、考えていることなど尚わからん。
アレコレ思い悩むな!。
と思いつつも、ちょっと気になるわね・・。
人には変哲のないモノでも、猫にとっては魅力的なもの・・モグラ、ネズミかぁ~??。
春の兆しをいち早く察しているのかも・・。
2008/02/19 09:30:54

mi wrote:
今年は、猫の移動が激しいようで、飼い猫の「探しています」の張り紙を たくさんみかけます。
近所のM商事の外猫も1週間行方不明ののち
怪我して帰ってきました。

寒さが厳しいので、サカリ=種の保存行動が
活発なのかもしれません。 河原地域猫たちも、
なにかむずむずするのでしょうね…。

でも、河川敷横断は意味がちょっとわからない…(^^汗 
2008/02/19 18:33:34

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