Sun, 13 May 2007

底なし沼


か・・母ちゃんが

 たいへんだ

 どうしよう・・>娘


 惨敗の河原で
 勇敢に随行員を貫いた小夏

夕方、妊娠猫の捕獲にトライする友人の応援に行く約束があったので、お昼から支度を始め、河原へはまだ日の高い午後に出かけた。
若者少人数のキャンプ、と侮ったのは大間違い。
ガオの道に車が増え、自転車を引いて先へ進めそうにない。
キャンプ場は人が大勢集まり、にぎやかな歓声があがっていた。食後のゲームタイムにぶつかってしまったようだ。
ミス河原の所にいなかったブーが、
みんなと一緒に薮から出てきて、おやまあと驚いた。
すがるように集まってきた猫たちに、黙々配膳していく。

さあ次はどう進もうかと荷物を担いで途方に暮れていると、小夏が真後ろにいた。
小夏と一緒に原っぱへ回り込んで、竹薮へ向かう。
竹薮には主だったメンバーの半分しかいなかった。
ピンちゃんにもトラ地蔵にも会えなかった。
あんな状態でも竹やぶの中にいた子達は、肝っ玉が太いのか、根性が座っているのか・・・洋ちゃんアミちゃん、曲がりしっぽのクロ、クマちゃん、コキジ、クロスケ、ビータン。私を励ますようについてきた小夏。
それとも出るに出れず、縮こまっていたのか。
竹薮のすぐ向こうに、ベニヤ板の的が立てられ、それにボールをぶつけるゲームをやっていて、ぼかんぼかん音が立ち、歓声が沸く。
ちょっと通してもらいますと、言えるような雰囲気でもなかった。
ガオの道へ戻り、ぐるっと迂回して野球小屋へ向かった。小夏はずっと一緒に歩いてくれた。駐車場もほぼ満杯だ。車の下に隠れ草の中を進み、私の姿を見失うたび不安そうに鳴く。
声を掛け合いながら歩いた。
やっと到着。猫の姿などどこにもない。
グランドもスゴイ人だった。
野球小屋は道具の出し入れで開かれたままだ。
ドラム缶の中他2箇所にごはんをセットして、ささっと洗い物をすませ、来た道を引き返した。小夏は本当に勇敢だ。車の下で目立たぬよう私を見守り、歩き出すとまた一緒に小走りで随行する。

ガオの道まで戻ったところで、小夏は他の子達と合流した。急いで籠を竹薮へ戻し、不安そうなみんなを残して河原を出てきた。陽気が良いので蝿が出てきた。
置いてきたごはんも無事では済むまい。

夕方人が引いてから出て来るはずのみんなを思い、
なんとなく今日は惨敗の気分。

その公園に妊娠猫は2匹いて、丁度居合わせたエサヤリの人が「一匹は既に産んでしまったようだ」と言っていた。ごはんを食べ終え仔猫たちの所へ引き上げていく母猫を何とも言えぬ気持で見送り、もう一匹を無事キャリーに収め、心からほっとした。捕まった親猫は3回目の出産になるところだった。昨年秋、2回目に生んだ5匹は一匹だけしか生き残れず、その娘は不妊手術が済んでいた。あとはみな未手術。
捕まった母猫のせっぱ詰まったSOSが聞こえるのか、娘はキャリーのそばを離れず、何とかして助けられぬものかと思案に暮れていた。
今日猫を捕まえて手術に運んだ友人は、その公園でエサヤリをしているわけではない。仕事の行き帰りに通りかかって猫に気づき、手術に運ぶ決心をした。
私も沢山の人に応援して頂いて河原の猫たちの手術ができたので、ただ同行するだけの応援だったけど、そういう形ででも、受けたご恩にお返しをして行けたらと思った。
それにしても。。。
エサヤリは多いけど手術をする人のいない住宅地の公園は、底なし沼のように恐ろしかった。
そこで生まれ 生きられぬ子たちが哀れ
生んでは育てる母猫が哀れ・・

ミス河原、サム君、ブー、ズーズー、小夏、シンクロ、花子、筆、シロママ、ヨーコママ、ハッチ、洋ちゃんアミちゃん、コキジ、曲がりしっぽのクロ、クマちゃん、クロスケ、ビータン。確認猫数18。
猫缶大8個ごちそう缶1個+現場で追加ごちそう缶小7個。ごちそうドライ120g、ドライ1kg、ミルク500ml。

夜、河原から里子に出たソックス&丸子(現在マーチとラブちゃん)と4年ぶりの再会。二人ともとても元気そうで、仲良く穏やかに暮らしていた。
  
ごきげんよう ブラッシングは大好きじゃ
ちこう寄って良いぞ>マーチお嬢様
「お、おばちゃんは誰ぞなもし」>ラブ



河原の子達が明日も無事に生きられますように

Comments


マーチ wrote:
たくさんたくさんのブラシ、ありがとにゃ♪
気持ちよくてうっとりついでに、梅干婆さんのお顔見られてしまったにゃ=^・^=
ひよまま、また来てね
2007/05/14 02:14:18

ラブ wrote:
ひよままのお洋服になつかしい匂いがしたよ
えーとえーと、あれはサム坊の匂いだにゃ

おいら、恥ずかしがり屋さんにゃ。モジモジ
今度は玄関までお迎えに行くからね
2007/05/14 02:28:11

んー wrote:
「手術なんかしなくたって猫は殖えませんよ。
子猫はほとんど死ぬし、親猫もせいぜい3・4年しか生きません。だから代は変わるけど数は絶対増えません。私は40年、餌やりしているから知っています。
たかだか3年しか生きない猫をわざわざカタワにしなくてもいいし・・」。
とある公園で、長年、餌やりだけをしていたバーさんのお言葉・・そりゃそうだろうけどねぇ・・。
猫は死ぬリスクを考えて多産なのです(昆虫やお魚はもっとそう)。
私は、生まれては次々に死んでいく仔猫を見て、「死ぬんだったら生まれないほうがいいだろう」と不妊を始めましたが、「生まれたら死ぬもの」と悟っている(?)人間がいることも確かなようです。

休日は餌やりの時間を遅くすれば?。
惨敗の気分にならずに済む。

猫のいるところには必ず餌やりがいるものです。
住宅地の公園なら隠れ場所はいくらでもあるしね。餌やり人間用にメモを置いてはどうでしょう?。
その人に会えるといいわね?。
2007/05/14 09:38:25

猫ママ wrote:
野良の母猫は何度も妊娠出産を繰り返し、最後は
子宮がボロボロになってしまう…そう聞きました。
仲間が捕獲した母猫もそうだったそうです。
もう少し遅いと死んだろうね…と獣医さん…

その餌やりさんの言葉は重いです…
自然淘汰というけれど…何の為に生まれてきたのかと思ってしまいます。母猫の体も蝕まれているというのに…餌を貰えれば良いけれどそうでないと栄養も行き渡らない状態で妊娠する母猫は憐れです。

マーチとラブちゃん…可愛いですね。
貰われた子の幸せそうな笑顔を見るとホッとします。ありがとうね、マーチとラブちゃん(^^)
ひよしまるのおばちゃん?に会えて良かったね!!
2007/05/14 12:10:15

んー wrote:
そうですよね・・。
出産後に人間に仔猫を取り上げられたり、カラスに食われたり、授乳する間もなく仔猫がいなくなると母猫はまた発情します。
子孫を残そうという「自然の掟」。
普通なら、授乳して離乳する約2ヶ月の間に子宮は回復しますが、その間がない。
子宮が回復しないままに妊娠・出産を繰り返すと子宮はボロボロになり、母体は弱り、生まれた仔猫も弱い子になる・・。
なんとむごい、と思われますが、昔から(人類も含めて)、生きとし生ける者が繰り返してきたことなのでしょう。
母猫は絶対、「アタシ、もう産まないわ」とは言いませんもの。
本能とは、すばらしくもあり、おぞましいものでもあるようです。

最初の猫を拾ってから公園の捨て猫に関わるようになりましたが、コンクリートに囲まれた室内で20年生きるのと、木に登ったり、穴を掘ったり、鳥を追ったり追われたり、時には池に落ちて「アホや~」と言われながら3年生きるのと、どちらが猫にとって幸せなんだろう、と考えたことがありました。
答えはまだ出ませんが、彼らは「冬はコタツがあって、庭に大きな木があって、池には鯉が泳いでいるようなところで生活したい」と思っているような気がします・・(アタシだってそんな所で暮らしたい!)。

猫の首輪は、きつすぎると首を絞めるし、
ゆるすぎるとお手入れのときに口に挟んだり、タスキがけになったり・・。
「輪っか」にして、猫の頭からううーん、と入る位の大きさが適当だそうです。
それだけのユトリがあれば、万一、首輪が何かにひっかかっても「んにゅにゅ!」と自力で抜けられるのだそうです。
2007/05/14 18:30:04

wrote:
昨日はありがとうございました。
たったひとりで挑むつもりでしたが、助っ人の申し出、とってもとっても心強かったです!
いつかわたしも、誰かのために助っ人できるようになりたいものです。

昼休みに公園のそばを通ったら、みんなで揃って香箱作っていました。(ほ)
あのチビちゃんは、みんみんみんみん小さな声で鳴いていて、ママを探していました。
あと少ししたらちゃんと帰ってくるから大丈夫、と頭を撫でてきましたけど。

猫ママさん、んーさんのお話は、とても重くて深くて切ないですね。どの子も祝福されて生まれてきてほしいですが、現実は厳しいですね。
2007/05/14 22:36:17

ひよしまるくん wrote:
エイズは病気じゃない とあらためて思いました。
エイズキャリアでも、ごはんを毎日美味しくいただき、お日様の窓辺でまどろみ、友達と遊び、お母さんと一緒によく眠り、大事な子、カワイイ子、と愛されて暮らすと、こんなに元気でいられるのだと、マーチが教えてくれています。きっと他のキャリアの子達の希望になるでしょう。幸せをいつも祈っています。マーチとラブに会えて良かった。

んーさま
だからぁ、昨日は事情があったので早く行ったんですぅ。公園猫のエサヤリさんには会えました。
その40年さんほどの開き直りはないけれど、
出産を繰り返す猫たちを見過ごしている点、んーさんの言うところの「悟り」はあると見ました。
住宅地の公園、隠れ場所はいくらでもあるけど、トラブルの火種もまた、いくらでもありそうで空恐ろしかったです。火の手が上がったら逃げまどわねばならぬ猫たちに救い手のない未来は暗い。

Jさま
妊娠猫を無事病院へ運べて良かったです。
どうしようもない問題地域を、通勤途中たまたま通りかかってしまったために、エサヤリもしていないのに不妊手術にたちあがったレーコさんを思いました。全部は到底できないにしても、何もしないよりは・・と頑張る姿に、胸が熱くなりました。
あの公園のエサヤリさんが、ずっと前に一網打尽で手術してもらったけど、その子達はいつの間にかみな消え、新しく来た子達に入れ替わったと言っていたのが気になりました。隣接する街々の、あちらこちらのエサ場に、手術していこうとする人が現れなければ、焼け石に水、賽の河原。終わりのない戦い・・

秋生まれの白黒娘はお母さん思いで甘えん坊なのですね。あの子も幸せになれたらいいのにね。

猫ママ さま
マーチとラブちゃんは河原時代、ガオちゃんガチャと同様、竹薮に居住権がなくて苦労していたけど、甘えん坊でとてもかわいい子達だったのです。ラブちゃんはサム坊の「憧れの」猫さんだったのよ。
2007/05/15 00:11:23

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