Thu, 19 Sep 2002
際限なし
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99年の秋に友人が撮った、河原猫ポイントの写真が残っている。一ちゃん、まさるさん、みみちゃん、洋ちゃん、そして当時まだ幼顔のお母さんやタビー、今は亡き虎吉がいる。古株オリジナルメンバーは、少なくとも4度目の秋を迎えることになる。まさおくんや白ママの祖先、クニクニ姉妹の祖先、まっちゃん柄の三毛・・みな恐い顔で人を拒絶していた。当時時々自転車を止めて見た覚えのある、捨てられたアメショーの雄猫もいる。私が関わり始めた翌年2000年の春には消えかかっていた子達だ。草藪の中に隠れていて、ほとんど出会えず消えた。 毎日会っているので、今の河原の子達に不幸を感じる感覚が麻痺してしまった。 お母さんを皮切りに、2年かかって42匹不妊手術した。メスは29匹。もし未手術で5匹ずつ年に2回子を産んだとすれば、290匹。天文学的な数字だ。冷や汗が出てくる。 近所で、多頭飼育崩壊寸前が発覚した。1匹の妊娠猫を飼い始めた家族が、2年あまりほおって置いたら47匹になってしまったそうだ。死んだ数も相当らしく、飼われていた猫たちの状況は想像を絶する。不妊手術は、主義や好みの次元を越えて必要不可欠と思われる。動物の生きる目的が子孫を残すことであったとしても、ペットオーバーポピュレーションとなったこの社会で猫族が人と平和理に共存するためには、やむを得ない処置だと思う。 補助金は飼い猫のみ、一人一匹、などと心の狭いことを言っていないで、本当に野良猫問題を解決しようと思うなら、行政は野良猫にこそその取り組みを進めていってほしいと思う。私は一度も行政区からの補助金を受けたことがない。限られた低収入の中から、馬鹿じゃないかと呆れられながら進めてきた。 まるで苦しむために生まれてきたような子を見るのは耐え難い。際限がないとか、もっと自分の生活を、とか、いろいろ言われ立ち往生する事はあったけれど、できる範囲で頑張ってきた。人懐っこい子と平行して、オリジナルメンバーをさておいても、ぽつんと紛れ込んできた子達は、えさ場を追われて見失う前に保護してきた。18匹が河原から暖かな家族に迎えられていった。沢山の人たちに助けられた。でも、たったの18匹だ。 現在のリストには43匹・・。マユちゃんの仔猫はまだ入っていない。 昨日そっと入れておいたトレイが空になっていたのに気づき、出すために、メイン猫舎隣接小屋の扉を開けて中を覗いた。マユちゃんの仔猫たちが二匹でぷるぷるかたまって私を見た。また戻っていた。 新たに生まれてくる子や捨てられてしまう子をゼロにできない現実を思うと、無力感がどっと被さってくる。 |
