Tue, 14 Jun 2005

欠食児童




雨じゃなくて助かった。
ごはんを配達する方も、配達される方も、
雨の中では色々難儀する。

最初のポイントにごはんを置いて行きかけると、草を揺らして黒い固まりが猛スピードでやって来るのが見えた。ミス河原だ。何度促してもごはんにガツガツ行かないので空腹ではないのだろう。頭の良いカラスは、どんな風に工夫して置いていっても、引きずり出して食べてしまう。
ママたちに持ってくるのに、カラスに先を越されたら切ないよ、
どうかこうして出てきておくれ。なでなでしながら言ってきた。

ガオの道。まだまだ草が深い。
白ママ、マダラ、ハッチ、ヨーコママ、タビちゃん。ここは確認した5匹の他に、ミルクとキジ丸、ペレ君も来るはず。この前草刈りしながら、おじさんに「竹薮から仲間はずれになった子達のために」「雨に濡れないでごはんを置けるようにする工夫」が必要だと訴え、さりげなく許可をもらった。当然のことながら、残ったごはん、汚れた器類はきちんと片づけるのが、礼儀であり条件でもある。簡素に見苦しくなく、目立たないように、猫たちが入りやすく、私も置きやすく、となると、本当に難しい。傘を木にくくりつけるしかないのか・・・

竹薮からぞろっとお出迎えがあって、私が走り出すと、みんなも向きを変えて走る。シッポが立って、じつにかわいい。
子どもの頃、私は良く「おなかがすいた」と言って、母を切なくさせたそうだ。おそらく母があきれて私をそう言ったのだと思うのだが、欠食児童の欠食を、ずっと血の気の多いほうで理解していた。ちいさい頃の私はまるまると太っていた。写真を見るといつも無心に笑っている。よく食べ、よく遊び、病気もしない元気な子だった。泥遊びからツメの間に黴菌が入って、ヒョウソは数回経験した。子どもをかまっている時間が無くて、見過ごされ放置されていたのだろう。今では滅多に聞かない。そう言えば、蝿の飛び交う家もないし、洟を垂らしていうる子も見なくなった。
昔の日本の(と言うより“我が家の”?)衛生状態の悪さから考えると、現在は無臭無菌環境に限りなく近づいてきている感がある。

子どもに食べさせるためにする親の苦労には、切なさ以上に喜びがある。私がなにかたべさせろ、とわめいたから、母は頑張らざるを得なかったのだ。

ごちそう缶を開けて追加してやるとき
みんながざわめくのは嬉しい。

コシロ、クニクニ、アミちゃん洋ちゃん、トラピン黒長、ロボちゃん、ケイちゃん。ビータン。小夏。確認猫数17。
猫缶大5個ごちそう缶2個+現場で追加ごちそう缶大1小1。ドライ1kg。猫ミルク500ml。

写真上 チュンチュン アミちゃん洋ちゃんカップルの娘
写真下 ガオちゃん カマキリは草の葉で作ったもの
    河川資料館に時々来ているおじさんから教えて頂いた。

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