Tue, 21 Dec 2004

雑記




今年の河原を振り返ってみれば、
春の除草剤散布で痛めつけられた以外には
にっちもさっちも的な事件は無かった。
心が痛んだのは、
河川敷暮らしのおじさんたちの身に起こった異変で
影響を受けた猫たちがいたことだった。
消えた子達を案じたり、
汚れたりくたびれたりした子達を案じたり・・
心配事は波のように寄せたり引いたりだ。

お別れは突然来る。慣れることは無い。
でも、揺らがなくなった。
もしも猫たちの生きる目的が
動物学の本に出ているように
「種の保存」だとしたら、
私は猫たちからその目的を奪ったことになる。
そう思って落ち込んで、また顔を上げて考えた。
意義も価値もなくなったわけではない。
ただ「猫」という種をつなげていくために生まれてくるのでもない。河原の猫たちと私はあいこだから、無駄に生きているとは言いたくない。見つめればそこに、見つめ返してくる瞳を持った猫がいる。命の営みを眺めるたのしさ。期待される楽しさ。互いの変化に戸惑ったり喜んだりする楽しさ。私に人間らしい感情を呼び起こしてくれる猫たちをなんとか食いつないでいけるように助けながら、私も生かしてもらっていると感じることができる。
どんよりの日はどんよりだし、晴れ晴れとした日は明るい。
難しいことは考えてもきりがないから、
また明日、元気に会おうと思う。
鳥の隊列がVの字を作って頭上を過ぎていく。
大きい群れは20羽以上、小さい群れは6羽。どこから来て、どこへ行こうとしているのか。
川の水、鳥を飛ばす空、猫を生かす大地、虫たちの潜む草、
なにもかもが不思議だ。

写真上 哲学するヨーコママ
写真下 ヨーコママ「諸行無常よ、分かった?」
    ハッチ「ヘイ」

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河原猫の日記



    
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