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Fri, 21 Nov 2008

冷え冷え

空気が冷えると夜空が美しい。
星が冴える。
早朝霜が立ったらしい。

シロママ、ズーズー、ヨーコママ、トラぴん、コハチ、ビータン、ブー、
ミルク、ムギちゃん。
確認猫数10。
投入カイロ15枚。

ブーはあちらこちらの餌場を覗いて歩いている最中で
呼ぶと不機嫌な顔で、のそのそやってきた。
目の上に喧嘩傷の跡があり、全体くたびれた感じがした。
ピンちゃんは横着をして、なかなか寝箱から出てこなかった。
おいしい缶を持って行ったので、みんな熱心に食べてくれた。
最後にカイロを入れに行ったシロママハウスには
スチロールの寝箱が2個ある。
覆いをめくって手を入れたら、ズーズーが既に入っていて
びっくりした。あちらももちろんびっくりしていた。
「まだだったんだね」と仕方なく出た。
今夜も冷えそうだ。

Thu, 20 Nov 2008

ゴミはサミシイ

6月の河川敷美化活動イベントできれいになったのに、
ゴミはまた、あちらこちらにうち捨てられた。
草の勢いが弱まると浮かび上がってくる。

風が集めたゴミの吹きだまりはサミシイ。

いけないと分かっていながら繰り返される飲酒運転に似て、
自分くらいは良いだろうと身勝手に捨てていく人絶えず。
人はなぜ、土に帰ることのない瓶や缶やプラスチックゴミを
もしかすると誰かを傷つけることになるような危険なゴミを
平気で捨てていくのだろう。

私たちの社会は消費を軸に動いている。
必要なものばかりでなく、不必要なものもどしどし生産され
とにもかくにも売り手は買い手をあおり続け、
大量のゴミを生む仕組みになっている。
こんなに仕方なく殺されているのに
ペットショップには次々商品が並べられていく。
何もかもが過剰に思える。
清掃工場や廃棄物処理工場、最終処分場の埋め立て地を見たとき、
暮らしの一つ一つを振り返った。
愛護センターという、およそ愛護とはほど遠い処分施設や
河原に捨てられていく猫たちを見ると、
私たちの築いた社会の、悪い意味での「凄さ」を
思わずにはいられなくなった。

廃棄物処理工場で、ゴミをかき回しながら資源を拾い出す人がいる。
河原の猫たちの命を見守りながら、
その暮らしをいくらかでも助けてあげられないだろうかと頑張るのも
方向と手段を誤った社会が大きくうねる中での、ささやかな抵抗なのだ。

ゴミはサミシイけれど
猫たちはあたたかい。
ケイちゃんはシッポの先がちょこっと白い 
シロママ、ズーズー、トラぴん、コハチ、ビータン、ミルク、ムギちゃん。
寒かったためか、姿を見られなかった子多数。
確認猫数8
使用カイロ15枚。

Wed, 19 Nov 2008

傘の撤去

日本海側の地方には寒気が下りてきて
大きく被さった雪雲が冷たい雪を降らせている。
こちらは朝から目の覚めるような青空が広がった。
寒さはそれほど感じないけれど、
気温は確実に下がっている。
 
        小夏を連れ帰って一年が過ぎた

材木置き場の横、
原っぱ隅の木の隙間に壊れ傘が一本置かれ
それが二本に増え、
その下に置く猫ごはんがカラスに狙われる
という理由から、カラス避けにシュロの葉っぱやら
ころがっていた枯れ枝やらが、乱雑に突き刺され
だんだん「猫砦」になってきた。
春から夏にかけて
そこに、トラピンクロスケ、
ヨーコママやズーズー、時々はミルクまで来て食べていた。
材木置き場もそうだったように
猫のいるところ居るところに、水の器と
猫ごはんが置かれる。敷き紙は重なって腐っていく。

猫たちがスタンバイして待っていたら
置いてあげたくなるという気持ちは理解できる。
しかし、私にはいつも、人目につく場所にわざわざ猫砦を拵えて
場所を汚したり目立たせたりしてはいけないと
自戒を込めた強い思いがある。
エスカレートが目に余ると、そっと片付ける。
放置されるトレイ類も片付ける。
そうしないよう話をすれば?とよく言われる。
何年も前からこつこつ話してきた。
どんなに丁寧に話をしても、
変わらないことに徒労感を覚えてやめた。


クロスケは来なくなった。
おそらく他の時間帯に
いくつかある別の餌場を拠り所に変えたのだろうと思う。
トラぴんは竹薮で食べて寝る。
ヨーコママもズーズーに従い何とか竹薮に動いてくれた。
材木置き場から猫たちが撤退し
とてもほっとしている。
今日、傘の下の器と板が、風ではなく、
人為的に蹴散らされた様子を見て
傘を撤去し、きれいにした。

とても悩ましい。

きれいとか汚いとかの基準は人ごとに異なる。
猫の世話の仕方も、関わる人次第。
できることも限られている。
互いに良い悪いを言いつのっても解決しない。
敵対視していがみ合っても、疲れるばかり。
そこに明るい未来など訪れないだろう。
猫たちを危険にさらさず、少しでも快適に
少しでも安全に、生きられるように助けたい。
人間関係をこじらせることなく、世話を続けて行くには何をすべきか、
よくよく考えて行かなければと思う。

シロママ、ズーズー、ヨーコママ、トラぴん、コハチ、ビータン、
ミルク、トニー、キジ丸、ムギちゃん。
確認猫数11、
使用カイロ15枚。

Tue, 18 Nov 2008

トラ地蔵さま随行

今日は一人なので、手際よく
ちゃっちゃかかたづけていこう。
最初のシロママポイントから、野球小屋向こうのドラム缶まで
カイロを替えながら一気にやった。
井戸を漕いでお皿も洗った。
 
トラ地蔵さま キドニーケアードライ 開始

なぜかトラちゃんが、随行していた。
野球小屋まではズーズーもいたけど、
フィニッシュの井戸では後ろにトラちゃんだけいた。
「何か言いたいことでもあるのかな?」
聞けばそっと目をそらす。
妙な感じだった。
キャンプ場一面落ち葉。

シロママ、ズーズー、ヨーコママ、コハチ、トラぴん、ビータン、
トニー、ムギちゃん、ミルク、ケイちゃん。
確認猫数11。
カイロ13枚。

Mon, 17 Nov 2008

ブーのグニャ

キャンプ場を歩くとかさかさ
かさかさ
落ち葉が鳴る。
どこへ行くのか
暮れゆく空を急ぐ鳥の隊列。

寒さはまだ来ない。
うららかさにのんびりしているけれど
寒さはじき来る。
もうそこまで来ているのを思うと
身構えてしまう。

世話を終えて
姿の見えなくなった猫たちを
どこへ潜ったのだろうと見回したり振り返ったりしながら
帰りかけたガオの道で
ぐにゃ と踏んだ。

道上を行くTさんたちに
クサイぐにゃを踏んだと言うと
それは「ぶーのしでかしたものに違いない」と言う。

数時間前畑に行くとき、ちょうどそのあたりで
ブーが力んでいたそうだ。
ちょっとちょっとブーちゃん、なにもかけずに行くの?と
土手の上から声をかけても、振り返りもせずズンズン行く。
作法がなっていない事に呆れたそうだ。

この前藪から仏頂面でぬぬっと出てきたとき
真正面からしげしげと顔を覗いて
「おまえはほんとうにおかしな顔をしているね」
と私が言ったのを、根に持っているに違いない。
もっと前には
「おまえは本当に、ださいパンツをはいているようだ」と
言った覚えもある。

靴の裏に付いたぐにゃをいかんともしがたく、
短く刈られた土手の草の上を
自転車を引いてしばらく歩いた。
一緒に歩いたOさんとTさんに
何度クサイと嘆いたか分からない。
気の毒がられたり笑われたり。

ブーにやられた。

シロママ、ズーズー、ヨーコママ、キジ丸、ブー、トラぴん、コハチ、
ビータン、ミルク、ケイちゃん。
確認猫数11.
使用カイロ12枚。

Sun, 16 Nov 2008

16日

ズーズーはずっしりと太って
ますます白鵬関に似てきた。
誰よりも熱心に食べている。
ヨーコママがこのところ元気がなく
ズーズーもその影響でムッツリしている。
トラちゃんはどこがどう悪いのか
以前からこんな感じだったようにも思うけど
やはり具合が悪いのか、水を沢山飲む。
適当に食べると、さっと寝箱に入ってしまう。
日が落ちたら寝るしかない。
片付け終わって竹薮を出て行く私たちを
見送ってくれたのはピンちゃんだけだった。
お皿を片付けにシロママのところに寄ると、
せっかく入った暖かい寝場所から
慌てて出てきた。

シロママ、ズーズー、ヨーコママ、トラぴん、コハチ、ビータン、
キジ丸、ミルク、トニー、ムギちゃん。
確認猫数11。
会えなかったのは、花子、ブー、フー、クロスケ、ケイちゃん。
使用カイロ15枚。

Sat, 15 Nov 2008

未踏の藪

猫たちの居場所を作った竹薮と同じように、
キャンプ場を挟んで
シロママハウスを拵えてくださった地主さんの畑の裏側にも
竹薮が広がっている。
こんなに長く河原に通っていても
その竹薮へは一度も
足を踏み入れたことはない。

キジ丸がいないので、
畑から中を窺いながら歩いてみると
藪の深さと暗さが実感された。
ホームレスの人たちが相当入り込んで
てんでに築いた場所が朽ちている。
こうしたものはなんとも空恐ろしくて
なかなか中をめくってみたり
覗いてみたり、できないものだ。
今は誰もいないようだと聞いているし
とても誰かがいるとは思えないけれど
もしもまだ誰かがいたら大変だ という気持ち。
畑と竹薮の間の通路には
今はもういない「三国志のおじさん」のいた
小屋、と呼ぶにはお粗末なシートがけの居場所が
残って朽ちている。

私の切り開いた竹薮で
毎日を送り暮らしてくれた猫たちに
交われなかった猫たち(ミミちゃんやハッチなど)は
こちらの藪から食べに来ていた。
 
ミミちゃん♀            キジ丸♀
不妊手術に運ぶ前も、河原に戻してからも
暮らしぶりの分からない猫さんというのは随分いた。
誰と誰が血縁関係にあるかも分からない。
むしろ、分かっている子の方が少ない。

どこかに潜って雨を凌ぎ、暑さ寒さを凌ぎ、
人が大勢来たどきには、喧噪が過ぎるまでそっと籠もり
やりくりしてきたのだろう。
行方不明の猫たちが、その奥で果ててしまった可能性もある。
ミミちゃんもここで死んでしまったように思う。
猫たちがどんなところをねぐらにしているのか確かめたいけれど
とても入っていけそうにない。

キジ丸は、ギコギコ井戸から離れたところから出てきた。
一週間ぶりに確認できた。
何か恐い思いをしたのではないかと心配だ。
なあなあ訴えた後、勧めたごはんを食べた。
丸い顔を見
後ろに広がる未踏の藪を見
キジ丸はミミちゃんの血縁関係者かも知れないと思った次第。

シロママ、花子、ズーズー、トラぴん、コハチ、ビータン、ヨーコママ、
キジ丸、ミルク、トニー、ムギちゃん、ブー。
確認猫数13
使用カイロ15枚。

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河原猫の日記



    
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