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Mon, 29 Dec 2008
みんな、元気を出して
カイロを仕込んだ寝場所を
大切に使ってくれているシロママに
スチロールの箱を追加して
もっとあたたかく寝られるようにした。
コハチは現れない。
ピンちゃんとズーズー
ただ意地悪しているだけではないのだろうな
なにか満たされない気持ちが揺れているんだろうな と思う。

日没の日射しを浴びるズーズー

ちょっと褪めた顔でお出迎えしてくれたズーズー
ヨーコママに元気が無い。
果敢にごはんをねだっていたキジ丸が
井戸の回りにも野球小屋の下にも近寄らないで
少し離れた藪にいる。
呼びに行くとおもむろに出てきて、甘えた声で泣く。
クロスケは、材木置き場にも竹薮にも来ない。
年末年始で忙しい。
いろいろな不安を飛び越えていくしかない。
シロママ、ズーズー、ピンちゃん。
朝目撃されているヨーコママ、夕方はどこからも現れず。
ビータン、キジ丸、ムギちゃん、ケイちゃん。
確認猫数8。

キジ丸
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Fri, 26 Dec 2008
寒っ
うう寒
おお寒
こ寒
うう・・おお・・こ・こ・こ
凍えそうな寒さだ。
手袋をこんな日こそ持ってこなければいけないのに
忘れてきたなんてお馬鹿なワタシ。
背中をかがめて缶缶ミルクカイロを荷物から出した。
畑帰りのT夫妻OさんMさんとにぎやかに竹薮に集結し
猫たちを確認しながら
迎えるさむさむの夜を凌げるように
せっせ、せっせ、カイロを交換して寝床を暖めた。

近くで見ても遠くから見ても、他の猫と間違えようのないブー
シロママ、ヨーコママ、ズーズー、ビータン、クロスケ、ピンちゃん、
トニー、ムギちゃん、ケイちゃん、ブー、キジ丸。
確認猫数やっと二桁の11。
コハチはやっぱりいない。
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Thu, 25 Dec 2008
猫が嫌いな人
足下のズウヤ
よく食べているね
台の上のピンちゃん
ちょっと撫でさせておくれ

おやまあ、ずいぶん素直だこと。
しょんぼりしないで元気を出してね。
いっぱい撫でてあげるから、いつでもおいで。
今日はね
たいへん猫が嫌いな人に会ったのよ。
「生き物なんか本当に迷惑で困ったものですよ、
猫なんか絶対に飼ったらいけないんですよ」
その人が立っていた所がこちらよりも一段高かったから
聞かされる言葉の一つ一つがそれはそれは不愉快で
だんだん怒りがこみ上げて来て
顔が赤くなるところでしたよ。
我慢しました。
言い合ってみたところで一体何が変わるでしょう。
きっとあの人はわたしを刺激して、怒らせたかったのね。
そしてずっと
「猫なんか大嫌い」と言いながら生きていくのでしょう。
実はわたし、滅多に「猫が好き」とは言いません。
それは言うまでもないこと。
毎日の生活が猫で回っているからね。でも・・
ふうん猫が好きなのね と言われると違和感があるのです。
猫は日課、猫が課題。猫は日常、猫との習慣。
「悩ましい」事々への対処に追われる日々は
ちっとも優雅ではないし余裕もない。
今年はいままでになく極限状態に近かったように思います。
闇雲に走りました。
ごはんを配り終わってふと手を休め
大きなズーズーの背中を「いいなあ」と思いながら見ていたり
素直に歩み寄ってくれたピンちゃんの頭が
わたしの手に押し当てられるときの感触が「たまらんなあ」だったり・・
幸せはまだ「束の間」にしかありません。
もっときっぱり、
猫たちと関われて幸せだと
思える人になりたいと
心の底から思ったのでした。
どちらかというと、悲しいことの方に引っ張られがちだったのでね。
嫌いなものがあると顔が尖って幸せじゃ無くなるから
影響されぬようにしましょう。
また明日ね。
シロママ、ヨーコママ、ズーズー、ピンちゃん、ビータン、ブー。
今夜から明日にかけて、冷え込みが厳しくなる予報。
確認猫数6。
コハチは追い出されてしまったのかしら。どこにも見えなかった。
投入カイロ14枚。
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Wed, 24 Dec 2008
虎雄クンからメリークリスマス

メリークリスマス! ボクは虎雄です。
今年の春、保護されました。
蚤だらけだったのをゴロママに洗ってもらい健康診断に行きました。
今でもシャンプー大好きなのよ、ボク。
そのとき先生に、クリスマスの頃生まれた子だろう といわれたので
今日がボクの1歳のお誕生日なのだ。
兄ちゃんがパパとママを説得してくれて「OK」になり
デヴィママの車でぴゅーんと
このお家に来ました。
光陰矢のごとし でありますね。
ボクはこのお家の3男坊として、どんなに楽しく暮らしてきたことでしょう。
みなさまにも 「にゃー」
このしあわせを 「にゃー」
分けて差し上げましょうー
メリークリスマス!
虎雄クンのご家族がお出かけの間シッターに通うことになり
久しぶりに再会できた。人見知りもせず、賢くてかわいい子に育っていて
とても嬉しかった。
シロママ、ヨーコママ、ズーズー、ピンちゃん、トニー、ムギちゃん、ビータン、
キジ丸。
確認猫数8。
カイロ14枚。
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Tue, 23 Dec 2008
短い返事
シロママが毎日、カイロを仕込んだ寝箱にいる。
落ち葉を踏んで入って行くと、音もなく外に出て待つ。
恥ずかしそうに伏し目がちにもじもじして待つ様子が
とても謙虚で愛らしい。
目をクワッと見ひらいた恐い顔でシャーシャー言った
一昔前が嘘のようだ。
シロママもお年を召しましたね、
元気に過ごしてくださいね、
寒さはこたえていませんか?
「に・・・・・」 短い返事が小さく戻って来る。

若い頃のシロママ いつも伏し目がちの今
シロママ、ヨーコママ、ズーズー、ピンちゃん、キジ丸、ビータン、ブー、クロスケ、ムギちゃん。
確認猫数9。
ズーズーの太り方、ちょっと心配。
竹薮にコハチが見あたらなかった。
クロスケは原っぱの隅の倒れ小屋に入っていたそうだ。
帰りに原っぱを見渡すと、そこを、ビータンが覗き込んでいるのが見えた。
上手に居場所を選んで、寒い夜をしのいでくれますように。
冬至を過ぎたら、すこしずつすこしずつ
日暮れが遅くなる。
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Mon, 22 Dec 2008
追うもの追われるもの
竹薮のごはんタイムは
これまでずっと、追っ払い隊が仕切ってきた。
どういう基準で追うものと追われるものが決まるのかは不明だ。
ビータンは、シッポが短くて先が爆発している黒猫の女の子で
小柄で用心深い。

古い河原猫メンバーなのに
近くに来ないし
誰かと行動を共にすることもないから
写真も撮れない。
催促もせずじっと待ち、こそこそっと食べては消える。
猫舎撤去後は、テーブルの下を拠点に頑張っている。
今年はビータンにとって転換期になった。
遠くから通っていたコハチとともに
竹薮で毎日見るようになった。
ピンちゃんがブーと戦って負傷し
入院療養で2ヶ月近く河原を離れたから、
竹薮に居着けたのだろう。
ピンちゃんが河原へ戻って一番にしたのは
トラちゃんへの挨拶とコシロの捜索。
それから、竹薮にいたビータンを追い払った。
悲鳴を上げて逃げても、ちゃんと戻っているのがこれまでと違った。
ズーズーご乱心でケイちゃんを追い出したり
ピンちゃんがビータンコハチを追いかけたり
問題行動頻発が悩ましい。
コロニーを強い存在感で引き締める
核になる子がいない。
とらちゃんの抜けた穴は大きい。
やけっぱち というか
もやもやした気持ちの小爆発 というか
発散 というか・・・・
ピンちゃんとズーズーは
そんなことをしてもちっともおもしろくはないのだ。
気炎を上げたすぐ後
物陰でしょんぼりしている。
追われる女性陣も、もはや世間知らずの若い猫ではないから
しぶとく踏ん張ってくれるだろう。
ヨーコママはズーズーを尻に敷くタイプではなく
仲間たちの動向には無関心だ。
唐突にズーズーめがけて体当たりして遊んでいる。
竹薮に拵えてある寝場所は、ツインルーム2カ所、シングル3カ所。
ピンちゃん、ズーズー、ヨーコママ、コハチ、ビータン、時々クロスケ、
たった6メンバーなのだから、
上手に分かち合って過ごして欲しい。
シロママ、ズーズー、ヨーコママ、ピンちゃん、ビータン、コハチ、
ケイちゃん、ムギちゃん。
確認猫数8。
投入カイロ15枚。
朝20度近く気温が上がった。冬にあるまじき暖かさは昼過ぎまで。
夕方からがくっと下がり、雨が降り、冷え込んできた。
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Sun, 21 Dec 2008
切り株のヨーコママ

ヨーコママです。
気配を消して佇むのを得意としております。
最近は、竹薮の寝箱で、カイロとズーズーで暖を取る都合から
あまり遠くへ離れることはありません。
ガオの道も歩かず、材木置き場へも滅多に行かず
いるのはもっぱら竹薮の回り。
ほら、ゆるやかに届く明るい日射し
良いあんばいで転がった切り株に
同化しているでしょう?
河原は広くなりました。
葉っぱがほとんど落ちました。
裸の枝枝を包む
空もいっそう広がりました。
地面を埋めた無数の落ち葉。
濃い色薄い色幾重にも重なり
風任せに広がりました。
わたしの心にも
広がりました。
いつかわたしもこの空間に溶けてしまうのでしょうか。
それはいつ
どんな風に起こるのでしょうか。
白い胸を持ち上げると
ああくっきりと、いままさにここに
わたしはいると思えます。
シロママ、ズーズー、ヨーコママ、ピンちゃん、コハチ、ビータン、ブー、キジ丸、
ケイちゃん、トニー、ムギちゃん。
確認猫数11。
投入カイロ15枚。
先日お届けしたスラリと稲妻、「大河(タイガ)」「美雨(ミウ)」ちゃんとして
正式に迎えていただけることになりました。
二人が戸惑うことなく馴染めて良かった!
優しく根気よく見守ってくださったおかあさんのおかげです。
それから
Uさんの家ですくすく育てていただいた小ちゃんにもお家が決定!
「翔」ちゃんという名前で幸せへの一歩を踏み出します。
保護したとき一緒に手伝ってくれた中学生の男の子たち5人から、
あの日以来ずっと連絡をもらえなかったけれど、
もしもこのブログを見たらみんなでどうか喜んであげてください。
あの子が幸せになりますよ。

Uさんのお家に行った頃と比べると、さらに大きくなりました。
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Sat, 20 Dec 2008
孤独なピンタパン

ボクの「おわかれ帳」はもういっぱいだ
走っているうち忘れるかしら
食べているうち忘れるかしら
とにかく食べたらさっさと寝る事にしよう
早寝早起き爆食い爆睡爆走り
伝説のピンタパンを目指すとすっか
寂しさに~
負けてたまるか
河原の子
鼻水飛ばして
走り抜け~>ぴん

え、ごはん?
そうね、きょうもいただきましょう
わたしの辞書にも「感傷」は無いけど
ついでに言えば「高揚」も無い
まっしろに~
平たく生きて
いくばかり>シロママ

落ち葉踏む~
音で奏でる
鎮魂歌 >ズウヤ
ちょっとかっこよすぎた?

心配した?
ちゃんと居るからね
冬枯れの
木立仰いで偲ぶのは
オレンジ色の
とらじぞうさま>コハチ
シロママ、ズーズー、ヨーコママ、ピンちゃん、ビータン、コハチ、
ムギちゃん。確認猫数7。投入カイロ15枚。
猫たちの寝床を一つずつ確かめながらカイロを入れてきた。
野球小屋の裏の寝箱の毛布をたたみ直したとき
毛布についていた染みで、ミルクがここで寝ていたのだと思った。
トラちゃんがよく座っていた石の上に腰を下ろし
まだ誰かに会えるのではないかと
しばらくぼんやり、落ち葉のキャンプ場を眺めて過ごした。
キジ丸はどうしているか
花子はどうしたのかクロスケはどこにいるのか
トニーやブー、ケイちゃんはなぜ現れないのか
今年もあとすこしで終わる。
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Fri, 19 Dec 2008
さよならトラちゃん

冷たくなって河原へ戻ったトラちゃんを
みんなで送った。
さっきまでずっと居たのに・・・というピンちゃんが見あたらない。
いつも回りをちょろちょろしている子なのに
どうしたことか出てこなかった。
ズーズーは不安そうな面持ちで歩き回り
トラちゃんのこともちらっと覗いたけれど
あまり関心を示さず離れた。
なぜ季節は移るのだろう。
なぜ命は終わるのだろう。
なぜ平和は打ち破られるのだろう。
しあわせはどんなかたちをしているのだろう。
なぜ別れがこんなに悲しいのだろう。
2003年5月30日に竹薮に現れてから今日まで
数々の苦難を越えて不動の地位を築いた勇者
河原のトラ地蔵さまの
命が尽きた。
シロママ、ズーズー、ヨーコママ、ピンちゃん、ビータン、ケイちゃん。
確認猫数6。
投入カイロ13枚。
*トラちゃんを思い、回復を祈ってくださったみなさま
ほんとうにありがとうございました。
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Thu, 18 Dec 2008
中性洗剤
魚や水草を育てる人は、水槽や器具を絶対に洗剤で洗わない。
最初はこの注意書きを見て
きれいに洗剤成分を濯ぎ流せば良いのではないかと思ったものだ。
しかし、
それほど言うならきっと
ほんの僅かでも魚に良くないのだろうと考えを改めた。
野菜を中性洗剤で洗って食べるよう
CMで勧めていた時代があった。
今思うとぞっとするのだが、なんと中国の人々が
農薬が恐いと言って今それをやっている。
有吉佐和子さんの「複合汚染」のような本がもっともっと出て
読まれたらいいなと思う。
生活排水が汚した川から魚が次々と消えた時代を経て
あちらこちらの汚染河川が蘇りつつある。
ここでも、
魚が戻り水鳥がのどかに憩う姿が見られる。
自分は、中性洗剤を憎んでいるわけではなく、
石けん洗剤や重曹以上に、使い慣れた中性洗剤を普通に使っている。
河原で使ったら川を直接汚すことになるので、洗い物は全て水だけで済ませ、
家に持ち帰った分を洗い直してまた持って行く。
河川敷でバーベキューする人たちが、
特に浄化設備もない水場で
しばしば中性洗剤を使って行く。
油や洗剤で川を汚さないでほしい。
見つけるたびやるせない。
河川管理事務所から、注意を喚起する看板などは出ていないようだ。
子供たちの野外活動のあと、ギコギコ井戸に中性洗剤が残っていた。
次に使うためそのまま置いていったのか
びっくりした。
勝手に捨てることもできずそのままにしている。
シロママ、ズーズー、ヨーコママ、ピンちゃん、ビータン、ケイちゃん、ブー、フー。
確認猫数8。
花子、コハチ、クロスケ、キジ丸、ムギちゃん、トニー、確認できず。
投入カイロ15枚。
午前中と夜と2回、トラちゃんに会いに行った。
もう自力で起き上がれなくなっている。
先生が、今生きているのが不思議だと言う。
高栄養の流動食を、シリンジで飲ませた。
負担にならぬよう気をつけながら、そっと撫でた。
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Wed, 17 Dec 2008
雨でも
最近引っ込み気味のクロスケが材木置き場の中段で
ひょっこり首を伸ばす。
意外に思ったのだけれど
以前の場所に急いでスタンバイする様子を見てすぐに
一皿置いてあげた。
気がかりだったピンちゃんは竹藪にいた。
一斉に作り始めた各所に置くごはんに
ズーズーが頭を突っ込んだし
ピンちゃんも負けじと催促した。
台の下ではビータンが食べている。
竹薮の入り口に、ブーも来ていた。
この賑わいに急かされながら、おおいに励まされた。
ずっと降り続く雨が冷たい。
雨でも猫たちは負けない。
シロママ、クロスケ、ピンちゃん、ズーズー、ヨーコママ、ビータン、コハチ、
ムギちゃん、ブー。
確認猫数9。
投入カイロ15枚。
「トラちゃん、がんばっていますよ」
先生から聞いて、詰めていた息をゆっくり吐いた。

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Tue, 16 Dec 2008
トラちゃんを病院へ
朝夕冷え込んでも、日中は幾分和らいで
湿った河原を明るい日射しが包んだ。
夕方は行けないので早い時間に見てきました。
ということで
とらちゃんの様子についていくつか
Mさんから伝言が入っていた。
倒れ小屋の屋根はまだ日が差す前で濡れていて
そこでじっと佇むトラちゃんが冷たかろうと
敷物を持って行って座らせ水を飲ませてくれた。
朝来る人から、ブーがトラちゃんを襲った話を聞いた。
立ち向かう力など無いトラちゃんにつっかかって、
取っ組み合っていたそうだ。
トラちゃんを負かし、ピンちゃんクロスケズーズーを負かし
それでも河原の王座に就けぬ理由が分からず
みんなを睨みつけ、不機嫌に
ちょんまげシッポを揺らして徘徊する。
勝っても勝っても勝った気にさせてもらえないトラちゃんに
挑み続けるブーなのだね。
ああ・・そんなこともあったのか、、ため息が出た。
保護ケージを予定通り積んで行き
身柄を無事、この手で納めた。
ピンちゃんは歩くのもおぼつかないトラちゃんに
頻りに体当たりして甘えていたそうだ。
しっかりしておくれよ
ボクはトラちゃんが頼りなんだよ・・
ピンちゃんの気持ちが切ない。
保護したあと、ピンちゃんが原っぱをバタバタ走っていた。
呼びかけると、舌を出したまま口を思いっきり横に開いて私に
抗議した。意味不明の「ひーん」「ひーん」という泣き方だった。
トラちゃんをどうしようってんだい
にも聞こえたし
何かあったらただじゃぁすまないぞ
にも聞こえたし
頼むよお願いだよ
にも聞こえた。
とても悲しそうだった。
ピンちゃんに会わせてから河原を出た。
トラちゃんはケージの中で香箱を作り
黙ってじっとしていた。
配膳とカイロ交換、後片付けをOさんとT氏に助けられ
応援に駆けつけてくれたゴロママカーで病院へ。
酷い貧血、脱水状態、黄疸、35度の低体温、手をかざしても瞬きせず
ぼんやりしている。
やっと採血しておこなった血液検査から出た結果は、腎不全の末期にあるということ。
かなり良くない状態だ。
すこしでもトラちゃんが楽になるよう輸液をお願いし
あとは先生に委ねた。
明日のことはわからない。
帰り際に見たトラちゃん、目をしっかり開いて、こちらを見た。
大事な子なんです、先生、どうかお願いします。
明日は冷たい雨になるらしい。
保護できて良かった・・・
シロママ、ズーズー、トラぴんクロスケ、ヨーコママ、コハチ、
ビータン、トニー、ムギちゃん、キジ丸。
確認猫数11。
投入カイロ15枚。
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Mon, 15 Dec 2008
トラちゃん
土曜日 ガオの道に車が2台ほど止められ、
キャンプ場は野外活動の準備で
沢山の人が忙しそうに動いていたので
原っぱの方から回り込んで竹薮に入った。
猫たちがそろそろ戸惑い顔で出てきてところで
ごはんを用意すると、回りの音を気にしながら
なんとか食べた。
帰る頃、トラちゃんがとぼとぼ
原っぱの向こうへ行くのが見えた。
喧噪を避けて、静かに寝たいのだろう。
向こうにも寝箱はあるけれど、カイロはどうだろう。
こちらの方があたたかいのに、いつもの場所を捨てていく後ろ姿を
気の毒に見送った。
シロママ、花子、ズーズー、ヨーコママ、トラぴんクロスケ、
コハチ、ビータン、トニー、ムギちゃん。確認猫数11。
日曜日は冷たい雨が朝から降り、気温が下がった。
野外活動は2時頃までと聞いたので、雨が上がってから4時に行くと
河原はすっかり静かになっていた。
材木置き場の木材の山が消え、竹薮から出して積んでいた枯れ竹の山も
ぺしゃんこになっていた。
燃やしたのか、運び出したのか、とにかくきれいになっていた。
配膳を進めながら
出てこない子たちの姿を探す。
トラちゃんがどこにもいなかった。
畑帰りに寄ってくださったT氏と、寝箱をくまなく探す。
やっぱり居ない。
ピンちゃんは竹薮にいた。
シロママ、ヨーコママ、ズーズー、ピン、コハチ、ビータン、ケイちゃん、
ムギちゃん。
確認猫数8。少ない。
そして今日。
シロママのところにストックボックスを動かし次に進むと
原っぱ向こうの隅にトラちゃんが見えた。
猫たちが良く日向ぼっこする倒れ小屋の上だ。
ああ無事だ良かった・・
いつまでも竹薮へ来る気配がないので見に行くと
さっぱり元気がない。
クロスケが寄り添い、下にピンちゃんも居た。
大丈夫なのかと手を伸ばすと、その手を逃れなければと起き上がり、歩きかけて
後ろ足がよれた。
ハッとして手を引っ込めた。
トラちゃんが良くない。
T氏が来て、OさんもMさんもいて、みんなで
様子のおかしいとらちゃんを見つめた。
ごはんを置いても食べない。
水を飲もうとして少しだけ口をつけ、飲むのをやめた。
いつも一番に食べているのに、いよいよヘンだ。
私たちに注目されるのが五月蠅かったか、
やっとの事で下へ飛び降り、竹の中に居場所を変えた。
写真を数枚撮った。
そばでクロスケがじっと見ている。

夜マルちゃんを連れて行った病院で、とらちゃんの写真を先生に見せた。
実際に診てみないとどういう状態なのか分からない。当然だ。
ずっと胸が詰まった感じで、どう動くべきか思いあぐねている。
トラちゃんの気持ちはどうだろう。
具合の悪い子がこの寒さを外で凌いでいる。
どれほど堪えることだろう。
いつ頃から河原の猫たちと暮らし始めたか
最初見た頃より、片耳の縮れたトラちゃんには覇気が無く
世界を制覇しようとか、天下を取ろうとか
誰かをやっつけようとか、そういう意欲がなかった。
黒長シッポなどがいじめるのを見て、随分心配したものだ。
ところが、ちゃんと居残り、ちゃんとみんなと混じり
いつの間にか灯台のように、全部見ている。
見ていないようでしっかり見ている。
和を乱す新ちゃんを、追い払ったのはトラちゃんだった。
この夏、ブーとの戦いは敗れた・・土手下で派手に取っ組み合っていたのを
目撃した人から聞いた。不調はあの頃からかも知れぬ。
人に甘える子たちと一緒に
最前線でごはんを食べ、精神はいつも気高く強く、誰といてもいつも孤独だ。
人に助けを求めたことなど無い。
蚤取り薬さえ拒絶した。
シロママは、コシロたちがお腹にいたときも、次の子コクニを生んだ頃も
かなり悪そうだったけれど、いつも復活した。
兄ちゃんが死にそうなほどあえいでいたときも
やがて復活した。
トラちゃんの今の状態はどうなのか・・
明日保護ケージを積んで河原へ行く。
シロママ、ズーズー、トラぴんクロスケ、ヨーコママ、コハチ、ビータン、ブー、フー、
キジ丸、ケイちゃん、トニー、ムギちゃん。
確認猫数14。
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Thu, 11 Dec 2008
落ち葉の中で
昨夜、ミルクは静かな眠りについたようだ。
朝病院へ向かう車の中で知らされた。
やはり駄目だったかと、冷静に受け止めた。
「このままではかわいそうなのできれいにしてあげようと思います」
先生の言葉は、少し後でミルクに会ったときわかった。
酷い状態の外猫を病院へ運んだ経験のある人の多くが
こんな状態の子を連れてこられても・・・と嫌がられたり
冷たい扱いや言葉に、なお悲しい思いをしている。
診てももらえぬ事さえある。
入院を断られることもある。
今回初めて駆け込んだ病院なのに、
ミルクが命を締めくくる最後の4日を
誠実に丁寧に大切に診てくださった。
それがどんなにありがたかったか言葉で言えないほどなのに
「何の力にもなれなかった」とすまながり
本当に真っ白に汚れを洗い落とし、ふわふわに乾かし
きれいにして会わせてくださった。
先生と看護士さんにこころから頭を下げた。
知らされてから着くまでの間に、シルクサテンの白い幅広リボンで
ミルクのために「耳」を縫った。
きれいになっても右の耳だけは無惨で
それが気の毒でならなかったのだ。
「神様から戻してもらうまで代わりに持っていきなさい」
何の力にもなれなかったのは私だ。
許して欲しい。
お別れの贈り物を、その手に持たせた。
昨夜は苦しかったはずなのに
前足を交互にゆっくり動かしながら夢見るように安らいで、
うっすらとほほえみを浮かべたように見えた顔が
今日はもっと穏やかだった。
未来を夢見て眠る顔だ。
胸を張って旅立ったのだと思えた。
(昨日今日無心に撮った画像は大切な記録ですが、
どうしてもここには載せられません)

良く晴れて、光り輝く河原へ連れて帰ると
色づいた葉をつけた木々が迎えてくれた。
風が吹くたびにザワザワ木の葉を降らし
かわいそうにかわいそうにとささやくのだ。
誰からも思われず、寂しく果てた猫ではない。
一緒に見守ってくださっていた方たちが
ミルクとのお別れに河原へやって来て
かわいそうにかわいそうにとその体を撫で、涙をこぼし
木の葉と花で体を包み、送ってくださった。
病気との戦いに敗れはしても、ほんとうに見事な最期だった。
トラちゃんやズーズーが心配そうに私たちを遠巻きに見ていたので
みんなでいつもの世話を始めた。
ミルクがごはんを待って潜んでいた野球小屋の床下に
だれかが入って食べている。
ごはんの器は空でも
昨日置いたミルクはそのまま残っていた。
それが悲しかった。
ミルクが苦しまぬように祈ってくださったみなさま、
本当にありがとうございました。
シロママ、ズーズー、トラぴんクロスケ、ヨーコママ、コハチ、
ビータン、ムギちゃん。
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Wed, 10 Dec 2008
一気呵成の攻勢
昼頃、獣医先生から、
ミルクの容態が今朝から急に悪くなっていると連絡があった。
鎮静をかけて処置後、先生が驚くほど食べたと聞いていたのに
どういうことなのだろう。戸惑った。
大量の排尿排便があり、補液した。先生の手に噛みついた。
何度も鳴いたこと、体温が低下していること、時々痙攣があることなど聞いた。
休診日にもかかわらず診てくださっている先生。
とてもありがたかった。
仕事が終わり、河原で猫たちの世話を済ませると
そのまま、まっしぐらで病院へ向かった。
私の書くことは
獣医学の見地からも
動物行動学の見地からも外れた
妄想に過ぎないのだけれど、
河原の猫たちのことを書き、写真を撮り、記録を記憶に刻むことを
自分に振られた役目と思っている。
だからミルクのことも書かなければと
自転車で走りながら考えて考えて
家に着いた。
無性に悲しい。
今日のミルクは
最早あの輝かしい白い猫ではなく
敗残の将だ。戦い疲れて弱々しく倒れていた。
ミルクの中で暴れていた癌は、
白日の下に晒されたのがおもしろくなかったのだ。
終焉を迎える時を悟り、最後の攻勢をかけてきたのだろう。
宿主を倒せば、自分も終わる摂理を知らぬ無法者の癌。
いつからか図々しくも忍び込み、ごはんを横取りしながら
飲めや歌え、食っちゃ寝食っちゃ寝不気味に醜く増殖し、
宿主に断りもなく、ぶくぶくと好き勝手にやっていた。
ミルクがどんなに必死で蹴りを入れても
渾身の力で揺すっても
追い払えず居座られた。
まさおくんの時と同じように
ミルクは死にかけていた。
呼びかけると迷惑そうな声で鳴き
そっとふれるとこれも迷惑そうに交わそうとする。
辛いのだろう。
向きを変えて向かい合うと、落ちくぼんだ目が少し開き、こちらを見たようだ。
言うべきことを言っておかなければと
迷惑を顧みず、これまでのがんばりを褒め、慰め、ねぎらい、
かつて経験したことのない道を越えようとしているミルクを見つめ続ける。
汚れた体を脱ぎ捨てて、また新しい世界へ生まれていくのだ。
ひとりでどんなに心細いだろうね。
いくつの夜を一人で越えてきたろうね。
こんなに長く河原で頑張ったのだから
胸を張っていいよ。
まさおくんのときは
神様に羽をねだったけど
ミルクにはどうかきれいな白い耳をくださいと
代わりにお願いしてあげよう。
神様が間に合わなかったら
私が創ってあげるよ。
その無惨な耳どんなに無念だろうね。
ミルクは前足をゆっくり動かして、なつかしいモミモミをする。
足をぐっと伸ばして、顔のそばまで持って行きかけ、そこでやめた。
なんど蹴ってもだめだったのを思い出したのか、もういいと止まったのか、
その力も無いのか、
そしてまたぎゅっと丸まって
ああ辛いと目を閉じた。
明日の朝、また来ると言ってそっと帰ってきた。
ミルクのたましいを、先に行った仲間たちが包んでくれていますように。
シロママ、ズーズー、トラぴんクロスケ、ヨーコママ、コハチ、ビータン、
ブー、ケイちゃん、ムギちゃん。
確認猫数11。
投入カイロ15枚。
いつもミルクに置いてきた野球小屋の床下の隙間に、
今日もミルクとごはんのセットをしゃがんで差し込むと
それを待っていた誰かが、いつかのミルクと同じ声でにゃあにゃあ鳴いた。
びっくりした。ケイちゃんだった。
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Tue, 09 Dec 2008
ニュースになった犬
短いニュースだったけれど
もう既に沢山の人が見ただろうか。
たまたまそれをカメラが捕らえた。
高速道路に迷い込んだ犬が、車に跳ねられて倒れた
その直後、猛スピードで車が走るなかへ
勇敢に飛び込んだ犬がいて、
倒れた犬を咥えて引きずっていくのだ。
インターネットでこの救出劇の映像が流され
「あの勇敢な犬を引き取りたい」という希望が殺到しているらしい。
最初に轢かれた犬はまだ生きていただろうか。
一体どんな風に暮らしてきた犬たちだったのだろう。
・・・・
胸がいっぱいになった。
動物たちにも愛がある。
人に感情があるのと同じだ。一緒に過ごすとすぐ分かる。
いろいろな形で、それを見たり感じたりする。
好きもキライもあるしイジメもあるし愛もある。
相手を愛おしく思ったり、支え合ったりする。
辛いとき悲しいとき、ただ寒いときも
だまって寄り添い、時が過ぎるのを待つことがある。
人間の社会の流れは
高速道路に似ている。
うっかり迷い込めばたちまち跳ね飛ばされて命を失う。
なんとか流れの脇に逃れて
そっと生きるほかない。
生きる場所を失いつつある動物たちに
目を向ける人が増えたら
それが
何もかもかっ飛ばして進む容赦ない激流に
優しく緩やかな伏流を作るのではないかしら。
ミルクを預かっていただいている病院に電話をした。
ケージの中でおとなしくしており、
ごはんをなんだか楽しみに待っている風で、しっかりと食べているそうだ。
洗ってもらった患部は、たちまちジクジク汚れる。
容易に触れない子なので、ケアーは難しい。
化膿を抑え、すこしでも体を維持できる食事を工夫し・・
毎日を楽に過ごせるようにしてあげるにはどうしたらよいか、
何の薬をどう使っていくかも含め
先生と相談して決めていこうと思う。
いずれにしても、寒い河原へ戻す選択肢は捨てた。
家には、ミルクの最後を看取る覚悟で連れ帰ることになるだろう。
天気予報通り冷たい雨になり、確認できなかった子が多かった。
シロママ、ズーズー、ヨーコママ、トラぴんクロスケ、コハチ、ビータン、
ムギちゃん。
確認猫数9+入院中のミルク
投入カイロ14枚。
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Mon, 08 Dec 2008
扁平上皮癌

うつくしいと
思ったミルクの写真を見直してみた。
2005年の夏
もうすでに始まりが
右の耳に見えていた。

扁平上皮癌なのだそうだ
「外耳道は狭いながらもしっかりありますが、耳介が腫瘍の増殖・自壊・壊死により
原形をとどめていません。耳下腺のところも腫瘍が形成され一部化膿・蓄膿しています。
大きく腫脹し、頚静脈の付近まで浸潤しております。」
私たちがどんなに目を凝らし
心を凝らして眺めてもわからないことが判明した。
体重は2.4kg。
すばらしい食欲に安心させられ気づかぬうちに随分痩せていた。
きっと
餌やりに通う私を安心させるために食べていたんだよと
言った友人の言葉に胸を突かれた。
夜遅い時間になって見たメールからの情報なので
明日以降改めて先生にうかがわなければと思う。
考えるのはそれからにしよう。
ごはんは頼っても、これまでずっと一人で生きてきたミルクに
どう寄り添ってあげたらよいのかも、まだ分からない。
苦しめぬよう、少しでも痛みや苦しみを軽くしてあげたいのだけれど
自分は何の力もなく
ミルクのために有効な手だてが何一つ無いのだ。
白血病に+がでたときよりも
衝撃は大きかった。
どんなことだって受け止める。これをしっかり受け止めなければ・・
先に進んでいけないもの。
シロママ、ズーズー、ヨーコママ、トラぴんクロスケ、コハチ、
ビータン、ブー。
確認猫数9
投入カイロ15枚
小ちゃん2回目のワクチン接種をUさんが済ませてくださった。
4黒子猫の残り2匹の手術が明日に決まり、
その準備でゴロママ宅にケージを運んだ。
玄関まで出てきたサビちゃんは、
バーニーズのサンちゃんに身をこすりつけて甘えていた。
ワンコとにゃんこがこんなに仲良く幸せそうに暮らす様子を見ると嬉しい。
先日お届けした二人は「順調」とのこと。これも嬉しい便りだった。
追記
獣医先生のお話によると、2005年ミルクの耳にあった異変は、今の病巣に直接関係はないそうです。もしもそれが始まりなら、今生きてはいないでしょうと。
日射しをふんだんに浴びる外暮らしの猫のうち、とくに白い猫は、被毛の薄い耳などに、扁平上皮癌やメラノーマ(悪性黒色腫)を発症する確率が高いのだそうです。
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Sun, 07 Dec 2008
ミルクが捕まりました
治りきらぬヤケドの患部を
乾かそうと晒しておけば
こんな小さな傷なのに
体との比率で言えばごく些細な一部だというのに
痛みやじくじくにずっと悩まされる。
ミルクの右耳はもうどうしようもない有様だ。
どこが病巣の核かも分からない。
苦しみの深さもわからない。
さらに病状が悪化していけば、
どんなに苛まれる事だろう。
この一週間、ミルクは毎日のように野球小屋から飛び出して
材木置き場で私を呼び止め
ごはんを求めた。
今日の私の決意を受け入れてくれるかどうか
自信のないまま準備をした。
いつもより早くてもいけないし、遅すぎてもいけない。
いつも通りのタイミングで、対峙したいと願って行った。
材木置き場にほど近い、原っぱとの境目でうずくまっていたのを見つけ
漠然と「絶対いける」と思う。
荷物を下ろし身柄の確保に集中した。
配膳とカイロ交換を進めてくださっていたMさんと、
偶然河原を訪ねてくださっていたKさんがいて、
ふたりに近寄らぬよう合図をして、そっと挑んだ。
こんなに簡単に自ら進み入るとは
予想もしなかったことが起きた。
MさんとKさんとにうまくいったことを知らせながら
この様子を見守ってくれていたに違いない猫の神様にも
ミルクが捕まりました捕まりました
大きな声で知らせたら
胸がいっぱいになって泣けてきた。
予め運べる病院は教えてもらっていた。
友人が、ミルクの画像を次々先生に見せて
診察と治療を頼んでくれていたのだ。
そこにいたKさんには、以前、ハッチの身柄を確保したとき偶然居合わせ
運ぶのを助けていただいた事がある。
奇しくもまた、ミルクの搬送でお世話になった。
時間を過ぎて着いた病院で、さっそく診ていただくと
先生は絶句する。
悪い予測では悪性の癌。治療方針は、原因を突き止めてからの話になる。
ミルクはかなり怒っていて、人の手を容易に近づけさせない。
鎮静をかけねば触れそうにない。
何ができるか今の段階では分からないけれど
どんなに悪い結果であっても
できることの精一杯をミルクのためにしてあげようと思う。
本当に「為せば成る」・・だった。
助けてくださった方たちに感謝します。
捕まらないと諦めていた子を
私の手に預けてくださった神様にも
感謝します。
シロママ、ズーズー、花子、ミルク、トラぴん、ヨーコママ、コハチ、
ビータン、トニー、ムギちゃん、キジ丸、ケイちゃん。
確認猫数13。
投入カイロ14枚。
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Fri, 05 Dec 2008
青いバケツ
昨日は異変無し、と書いたけれど
じつはバケツが無くなっていた。

兄ちゃんを思い出す青いバケツ・・・
兄ちゃんは実に兄ちゃんらしく、私にお別れさせてくれず
ふっつりと消えた子だ。
兄ちゃん、と書くと、胸がちくっと痛むから、あまり書かない。
バケツを見ると水を飲んでいた姿が浮かぶ。

アミちゃんも まっちゃんも こんな風に手をかけて水を飲んだバケツ
何年も竹薮にあって
最近は洗い物に活躍していた。
思い出が染みついた物は、一つずつ使い切って捨てていくのが良い。
心の中ではすっきり割り切っているのに
なんとなく後味の悪い消え方だった。
冬の嵐で荒れ模様。
すさまじい雨と雷と風を眺め気を揉んだけれど
河原に行く時間には静まっていた。
ミルクは材木置き場にいて、大きな声で鳴いて私に知らせ
雨の中へ飛び出した。
濡れないところにセットすると、ちゃんとそこへ戻りしっかりと食べた。
注いだミルクは全部飲んだ。
そばにしゃがんで食べる様子を見ながら、
今日のミルクの前向きな姿勢に感謝した。
ギコギコ井戸でMさんと洗い物をしていると
子猫のように鳴きながら、キジ丸がやってきた。
見ない日が多くなったキジ丸、
朝夕の冷え込みを、上手にやりくりしておくれ。
シロママ、ミルク、ズーズー、トラぴんクロスケ、コハチ、ビータン、
ヨーコママ、キジ丸、トニー、ムギちゃん、ブー。
確認猫数13。
投入カイロ15枚。
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Thu, 04 Dec 2008
おとどけ
黒猫サビ猫4兄姉の2匹を
Uさんといっしょにトコトコお届けに向かった。
予想外のラッシュにたじろいだり、
鳴き声にはらはらしたり、
道中いろいろあったけれど
終わりよければ全てヨシ。
ナント良いご縁に恵まれたことかと
うららかな日射しの午後を
足取り軽く帰ってこられた。

小さな赤ちゃん猫たちを
ここまで立派に育ててくださったゴロママのご苦労が報われ、
猫たちが幸せにくらしてくれますように。
正式に迎えていただけるかどうかの
結論が出るまで、焦らずに待つばかり。
黒猫兄姉にお申し出をくださって
ほんとうにありがとうございました。
さっそくつけてもらった新しい首輪
ゴロママ宅にて生後6ヶ月を過ぎた黒サビ2兄妹、Uさん宅に生後4ヶ月のキジ猫しょうちゃん、
根気よく3匹の里親募集を続けます。
どの子も、とてもかわいくて、性格のよい子です。
どうぞお問い合わせください。

今日の河原に異変はナシ。
Oさんの応援に助けられた。
シロママ、ズーズー、トラぴん、コハチ、ビータン、ミルク、ブー、
ヨーコママ、トニー、ムギちゃん。
確認猫数11
投入カイロ14枚。
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Wed, 03 Dec 2008
あ・・ドライフードがない!
12月は整理整頓、
「余分なものを置かない」強化月間になった。
警戒も強めよう。油断大敵、気を張ろう。
自転車に積んで行き来する荷物は
ちょっとした小旅行だ。
歯ブラシも洗面具も着替えも入っておらず、
猫の皿、猫のフードと薬、ペットボトルに小分けしたミルク、
缶切り、カイロにゴミ袋・・
外猫お世話セットは賑賑しい。
竹薮の洗い物カゴは重い板で塞いでおいたのに
開けてみたらドライフードが、袋ごと無かった。
猫たちのフードを盗んで行くとは
いったいどういう人間なのだろう。
その根性のさもしさに愕然とす。
一緒にいたMさんTさんと絶句した。
ひとまず
不安がったり、あてのない想像を巡らすのを中断して
猫たちの世話で動き回った。
みな無事だ。
みんなが元気ならそれでいい。
シロママ、ズーズー、トラぴん、コハチ、ビータン、ミルク、
ヨーコママ、トニー、ムギちゃん、ブー。
確認猫数11。
投入カイロ15枚。
夕焼けの空がひときわうつくしかった。
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Tue, 02 Dec 2008
ヤケド
ずっと雲に覆われた一日。12月下旬の寒さだったとか。
河原へ着くと、畑の帰りに寄ってくださったTさんと、
久しぶりに来られたキャンプ場の地主さんが立ち話をしているところだった。
おう、相変わらず毎日来ているのかい?
あなたも偉いねえ
と気さくに笑う。
畑の作物を盗んでいく人が出没していることなど
何となく不穏な空気が流れているのだと話すと
隣の地主さんみたいに「無断立ち入りお断り」看板を
自分も立てようと言う。
何か悪い事件に巻き込まれぬよう、くれぐれも気をつけるようにと
気遣ってくださった。
シロママ、ズーズー、トラぴんクロスケ、コハチ、ビータン、ブー、ヨーコママ、ミルク。
確認できたのは10メンバー。
投入カイロ14枚。
日暮れが早いので、配膳とカイロ交換を急いだ。
指にやけどをして、昨日から困っている。
手は大事だから絶対に怪我してはいけないと常々思っているのに、
なんたることか・・我ながら自分の不注意に呆れてしまう。
左手親指一本で済んだのがせめてもの救い。
昨日は全部持ち帰り、落ち着いて家で洗い、
今日はギコギコ井戸でTさんに洗ってもらった。

こなっちゃんの添い寝 こちょこちょしたくなる寝顔
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Mon, 01 Dec 2008
星二つ
最初に会ったのはズーズー。
それからガオの道餌場に入ってシロママ。
ズーズーはもりもり食べた。
シロママも台の上で謙虚にニヤァと鳴いて催促し
もったり首を下げてごはんに取りかかった。
ズーズーは負傷中だから、ヨーコママに頼りにされるのを辞退中。
「私の亭主は稼ぎが少なく」
「弱虫でてんで根性もなく」
「おまけに大食いなのよ」
なんて、ヨーコママは決して言わないのに
「こんなていたらく、キミに見せるのはずかちい」
と思ってなのか
世の中の荒事、対人関係のどうのこうの、浮いた話
などの一切から遠く離れて仙女様のように生きる
シロママの方が楽なのか、
ズーズー
このところ、シロママ周辺でよく見る。
ヨーコママは頭突きや体当たりの相手を失い
棒杭に登る元気もなく
うまく棒杭に擬態してその下にうずくまっている。
人(わたしたち世話人)がいなくなったらまた
カイロの箱に戻るつもりなのだ。
河原は淋しくなったでしょう。
この思いを打ち消して、気を奮うために
みんなが行った先々で元気にしている様子を思う。
また、去年と違う落ち葉の葉陰に
そっと隠れている思い出を踏んで歩く。
日暮れは早く、赤くなる空、赤暗くなる空に
細い月と、ひときわ明るく輝く星が二つ見えた。
ズーズー、シロママ、トラぴんクロスケ、コハチ、ビータン、ブー、
ヨーコママ、ミルク、ケイちゃん、ムギちゃん、トニー。
確認猫数13。
投入カイロ15枚。
昨日に続き、予備カイロと猫缶を入れたテーブル上のスチロール箱が
誰かにこじ開けられていた。明らかに物色である。
いやな感じがしたので、中のものを全部整理し、余分を持ち帰り、隠し、
スチロールの箱は二つとも、本来の使用目的(寝箱)に戻して隠した。
ピンちゃんを撫で、ズーズーを撫で、じっと座っていたトラちゃん
ヨーコママなど振り返りながら
帰ってきた。
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