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Wed, 11 Aug 2004

河原の影丸




配膳し始めてすぐ、チビチーが竹藪奥からやってきた。
洋ちゃんが酷い蚊アレルギーを持っている。
ヨーコママも蚊に弱い。
この一族の血筋なのか、息子のチビチーも無事ではなかった。鼻の頭の毛が抜けて、両耳が少しずつただれていた。
かつて行動を共にしていた仲間たちから離れて、一匹狼でひっそり暮らしているみたいだ。未去勢でワクチンも未接種。何もしてあげていないことが私には引っかかっていて、現れると複雑な気持ちになる。ちょっと目を離しているうち、竹藪奥で、コシロがチビチーに飛びかかって一騒ぎあって、チビチーはごはんにありつけぬまま猛スピードで逃げていった。
遠く原っぱ隅でしょんぼりしていたので一皿届けに行った。
届けたのに、食べもせず逃げた。

しばらくして、竹藪奧から弾丸のようにチビチーが走り込んできた。ゆったりくつろいでいた猫たちが、一斉に八方へ逃げ散った。か、かっこよかった。
伊賀の影丸みたいだった。「分散の術」だったのかな?
チビっちゃいチー子と呼ぶにはもうすっかり追い抜いて大きくなっている事だし、と思案中だった名前が、やっと決まった。
散った猫たちが竹藪へ戻る前に、腹減らしの影丸、しっかりとごはんをかっ込んだ。
コシロや、コシロ、何でチビチーを襲うのだ?
あんなに仲良しだったのに、何で?

写真上 舌巻きコシロ
写真下 畑の物置小屋の上で コシロとチビチー



河原猫の日記



    
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