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Fri, 31 Oct 2008
病気・・
それは突然やってくる。
みんな上手に避けて生きたいと願っている。
厄介な時限爆弾入りの荷物に似て
突然持たされ一人置き残された感じがする。
誰かに渡すこともできず
捨ててしまうこともできず
抱えたままごはんを食べ
抱えたまま眠り
抱えたまま歩く。
やがてそれが、それまでの自分を浸食し
すこしずつ変えて
毎日を生きにくくする。
命をじわじわと縮めていく。
ミルクの耳は悪くなる一方で
トラちゃんのように耳が変形して収束するものではなさそうだ。
同じ耳の子が保護されたそうで、添付写真付きのメールが来た。
ミルクのように白い猫さんで
末期の皮膚癌と診断されたそうだ。
やがて転移もあるそうだ。
ほんとうに愕然とした。ミルクと全く同じ状態なのだ。
私になにかさせてくれるだろうか。
私に助けを求める日が来るだろうか。
シロママ。今日はガオの道で私を出迎えてくれて、きちんと食べた。
ズーズー。ごはんに夢中で向かっているとき、どさくさに紛れ目やにを拭いた。
花子もコソコソ現れた。クロスケのお腹は随分膨れていた。はやりのメタボか?
ヨーコママはズーズーと並んで、材木置き場に寄った私を囲んで歩いた。
トラ地蔵さま、ピンちゃん、コハチ、ケイちゃん、ビータン、キジ丸、ブー、
トニー、ムギちゃん、トット。
確認猫数15.

ブーちゃんだ 恐いよ>ヨーコママ
じっとしてりゃすぐ行っちゃうから大丈夫だよ>ズーズー
・・・やい、そこのふたり! ・・ふんっ勝手に怖がってろい>ブー
そして、ひとり淋しく去っていくのであった。
大きいサークルに入れ替えた小ちゃんは、砂トイレをちゃんと使っている。
シッコもウンチも上手にして、隠してある。
カイロを仕込んだ寝場所で安心して眠っている。
子猫なので、朝昼夕、3回食事を置く。
飢えた経験が食べ物への執着を強くしたのか
大きな口を開けてがぶがぶ食べる。あっという間にお皿を空にしている。
わたしの姿が見えると、大きな声でわんわん呼び続ける。
行くとぴたっと泣き止んで、喉を鳴らしながらおでこをこすりつけてくる。
猫の母さんを見習って、ニオイをふんふん嗅いで、こちらもおでこで押してやる。
抱っこすると暖かい。
指がごにょごにょ動くと、咬んでみたくなるようだ。
がぶっと咬まれると、これがまた・・たいへん痛い。
昨日2.5~3ヶ月と書いたけど、
咬まれたときの痛さ加減からちょっと修正して3~4ヶ月。
ヨーコママやシロママが、仔猫たちを突き放した時期だったっけ。
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Thu, 30 Oct 2008
小ちゃん

小さいから小ちゃんにしておこう なかなかの美猫である

頻りに毛繕いするので、すぐ蚤対策 母猫が恋しいのかよく泣く
カイロを仕込んで暖かい寝場所を作ったら落ち着いた
どどーんと気温が下がった(ような気がする)。
こんな日の夕方に
よりによって子猫がいて
お腹をすかせて泣いていたのだ。
河原の猫たちの世話を終えてから
約束があって自転車で走った。
30分ほど早かったので、お気に入りの洋菓子店に行こうか、
そこら辺でコーヒーでも飲もうか考えていたら、
道に中学生の男の子たちが集まって、暗がりに向かってにゃあにゃあ言っている。
そのまま行き過ぎようとして思いとどまり、事情を聞いた。
朝からそこで大きな声で泣いていた らしい。
その家の猫ではない らしい。
余分な缶もカリカリも河原に置いてくるのが常なので
持っていないよなぁ・・と思ったら、
一つだけごちそうレトルトがあった。
お皿に入れて置いてみると、ツツツと寄ってきてがぶがぶ食べる。
呼ばれては逃げるのを繰り返していた子猫、
少年たちの猫語の中に、ごはんへの期待をかき立てるものがあったのだろう。
すぐそばを車がびゅんびゅん行き交う道路、だれかが保護してあげなければ
その子猫に明日はない。
夢中で食べる子猫の頭を二三回撫でてから、首根っこをむんずと掴むと
簡単にぶら下がってしまった。胸に抱いて撫で続ければ、喉が猛烈にゴロゴロ鳴った。
ノラの母猫が突き放した子か、人間に捨てられた子か、知る手だてもない。
とにかく一人で泣いていた。
推定生後2.5~3ヶ月、キジ柄の♂。
手を離すとすばしっこく逃げる子だ。このままでは運べない。
少年たちに体操服など入れる布袋はないかと聞くと、誰も持っていなかった。
洗濯ネットを売っているお店はないか、自転車で走ってもらったけれど無かった。
河原猫のセットを入れていた買い物カゴは、穴が開いて破れていた。
少年たちに手伝ってもらってガムテープで塞ぎ、
なんとか安全に運搬できる状態にした。
みんながこの子猫の命を助けたんだよ、
これからまだまだやることはあるけど、とりあえず連れて帰ってから。
みんなでこの先も見守ってね、
と、少年たちに話して別れた。
5キロの道程を黙って運ばれた子猫あっぱれ。
道中一言も発せず静かだった。
私の家に無事着いて、ケージの中に収まった。
それはそれは大きな声で泣くものだから、
うちの猫皆ゲンナリで、不穏な空気が流れている。
シロママは食欲が無く、口元を見ると涎が出ていた。
透明のさらっとした涎だ。大丈夫かな・・
ズーズー、ヨーコママ、キジ丸、トラぴん、コハチ、ケイちゃん、ブー、フー、
トニー、ムギちゃん、ミルク、とっと。
確認猫数14。
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Tue, 28 Oct 2008
げんきんな子

ほとんど画像のないビータン

口内炎があるコハチ

小柄なキジ丸

はにかみやでかわいいのだ
竹薮に入るといつも
ビータンがいてコハチがいる。
キジ丸もそうだけど、みんな小柄な女の子たちで
年の割に若く見える。知らない人が見ると子猫かと思ったりする。
ふたりとも以前は毎日確認するのが難しい子だった。
猫舎撤去後定着し、残した寝箱で寝ているようだ。
通いで通してきた子たちが、そこでごはんを待っているのが感慨深い。
コハチは見つめられると、世にも恐ろしい顔を拵えて
しゃぁー ふぁあーっとやる。
この頃いくらか慣れた気がするのだけれど、気のせいかしらん。
差し出されるお皿に向かうときは
けろっと忘れて無心で食べる。
こういうのを現金な子というのかしら。
元気で現金でいて欲しい。
こちらの「厳禁」ではないよね?
聞くと違和感がないのに、書くとヘンだ。
材木置き場にいたミルクに薬入りを
ズーズーとトラちゃんとヨーコママにそれぞれのごはんを
順に配っていると、
ケイちゃんとコハチが竹薮から駆けつけ、足踏みしていた。
かごを持って立ち上がると、くるっと向きを変えて竹薮に走り戻った。
ピンちゃんは単に横着しているのか
具合でも悪いわけではあるまいね。
以前のように動かず、テーブルの上にいてそこで食べる。
地蔵さまは、やがて材木置き場から相棒ピンちゃんの元に戻る。
ブーにはさっきガオの道で会っている。
ふてくされた様子で、呼び止めても振り返りもせず
のそのそ歩いて行ってしまった。
野球小屋の裏手から竹薮まで、ムギちゃんが呼びに来た。
甲高い細い声で、頻りに鳴いた。
届けに行くと、トニーとふたりでざわめいた。
確認猫数12。
会えなかったのは、シロママ、花子、フー、クロスケ、キジ丸。
日が落ちるとだいぶ冷えてきたように思う。
深まる秋。
みんな準備はいいかな。そろそろ寒くなるよ。
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Mon, 27 Oct 2008
フリマ終了
24日ほぼ徹夜、25日完全徹夜して、迎えた26日のフリマ。
テンションは決して低くなく、むしろ高めで頭もしっかりしていたはずが、
やることなすことまとまりが無く、計算も怪しく、
お金だけもらって品物を渡さなかったりもして、てんで「あかん」かったかも。
結構疲れがたまっていたらしい。
終わったとたんにどっと落ちた。
きちんとお知らせしたらきっと、
ならばと駆けつけてくださる方もあったはず。
しかしながら間際までゆとり無く、
こうなったら
出店者のなかに紛れ込んで、ひたすら乗り切るのみ。
気ぃ張って頑張り抜く。
朝の搬入から、販売、撤去片付け、帰りに寄った河原、家にたどり着くまで
6人もの人に助けられた。
月曜ダウンで休みを取った。
白黒母さん親子についてリサーチ開始。
そこは安アパートではない。
マンションと言うには小さめの鉄筋建物で、2階にドアが3つ見える。
2階に住むのは独身男性2世帯。
もう一つのドアは3階への玄関なのだそうだ。
3階最上階に住むのは一人暮らしの家主で
仕事帰りは遅く、休日もよく車で出かけ、あまり家にいない。
自転車の出し入れで、猫たちの潜伏場所に近づく2階の若者に声をかけると
内緒話をするようにボソボソっと「居ますね仔猫、3日前に見ましたよ」。
柔らかい表情で嬉しそうに言うものだから
根拠もないのに先行きの希望が見えた。
なんでも、シートを被せた山のそばに古ソファが置かれていて
そこで遊んでいたのだそうな。
彼が下りてくる階段に、白黒母さんが休んでいたこともあるそうな。
黒猫(ハゲボス)がいつも寄り添っている事も知っていた。
作戦決行まで、どこかへ行ってしまわぬよう、くれぐれも
親子を脅かさないようにしてくださいね、と
丁寧に頼んでおいた。若者は「はい」と約束してくれた。
「家主も優しい方だから、そう言ったらきっと協力してくれると思いますよ」
オタクっぽい暗い人かと思っていたのに、印象が変わった。
立派な仕事をしている人に違いない。
どういうわけか、猫に優しいひと皆プログラマーに見える。
河原では季節がぐぐっと前進した。
ケヤキも銀杏もまだ青々しているけれど、夕暮れの速まりと
空気の冷え方が深くなった。
シロママ、花子。
ズーズー、ヨーコママ。
トラぴんから置き去りにされたクロスケも、材木置き場に姿を見せる。
キジ丸、ブー、原っぱの向こうにフー。
竹薮にコハチ、ビータン、トラぴん。ケイちゃんも。
それからミルクが野球小屋の下で食べた。
小さい子供が大勢テントに泊まり、昼過ぎまでは原っぱまでめいっぱい使って
遊んでいった。猫たちは過ぎるのを待ってじっとしていたのだろう。
人が来るたびハラハラするけど、なんとか無事に終わってよかった。
猫の皆さん、フリマも無事に終わったよ。
確認猫数15。
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Thu, 23 Oct 2008
激しい雨
朝はまだ晴れて、洗濯物を盛大に干せたのに
午後3時前に天気は急変、
地面をたたきつけるような激しい雨が降った。
白黒母さんも仔猫たちも気配がない。
親子が居た場所は路地を隔てた建物の一階駐車場で、
その建物の家主の車と、ボート、上の階に住む人たちの
自転車が置かれ、結構出入りがある。
物置にもなっていて、奥の方にシートを被せた山ひとつ。
そこに仔猫が隠されていた。
見るのは男性ばかりで女性の住人を見たことがない。
猫の親子が安心していられる場所とは思えない。
雨は凌げても、全てコンクリートで覆われているから、トイレには困るだろう。
姿を見られずに居続けることも不可能だ。
そこで待機して、雨戸の音、自転車の音に私のタイミングをはかりながら
確実に食っていこうと目論んだ白黒も
結局、諦めて仔猫を運び直したのだろうか。
見つかって追い立てられ、酷い目に遭っていないだろうか。
もうすこし時間が経たないとわからない。
平和に捕獲するには、ごはんで距離を縮めながらの懐柔だと考えた。
母猫を荒っぽく捕まえたら、仔猫たちはどうなるか、
仔猫3匹一網打尽の手はあるだろうか、
迷っているうち動かれてしまったのか・・
雨の勢いが落ちてから河原へ向かった。
シロママ、ズーズー、ヨーコママ、トラぴん、コハチ、ビータン、ミルク、トット。
確認猫数8。
雨はまだまだ降るようだから、しっかり潜っていてね。
ヨーコママ
「不要犬ポスト」定点回収の話を聞いた。
犬も猫も、住民が運んで捨てていくのを
行政が無料で回収して回るらしい。
飼い猫も飼い犬も子猫も
住民が「不要」と判断して始末する。
病気の老犬も捨てられる。まるで廃棄物だ。
わたしたちの国には
ヒトデナシたちの要請に応えてできたシステムが恥ずかしげもなく残っていて
非人道的な方法で、法律で守られるはずの動物たちが捨てられている。
不妊手術がかわいそうと言い、実はその出費が惜しく、
生まれたら捨てればいいと考える。
ひねり潰されていく命悲し。
たまらなく悔しい。
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Wed, 22 Oct 2008
一件落着
鍵が無事見つかり、本当にほっとした。
置きっぱなしにしたアシスト自転車に乗って帰ってから
河原へ置き残した臨時拝借自転車を取りに戻る2往復目を
ゴロママカーに助けられた。
河原の子たちはこちらの騒動をちらっちらっと
横目で眺め、高みの見物。
なんだかせわしない事をしているなあ、くらいの感じだった。
花子が連日来ないけど、大丈夫なのかな。
クロスケも、トラぴんが竹藪へ寝場所を変えたのに
ついてこないのか、来られないのか
行動が定まらない。
ミルクにはなんとか、抗生剤を連日投与できている。
シロママ、ヨーコママ、ズーズー、クロスケ、トラぴん、コハチ、ビータン、
ケイちゃん、ブー、キジ丸、ミルク、トニー、ムギちゃん、とっと。
確認猫数15。
白黒母さんを朝も夜も見なかった。
縁側の下に置いたごはんは、見事に平らげてある。
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Tue, 21 Oct 2008
自転車の鍵
アシスト自転車の鍵を無くしたのは2回目だ。
1回目は6月はじめの河原美化活動の日。
ミス河原親子のご家族が、応援のために
それから、ふたりの暮らした河原を見たいとはるばる
来てくださったのだけれど、清掃作戦終了後にその車で
動かない自転車を運んでもらった。
あのときはまだ、家にスペアーキーがあった。
今日は16時45分に河原に到着。
迫る夕暮れに、気が急いていた。
畑帰りのTさんに助けてもらってギコギコ井戸で洗い物をしていると
キャンプ場を長シッポの黒猫フーが行く。
突然そこにワンコ乱入。長いリードを引きずって、猛然とフーを追いかけた。
洗い物を放り出してワーッ、とか、コラァーとか、叫びながら私も走り、
リードを踏んで、興奮していたワンコを押さえた。
顔を見ると楽しそうで、悪い奴ではなさそう。
といっても、食事時の乱入は大変困る。
恐縮しながら探しに来た飼い主に、無事引き渡した。
猫たちは食べかけを放棄して散り散り逃げてしまった。
心臓がばくばく、膝はがくがく、力がどーっと抜けた事件だった。
鍵が無いことに気づいたのは、すっかり暗くなってTさんと別れた後のこと。
着ていたエプロンのポケットがすり切れて穴が開いていた。
大変貧乏くさい話で恥ずかしいのだが、着慣れたものは
あまり気にせず着続ける。
さあ、どこに落としてしまったものか、皆目分からない。
可能性のある場所を行ったり来たりしても、何も見えない。
バッテリーの着脱にも必要な鍵なので、壊すこともできない。
ついに自転車を諦め、歩いて帰ることにした。
途中インドカリーとナンとマサラティで空腹を満たし
歩き疲れて休んだバス停のベンチで、
亡くなった父より一つ上の人と歓談した。
共にバス待ちの身、なぜバスに乗るかという話題。
これからカラオケを歌いに行くのだそうだ。
耳が少し遠いので、その人も私もついつい大きな声になる。
「(鍵は)多分、ここから落ちた」と、立ち上がって穴を見せると
ふぁふぁ笑われた。バス停4つ分バスに運ばれ、19時帰宅。
竹薮に置いてきた自転車をどうしたものかと考える前に
膝に乗ってくる猫たちを抱いてソファで居眠りしてしまった。
もうスペアーは無い。
シロママ、ズーズー、ヨーコママ、トラぴん、コハチ、ビータン、キジ丸
クロスケ、ブー、フー、ムギちゃん、ケイちゃん、トニー、ミルク、とっと。
確認猫数16。

また無くしたの?
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Mon, 20 Oct 2008
ならばもう一匹
リクエストしたわけぢゃないのに
白黒母さんったらもう一匹、黒い仔猫を見せてくれた。
こりゃ全くヨーコママと同じぢゃ。
白黒ママから、シャム黒白黒
キジ白ママからシャム黒白黒。
はあ・・・・・ため息倍増の事態です。
そうそう、そうなんです。
河原生まれのシャムミックスは、yo-yo-ママんとこの
シックなお嬢さま、チャミちゃんでして
白黒母さんの生んだ傑作三匹も
チャミちゃんみたいになれたらいいなと
心の底から思うのですが
あんなにぴょんぴょん跳ねる仔猫を3つもつれて
個人の家の駐車場に居るなんて無謀です。
おかげで、揃った3匹を見た今朝よりひとときも、心休まらず。
すっかりどぎまぎ気が転倒し、心配で心配でなりません。
河原で開けた猫缶大6個ごちそうレトルト6袋。ドライ500g、ミルク350ml。
20個開けても足らなかった一年前と比べると
猫の数が半減したのだから量が減るのは当然だけど
空き缶を数えて、その少なさがとても感慨深かった。
高齢化で、ごはんにがつがつ向かう子もいない。
落ち着いているとも言える。
シロママハウスの畑にちんまりとくつろいでいたブーが見えた。
呼ぶ声にちらっと反応下だけで、動かず。
私たちが帰る頃になってやっと、のそのそごはんに向かった。
ズーズーは
何を差し出しても好みと違うらしく勢いがなかった。
トラぴんも元気がない。シロママヨーコママも然り。
夜、明日に備えて猫缶を買いに走った。
シロママ、ヨーコママ、ズーズー、トラぴんクロスケ、キジ丸、
コハチ、ビータン、トニー、ブー、ミルク、とっと。
確認猫数13。
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Sun, 19 Oct 2008
疑惑の猫
雨戸の開け閉めに薄着で出れば、朝晩の肌寒さが浸みる。
外暮らしの猫たちは、この空気に直に包まれているのだ。
数十年縁の無かった雨戸との格闘。
昨年末以来の日課となった。
他所の家々では、家の中からするのが普通だけれど
うちは猫が沢山いるから、足下をすり抜けて出てしまわぬよう
自分が外に出る。
今朝姿が見えたのは、黒い斑が入っている白い猫。
白黒母さんの兄姉だろうか、同じくらいの小柄な子だった。
白黒母さんは仔猫をどこかに隠して一人で現れ
縁側の下に置いてもらうまで辛抱して待ち
懸命にかっ込んでそっと消えた。
雨露を
どこでどうして
凌ぐやら・・
猫らのねぐら
知る人も無し
誰もいないところにごはんを置くと
どこかで見ているカラスが、ひらりひらり飛来して
引っ張り出して派手に突くから始末に負えない。
夕方の河原でも、材木置き場から大きな白いトレイを
見事に掴んで飛んでいくカラスを見た。
とりあえず猫たちから奪い取ったら
離れたところで土手に落としてぶちまける。
なりふり構わぬ行儀の悪さだ。
カラスもたいへんなのだろう。
同情し始めたら際限が無くなる。
無くなる際限には責任が持てない。
自分がここまでならと思うところに、申し訳ないけれど線を引く。
それぞれの生き物が、無駄なく食べて共存できればよいのにと思う。
どこかで偏り、それは大きくなるばかりだ。
ブー、ズーズー、トラぴんクロスケ、ヨーコママ、コハチ、ビータン、
ケイちゃん、ミルク、キジ丸、ムギちゃん、とっと。
確認猫数13。
家に戻ると毛が飛び散っていて、とても驚いた。
一体誰がクロちゃんを毟ったのか。
とりあえず誰にも怪我がなかったので胸なで下ろした。
以下、疑惑のおっさん猫「新ちゃん」を追う。

え・・? 違うってばあ オレじゃないんだってばあ

やんなっちゃうなあ もう~ 寝ちゃうー
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Sat, 18 Oct 2008
お披露目行軍

2001年7月1日デビューしたてのピンちゃん
母親の黒猫は仔猫より、
仔猫を見つめる私を黙ってじっと見ていた

えっ 246ストック目の画像?
記録画像の数ぼくがダントツで一位? ふうん・・

そんなこたぁ どうでもいいよ
なんだか眠くて悲しいんだよ

あ、コオロギだ

画像ストック数2位のヨーコママ
「膀胱炎で苦しんでいたときいっぱい撮られたからでしょ?」
迷子になった人間の子供が
顔を引きつらせて泣きわめくのと同じで
仔猫が母猫を呼ぶ声というのはものすごく切実で、
この小さい体のどこから出てくるのかと
おもうくらいに大きい。
昨日の朝、ゴミを出しに出たとき聞いた。
姿も見た。推定生後2ヶ月、体重1kg前後の丸い毛玉で
顔を見てくらっとした。
洋ちゃんを彷彿させるミルクティ色のシャムミックスだった。
ひとりぽっちの捨て子かと思って大いに慌て、大いに気を揉んだ。
時間の経過と共に、だんだん概容が分かってきた。
その仔猫が逃げ込んだ物陰に、
家の庭から白黒の仔猫が
矢のようにダッシュで駆け込んだ。
ふたりいたか・・
ハゲボスがいつもごはんを譲る白黒が母猫だった。
今朝雨戸を開けるとそこにいた。
2匹の仔猫を見せに来たのだ。
ヨーコママが最後に生んだ子たちが、ちょうど、シャムミックスと黒猫と白黒だったので
思い出が重なって感動した。
2ヶ月ほどどこかでひっそり子育てして
そろそろ離乳の頃、餌場を教えるために連れて現れ、
私に子猫たちをお披露目して、食べさせてくれと頼む母猫。
あちこちで追い払われたり怒鳴られたりするから
いつも人を疑って
コソコソしている。
ここまで来るのも容易ではなかったろうに
ついに、ここと見込んで連れてきたものと思われる。
ああ・・・・・・・ため息3連発の事態だ。
作戦がまとまらないので、ひとまずは
母猫白黒のたっての願いを
しかと受け止めるにとどめ、様子を観察しよう。
母猫の不妊手術は、次の出産前にやらねばなるまい。
良く晴れて、気持ちの良い風が吹いた。
早めの時間であったためか、トラぴんの出足が鈍かった。
呼んでやっとトラ地蔵さま、覆いをめくりあげてやっとぴんちゃん。
冬眠を邪魔されたアナグマみたいに
不機嫌に出てきてずっと、不機嫌を通した。
シロママ、ズーズー、クロスケ、ヨーコママ、ミルク、キジ丸、
ブー、コハチ、トラぴん、ビータン、ケイちゃん、とっと。
確認猫数13。
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Fri, 17 Oct 2008
ごあいさつ
ウルトラマンサビ子です。
河原の子ではないのにおじゃましてごめんなさいね。
何度かこちらに書いていただいたので
ご挨拶いたします。
実はちゃんと名前をもらっています。こうちゃんです。
こちらのお家へ来たのは17週前の金曜日、
お医者さまへも連れて行かずに
この子はもう駄目だ
もう駄目だ、といわれたのは悲しかったです。
顔が腫れ顎が変形して
ごはんが食べられなくなったから
たしかに駄目だったのかも知れませんが、
その顔を自分で見て絶望することなどないし
まだ心の整理もついていないし
まだこんなに元気なのに
死んだ方がいいとはどういうことか、です。
納得いきませんでした。
「ってやんでぇ」でございます。
今まで毎日ごはんをくれていたおばちゃんたちは
私の声が
あまりのショックでかすれていたから
聞こえなかったみたいです。
ここへ来てからお医者さまでチューブを装着され
そのチューブは簡単に着脱できないから
固定するためにカラーをつけました。
青いカラーとチューブは
食べられなくなった私の命を持ちこたえさせてくれる
だいじなアイテムでした。
痛み止めやなんやら、お薬も毎日欠かさず飲ませてもらい
顎を汚すじくじくはひっきりなしに拭いてもらいました。
先生は、余命3ヶ月と言いました。
噂を聞いて、たくさんの優しい人たちが会いに来てくれました。
顔を拭いて撫でてもらいました。
ありがとう。私は人間がとても好きです。
ケージ暮らしも文句を言いません。
何もかも我慢できます。生きているんですもの。
チューブのおかげで空腹も満たされ
多少固くなってしまった顎が厄介ではありましたが
ほかの猫たちの行き来する様子を眺め
ああ、あの子猫が決まったのね、良かったわね、
ああ、この子の手術が済んだのね、良かったわね、
なんてUさんを労って差し上げたり
出かけては帰ってくる家族を眺め
外暮らしの不便と無縁な、安心な毎日を送り暮らしました。
お医者さんの言う期限よりも一ヶ月余分に過ぎた頃、
この厄介な病にけりをつけていい頃かと思うようになりました。
反抗して申し訳なかったけど、自分でチューブを取りました。
慌てて病院に連れて行かれ、再び装着されましたが
なかなかこれもきつい処置・・
もう一回自分でそれを外しました。
また連れて行かれることはありませんでした。
それが私の意志であると、分かってもらえたようです。
青いカラーも外してもらい、ケージからも解放されました。
わたしはもう、すっかりるんるんで、
まずは猫の皆さんとご挨拶し、お家を見て回り
お日様にも当たりました。
私の前足は両方ともすっかり駄目になっていて
骨が見えているのです。この包帯だけは外せませんでした。
そんな足で歩いても?
ええ、ええ、全然大丈夫、痛くなんかありません
楽しくて嬉しくて
地球の裏側までも歩いていけそうなほどです。

あっちゃん。
ここの猫たちはみんなやさしいけど、
あっちゃんはまだ若いのに片目を無くす苦労をしただけに
10倍優しい。私の顔を舐めて、抱いて寝てくれました。
お仕事から戻ったUさんが、お家の子たちにごはんの支度をしているとき
みんなに混じって足下に並んで見上げたりもしてみました。
とても懐かしい感じがして楽しかった。
お水の器に顎を乗っけて、えいっと浸かってみました。
飲めないけど、それが私のお水への挨拶です。
ああいい気分・・
ながいことぺちゃぺちゃ飲んで来ましたからね。
ミルクは・・もういいのです。
もうわたしには要りません。
すべき事をぜんぶ楽しんで、本当にしあわせな一週間でした。
そうしてお別れしましょう。
大変だった外暮らしとも
あの頃お世話になった人たちとも
最後を楽しませてくれたUさんとも
こちらでわたしをおもってくださったみなさまとも
さようなら、こんどは皆さんと
なかまたちの幸せをいのります。
ずっと見ていたいけど、しかたありません。
さようなら愛しいみなさま。
重たい荷物は全部下ろして
ふわふわーっと飛んでいきますね。

ウルトラサビちゃん、2008年10月17日永眠
河原で猫たちの世話を終えてから、Uさんの家に寄った。
重篤な病に体を痛めながら、
粛々と運命を受け入れて
最後の日々を穏やかに過ごしたサビ猫こうちゃん。
敬意を込めて今日の日記で送ります。
シロママ、花子、トラぴんクロスケ、ズーズー、ヨーコママ、ブー、フー、
コハチ、ビータン、ケイちゃん、ムギちゃん、ミルク、キジ丸、トニー、とっと。
確認猫数17。
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Wed, 15 Oct 2008
銀ちゃんと姫ちゃん
白黒姫ちゃん、ちょっとシャイなかわいい子猫。
ずっとUさんの家で世話をしていただき
10月12日、お申し出をいただいたご家族の元へ旅立った。
姫ちゃんを保護したのは7月7日七夕の日。竹薮で猫たちの世話を終える頃
どこからかニャあニャあ、けたたましく泣く子猫の声に
Mさんとふたりであちらへ走りこちらへ走りして見つけた。
姫ちゃんの居た畑は、ぐるりとネットや柵に囲まれ、簡単には入れない。
Mさんも私も猫のお母さんの気持ちになって、こっちこっちと必死で呼んだ。
声を聞きつけて飛んできたちっこい子は、こちらの姿を見てぎょっとし
「うそつきー、おかあさんじゃない・・」と身を翻す。
それを何度かするうちやっと畑の外に出す。
密集した枯れ竹の中を
縦に駆け上って魔の手を逃れたところを御用となった。
ウルトラマンサビちゃんに会いがてら、姫ちゃんの様子を見たくて行くも
人見知りして逃げ回る。
Uさんにかわいがられ、なついて、お家にも馴染んでいた。
Uさんにしか心を開かない子になってしまったのだろうかと
思ったけれど、心配はしていなかった。
なにしろ彼女は、保護猫と別れる経験を山ほど積んでいるのだ。
姫ちゃんに会いに来てくださった方が、
ごめんなさいと、ほかの保護っ子「銀ちゃん」を見そめ
迎えてくださることになった。
これは、わたし的には全くOKなのだ。
いつだったか、
ミーシャと不仲だったチコちゃんが戻された。
簡単な決定ではなく、家族会議を開き、何が最善か考えに考え、悩み、
心を痛めながらの「返却」だった。
これも私は尊重している。無理をすべきではないと思っている。
翌日チコちゃんはお見合いに参加した。
「決まらなかった・・」と聞いて、ミーシャのママがたまらなくなり、
なにがなんでもなんとかすると、再びチコちゃんを引き取りに駆けつけてくださった。
決まってしまったら、それがチコちゃんの運命だと諦めたのに
ミーシャのママを走らせた「不決定」が、チコちゃんの道を切り開いてくれた。
チコちゃんは幸せに暮らしている。
忘れられない思い出になった。
銀ちゃんのお届けは11日、その日の午後、姫ちゃんをポスターで発見した
ご家族がUさんの家を訪ねてくださった。
あの人見知りの姫ちゃんがすんなりとお母さんに抱かれたそうだ。
お届けは12日。このご縁を心から喜んだというUさんの気持ちを
推し量るまでもなく、そのときの状況を聞いただけで、わたしもハラハラ涙がこぼれた。
猫たちはちゃんと、いくべきところを知っているのだ。
ちゃんと待ち、ちゃんと進んで行く。
銀ちゃんもしあわせに
姫ちゃんもしあわせに
新しいお家でがんばるのだよ。
日の入りが早くなる河原で、
総勢17匹となった河原猫メンバーにごはんを運ぶ毎日、
一匹でも会えないと気がかりで歩き回る。
だれかしらに
なにかしらの不調があれば、ただおろおろする。
みんな愛おしい。
シロママ、ズーズー、トラぴんクロスケ、ヨーコママ、キジ丸、コハチ、
ブー、ビータン、ケイちゃん、ムギちゃん、とっと。
確認猫数13。
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Sun, 12 Oct 2008
サリーは元気
夕方にはすっかり人が引いて
がらーんとした空間に戻っていたキャンプ場。
人を避けてどこかに避難した猫たちはまだ戻りきらず。
シロママ、ズーズー、トラぴん、コハチ、ビータン、ケイちゃん、
キジ丸、ブー、フー、ミルク、トット。
確認猫数12。

アカマンマの原っぱとズーズーととら地蔵さま

ぼくたちはね ふたりとも 無口なんだよ
トラ地蔵さまがちょっと小さくなり、ボクはまた大きくなりましたー
最後に、野球小屋とは全く違う原っぱの向こうから
土手下の道にミルクが現れた。
材木置き場に来ようとしている。
私たちが立っていたので、じっと止まったまま動かない。
あまりにも動かないので迎えに行った。
驚かさぬよう土手を上がり
ミルクを通り過ぎてからゆっくり下りた。
藪にさっと潜り込み、また固まってしまう。
しゃがんで名前を呼ぶと、困ったようににゃあにゃあ泣いた。
その耳の痛ましさたとえようもなく
当人以上に途方に暮れた。
動かぬミルクからそっと離れて帰ってきた。
サリーとても元気です。凜太くんと同じソファでまったりと寝ています。
最後の一枚はとても渋い。
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Sat, 11 Oct 2008
いつもと違う土曜日
材木置き場のキャンプ場に
いくつものテントが張られ
野球小屋の前のオープンテントに十数名の大人たちが歓談していた。
ここで泊まるらしく、夜を迎える準備をしている。
材木置き場の前では虫除けが焚かれ、煙が上がっている。
これは・・
猫たちを集めてごはんをゆったり配っている場合ではない。
ヨーコママは
人を避けて隣の畑にいたのに
私の姿を見ると、ごはんのためにいつもの場所目指し移動していく。
こちらで こちらで と引き留めても甲斐無し。
動く人たちの合間を縫って突破、
行きついた材木置き場で身の隠し場所に困り、もそもそっと木っ端の隙間に入った。
原っぱで心細そうに待っていたズーズー。竹薮を入ったところにピンちゃん。
みな情けない顔をしていた。
大丈夫、どうってことないよ
いつも通りに元気で食べたら
そこかしこに潜っていなさい。
一日がまんしたらいいのだから。
歩いてはいけない場所など分からないだろうけど
なんの考えもなく、食べ物の匂いなどに刺激されて
うろうろしたらいけないよ。
近づいて目障りになったらどうしようと
私の方がはらはらするよ。
なにしろ・・猫は
居て欲しくないと言われているのだから。
本来の自然から切り離されて
人の都合で人間の社会に適応させられてきた動物たちは
猫ばかりではない。
もう要らなくなったからどこか他所に行って
勝手に生きろと言われても、どこへも帰れない。
人間ほど獰猛で貪欲で勝手な動物はいない。
利用価値を失った動物たちは
人間の支配する社会の片隅で、不要動物の汚名を着せられ
惨めな生き死にを繰り返す。
ネズミを捕って喜ばれた時代は、何だったのだろうか。
害虫を捕って喜ばれている鳥も
雑草を減らして喜ばれている山羊も
より安価で安全な代替手段が発見されれば
糞をするから汚いとか泣き声が五月蠅いとか
増えすぎて困るとか言われて、駆除されて行くのだろうか。
一寸の虫にも五分のたましい・・
数グラムの小動物から100kgのクマ、5トンのゾウまで
同じ地球に生きる命。たましいを持った命なのだ。
彼らの生きる場所と食べ物を奪い続ける人間に、
さらに利用され、酷使され、殺されていく。
家族として大切にされている一握りの、極めて幸運な特権階級の動物たちは例外。
地上に残っている自然の中で生を受け、人の関与を受けず生を全うする動物たちにも
それぞれ過酷な試練はあるだろう。
それでも、
不要動物として否応なしに排斥され駆除されるよりはマシに思える。
できることなら作ってみたい。
猫たちが安心して暮らせる場所。
「これより先、猫に優しい気持ちを持てない人、進入禁止」
という道。
キャンプ場を歩けなかったので
洗い物カゴに汚れたお皿類と野球小屋裏手のぶんを入れて
ぐるっと迂回して行く。
ムギちゃんとトニーがドラム缶の回りにいた。
シロママ、ヨーコママ、花子、ズーズー、トラぴん、コハチ、キジ丸、ブー、
ムギ、トニー、とっと。確認猫数12。
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Thu, 09 Oct 2008
キンモクセイ
良く晴れたのに
昨日の雨に湿った河原を
乾かしてはくれなかった。

「ズーズーも憂鬱そうね」 「うんにゃ、ボクはそれほどでもないよ」
近くのゴミ集積場所に掲げられた、「野良猫に餌を与えないでください」の張り紙
日に日に早くなる日没、
忙しい仕事、
いくつか憂鬱なことがあって
すっきりしない。
ひさしぶりに材木置き場でごはんを求めるミルクを見た。
その耳は崩れて変形し
まるでひしゃげた赤いバラの花を乗せているようだ。
姿を確認できる日が少なくて
見るときも小屋下の隙間の暗がりなので
事の深刻さに気づけず。
ミルクを手術に運んだときは
2日も3日も粘ってやっと、
本当にやっとの事で身柄を確保した。
あの用心深さに泣かされた。
この耳のために、私がしてきたことは
ごはんに抗生剤を混ぜることと
免疫力をつけるべく薬入りサプリ入りミルクを
置き続けたこと。
確実に毎日それが届いていたかどうかは分からない。
数ヶ月前よりも酷くなっているのを目の当たりにして
人に慣れていない子の病気や怪我に
私たちがいかに無力かを思い知らされる
赤い耳を痛ましく見ながら
ミルクががつがつとごはんをかっ込み、ミルクをがぶ飲みし、
野球小屋の下へまっしぐらに走って戻り
平たくなって潜り込むまでを見送った。
とても気が重い。
こんもり茂ったキンモクセイに
オレンジ色の花がいっぱい咲いた。
風が吹くたび、甘い秋の香りがこぼれる。

シロママ、花子、ズーズー、トラぴん、キジ丸、ミルク、
ヨーコママ、コハチ、ケイちゃん、ビータン、ブー、ふー、
ムギ、トニー、とっと。
確認猫数16。
19thFeb,2008のミルク
8ヶ月経って、状態は悪化している
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Mon, 06 Oct 2008
小夏お帰りー
小夏退院。
ケージ暮らしご苦労様、よく頑張りました。
電車の中では、一声も発せず黙って耐えた。
ずっしりと重かったこと。
自転車に積むとき声をかけるとにゃあにゃあ鳴いた。
名前を呼んで、励ましながら戻った。
毛布の上で、一心不乱で踏み踏みする小夏の
心中やいかに。
新ちゃんが興奮気味で、クンちゃんもクロちゃんも
追いかけられた。
これでは小夏危うし、だ。
サークルケージの環境を整え、
新ちゃんを納めてみるも、ものの5分で外に出ている。
そこで頑丈な中ケージに入れ替えてみた。
小夏が4日頑張ったのだから、新吉も我慢せい。
新ちゃんの里親募集記事を練った。
普通の猫では物足りないという方へ
変わり者をご紹介します。
猫界の引田天功、特技、ケージ脱出。
姓は河原名は新吉、推定5~6歳。オス。
半端でない甘えん坊で、かわいい声で鳴きます。
隙あらばどこにでも乗ってきます。
白地に黒の斑入り、瞳はイエロー、シッポはまっすぐ。
どこがどうヘンかは、実際に暮らしてみると実感できると思います。
とにかくヘンです。ウサギのようなウナギのような
着ぐるみを着たオヤジのような、黒猫になり損なった白猫のような・・
人間にはいたって従順でくねくねの猫ですが、ほかの猫に対して
排他的、で、乱暴狼藉をはたらくため、一人飼いに限ります。
静かだなあと思うと、お気に入りの場所でぐうたら寝ております。

甘えモードにスイッチが入っているときの新ちゃんは
向かうところ敵無し。逃げられません・・
河原にあたふたかけつけると
すでにOさんMさんが配膳を進めてくださって
全体平和な空気が流れていた。
シロママ、花子、ズーズー、ヨーコママ、トラぴん、クロスケ、
コハチ、ビータン、ケイちゃん、キジ丸、ミルク、ブー、
ムギちゃん、トニー、とっと。
確認猫数16。
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Sun, 05 Oct 2008
ジャズするべぇ
15時からビッグバンドジャズのコンサートがあって
河原にはそれに間に合うよう早い時間に行った。
シロママと花子はいつも通り会えた。
先行してごはんを出し始めてくださっていたMさんの
居た竹薮はそれなりの賑わい。
野球小屋の下でキジ丸が食べていた。
河川敷一帯、土手上の道も、日曜日で人が沢山出ていたためか、
恐縮した猫たちはそっと息をして身を隠している。
野球小屋の向こうは誰もいなかった。
そして最後に
「そう言えばズーズーがいない・・」と気づいた。
随分呼んで探したけれど、現れなかった。
夕方になったら、よっこいしょっと出てくるのだろう。
置いていくのを食べてくれたらいいけど
待ったらかわいそうだ。
クロスケの居ないところに置いたごはんを
カラスが器ごと引っ張り出して突いていた。
やれやれ、、仕方なく片付けた。
シロママ、花子、ヨーコママ、トラぴん、コハチ、ビータン、キジ丸、とっと。
確認猫数9
コンサートは2つのバンドが一時間ずつの演奏で2部構成、
最初のバンドに、われらがOさんがフルートで出演している。
アマチュアと侮る事なかれ、
演奏はすばらしく、楽器を弾く人たちの手が
魔法のように動くのを、その躍動感あふるる音に包まれながら見た。
気持ちがかき立てられたり、揺さぶられたりする
音楽の力は絶大だ。
以前は沢山聞いたのに
最近遠ざかっていたなぁと振り返った。
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Sat, 04 Oct 2008
秋の猫
自転車を止めたガオの道で
早速シロママに呼ばれた。何はさておき一皿。
駆けつけたズーズーにも一皿。
ガオの道餌台でドライとミルクなどいつものセットをして
出たところで花子を見つけた。花子にも一皿。
ズーズーを従えて向かった
材木置き場にクロスケがいた。
無事が嬉しいクロスケが、スタンバイした藪に一皿。
ヨーコママの歩き方が少しヘンだと
言いながら帰った昨日の今日。
耳のアレルギーが良くないほかは、特に変わった様子無し。
「ヨーコママは竹薮には行かないの?」
じゃあここで一皿。
竹薮へはいるとMさんがお皿を並べて
ドラム缶の分と野球小屋下の分を作っていた。
回りには蚊取り線香の煙がくゆる。
トラぴん、コハチ、ビータンが、それぞれおいしそうに食べていた。
キャンプ場を横断していくブー、
野球小屋の下で食べるケイちゃん、
猫たちが食べる様子はなんと健気で懸命か。
トニー、ムギちゃん、とっと、最後に土手の上の道から見たフー。
本日の確認猫数 15.

咲きます と
背筋を伸ばす
秋の花
食べます と
背中丸める
秋の猫
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Fri, 03 Oct 2008
虫に悲鳴

来たよ来たよ地蔵さま
人間が来たよ
おれ、後ろに隠れるよ
後はよろしく>ピン

暇だから、新聞読んでいるのよ
お見舞いありがとう

お腹? 気になるけど・・
先生におまかせ・・
ふう >小夏
お天気がこんなに良くても
猫たちの毛布や敷物や寝箱まで
堂々日干ししていた以前のようには
盛大にできない。
猫たちを目立たせないこと。
猫たちの世話をしていることをわざわざ見せないように気遣うこと。
それは、危険を回避する事に繋がる大切なポイントである。
身にしみて学んでいる。
河川敷の竹薮は雨のたびに湿る。
ジメジメが大好きな虫が、何かめくるとごそっと動く。
慣れた、と威張っても、いまだに平気とは言えず
ひえーうえーっ、うわぁ、きゃー等々
悲鳴にバリエーションをつけて乗り越えた。
悲鳴を上げては笑い合う人たちがいてくれたので助かった。
かなりすっきりした。
竹薮を出たところで、トラぴんが待っていたのだけれど
お掃除がなかなか終わらないので材木置き場へ行ってしまった。
トラちゃんにはずっとピンちゃんがひっつき虫になっている。
クロスケはどうしたのだろう。
姿が見えない。
猫たちにはそろそろ、寒さを凌ぐ籠もり場所が必要になってきた。
濡れて汚れた毛布類は、ひとまとめにして持ち帰った。
入院した小夏を心配し、
見舞ってくださった友人より届いた画像。
小夏は慣れない場所で、憮然としていた。
もうちょっとだけ、辛抱しておくれ。
シロママ、花子、トラぴんズーズー、ヨーコママ、キジ丸、コハチ、ブー、ビータン、
ケイちゃん、ムギちゃん、とっと。
確認猫数13
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Thu, 02 Oct 2008
るんるん兄姉
2回目のワクチン接種も済み、♂2♀2の4兄姉でるんるん絶好調。
家猫修行にいそしんでいます。
300gで保護されたのが5月末でしたから
もう4ヶ月あまり経ちました。。
すらり、稲妻、こっきん、サビ子です。
手足が長めでみんなスラリ体型、物怖じしないスラリから
恥ずかしがりの稲妻まで、性格は4者4様。
共通しているのは、どの子も大変元気でよく遊ぶこと
よく食べること。
ペットが飼える環境にお住まいで、この子たちを終生
家族の一員としてかわいがってくださる方からの
お申し出をお待ちしています。
ぜひご連絡ください。
k-kata☆da2.so-net.ne.jp(☆を@に変えてください)ひよしまるくん まで
このところグンと寒くなり、トラぴんが竹薮の猫ハウスへ動いた。
ズーズーも、ごはんを竹薮で食べるようになった。
ただし、ズーズーは食べ終わると原っぱへ出て、ヨーコママのそばへ行く。
クロスケはトラぴんと共に動かないようだ。竹薮にクロスケの姿無し。
シロママのために、雨漏りで濡れてしまった敷物を片付け、
あたたかいものを敷き直した。
花子、シロママ、ズーズー、ヨーコママ、トラぴん、コハチ、キジ丸、ビータン
ブー、ケイちゃん、ムギちゃん、トニー、とっと。
確認猫数14。
小夏のお腹の咬まれた傷がしこって腫れ、破れた。
大事を取って本日より数日入院。
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Wed, 01 Oct 2008
ズーヤの目やに


台風の影響でずっとお天気が悪く
月曜日も
火曜日も
長靴で河原を歩いた。
雨で湿った猫たちの場所をいかんともしがたく
みんなに同情し
暮れるのが早くなり
あっという間に手元が見えなくなるため
時間にも追われた。
応援に来てくださっていたOさんが
ズーズーの目やにを「拭いてやりたい」と
逃げるズーズーを追い
ひょいっと捕まえ撫でていたのを
ピンちゃんが側で見守る。
ひょっとして
おばちゃん
ズーヤになにかヘンなことするんじゃ
あるまいね
というやさしい同胞愛か
それとも
ただの野次馬根性か
雨で確認できずに終わった子が多かったけれど
雨が上がったらいつも通りに出てきてくれた。
ああ、よかった。
花子、シロママ、トラぴんクロスケ、ズーズー、ヨーコママ、
コハチ、ビータン、ケイちゃん、キジ丸、ミルク、ブー、
ムギちゃん、トニー、とっと、ふー。
確認猫数17
シッポの長い黒猫に、風来坊のフーちゃんと命名。
ブーとふー、我々との距離の置き方が似ている。
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