Archives

You are currently viewing archive for September 2004
Thu, 30 Sep 2004

元気なクニクニ




四国、西日本を荒らして過ぎていった台風。
昨夜はだいぶ雨が降っていたようだけど、今朝は良く晴れていた。
清々しい晴天。
河原までの土手道は追い風で、自転車で飛んでいる気分だった。
川の水が勢いよく流れていて、あの流れにも負けていなかった。
突風で帽子が3回飛ばされた。

ミス河原ポイントは一ちゃんだけ。
松林を過ぎた所の畑で花子発見。茂った豆の葉がきれいに揃った畝の所で、小さくうずくまってきょろきょろしていた。
しばらく見ていなかったから、ほっとした。
次の薮にまだら、白ママ、ペレ君。薮後方の畑にミルク。

原っぱに見慣れない、怪しい青い自転車。
ちょっと身構えたけど、どこを見渡しても人影はなく、竹薮も異変無し。

9月19日以来不明の兄ちゃんはじめ、会えなかった子多数。
確認猫数18、と、出席率低迷中。
去年の秋と全然違う。

一日中吹いた風のためか、夜になって空を見上げたら、雲が全く無かった。満月に向かって少しずつ膨らんでいる月が、白く輝いて浮かんでいた。星もきれいだ。
この空が見られただけで、
今日は良い一日だったと思える。

写真上下 怪我から立ち直って、毎日を元気に送り暮らしているクニクニ。 最近ほとんど皆勤だ。

Wed, 29 Sep 2004

虎刈りの原っぱ




土手もガオの道も、すっかり草が無くなったので、
原っぱの虎刈りが妙に目立つ。
実はこれ、ただ草刈りが苦しいだけの作業にならぬよう、丸がいくつも描かれている。平らにしていく過程を愉しんでいる。
上から眺めると面白い。ミステリーサークルほど凝ったものじゃなくて、勝手にそう思っているだけ。どうせ一日で真っ平らにできないのだから、猫たちが隠れて休める場所と、虫たちが一時しのぎでも避難できるところを残し残し進んで行こうという魂胆があるのだ。

夏は熱くていられなかった原っぱの台に、猫たちが上がるようになってきた。台が白っぽいから、集まると目立ってあぶない。でも、上がるのを止めることもできない。みんな私の来る方向を見ていて、土手に上がる道を変え反対方向から行くと、誰も見てくれない。
確認猫数 22
サム君に会えず。兄ちゃん今日も現れず。

Tue, 28 Sep 2004

晴れ間のない日




曇り空。
ミス河原、一ちゃん、少し遅れてサム君、みんな揃った。
マダラ、白ママ、ハッチが、薮の下にいた。
竹藪にも沢山待っていて、昨日の分を取り戻す勢いで次々トレイが空になった。数えたら確認猫数25、会えなかった子達の方もそれなりに多い。兄ちゃんはずっと、どこからも出てこない。ふっつり消えたままだ。
オロオロ探すのをやめて、竹藪に座って待っている。
みんなが食べるのをただじっと見ている。
いつひょこっと来ても、美味しい缶を開けてあげよう。
予備を持って、そうやって明日も待つつもりだ。

土手の除草工事。今日は刈った草を集める作業をしていた。恐ろしい刃がグリングリンまわって地面を舐め、倒れた草をかき集めていく。原っぱに出た子達も耳を寝かせて逃げ帰ってくる。音が鳴りやむまで、落ち着かない時間が続く。

写真上 ガオの道を走ってくるシトラ
写真下 藪下にぬぼーっと顔を出したペレ君


Mon, 27 Sep 2004

送迎係のまさおくん





一日中降ったり止んだり降ったりしていて、
容赦のない日だった。

河原の猫たちは沈黙して
ごはんへの意欲はどこへやら。
ミス河原ポイント・・
カサッともザザッともいわず。
次の薮も、すっかり濡れて、誰の気配もなかった。

竹藪に突入する前に見渡すと、キャンプ場向こうにハッチ、原っぱの向こうにケイちゃんが見えた。
竹藪には、猫舎で雨宿りしていた子達だけ、
数えたら10。君たちが最強の常駐メンバーなんだよね。しっぽを立てて出てきた。

グランドにある水道から水を汲んで、トレイを洗って、とぼとぼ戻ってくると、野球チームが物置に使っている小屋のところで、まさおくんが待っていた。

未だに、まさおくんが何を思い
私にどういう考えを持っているのかわからないけど、
なんだか労られているようで感動した。
わざわざ竹藪から出てきて、下りていく私を見送り、帰ってくるのを待っていたのだ。
痩せて毛並みも悪くなったけど
目はいつも澄んでいる。

写真上 太っていた頃のまさおくん
写真下 まさおくんの目

Sun, 26 Sep 2004

ゴロちゃんの計らい




「この人なつっこさから思うに、飼い猫・では・・」
保護仔猫を連れて行った病院でそう言ったら、先生が気の毒そうに断言した。
「人懐っこい子だと皆さんそういう風におっしゃるのですが、ノラちゃんでも親の性格を受け継いで人懐っこい子はいるのです。つまり、この子はノラちゃんでしょう」

「それでも、もしも、万が一、この子の飼い主が探しに病院へ尋ねてきたら連絡を下さいね」と食い下がってお願いしておいた。

今日先生から連絡があった。
その「万が一」の飼い主が、捜索チラシを持って現れたのだ。
仔猫は無事お家へ戻った。

里親探しは、現在どこも苦戦している状況だと知り、先を憂い、ドウシタモノカと思いめぐらせていた矢先のこと、一気に解決してしまった。これから70カ所の掲示板へ投稿する準備をしていたし、募集チラシもゴロ家で作成してもらって、プリントする所だった。

あのとき仔猫を引き受けていなかったら、このハッピーエンドも危うかったはずだ。ゴロちゃんの家でお茶をいただきながら、「猫を救う犬、ゴロちゃん」の粋な計らいではなかったかと話してきた。甘えん坊で天真爛漫な白い仔猫は、ほんの数日ではあったけれど、ゴロパパ&ママの悲しい時間をどたばた乱して埋めてくれたのだ。

ご心配下さった皆様、そしてゴロちゃん、
ほんとうにありがとうございました。

今日の河原は霧雨。降ったり止んだり。
第一便のデリバリが済んだ後の到着だったようで、
確認猫数14と寂しい。
ごはんもミルクも残りそうだ。

靴と手がドロドロに汚れたけど、
お天気の良い日より、草は刈りやすかった。

一心不乱で草に向かっていると、
消えていった子達が脳裏に蘇る。
そのたびふっとあたたかくなる。
すぐそばで草を刈る私を見ている気がする。
実際にいるとかいないとかじゃなくて、
いると思うからあたたかくなるのだと思った。

写真上 お家へ戻った白仔猫「桃太郎」クン
写真下 ガオの道藪下に居着いたシトラ
    彼女の冬毛は長くて美しい


Sat, 25 Sep 2004

コシロよりママへ




ママはいつ見てもウツクシク
まぶしくて

小さい頃はよく
じっちゃんの話をしてくれた。
お腹が空いたらなんだって食べさせてくれた。
もうオマエは一人で生きて行くんだからね、
半径1m以内に近づいたら
ただじゃ済まないよって言って
あれ以来ボクに会っても顔色一つ変えず
舐めてもくれなくなった。
挨拶くらいは許してくれるようになったけど、
近づいてけっ飛ばされなくなったのは
つい最近なんだ。

それにしても、
ママはいつも悲しそうだね。

何が悲しいのか知りたいよ。

もしもボクが立派な息子だったら、
ママを絶対悲しませなかったのに。
ごめんよ。
なんにもできなくて。
ゴメンね、ママ。


Sat, 25 Sep 2004

白猫デー




「みんな身もだえていたよ」
電話をもらって大いにあせる。
二度寝して午後の配達になってしまった。

曇り空。昨日の雨で湿った河原。
ミス河原に会えず。サム君と一ちゃんが仲良く来た。
ガオの道の薮では、マダラとハッチ、白ママ、ペレ君が待っていた。
シトラとヨーコママは竹藪の方に来ていた。
別便もまだだったようで、エサ場は大盛況。次々と追加缶を開けて、全部で17個は使ったような気がする。ミルク1?もあっという間に売り切れた。確認猫数28
今日は白猫の揃いが良く、白猫デーだ。
白ママはキャンプ場を越えて竹藪の外まで来ていた。白ママに気づいて出前したら、まさおくん、コシロが駆け寄って挨拶し、白猫ダンゴになった。チーコが来たら、それまで機嫌の良かった白ママが、世にもオソロシイ顔で「シャーッ」をした。
(写真下 シャーをする白ママ)
チーコが嫌いみたいだ。
チーコが嫌いだと、エサ場に居づらくなる。
白ママの後方にぽつねんと白猫がいて、よくよく見ればミルクだった。
カメラを向けたら急いで逃げた。(写真上 ミルク)
ミルクは私のことをとことん嫌っている。
嫌いでもごはんだけは食べてね。

クニクニは、色が褪めた瞳を気にする風もなくのんびりとおのれの後ろ足であごなど蹴っており、完全にあの痛手から立ち直ったように見える。
白ママはなぜか今日はずっと私についてきた。その都度ごちそう缶のトレイを顔の前に置いてやったのに、ちらっと見るだけで口も付けず座っているばかり。
みんな他の子に乗っ取られてしまった。
コシロがそんなママを心配そうに見ていた。

兄ちゃんがいない・・


Fri, 24 Sep 2004

イチロー




サム君、思わせぶりに一ちゃんたちより少し遅れて現れた。
3人揃って安心した。
兄ちゃん現れず。ヨーコママも現れず。

土手の草もなくなり、隣のキャンプ場も丸刈り状態。
手作業で細々やっている原っぱだけ、あちこち刈り残しがあるので、そこに猫たちが散らばっていた。

少しでも、と思って鎌をふるっていたら、まさおくんが文句を言いながらうろうろしていた。言いたいことはわかる。草ぐらいあったってイイじゃないのさ、ここは河原だよ?でしょ?

昨日、近所の人が尋ねてきて、成り行きで仔猫を預かってしまった。6月に河原から連れて帰ったビビマル以来、久しぶりの一大事となった。仔猫を連れてきた人は、飼えないし、家にも入れられないし・・と、もじもじするばかり。
迷子の可能性もあるからその捜索もしなくちゃいけないし、捨て子、あるいはノラちゃんだと、私も飼えないから、里親を探す事になる。その前に病院に連れて行かなければならない。その経費を拾い主であるあなたが負担する意思があるのかどうか聞くと、払えないという。何もできないし、する気もなく、ただ拾って、私の所へ持ってきたのだ。
悪気など全くないとしても、自分がしていることの意味を少しは考えてもらいたかった。
私にはできないと断ることもできたはずなのに、仔猫の顔を見たらそれが言えなかった。

急遽ゴロママに一時預かりをお願いした。
色々と大変なのに引き受けて頂いて、シャンプーまでしてもらった。今日動物病院へ連れて行って、血液検査(エイズ白血病竏秩j、ワクチン接種、健康診断を済ませ、写真を撮って、里親募集掲載依頼へと突入した。

白い仔猫で、1.6kg生後3ヶ月男の子。
写真写りがイマイチだけど、素直で人懐っこくて天真爛漫。
とても可愛い子だ。幸せにならなくちゃね。
何もしてあげられないまま不明者リスト入りになったミュートやちびQを思い出す。

写真上 6月に河原猫舎で保護し、里親さん宅で「ビビマル」になったちびキジ猫。
写真下 昨日引き受けた白仔猫 イチロー

Thu, 23 Sep 2004

サム君だ!




サム君がいた!
本当に驚いた。
ミス河原と一ちゃんとサム君と3人で待っていた。
サム君は、どこかへ場所替えしたおじさんと一緒に消えた。9/4日姿を見たのが最後になっていた。行った先が同じ河川敷の中で、そう遠くなかったのかもしれない。
繋がれて飼われているわけではないので、お母さんと一ちゃんが恋しくなって戻ってきてしまったのだ。きっとそうだ。
夜になったらこんどはおじさんに会いたくなるかも知れない。
明日の朝、どうなっているだろう。
サム君だけまた消えているか、
3人とも消えているか、
みんなで揃って出てくるか・・

私が行くより早い時間に、M氏が河原へ寄って草刈りしていってくれたので、私も一人で頑張ってきた。
曇り空で涼しく、辛くなかった。
食後の猫たちが竹藪から出てきて、刈り残した草の中にてんでに埋まってくつろいでいた。時々手を休めてそんな猫たちを眺めた。今の草は柔らかくて気持ちよさそうだから、刈ってしまうのは気の毒な気がする。許せ猫たち。虫にもゴメン。
金ちゃんが除草剤をかけられるまでうずくまっていた場所にかかっている。鎌をせっせと動かしながら、力が入った。

洋ちゃん、アミちゃんがいる竹藪奥で小屋掛けしているおじさんが通りかかった。挨拶して行方不明の子について聞いてみたら、ガオの道の薮で誰かが死んでいたはずだという。2、3日前に気がついたそうだ。通った時そういうニオイがしていたという。3日以上会っていない子。クネ、兄ちゃん、花子、ヨーコママ・・
急いでおじさんの言ったあたりを探したけれど、何も見つからなかった。畑のおじさんがかたずけたのだろうか。

何となくどんよりした気持を抱えたまま、
疲れたので引き上げてきた。


Wed, 22 Sep 2004

秋の除草工事




ミス河原ポイントの土手に車が止まっていて、
除草工事の人達が休んでいた。
広範に重機を入れ、刈り払い機を大量動員して、
草をなぎ倒し、刈り込んでいく。
昨日あたりから本格的にやっていて、
猫たちの緑地は騒音に包まれている。

私が世話をしている人間だということや
そこに猫がいることを知っている人もいて、
優しくじっと様子を見てくれる。
ほんの数人でも
猫がいることを知ってもらうだけで有り難い。

エサ場への出足が悪かったのは、工事の騒音の影響だろう。

少なくて淋しかった。
兄ちゃんも黒長も来なかった。
常駐メンバーだけ、踏ん張って待っていた。

トレイの回収に戻ると一ちゃんが甘えてきたので、
両手で抱いて、高い高いをして揺すって下ろし、
下ろしても逃げずにいるので、3回繰り返した。

一ちゃんに、
もうお終いだから追って来ちゃ駄目だと言い聞かせ
また明日とサヨナラしていこうとしたら
様子を見ていたおじさんの一人が、
にこにこ笑って「のらねこかい?」

ただ縦に首を振って、自転車を走らせた。

原っぱ他私有地には工事は入らない。
半分は終わったと思った草刈り、
よく見たらまだまだで、
手強いことこの上ない。
ボウボウと残っている。

写真はどちらも一ちゃん

Tue, 21 Sep 2004

オッパ




大丈夫とは思うけど、
このごろ兄ちゃんに会えない日が多くて困る。
「兄ちゃん」をハングルでは「オッパ」と言うらしい。
本当の兄ちゃんでなくても、
兄のように思う人をみな、そう呼んでいるようだ。
私の場合はちょっと意味が違うけど、
河原の猫たちの様子を見ていると、
兄ちゃんは間違いなく、みんなに「オッパ」と呼ばれているはずだ。そういう所にいる猫さんなのだ。
だから、あんまりフラフラしないで、いつもいて欲しいと願っている。
最近兄ちゃんのあごを手を支えて顔を拭いていると、フジコとそっくりに見えることがある。特に片目のシャドウの入り方が似ている。フジコの子だから当たり前だけど、今更ながらはっとする。

ミス河原は一ちゃんと揃って土手を上がってきた。
私を先導してまた二人で下りていくときには、一ちゃんと体がぶつかっただけでシャーシャー怒って、配膳の時はパンチを浴びせていた。仲が良くても喧嘩をする。叩かれて一ちゃんが反撃に出るのは見たことがない。きっと、ちっとも痛くないし、怒られるのが楽しいくらいなのではなかろうか。離れずに、頑張って一緒にいて欲しい。そうやって尻に敷かれて小さくなりながら、ミス河原を守ってあげて欲しい。

風がさわやかで、日射しのわりに暑さを感じない。
一年のうち、ほんのわずかしかない凌ぎやすい日々、
大事に過ごしたい。
これからの季節もまたがんばれるように。
息をゆっくり吸って
飛ぶ鳥を下から眺めると、
それだけで熱い気持ちが湧いてくる。
彼岸花の花弁の勢い、草の緑、
樹木の雄々しさ、
私を待つ猫たち、
河原は
どこもかしこも美しい。

写真上 フジコ
写真下 オッパ

Mon, 20 Sep 2004

祝・ヨーコ姫さま




祝いたいことは何もない。
外で長生きできる子は稀だもの。

あ、
前言撤回。
長生きの子がいた。

みんなの過去や河原暮らしに至った経緯など
辿りようがないのだけれど、
河原生まれがはっきりしている子達以外で
洋ちゃんだけ情報があった。
仔猫の頃
洋ちゃんと一緒にいた兄妹を保護した人が
初めて病院へ連れて行ったのが平成6年・・・
病気になって亡くなる前、同じ病院にかかって、
残っていた記録から教えてもらったのだそうだ。

洋ちゃんは・・
保護された兄妹よりも
河原で長生きしているのだ。

既に書いたことだけど、
ヨーコママが洋ちゃんたちを育てていたのを見たという人があって驚いた。ヨーコママは平成6年以前に生まれた猫さんだということになる。
外でそれだけ生きていられるのは
奇跡に近い。
どちらかといえば、猛々しい生粋のノラちゃん、というより、お姫様タイプ。蚊に弱くて、夏の間中、9月に入っても、悪くすると10月末まで、耳がただれて痛々しい血統なのだ。
ヨーコママを見る目が変わったのは
かなりの年だと知ったから。
大事にしてあげなければという気持が強くなった。
ヨーコママは、河原猫の不妊手術取り組み最後の難関だった。

あの手強さには本当に泣かされた。
捕まったあとの態度がまた立派だった。

泣きも叫きもせずに、
じっとしていた。
もう仔猫を産んでいるようだと
夜の電話で知ったときは
複雑な気持ちだった。
出産直後に囚われの身となり、
仔猫の命がかかっているのに、
観念したように無表情にじっとしていた。

とても酷いことをしてしまった。
何とも言えない気持になった。
河原へ戻されたあと、あの状況を経て育て上げた3匹を
エサ場デビューさせた。肝っ玉母さんだ。
私に仔猫を見せたかったのかも。
何をされたって負けないって
言いたかったのかもしれない。

運良く病気に罹らずここまで生き延びてきたのだから、
きっと立派なお母さんから生まれたのだろう。
ヨーコママはきっと
そうやって産んでくれたお母さんを越えて、
記録を更新中なのだと思う。

エサ場で私の知らぬ間に
派閥争い&数の調整・自主規制があったのか、
何頭かが竹藪の外へ追われた。
ヨーコママは争いごとを嫌って自分から出たかも。
子ども(影丸)がエサ場にいられるよう、身を引いた可能性もある。
生意気なピンちゃんたちが、いきなり襲いかかるので
落ち着いて食事できない毎日を送っている。
今のところ、それでも竹藪に来てくれるので
みんなとトレイを争わなくてもいいように、
なるべく専用に、ミルクとごはんのセットをそばへ持っていってあげるようにしている。
そのくらいの特別扱いでは
とても追いつかない。

だから今日は、長生きの労苦を労って
これからの幸せを祈ってあげたい。
お姫様のようには暮らせなかったけど
ヨーコママの気品と立派な態度は
誰にも真似ができないものだと思う。

姫さま・・
おいたわしや

写真上 ヨーコママ
写真下 洋ちゃんとヨーコママ


Sun, 19 Sep 2004

サヨナラゴロちゃん




ゴロちゃんはバーニーズという大型犬で
猫を救う犬だった。http://www.h3.dion.ne.jp/~goroya/
河原で、へその緒がついたままノミだらけでひとりぽっちだったたまこちゃんを見つけたのも、ファミリーレストランの裏の茂みで助けを求めて泣いていたデンちゃんを見つけたのも、ゴロちゃんだ。大丈夫な子には反応しない。ゴロちゃんのパパとママが保護し、助けてきた猫たちを、おおらかに受け入れ、かいがいしく世話はしなかったらしいけれど、あたたかく見つめてくれる犬だった。
昨夜、そのゴロちゃんにお別れに行って、パパとママを慰める言葉がなにも見つからず、ただありがとうと撫でて泣いてきた。
突然のお別れがどんなに悲しいか、
どんなに辛いか、
見たらわかる。
私も家にいる子達のために、
河原の子達のために、
覚悟を持たなければいけないと痛切に思った。
ゴロちゃんに代わる犬はいない。
かけがえのない命が燃え尽きてしまった。

どうか安らかに・・
さようなら、ゴロちゃん。
猫をたすけてくれてありがとう。

河原では、クネちゃんがフッツリ消えてしまった。
気がかりだった兄ちゃんを、大きな声で呼んで歩いた。
どこかできっと聞きつけたのだろう。戻ったら竹藪に来ていた。
鼻の周りをガビガビにして、ちょっと具合が悪そうだった。
しぶとく頑張るよう、鼻をそっと拭きながら言って聞かせた。
日射しが暑かったけど、草を刈れるだけ刈って帰ってきた。手のひらにマメが出来た。

北の国のエミ様 フードを送って頂いてありがとう。
ミーシャとチコちゃんのママ 昨夜届いたフード、本当にありがとう。なんだか涙腺がゆるくなっていて、胸がいっぱいです。
みんなが少しでも無事で幸せに暮らせるように、穏やかな日々を祈って下さい。優しい気持ちに応えられるように、一生懸命通います。

写真上 ミーシャの兄ちゃん「コシロ」
写真下 私の希望の星「兄ちゃん」

Sat, 18 Sep 2004

走りきったクネ




昨日書き忘れた大事なことがあった。
クネちゃんがもうダメそうだ、と思ったこと。

竹藪へ移住してから、
彼女は不屈のスリスリで、常駐メンバーに食い込んだ。
以来毎日行けばそこにいた。
わっしわっし食べて、猛然とミルクを飲んで、
そしてツゲの木の下枝の茂みで休んでいた。

一度涎を酷く垂らして、毛並みも荒れて、
これはいけない、と慌てたことがあったけど、
見事に復活して、毎日きちんと食べて、私を喜ばせてくれていた。
昨日はぐったり喘いでいるばかりだった。
まるで、マラソンランナーがゴールしたあとみたいに、
喘ぎっぱなしで、
何も食べなかったし、
顔の前まで運んでやったミルクも、
特別に開けたごちそう缶も、
ならばと置いてやった水も、
鼻を寄せてニオイを嗅ごうとさえしなかった。

今日行ったら・・
どこにもいない。
姿を消していた。

走りきったのかな。
もういいのかな。
もう食べなくても良いっていう事なのかな。
何年か前の9月に消えた鈴子を思い出した。
クニクニ柄の白猫。
クニクニモドキ、改め、クネになったクニクニ柄の女の子。
どこかで苦しんでいないか、どこかで、ほんの少しでも良いからお水が飲みたいと思っているのではないか、、、、
思うと苦しい。

夜になって開いたメールで、もっと悲しい知らせがあった。

ゴロちゃんが
急死した。

Fri, 17 Sep 2004

灯台元暗し・・




昨日洗い物で河川敷駐車場へ下りていって、仔猫を見た。
3縲怩Sヶ月の元気者で、私が歩いてくるのを見て、ゴミ捨て場からイチモクサンで駐車場を突っ切り、薮へ駆け込んでいった。
この前沢山預かって一気に手術を済ませたおじさんの場所と、竹藪エサ場との間には、何人いるか分からないくらい、ホームレスの人が潜んでいる。竹藪に来なくなった行方不明の子達が、その中で飼われている可能性は高い。どうにも姿を見ないので、確かなことは分からない。仔猫を見た、ということは、仔猫を産める親がいると思って間違いない。捨て仔猫に会ったのは6月に一回だけ。今年は順調だと喜んで安心していたのに、ササーッと青ざめた。灯台元暗し、かも。
ヤレヤレ・・どうしたものか・・
竹藪に来たら対処しよう、
それしかない。

ミス河原今日も出現。
一ちゃんと仲良く食べていた。
兄ちゃん昨日に続き今日も現れず。

写真上 チーコの周りを囲む親衛隊
写真下 チーコの鼻先でお尻を上げたサン&ピン兄弟

Thu, 16 Sep 2004

まだ来ないのかーー




土手に自転車を止めたら、黒い固まりが下の薮から飛び出して、駆け上がってきた。
やっぱりいたんだね、
ミス河原だった。
一ちゃんも少し遅れて駆け上がってきて、二人で私の自転車を頭で押していた。

原っぱのごはん待ち。冬の猫ダンゴより互いに距離を取っている。最初はみんなで顔を揃えて、私の来る方向を見ているそうだ。それからだんだん待ちくたびれて、だらけてきて、向きがばらばらになる、らしい。それでも自転車の音がするたび、顔だけその方向に揃えて反応する、そうだ。どんなにみんなが一生懸命待っているか、写真を撮ってもらった。

(接続エラーでパソコン動かず、アップ一日遅れました。
ごしんぱおかけしてごめんなさい。)

PS 買い出しの応援ありがとうございました>ゴロママさま
病気が早くよくなりますように> ゴロちゃんへ


Wed, 15 Sep 2004

アカトンボ




この前確認できたはずのミス河原が
また消えている。
一ちゃんは一人で
私を待っていた。
ごはんを置いたのに
食べずに私を追ってきた。
なんだかとても切なくて、
しゃがんで一ちゃんを撫で回し
できることならいつまでも
そうやって甘えさせてあげたかった。

次のポイントでは
しっぽの先が赤いままの
シトラがいた。
いたりいなかったりだけど、
どうやら彼女は
竹藪よりもそこが
良いようだ。
ノコちゃんとはぐれたマダラと
ゴロリやミミちゃんと別れたハッチと
子どもたちと別れた白ママと
ずっと一人行動の花子・・
みんなはぐれものの独身女性。
ヨーコママは
ピンちゃんたちの嫌がらせにも負けず
竹藪に戻っている。
今日もいた。
河原暮らしが長いから、そう簡単にはへこたれない。
慎ましく静かで淋しげな顔だけど
芯の強い子なんだよね。

7月の除草剤散布は阻止できたけど、
この勢いで草が伸びたら、9月末から10月がアブナイ。
また草と格闘始めて、
半分ほどやっつけた。
絶対除草剤は撒かせない。

どんなに頑張って通っても、
ごはんを食べさせるだけで
あの猫たちを守ってあげているなどとたいそうなことは言えない。

綿菓子のような白い雲を浮かべた空が、
とてもきれいだった。
赤とんぼは夏から秋にかけての
二つの季節をまたいだだけで短い一生を終える。
風に抗って空中に留まるという
大仕事をしながら、ときどき力を抜いて風に身を任せる。
ぼんやり見ると
流されて大きく動くとき、飛んだ、と思う。
トンボにとって「飛ぶ」瞬間は
むしろ止まっているときなのかも。



Tue, 14 Sep 2004

無事復旧




昨夜突然、メールの送受信も、インターネット接続もできなくなってしまった。
サポートセンターへの電話は、リダイヤルを繰り返した挙げ句解決にならず、各社たらい回しとなって時間切れ。
どうにも仕方がないのでそのまま
救援を頼める週末まで諦めるしかないと覚悟を決めて、お掃除を始めた。
夜遅くなって、ようやく復旧できた。

今日の河原、
ピンちゃんがヨーコママを追い出した。
ごはんを謙虚に順番待ちして食べたあと、目立たない所でのんびりしていただけなのに、わざわざ襲いに行って追い出したのだ。
あっという間にヨーコママは竹藪奥へ逃げて、鼻息を荒げたピンちゃんだけ戻ってきた。なんで意地悪するんだろう。
助太刀に入ることもできなかった。
まさおくんが、
洗い物に水道の所へ歩いていく途中、ブルーシートで囲ったおじさんの家の屋根に上がって、こちらを見ていた。彼は高い所に登るのが好きらしい。アハハ、おかしな奴じゃ、、だけど、そんなとこに上がったら目立つし、怒られるよ。
少しハラハラした。
洗い物始めたら、すぐそばまで寄ってきたので、水でもどうかと勧めたら、においを嗅いでささっと後ずさりし、近くに止まっていた車の下へ潜ってしまった。
洗い物が終わったので声を掛けたら、ずっと離れずについて来た。
小夏が現れて、私とまさおくんを見送ってくれた。
にゃにゃ、にゃにゃ、小さな声でなにか言いながら、犬みたいについて来た。

確認猫数 22
今日も会えなかった子多数

写真上 ピンちゃん
写真下 まさおくん

Mon, 13 Sep 2004

ぱらぱらの月曜日




写真上 昨日の続き
黒長しっぽが、兄ちゃんの足に頭を乗っけてゴロンした所

写真下 黒長の立派な横顔

確認猫数20
日曜日の影響か、足並み揃わず、
みんな隠れてしまったのか
集まりも悪かった。
ミス河原ポイントは一ちゃんだけだったし
黒長にも会えなかった。
アミちゃんは洋ちゃんと一緒じゃなかった。


 

Sun, 12 Sep 2004

足がかり




黒長しっぽの助は
渋い兄ちゃんを尊敬している。
一番尊敬しているのはチーコで
兄ちゃんはそのチーコの兄ちゃんだから、
尊敬せずにはおれないのである。

兄ちゃんがくつろいでいるときに
さりげなく近くでころがり、
ウツラウツラしながら
眩しい
兄ちゃんの姿を眺める。

黒長は憧れている。
兄ちゃんのように
短いしっぽ、ブンブンまわして
短いからだでどっしり座る
太っ腹の男になりたい。

あのお腹を枕にして寝るのが
黒長しっぽの夢なのだ。
チャンスを待つこと3年。
やっと足がかりを掴んだ。

ぐっすり寝たら、にじり寄って
足までなら枕にできるようになった。
この足がかりを夢への一歩に
さらに頑張るつもりだ。

日曜日。
隣のキャンプ場に草刈りが入り
子どもたちが沢山来たので、
猫は息を殺してあちこちに潜伏していた。
エサ場への出足は通常の半分。
原っぱの方も、一斉に吹き出した草が
グングン伸びている。

写真上 兄ちゃんの側にゴロンする黒長
写真下 渋い兄ちゃん

Sat, 11 Sep 2004

生きている




ずっと第一配膳ポイントに気を取られている今日この頃。
昨日諦めたミス河原がなぜか今日出てきて、ヨヨヨッ!
一ちゃんのあとについてきた。

猫たちの気持や暮らしの不思議については、
私ごとき人間が
あれやこれやどうのこうの
断定できないものだなぁと痛感。

一ちゃんがひとりぽっちでなくて良かった、
でもサム君は一人になってしまったことになる、
ミス河原は甘えん坊だから淋しかろう・・等々思った。
どんな風でもいいから、元気に生きてほしい。

タビちゃんも生きていた。
長いこと姿を見ない子でも、
そうやって時々来て、
生きていると知らせてくれる。
キジ丸、ミルクも
生きていた。

写真上下 久々の「タビちゃん」


Fri, 10 Sep 2004

居残り一ちゃん




サム君が消えて・・ミス河原も消えて・・
一ちゃん一人、2日目。
ことの次第をこの目で確かめるべく
意を決して土手を下りていくと、
おじさんの居住区はゴミが散乱もぬけの殻。
人の気配のない廃墟と化していた。

サム君とミス河原には、もう会えないと思ったほうがいいのかな。
一ちゃんはまっしぐらに走ってきたのに
ほとんど食べていなかった。
叩かれながらでも、先を争って食べるのがいいのであって、
仲間がいないと張り合いなくて淋しいのか、置き去りでショック状態なのか、
とにかく食欲がない。

写真上 巨体を揺らし
    しっぽを立てて
    走ってくる「一ちゃん」
写真下 ときどきキリっとする兄ちゃん

Thu, 09 Sep 2004

洋ちゃん・・




ミス河原に会えなかった。

遂にミス河原も消えたのかな。
ガックリ来た。
一ちゃんが一人で一生懸命来てくれた。
薮の奧で誰か泣いていた。
笹薮をかき分けて確かめたらペレ君だった。

あとでお皿を取りに行くと、
ミルクもごはんも沢山残っていた。
もし空になっていたら、
「みんな居るけどたまたま会えなかっただけ」って思えるけど、
・・山盛りで残ったままアリンコがたかり始めていて、
お皿を見つめて泣きたくなった。

嬉しいこともあった。
洋ちゃん。
初めてゆっくり触った。

ごはんに遅れてやってきて、
奧の餌台でもそもそ食べ始めた。
あちこちのトレイをまとめて追加しに行くと、食事を中止して餌台から逃げかけ、止まった。
止まった所が丁度、手を伸ばせば届く至近距離で、
背中に誘われ思わず撫でてしまった。
柔らかくてうっとりするような触り心地だった。
そのまま何度も、行ったり来たり、アゴの下も、頭も、そっと撫でた。血の滲んだ耳が痛々しい。

洋ちゃんとは随分長いつき合いになる。

不妊手術に運ぼうと捕まえたとき、
当時仔猫だったチュンチュンが、狂ったように洋ちゃんのケージの周りを掘っていた。
昨日のことのように思い出される。
そうやって連れ帰って家の前で逃げられた。
あのとき実は死にものぐるいで洋ちゃんの体を掴んだ。
軟体動物のようにするりと私の手を逃れて消えた。
牙も爪も怖ろしかった。
2ヶ月かかって探し出し、再捕獲して病院へ連れて行って、
やっとこさ河原へリリースする、という、ややこしい手順を踏んできた。終始おかんむりで、洋ちゃんは私の顔など見向きもせず、私の手を憎んだ。私が呼びかける声など耳に入らないほど怒っていた。
触るどころか、近寄ることもできなかった。

ごはんに追加するごちそう缶、で、味をしめ、
現場で缶を開ける音を立てると、
くわっと顔を上げて注目する子が増えた。
洋ちゃんにはアレルギーがある。
薬を飲ませるために、追加缶を洋ちゃんにあげる機会が増えた。洋ちゃんもその音に反応し、私の手元をじっと見るようになった。そして今日、初めて、撫でさせてくれた。
やっと場所取りできて食べ始めたばかり。このまま逃げたらフイになる、と留まっただけで、逃げるに逃げられなかっただけってことかもしれないけど、私には、感激の瞬間だった。

写真上 洋ちゃん瞑想中
写真下 仲良しカップルの、一番好きな写真だ。
甘えるアミちゃんの顔、
洋ちゃんの穏やかな顔、
世界は二人のために回っている。


Wed, 08 Sep 2004

強い風の中で




サム君が消えたことに関して
「おじさんがサム君だけを連れてどこかへ動いた」という
もう一つの可能性に思い至った。

一ちゃんもミス河原も、なんだか様子が変だ。
ミス河原がこのところずっと気を荒げている。
必死で出迎えてくれたのに、お皿を片付けに行くと
沢山食べ残していた。
一ちゃんが再度出向いていく私を一人で待っていて、
別れを惜しむようにつきまとってきた。

猫たちの暮らしに永遠はなく、
色々なことで居場所や関係が微妙に動く。
私がどんなに想像力を駆使しても、
猫たちの変化に説明の付かないことが多い。

ミス河原ポイントで今何が起こっているのか
結局分からぬまま時間が過ぎていくのだろうか。

風が強く吹いた。
竹やぶの中は竹が守ってくれるから安心だ。
強い風の中で
食後の猫たちが目を閉じて
くつろぐ姿を見た。
上を見ると、竹の固まりが轟々
揺さぶられて唸っていた。

写真上 洋ちゃん
写真下 また仲良しカップルで現れ、ほっと一安心。
    洋ちゃんとアミちゃん

Tue, 07 Sep 2004

サムヤーー




一ちゃんが走ってきて、
すぐそのあとにミス河原が土手を斜めに駆け上ってきた。
サム君は今日も姿を見せず。

三毛おばちゃん遅れて登場。ご機嫌ナナメだ。

サム君に関して思うことが沢山ある。

土手を通る人に呼ばれると
人懐っこく甘えていた黒猫「ミス河原」と出会った頃のこと、
その薮の向こうに、おじさんが居た。
一ちゃんが流れ着いていたのを知って驚いた。
金ちゃんも居て、みんなでおじさんを囲んで暮らしていた。
サム君はおじさんだけにべったりの人見知りで、
預かって手術に運んだときは
本当に怖い思いをさせてしまった。
お母さんのミス河原と同じ先生にお願いしたくて、
行き帰り10kmの道のりを
サム君を自転車に積んで必死で走った。
可哀想だった。

猫に囲まれながら貧しいたき火で煮炊きするその人は、
若くはないけど、老人でもなく、
おそらく私と同じ年代の人だろうと思った。
社会生活を捨て、一人で河川敷の藪の中に生きており、
きっとそれは猫たちとあまり変わらない孤独なその日暮らしで、
なぜそうした生き方をしているのか、尋ねることはなく、
ただ辛いだろうなと内心思うだけに留めた。

河川敷に何度か草刈り工事が入っても
おじさんの薮は深まるばかり。
いつの間にか茂った樹木と草に埋もれ、
暮らしぶりも見えなくなった。
前は火を焚く姿や煙が見えたのに、
そういえば最近見ていない。

ミス河原たちの薮の隣に松林がある。
そこにあった小屋には、たびたび立ち退きを要求する札を下げられながら住み続けた人があった。ある日扉が開かれたままになり、中の人が消えていた。長いこと放置されたあと片づけられた。
松林に積まれたダクトの筒も
その人の住居跡も、
きっと猫たちが雨風しのぎに
入っていただろう。

おじさんは果たしてまだあそこにいるのだろうか。
ミス河原たちは、ひょっとしたら
猫だけになって暮らしているのかも知れない。
ミス河原たちは、見捨てられ
置き去りにされたのかも知れない。

サム君が私に抱っこされ
膝の上でくたっとなった。
おじさんだけのサム君だったのに、
私に身を任せる気分になっていたのは
ひょっとしたら
おじさんと別れたためではなかろうか。

そして私に甘えたように
土手を通る人に呼ばれ、
お母さんのミス河原のように
甘えてみたのではなかろうか。

どうかひどいめにあっていませんように・・
神様、
あの子が酷い目にあったとしたら、
私はどうしたらいいでしょう。

明日でも明後日でも良いから、
けろっとした顔で出てきてくれますように。
それだけが今日の願いです。

Mon, 06 Sep 2004

サム君に異変?




4日続けてサム君のお出迎え無し。

一昨日の帰り、お皿を片づけに行った時姿を見たのでほっとし、要するに、彼らの所に居着き始めた強面の三毛おばちゃんのせいなのだろうと理解した。
それにしたって、ああしていつもいつも待っていて一番に走ってきた子が来ないのだから、何かしらあったのだ。

曇り空でパッとしないお天気。
原っぱのベンチの上に、6メンバーひしめき合って目立っていた。目立つことはいいことじゃない。オモシロイよりシンパイが先立つ。暑い日は熱くて居られないプラスチックのベンチ。夏の日射しが去って、猫たちが寝転がれるようになった。

涼しくなると食欲が増進するという、例年の現象が起こっていて、これはきっと全国的にもそうなのだろう。
現場で3個追加。猫缶(大)を全部で16個使った。

影丸は若者らしくお腹が空いていて、誰かに襲われる前に食うだけ食うぞと意気込みが凄い。奧の餌台の陰から、身半分出して、側のお皿に頭を突っ込むのが恐いのか「手」を伸ばし、けんめいに伸ばし、その手でごはんを「掴んで」器用に口に運んでいた。今日見たのはコハチと小夏。本当に長いこと見なかった子達だ。コハチは影丸と入れ替わりに来ていて、こそこそしながらごはんをバクバク食べていた。戻ってきた影丸と並んで、やっとコハチと気がついた。二人ともスリムな黒白猫だ。
こうしてまた、生きている・・と確認できた。

小夏が竹藪エサ場に来ることはもうない。駐車場側の藪の中の小屋で暮らしている。(シトラもここ出身のはずだけど、最近キャンプ場を越えて移動し、ハッチ&マダラグループに入った。)
下の駐車場へお皿を洗いに行って、ゴミ籠の並んだ所へゆっくり歩いてきた小夏に気がつき、声を掛けた。なぜか多弁で、頭を私の手にぶつけて甘えてきた。
元気ならもう、それだけで良いんだよ。
相変わらず痩せてるね。ちゃんと食べているのかい?

写真は チビチーこと「影丸」のお食事

Sun, 05 Sep 2004

石の上にも3年




朝方の霧雨が、河原についてしばらくするとザアザア降りになって、慌てて食べていた子達がさらに慌てた。
諦めて避難する子、濡れるのも厭わず頑張る子、濡れずに食べられる場所へ移動する子、それぞれの腹具合で反応が違った。私は傘を猫に譲って、レインコートのフードを被り、お皿をまとめるのに忙しかった。

ミス河原ポイントの藪の中でこの前聞いた声の主は、ごっつい顔した三毛猫で、昨日と今日と堂々姿をさらしてごはん待ちしていた。目鼻口が汚れていて、形相が険しくなっている。サム君はこの三毛おばちゃんが苦手らしく、あんなに熱心に待っていたのに姿を見せない。ミス河原は気が立っていて、側にいた一ちゃんにキーキー言いながらパンチを浴びせていた。どこから来たのか、飼い猫だったのかずっとノラちゃんをやっていて流れ着いたのか、全然分からない。
マサルさんのお皿に、食べている最中薬を入れたごちそう缶を追加してやった。顔の前に伸びてきたスプーンに、クワッと怒って飛び退いたけど、すぐ戻ってきれいに食べた。

写真上 兄ちゃん空を見上げる
写真下 兄ちゃん 座右の銘「石の上にも3年」
    我慢強い男なのだ。

Sat, 04 Sep 2004

ごはんまだかな(3)




まさお:それじゃぁボクは行くよ

コシロ:んー


コシロがいつも食事するメイン猫舎下の暗がりは、配膳が遅れるのです。外でひしめき合っている面々に行き渡ってから、やっと台の下に滑り込ませるため、コシロは最後になります。
最後になっても、ちゃんとそこへ行けばある、と分かっているので、コシロは余裕で待つのです。

コシロ:なんか取り残された感じ・・・

Sat, 04 Sep 2004

ごはんまだかな(2)




ごはんだ!
ごはんだ!
コシロ:ウレシイナ
まさお:嬉しいね
コシロ:シアワセダね
まさお:うんうん、そういう感じだね。

サンタ:あのー、君たちいつまでそうやっているつもり?

    みんなもう食べてるよ、
    迎えに来たんだよ。

Sat, 04 Sep 2004

ごはんまだかな(1)




今日はちと遅いんでないかい?

んーー土曜日だからね

早く来い早く来いって
みんなで「気」でも
送ろうか?

と固まっていると
ごはんが到着した。

それーっ
みんなで走るんだ。

Fri, 03 Sep 2004

準備万端の彼岸花




土手一面に桃色の花穂を持った草が広がり、気持ちよさそうに揺れている。
あちこちで彼岸花の花茎が一斉に伸びている。あの赤い花が息を揃えて出番待ちしているのだ。
空に向かって情熱的なダンスを踊るのを
もうすぐ、見ることになるんだね。
彼岸花が咲くとやるせない気持になるのは
どうしてだろう。

赤とんぼの飛び方に「キレ」が出てきた。
風が違うようだ。

原っぱの草もグングン伸びている。
草花の勢いも、
猫たちの活気も、
春とは少し違う。
寒くて暗い季節に向かって
命を貯める季節だからかな?
これからの季節、河川敷に広がる緑は鮮やかで、とても好きだ。

シンクロ、シトラ、確認。
会えなかったのは・・
サム君、マサルさん、タビちゃん、ビータン、アミちゃん、影丸、花子。

写真は2枚とも元気なピンちゃん
最近ムチムチッとして、肉付きがしっかりしている。

Thu, 02 Sep 2004

秋風




ヨーコママがあちらの薮から竹藪へ戻ってきた。
戻ったといっても、堂々最初からいるわけではなくて、遠慮しながらそーっと、そぉーっと、来ている。
息子「影丸」は、誰が恐いのか、来るたびへっぴり腰で、苦労して食べていく。鼻の周りの毛が抜けて、調子はイマイチ。若いのに、苦労が体全体に滲んでいる。そんな息子を見ているのか見ていないのか、関係も興味もなさそうなママ。自分も、みんなの合間を縫って食べるのでやっとだ。

マサルさんも、ひと頃漲っていた力強さとか貫禄とかどこへやら、これまた苦労が体全体に滲んで、すっかり謙虚な猫さんになっちまった。申し訳なさそうに食べ、好物のミルクを必死で飲んで、そそくさと去っていく。

偉そうなのは黒長ピンちゃんサンタ。チーコにかしずきながら、ゴールデントリオで竹藪エサ場を仕切っているのだ。

今日は花子とタビちゃんを確認。
シトラはしっぽの先のトラブルがまだまだだ。赤くただれているのが見えるたび、落ち着かない気持ちになる。
洋ちゃんアミちゃん、キャンプ場の草の中で仲良く佇んでいた。

風に秋 感じる。

写真上 木の上のまさおくん
写真下 チーコにかしずくサンタ

Wed, 01 Sep 2004

ボ?




まさおくんが連日ツゲの木の上に引っかかっている。
ツゲの実はまだあおあおとした黄緑色で、
びっしりたわわに実っている。
先日の日記で「ボロ雑巾のように」と
失礼な紹介をしたとおりなのだけれど、
その後、
ごはんに、処方して頂いた皮膚病対策の薬を混ぜて頑張った結果、いくらか良くなってきたように思われる。

木の上で暮らしていることも猫としては十分「変」だけど、
もっと「変」なのは、
お皿を洗いに駐車場へ下りていくと、いつの間にか来ていて
私をじっと見張っていることだ。
振り返って「オモオモ(おやまあ!)」言うと、
顔を傾けて「ニャニャ(見ているよん)」と短く答える。
クレゾ(そんでもって)
「カジャ(行くど!)」と言うと、
「ニャ縲怎刀i待って待って)」
少し慌てた顔で付いてくる。
そんなに私を好きでもないのに、
ごはんも済んでいるのに、
一体全体、何で私をつけ回すのだ?
「ボ(何)?」

でもって
触ろうとすると
ヒョイヒョイ逃げる。

まことに
不思議な猫である。
ちなみに
私もこのごろ変である。

韓国ドラマの影響を受けて、
私の日本語には
ハングル語が混じってしまった。

今日は一日暑かったー。



河原猫の日記



    
 1日1クリックで応援して下さい!

   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

月別の掲載
カテゴリー
最近のコメント
リンク集