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Sat, 06 Mar 2004

後かたづけ




目が痒い。
花粉のアレルギーと縁がなかった頃は、人が苦しんでいるのを見聞きしても実感が無かった。去年だったか、一昨年だったか、風の強い日にいきなりそれらしき症状が起こって、同様に苦しい思いをしている人たちと足並みが揃った次第で。
眠くて寒くて(これは花粉のせいじゃないけど)、目が痒い。

金ちゃんがごはんを食べないので、可哀想でならない。
食べ終わった子達が散会してからやっと、お皿に手を突っ込んでこねはじめる。寒さが戻って冷え込んだ朝の河原で、しかも今朝は雨上がりで、どこもかしこも濡れていて、金ちゃんの様子がいっそう哀れだった。金ちゃんの目と口の周り、兄ちゃんの鼻の周り、時間のない朝でも何とか拭いた。
どこへ行っても寒いから、まっちゃんは寝箱に入った。寝箱の暖かさを頼りにしているまっちゃんみたいな子がいる限り、カイロはやめるわけにはいかないのだ。買い出しの応援をしてくれているゴロママやレーコさん夫妻も、そういう状況と心境を案じてくれて、しみじみ有り難かった。

今朝のリリースには立ち会えぬまま、仕事に向かった。リリースまでの送迎では病院にお世話になってしまった。夜、レーコさんたちと竹やぶの中に積み置いてもらったケージを回収に行った。とにかく寒い。おおきな月が空にかかって見上げると明るいのに、河川敷は暗い。
夜は閉鎖されているはずの河川敷駐車場に車が入れたので変だと思ったら、キャンプ場にテントが張られ、自転車と車があった。子ども、ではなく、青少年たちだ。10名ほど、テントの下の薄明かりの中に並んで座っていたのが見えて、なんだか不気味だった。誰も笑っていなかった。ケージを抱えてそばを通ったのだけれど、音楽も話し声もなく、ただテーブルを囲んで座っていただけだった。何か明日の活動の準備なのかな?打ち合わせ会議なのかな?そこを怪しい人間が二人通ったので、向こうもぎょっとしていたのかな・・
車に向かって進む私たちの後ろを、しっぽの長いキジ猫が追ってきた。サンタのようでもあるし、違うようでもあるし・・月明かりだけでは良く見えない。
ガオの道から、駐車場への道を横切って、松林の畑に入り、
「ガチャ!」と呼ぶ私を少し止まって見てから、松林の闇に消えた。

がちゃに似ていた。
月夜のキジ猫・・・



河原猫の日記



    
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