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Sun, 15 Feb 2004

午後の河原




日が陰ると寒いような気もする。雲が流れて日射しが戻ると、原っぱ一面、世界が変わったように輝いて、くつろいでいる猫たちが神々しく見える。近くに寄って見れば決してぴかぴかではない河原猫たちだけど、「神々しい」で良いのだ。
あれこれと所用を片づけているうちに、河原行きは午後便となった。午前中キャンプ場に人出があったので、みんな上手になりを潜めていたらしい。そういう情報を得ていたので、こちらものんびりの構えだった。
朝夕の冷え込みがまた戻るらしい。
午後2時に入れたカイロで朝まで万全。
みなのもの、まだまだ油断はなりませぬぞ。

グランドに集まった野球の人たちが、火を焚いて盛大な宴会をやっていて、その煙が竹藪まで流れてきた。子どもたちが忙しく火にくべる薪を拾っていたし、酔っぱらったおじさんたちが入れ替わり立ち替わりあたりを伺いながら、用を足しに来ていた。そんなこんなで井戸まで洗い物に行くタイミングが難しかった。アミちゃん、黒長、まさおくんが、洗い物する私を囲んでごろごろひっくり返っていて、人が来るとぴゅーんと遠くまで逃げる。
特にアミちゃんがおかしかった。アミちゃんは大まじめだ。

段ボールの寝箱が一個潰れていたので、遠方から送って頂いた爪研ぎ付き猫ハウスで更新。とてもステキ。
まっちゃんはメイン猫舎に場所替えして、早々と潜り込んだ。カイロ交換より先に入ったので、まっちゃんの所はそーっと毛布の下に手を入れて、後ろの方を持ちあげ、ヨイショッ、胸の方から持ちあげ、ヨイショッ、で、2枚サービスした。もう心得ていて、すっかり身を任せてくれている。

確認できた子26。
いくら待っても来ない子は来ない。
小さくため息をついて、重い腰を上げかけると、
未手術の大柄なキジ猫、多分ペレ君、が、竹藪の正面入口より決死の突撃をかけてきた。みんな出払ってほとんど誰もいなかったから、拍子抜けしたのだろう。私の顔を見ながら、猫舎に早業のマーキングをした。あ、こっ、コラッ。といっても後の祭りだ。

土手の上を通る人が多く、猫たちに気づいて立ち止まっていく人も多かった。何を思って眺めていくのだろう。

帰りがけ、薮のトレイを回収しようとしたら、白ママ、ハッチ、兄ちゃん、まさおくん、黒長までいて、ペレ君が変な声でアーオンアーオン鳴いていた。狭い薮なのに大混雑だ。黒長がまさおくんに飛びかかって、そこでも意地悪していた。まさおくんは自転車を引いて歩く私を追いかけて鳴く。永久の別れじゃあるまいし、止めてくれるな、まさおくん。
アブナイから帰れといっても、ガオの道のはずれまで付いてくる。
仕方なく引き返すと、原っぱに戻った。
しばらく原っぱの猫たちを眺めて過ごし、
こんどは
振り返らず、ペダルを踏む足にぐっと力を入れた。

写真は 更新した猫ハウス
写真下 不調まさおくん



河原猫の日記



    
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