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一ちゃんの居場所
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サム君とミス河原がエサ台に揃って待っていてくれた。 ミス河原は食欲がない。叩き相手の一ちゃんがいないので、弾みがつかないのかも。 次のポイントは、シトラ、マダラ、白ママ、ミルク、ヨーコママ。ハッチ、ガチャ現れず。 原っぱで一番に目に入ったのは一ちゃんだった。自転車を止めて駆け寄り、一ちゃんをハグハグして再会を喜び合った。一ちゃんはちょっと迷惑そうだった。 一ちゃんもみんなと一緒に竹薮へなだれ込んだ。特に誰かが気にして苛める気配はない。すっかり竹薮の子みたいになじんでいる。 洗い物に行って、小夏と会った。抱っこすると喉を鳴らしてフミフミする。じっと見つめる。小夏を残してさっさと行ってしまうのがかわいそうでならない。駐車場土手の中腹に目立たぬよう小夏のためのドライを置いて、食べているうちにそっと行く。 戻るとタヌキが来ていた。一ちゃんがいなかった。 まさおくんが登っていたツゲの木の中にいた。 ガオの道を先へ進んで藪下のお皿をまとめてから引き返し、首根っこを掴んで一ちゃんを木から下ろし、抱っこしたまま松林まで運んで下ろした。 どういうわけだか、呼んでも呼んでも動かなかったのだ。 原っぱの方がいいのかな?ミス河原たちとお別れするつもりなのかな?自転車を引いてもう一度ミス河原たちのエサ台に行き、一ちゃんを呼んでみたけど来なかった。 居場所は一ちゃんに決めさせてあげよう。 お節介も無理強いもやめよう。 サム君を抱っこして撫でながら、一ちゃんが戻るのを待った。私の声を聞きつけるとボールのようにころがり出てきたのを思い返して、この変化に戸惑った。 写真上 薮を背に日向ぼっこするクニクニ 写真下 一ちゃん |
