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マドンナ
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兄ちゃんの失踪について、 興味深い仮説が出た。 記録を辿ってみると・・ 9月16日かなり具合の悪そうだったクネちゃんは 17日さらに悪くなって喘いでいた。 この日を最後に、翌日から会えなくなった。 18日兄ちゃんが現れなかったので呼んで探し、19日も探した。呼ぶ声を聞いたのか、兄ちゃんは多分キャンプ場向こうの薮あたりから出てきて、あまり元気そうではなかったけれどエサ場に顔を出してくれた。兄ちゃんを見たのはその日が最後だ。 兄ちゃんは女の子にもてるタイプではない。どちらかというと男の子たちが勝手に兄ちゃんのまわりに付き従う兄貴タイプで、誰かをかいがいしく面倒見ることもあまり無かった。ふっと消えるので、寅さんみたいにさすらい癖でもあるのかと思ったが、今思えば、怪我や病気の時、姿をくらまして一人で耐えていたのだ。 クネちゃんが竹薮に居着くときの努力は涙ぐましいもので、誰彼かまわず必死で体をぶつけ、頭をすり寄せ頑張った。女の子にすり寄られる経験の少ない兄ちゃんにとって、クネちゃんのスリスリは結構こっぱずかしくもあり嬉しくもありで、つき合いで頭をゴンゴンやっているうち、惚れたのでは無かろうか。そういえば、私も兄ちゃんの頭突きを見ている。 そのクネちゃんがよろよろと竹藪を出ていくとき、 兄ちゃんはきっとついていってやったのだ。 どこまでついていったのか誰にも分からない。 19日はたまたま呼ばれて戻ってきたけど、 やはり心配で、またそばへ行って いつまでもいつまでも見ていたに違いない。 いつまでそばにいたのかは 誰にも分からない。 クネちゃんは美人じゃなかったけど、 兄ちゃんの「マドンナ」だったのかも。 確認猫数20 カイロ23枚。 ガオの道で久しぶりに会った鹿児島人のホームレスのおじさんに分けてあげたので、今日はドライ1,5kg使い切った。 猫缶はうちの子と合わせて大17個。 写真上 マドンナクネちゃん 写真下 寅兄ちゃん |
