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Mon, 18 Aug 2008

こらっ

生きているすべてのものに始まりと終わりがある

生と死の狭間に流れる日々が幸福であるためには
贅沢と謳歌を避けねばならぬ
不幸はじっと耐えねばならぬ
猫たちはいつも「幸福だ」を聞こえぬようにそっと言う
「つらい」などとは決して言わない

ズーズー

シロママは今日も一人で、ハッチの魂に寄り添っている。
花子欠席、姿を見せず。
トラぴんクロスケズーズーヨーコママ、材木置き場の定位置を固守。
そこににゃあにゃあ鳴き声が聞こえてきた。ミルクだった。
木の高みより下りてきてクロスケに置いたごはんに向かった。
赤い耳を見て言葉を失う。
竹薮にケイちゃんコハチビータン。
野球小屋の裏にムギ。
竹薮で汚れたお皿を纏めていると
キャンプ場を男の子が3人、
材木置き場へ向かって歩いて行くのが見えた。
竹薮を出て男の子たちの後ろをついて行くと、
後ずさるクロスケやトラちゃんズーズーを、持っていたつり竿で突こうとした。
低学年の小さいふたりは、大きい子がそうするのを見ていただけだ。
息を大きく吸ってから「こらっ」と一言、背中に渇を入れた。
小さい子たちが恐ろしさに飛び上がった。
大きい子もびっくりして振り返る。
何をしているのか聞くと、猫と遊ぼうとしたと言う。

ここの猫たちは、いろいろな人にいっぱいいじめられているのよ。
石を投げられたり、棒を振り回されたりしてね。
いま、一日一回のごはんをやっと食べたところなの。
そっとしておいてあげてね。
お願いね。
噛んで含めるよう言った。
子供たちはすっかり恐縮して
来た道を逃げるように戻っていった。
ギコギコ井戸の後ろにキジマル。
ムギちゃんの待つドラム缶にごはんを置きに行くと
昨日の雨が下の駐車場に作った水たまりで
さっきの子供たちが遊んでいるのが見えた。
確認猫数10

骨肉腫のサビちゃんに久しぶりに会う。
以前よりも元気に見えた。
ぐったりした日もあったらしい。欠かさずに投与する薬と
チューブからの給餌を工夫して快復させた。

手術は諦めたそうだ。
あの子に残された日々が穏やかに過ぎ、ゆっくり眠り
飢えることも、痛みに苦しむこともなく過ごせますように
祈らずにいられない。

病院から退院させてもらったクロちゃんをゴロママ宅へ迎えに行く。
すっかりしょげていた。
ガンバレクロ!
自転車に積んで帰ってきた。



河原猫の日記



    
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