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シロママがいない理由
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虫除けスプレーを首や手に噴きかけて ガオの道餌場への突入準備をしている間に 道の向こうにいたズーズーが、ゆっくりゆっくりやってきた。 ズーズーだけの餌場でいくつかお皿を作り 材木置き場へ移動した。 切り株の船でヨーコママが上手に擬態しまどろんでいる。 トラちゃんとクロスケとハッチがいた。 遅れて集まったズーズーとヨーコママ、 遠くから駆けてきたキジ丸。 あれ?おかしいな シロママがいない。 竹薮でコハチに声をかけ 珍しく来たケイちゃんに声をかけ 丁寧にごはんを配り進めた。 OさんT氏M夫妻も現れ、にぎやかになった。 ギコギコ井戸で食べるブーをみんなで見守った。 すっかり終わって帰るとき、やっぱり気になり シロママ探しになった。 本当にどこにもいない。 シロママハウスには花子がいた。 いつもいる材木置き場にいないときは、 畑かガオの道かで会えるのに。 もう一度戻って材木置き場を見ると、 置かれていたものが色々動いているのに気づいた。 積み上げられた材木木っ端の山が崩れ、下の方に散らばっていた。 いつもママが座っている所にある竹の束が 不自然に落ちている。 誰が何のために動かしたのだろう。 さっぱり分からない。 本当に何か悪いことがあったなら、みんな消えているはずだ。 シロママだけがいない。 不安定な山にズーズーとトラ地蔵とクロスケが じっと引っかかるように座っている。 隙間に体を突っ込み、材木に擬態しているヨーコママ。 トラ地蔵様とズーズーに縋るように クロスケやヨーコママがいる。 ハシゴや、竹の束や、角材や、板きれを 何かの理由で動かした誰かに シロママが脅された可能性を考えた。 ごはんの時間に、いつも通り座っていられないほど 怖い思いをしたのだろうか。 想像すると たちまち胸がざわざわし 落ち着かない気持ちになった。 私が猫たちを見ていられない長い長い時間帯に なにかがじわじわと起こっているようで不安だ。 シロママがいなかったこと。 いつも必ずそこでくつろいでいた猫が 姿を見せないこと。 これだけで私には、猫たちに良くないことがあったと思う 十分な根拠になる。 「明日の昼前に来てシロママがいたらメールを送るね」 そう言ってくれたOさんに励まされながら河原を後にした。 明日はシロママがいてくれますように。 確認猫数10。 |
