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Sat, 15 Nov 2008

未踏の藪

猫たちの居場所を作った竹薮と同じように、
キャンプ場を挟んで
シロママハウスを拵えてくださった地主さんの畑の裏側にも
竹薮が広がっている。
こんなに長く河原に通っていても
その竹薮へは一度も
足を踏み入れたことはない。

キジ丸がいないので、
畑から中を窺いながら歩いてみると
藪の深さと暗さが実感された。
ホームレスの人たちが相当入り込んで
てんでに築いた場所が朽ちている。
こうしたものはなんとも空恐ろしくて
なかなか中をめくってみたり
覗いてみたり、できないものだ。
今は誰もいないようだと聞いているし
とても誰かがいるとは思えないけれど
もしもまだ誰かがいたら大変だ という気持ち。
畑と竹薮の間の通路には
今はもういない「三国志のおじさん」のいた
小屋、と呼ぶにはお粗末なシートがけの居場所が
残って朽ちている。

私の切り開いた竹薮で
毎日を送り暮らしてくれた猫たちに
交われなかった猫たち(ミミちゃんやハッチなど)は
こちらの藪から食べに来ていた。
 
ミミちゃん♀            キジ丸♀
不妊手術に運ぶ前も、河原に戻してからも
暮らしぶりの分からない猫さんというのは随分いた。
誰と誰が血縁関係にあるかも分からない。
むしろ、分かっている子の方が少ない。

どこかに潜って雨を凌ぎ、暑さ寒さを凌ぎ、
人が大勢来たどきには、喧噪が過ぎるまでそっと籠もり
やりくりしてきたのだろう。
行方不明の猫たちが、その奥で果ててしまった可能性もある。
ミミちゃんもここで死んでしまったように思う。
猫たちがどんなところをねぐらにしているのか確かめたいけれど
とても入っていけそうにない。

キジ丸は、ギコギコ井戸から離れたところから出てきた。
一週間ぶりに確認できた。
何か恐い思いをしたのではないかと心配だ。
なあなあ訴えた後、勧めたごはんを食べた。
丸い顔を見
後ろに広がる未踏の藪を見
キジ丸はミミちゃんの血縁関係者かも知れないと思った次第。

シロママ、花子、ズーズー、トラぴん、コハチ、ビータン、ヨーコママ、
キジ丸、ミルク、トニー、ムギちゃん、ブー。
確認猫数13
使用カイロ15枚。



河原猫の日記



    
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