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Sun, 12 Oct 2008

サリーは元気

夕方にはすっかり人が引いて
がらーんとした空間に戻っていたキャンプ場。

人を避けてどこかに避難した猫たちはまだ戻りきらず。

シロママ、ズーズー、トラぴん、コハチ、ビータン、ケイちゃん、
キジ丸、ブー、フー、ミルク、トット。
確認猫数12。

 
アカマンマの原っぱとズーズーととら地蔵さま
 
ぼくたちはね ふたりとも 無口なんだよ
トラ地蔵さまがちょっと小さくなり、ボクはまた大きくなりましたー


最後に、野球小屋とは全く違う原っぱの向こうから
土手下の道にミルクが現れた。
材木置き場に来ようとしている。
私たちが立っていたので、じっと止まったまま動かない。
あまりにも動かないので迎えに行った。
驚かさぬよう土手を上がり
ミルクを通り過ぎてからゆっくり下りた。
藪にさっと潜り込み、また固まってしまう。
しゃがんで名前を呼ぶと、困ったようににゃあにゃあ泣いた。
その耳の痛ましさたとえようもなく
当人以上に途方に暮れた。
動かぬミルクからそっと離れて帰ってきた。

  
  

サリーとても元気です。凜太くんと同じソファでまったりと寝ています。
最後の一枚はとても渋い。


Sat, 11 Oct 2008

いつもと違う土曜日

材木置き場のキャンプ場に
いくつものテントが張られ
野球小屋の前のオープンテントに十数名の大人たちが歓談していた。
ここで泊まるらしく、夜を迎える準備をしている。
材木置き場の前では虫除けが焚かれ、煙が上がっている。

これは・・
猫たちを集めてごはんをゆったり配っている場合ではない。
ヨーコママは
人を避けて隣の畑にいたのに
私の姿を見ると、ごはんのためにいつもの場所目指し移動していく。
こちらで こちらで と引き留めても甲斐無し。
動く人たちの合間を縫って突破、
行きついた材木置き場で身の隠し場所に困り、もそもそっと木っ端の隙間に入った。

原っぱで心細そうに待っていたズーズー。竹薮を入ったところにピンちゃん。

みな情けない顔をしていた。

大丈夫、どうってことないよ
いつも通りに元気で食べたら
そこかしこに潜っていなさい。
一日がまんしたらいいのだから。
歩いてはいけない場所など分からないだろうけど
なんの考えもなく、食べ物の匂いなどに刺激されて
うろうろしたらいけないよ。
近づいて目障りになったらどうしようと
私の方がはらはらするよ。
なにしろ・・猫は
居て欲しくないと言われているのだから。

本来の自然から切り離されて
人の都合で人間の社会に適応させられてきた動物たちは
猫ばかりではない。
もう要らなくなったからどこか他所に行って
勝手に生きろと言われても、どこへも帰れない。
人間ほど獰猛で貪欲で勝手な動物はいない。
利用価値を失った動物たちは
人間の支配する社会の片隅で、不要動物の汚名を着せられ
惨めな生き死にを繰り返す。
ネズミを捕って喜ばれた時代は、何だったのだろうか。
害虫を捕って喜ばれている鳥も
雑草を減らして喜ばれている山羊も
より安価で安全な代替手段が発見されれば
糞をするから汚いとか泣き声が五月蠅いとか
増えすぎて困るとか言われて、駆除されて行くのだろうか。

一寸の虫にも五分のたましい・・

数グラムの小動物から100kgのクマ、5トンのゾウまで
同じ地球に生きる命。たましいを持った命なのだ。
彼らの生きる場所と食べ物を奪い続ける人間に、
さらに利用され、酷使され、殺されていく。

家族として大切にされている一握りの、極めて幸運な特権階級の動物たちは例外。
地上に残っている自然の中で生を受け、人の関与を受けず生を全うする動物たちにも
それぞれ過酷な試練はあるだろう。
それでも、
不要動物として否応なしに排斥され駆除されるよりはマシに思える。

できることなら作ってみたい。
猫たちが安心して暮らせる場所。
「これより先、猫に優しい気持ちを持てない人、進入禁止」
という道。

キャンプ場を歩けなかったので
洗い物カゴに汚れたお皿類と野球小屋裏手のぶんを入れて
ぐるっと迂回して行く。
ムギちゃんとトニーがドラム缶の回りにいた。

シロママ、ヨーコママ、花子、ズーズー、トラぴん、コハチ、キジ丸、ブー、
ムギ、トニー、とっと。確認猫数12。

Thu, 09 Oct 2008

キンモクセイ

良く晴れたのに
昨日の雨に湿った河原を
乾かしてはくれなかった。
 
「ズーズーも憂鬱そうね」 「うんにゃ、ボクはそれほどでもないよ」

近くのゴミ集積場所に掲げられた、「野良猫に餌を与えないでください」の張り紙
日に日に早くなる日没、
忙しい仕事、
いくつか憂鬱なことがあって
すっきりしない。

ひさしぶりに材木置き場でごはんを求めるミルクを見た。
その耳は崩れて変形し
まるでひしゃげた赤いバラの花を乗せているようだ。
姿を確認できる日が少なくて
見るときも小屋下の隙間の暗がりなので
事の深刻さに気づけず。
ミルクを手術に運んだときは
2日も3日も粘ってやっと、
本当にやっとの事で身柄を確保した。
あの用心深さに泣かされた。

この耳のために、私がしてきたことは
ごはんに抗生剤を混ぜることと
免疫力をつけるべく薬入りサプリ入りミルクを
置き続けたこと。
確実に毎日それが届いていたかどうかは分からない。
数ヶ月前よりも酷くなっているのを目の当たりにして
人に慣れていない子の病気や怪我に
私たちがいかに無力かを思い知らされる
赤い耳を痛ましく見ながら
ミルクががつがつとごはんをかっ込み、ミルクをがぶ飲みし、
野球小屋の下へまっしぐらに走って戻り
平たくなって潜り込むまでを見送った。

とても気が重い。
こんもり茂ったキンモクセイに
オレンジ色の花がいっぱい咲いた。
風が吹くたび、甘い秋の香りがこぼれる。


シロママ、花子、ズーズー、トラぴん、キジ丸、ミルク、
ヨーコママ、コハチ、ケイちゃん、ビータン、ブー、ふー、
ムギ、トニー、とっと。
確認猫数16。
19thFeb,2008のミルク
8ヶ月経って、状態は悪化している

Mon, 06 Oct 2008

小夏お帰りー

小夏退院。
ケージ暮らしご苦労様、よく頑張りました。
電車の中では、一声も発せず黙って耐えた。
ずっしりと重かったこと。
自転車に積むとき声をかけるとにゃあにゃあ鳴いた。
名前を呼んで、励ましながら戻った。

毛布の上で、一心不乱で踏み踏みする小夏の
心中やいかに。

新ちゃんが興奮気味で、クンちゃんもクロちゃんも
追いかけられた。
これでは小夏危うし、だ。
サークルケージの環境を整え、
新ちゃんを納めてみるも、ものの5分で外に出ている。
そこで頑丈な中ケージに入れ替えてみた。
小夏が4日頑張ったのだから、新吉も我慢せい。

新ちゃんの里親募集記事を練った。

普通の猫では物足りないという方へ
変わり者をご紹介します。
猫界の引田天功、特技、ケージ脱出。
姓は河原名は新吉、推定5~6歳。オス。
半端でない甘えん坊で、かわいい声で鳴きます。
隙あらばどこにでも乗ってきます。
白地に黒の斑入り、瞳はイエロー、シッポはまっすぐ。
どこがどうヘンかは、実際に暮らしてみると実感できると思います。
とにかくヘンです。ウサギのようなウナギのような
着ぐるみを着たオヤジのような、黒猫になり損なった白猫のような・・

人間にはいたって従順でくねくねの猫ですが、ほかの猫に対して
排他的、で、乱暴狼藉をはたらくため、一人飼いに限ります。
静かだなあと思うと、お気に入りの場所でぐうたら寝ております。

甘えモードにスイッチが入っているときの新ちゃんは
向かうところ敵無し。逃げられません・・

河原にあたふたかけつけると
すでにOさんMさんが配膳を進めてくださって
全体平和な空気が流れていた。
シロママ、花子、ズーズー、ヨーコママ、トラぴん、クロスケ、
コハチ、ビータン、ケイちゃん、キジ丸、ミルク、ブー、
ムギちゃん、トニー、とっと。
確認猫数16。



Sun, 05 Oct 2008

ジャズするべぇ

15時からビッグバンドジャズのコンサートがあって
河原にはそれに間に合うよう早い時間に行った。
シロママと花子はいつも通り会えた。
先行してごはんを出し始めてくださっていたMさんの
居た竹薮はそれなりの賑わい。

野球小屋の下でキジ丸が食べていた。

河川敷一帯、土手上の道も、日曜日で人が沢山出ていたためか、
恐縮した猫たちはそっと息をして身を隠している。
野球小屋の向こうは誰もいなかった。
そして最後に
「そう言えばズーズーがいない・・」と気づいた。
随分呼んで探したけれど、現れなかった。
夕方になったら、よっこいしょっと出てくるのだろう。
置いていくのを食べてくれたらいいけど
待ったらかわいそうだ。

クロスケの居ないところに置いたごはんを
カラスが器ごと引っ張り出して突いていた。
やれやれ、、仕方なく片付けた。

シロママ、花子、ヨーコママ、トラぴん、コハチ、ビータン、キジ丸、とっと。
確認猫数9

コンサートは2つのバンドが一時間ずつの演奏で2部構成、
最初のバンドに、われらがOさんがフルートで出演している。
アマチュアと侮る事なかれ、
演奏はすばらしく、楽器を弾く人たちの手が
魔法のように動くのを、その躍動感あふるる音に包まれながら見た。
気持ちがかき立てられたり、揺さぶられたりする
音楽の力は絶大だ。
以前は沢山聞いたのに
最近遠ざかっていたなぁと振り返った。

Sat, 04 Oct 2008

秋の猫

自転車を止めたガオの道で
早速シロママに呼ばれた。何はさておき一皿。
駆けつけたズーズーにも一皿。
ガオの道餌台でドライとミルクなどいつものセットをして
出たところで花子を見つけた。花子にも一皿。

ズーズーを従えて向かった
材木置き場にクロスケがいた。
無事が嬉しいクロスケが、スタンバイした藪に一皿。
ヨーコママの歩き方が少しヘンだと
言いながら帰った昨日の今日。
耳のアレルギーが良くないほかは、特に変わった様子無し。
「ヨーコママは竹薮には行かないの?」
じゃあここで一皿。

竹薮へはいるとMさんがお皿を並べて
ドラム缶の分と野球小屋下の分を作っていた。
回りには蚊取り線香の煙がくゆる。
トラぴん、コハチ、ビータンが、それぞれおいしそうに食べていた。
キャンプ場を横断していくブー、
野球小屋の下で食べるケイちゃん、
猫たちが食べる様子はなんと健気で懸命か。
トニー、ムギちゃん、とっと、最後に土手の上の道から見たフー。

本日の確認猫数 15.


咲きます と
背筋を伸ばす
秋の花

食べます と
背中丸める
秋の猫


Fri, 03 Oct 2008

虫に悲鳴



来たよ来たよ地蔵さま
人間が来たよ
おれ、後ろに隠れるよ
後はよろしく>ピン


暇だから、新聞読んでいるのよ
お見舞いありがとう

お腹? 気になるけど・・
先生におまかせ・・
ふう >小夏


お天気がこんなに良くても
猫たちの毛布や敷物や寝箱まで
堂々日干ししていた以前のようには
盛大にできない。

猫たちを目立たせないこと。
猫たちの世話をしていることをわざわざ見せないように気遣うこと。
それは、危険を回避する事に繋がる大切なポイントである。
身にしみて学んでいる。

河川敷の竹薮は雨のたびに湿る。
ジメジメが大好きな虫が、何かめくるとごそっと動く。
慣れた、と威張っても、いまだに平気とは言えず
ひえーうえーっ、うわぁ、きゃー等々
悲鳴にバリエーションをつけて乗り越えた。
悲鳴を上げては笑い合う人たちがいてくれたので助かった。
かなりすっきりした。

竹薮を出たところで、トラぴんが待っていたのだけれど
お掃除がなかなか終わらないので材木置き場へ行ってしまった。
トラちゃんにはずっとピンちゃんがひっつき虫になっている。
クロスケはどうしたのだろう。
姿が見えない。

猫たちにはそろそろ、寒さを凌ぐ籠もり場所が必要になってきた。

濡れて汚れた毛布類は、ひとまとめにして持ち帰った。

入院した小夏を心配し、
見舞ってくださった友人より届いた画像。
小夏は慣れない場所で、憮然としていた。
もうちょっとだけ、辛抱しておくれ。

シロママ、花子、トラぴんズーズー、ヨーコママ、キジ丸、コハチ、ブー、ビータン、
ケイちゃん、ムギちゃん、とっと。
確認猫数13

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河原猫の日記



    
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