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Sun, 29 Feb 2004

頑張り甲斐




風邪をひいたのかちょっと不調。
隣のキャンプ場にボーイスカウトが大結集して、午前中たいへんな賑わいだったらしい。
河原には午後行ったので、静かだった。
まっちゃんがとても穏やかで、嬉しかった。
拭く必要がないほど、涎と鼻水は収まっている。
金ちゃんの口の周りはガビガビで、
兄ちゃんの鼻の周りもガビガビで、
拭いても拭いても、なかなかきれいにならなかった。
・・金ちゃん、口の状態が芳しくない。
まっちゃんがちょっとおぼつかない足取りで原っぱを歩くと、金ちゃんも並んで、体をぶつけながら一緒に歩いた。同病相憐れむってこういう事も言うのかな。仲良しで微笑ましかった。二人とも、とても良い子だ。苦しまないで生きて欲しい。

思いがけずU夫妻が応援に来て下さったので、ケージを5台持っておじさんの住居を訪ねることができた。♂も♀も金曜日に手術、ワクチンも接種し、土曜日にはおじさんの元へ返すつもりであると伝えた。なんと、メスが6匹もいた。(決心してヨカッタ・・)
ケージにみんなを入れられるどうか、病院から迎えの車を出していただく当日の朝では甚だ心配だったので、Uさんの御厚意に甘え、水曜日からUさん宅に預かって頂くことにした。おじさんのところへ水曜日猫を引き取りに来るから、猫たちをケージに入れて待っていて下さいと伝えた。猫たちを無事に運び手術して返す・・段取りを巡らしただけで、頭はもういっぱいになる。あれこれ考えると簡単ではない。でも、6匹の女の子たちが春に仔猫を産まずに済むのなら、先行きの無い仔猫たちが産まれずに済むのなら、がんばり甲斐があるというもの。おじさんに差し入れした猫ごはん、さっそくそこの猫たちにおじさんが配っていた。みな集まって、午後のお食事会になっていた。
竹藪へ戻ってしばらく行き来する子達を眺め、夕方近くまで過ごした。12月27日以来姿を確認できなくなっているムギちゃん。遠くの畑の網囲いの中に、よく似た子が座っていた。
ムギちゃんだったらいいのだけれど・・

写真上 きょうのまっちゃん しゃっきりしていた
写真下 遠くの畑に見えた子

Sat, 28 Feb 2004

洋ちゃんモドキ




昨日休みで今日出勤。
原っぱに着いたら洋ちゃんが居た。近づいて良く見たら、目が青くない・・・薄汚れている・・・キミは誰?という、「洋ちゃんモドキ」が出現した。お腹を空かせているらしく、私=エサ、と直感し、激しくうろうろした。サンタや黒長、ピンちゃんの目が光っていて、到底竹藪には近づけまい。配達してやろうと思ったのに、姿を見失った。
忙しい朝は今日に限ったことではない。
従って、忙しかったから確認できなかったのではなく、
あっちもこっちも、首を伸ばして何度も探しに行ったのに、
どうしても会えなかった。「ちぃー」「ちぃーこぉー」・・・実際声に出して名前を呼んでみたりもした。「おにぃちゃぁーーん」
兄ちゃんはこの一声で薮から這い出してくる。のに、這い出しても来なかった。地蔵様(トラちゃん)も居なかった。
最初に見た洋ちゃんモドキも入れて、ミス河原たちも入れて、確認猫数19だ。

居るべき子がいてくれないと、1日元気が出ないのよね。
写真上 チーコ
写真下 お兄ちゃん

Fri, 27 Feb 2004

胸を張って行きなさい




誰かがガオの道で死んでいるよ・・
電話があった。

仕事前に通りかかったM氏、
私を待って、土手に座って、ガオの道の草の上で、日射しの中で横たわるその子を見つめていた。
ペレ君だった。
目立った外傷はなかった。
みんな何とか生きているというのに、なんだってキミのような元気な子が、こうしてあっけなく死んでしまったのか・・
なにも分からないことがくやしかった。

キャンプ場の端に埋葬した。
姫踊り子草を摘んだ。
それから、真っ赤に咲いた椿の花を3つ、顔の周りに添えて送った・・

誰にも知られずに死んでいくわけじゃない
この緑地にキミが生きていたこと
この緑地に生きて、日射しの中で息絶えていたこと、
私が見ていたよ、そして見届けた。
だから
空の上へ
胸を張って行きなさい・・


竹藪にマサルさんが来て、ミルクをバシャバシャ飲んでいった。
クニクニモドキとタビちゃんを久しぶりに見た。
確認猫数29。

写真上 さようならペレ君
写真下 ヒメオドリコソウ

Thu, 26 Feb 2004

てぇへんだ、目眩がする




ヨーコママが隠遁生活に入った破れビニールハウス群の深い薮。隣の畑。キャンプ場。竹藪エサ場&原っぱ。そして猫を歓迎しない人が沢山やってくる畑、と、河原の緑地各ポイントを、チビチーは広範に動いている。昨年秋から、なんどかチビチーに照準を絞ってケージ捕獲を試みはした。でも、箸にも棒にも引っかからず断念し、そのまま春になりつつある。考えてみたら、可哀想な子だ。一緒に生まれた女の子たちは夏に河原を去り、お家の猫になって久しい。河原にいる老若男女みーんな不妊手術済みで、恋の季節だね、なんて話題を振っても、だれも同感してくれない。昨年春に劇的に誕生して以来、これまでの人生で、チビチーが人間を好きになるような展開は全くといっていいくらい無かった。ヨーコママが、ミルクやごちそう缶に釣られて私のそばににじり寄るのを、「信じられない!」「ナンテコッタ!」「行っちゃ駄目ー何されるか分からないぞーボクは知らないゾー」とハラハラしながら見ていて、「心臓に良くないからボクはパスです」、と結論し、いっそう距離を置くようになったのだ。
クーちゃんが消え、残る未手術猫は、ハゲ黒とマサルさんとペレ君。滅多に姿を見せない大人のオスばかり。どうやって捕まえたらいいものか・・ふぃーっ・・てぇへんだ。
マサルさんはどうも、8匹の未手術猫と暮らしているおじさんの居住区(緑地のはずれ)へしけ込んだまま、ごはんにも出てこなくなった。あちらの方が何かと楽しいのだろう。
そこで私は決心した。
おじさんの所の猫がみんな子を生めば、あっという間にその数は倍増だ。こちらにもきっと流れて来る。生む前に食い止めるのだ。この前、偶然おじさんの住居に出くわしたのでご挨拶していたら、猫たちがわらわらと出てきておじさんの足元で八の字書いていた。三毛もいたし、チビチーにうり二つの黒白猫もいた。
(マサルさんの子孫がまた増える!てぇへんだ)
日曜日にケージを持って誰かを預かりに行きがてら、実態調査する予定。
現在出席簿の最後に記載している「白グレー短しっぽ」が、竹藪エサ場に来たのを先日初めて見た。洗い物で竹藪を出ている間に来ていて、カメラを出そうとしただけで脱兎のごとく逃げた。ノルウェージャンフォレスト、みたいにふさふさの長毛種で、なかなか良いとこの出と見た。グレーの部分は一ちゃんみたいなキジ柄だった。小夏と一緒に、駐車場に面した薮の中にいる。それぞれ宿主に世話になっている猫たちが、思っている以上にいるみたいだ。私が「河原猫」と呼んでいる子たちの他にこの緑地内だけで総勢どのくらい生きているのだろう。
くらくらっと目眩がする。

電車を待っている間、読みかけの本の続きを読もうと、作りたての眼鏡をかけて読んでみた。薄暗くてもくっきり見える。なるほど、と、感心し、そのまま向こうのホームを見たら、世界が揺れてよろけてしまった。眼鏡初心者には、あの気持ち悪さはたまらなかった。
あ、これは余談。猫に関する目眩にもどして・・

判明した所から、こつこつやって行かなくちゃね。

写真上 マサルさん
写真下 チビチー生後4ヶ月の頃

Wed, 25 Feb 2004

後追い




ギコギコ井戸で洗い物をしている間、ついてきたアミちゃんとまさおくんが私の背後でゴロンゴロン、結構激しく競うように転がっていて楽しげだった。井戸の横をさりげなくまっちゃんが通過。そのまま薮に入っていくのかと思ったら、ぴたりとまり、こちらに背を向けて座り、首を返して私を見る。「何ですか?」という顔をした。電話が鳴って出てみたら、かけてきた相手から「何の用?」と言われた。そんな感じだ。涎もなくて、今日はとても良い感じだ。
まっちゃん、ワタシハウレシイヨ。
視界の端に、一瞬キジ白猫が入った。お兄ちゃんがいつもいた材木置き場、キャンプ場の入口あたりだ。物陰に入ってすぐ見えなくなった。どうしても確かめたくて行ってみると、ヨーコママだった。顔を堅くして隠れようとしたので、「待って!」と声をかける。
元気だったか、ごはんは食べているのか、たたみ掛けるように聞くと、口だけ開けて、声ナシの返事をした。2月11日以来だ。2月に入って姿を見たのはたった2回・・元気そうだ。
オカエリ、ヨーコママ、ウレシイヨ。

金ちゃん、口の周りがガビガビだったので消毒綿で丁寧に拭いてやった。
カイロ交換の最後、ツインルームの箱に、まっちゃんがいつの間にか入っていて、あんまり軽かったのでまさか誰かが入っていたなど思いもせず、乱暴に箱を引き出して膝に乗せ、毛布をめくるときになって気が付いた。恨めしそうに出ていったので、鄭重に詫びた。昨日血の痕が敷物についていたので、まっちゃんはここで寝ていたのだと思った。その箱だ。
なにさ、フン、フン、とぶつくさ言いながらひとまわりしてきて、また同じ所へ入っていった。
昨日16しかいなくて肩を落とした河原に、今日は24確認。竹藪の入口に転がっていた石数個。だれかが猫に向かって投げたのかと、胸を痛くしながら拾って捨てた。
ゴミをまとめてから、下の駐車場まで、風に飛んでいたゴミを拾いながら捨てに行った。戻ると、自転車の所でまさおくんが待っていて、すがるように付いてきた。一度も触らせてくれた事のないまさおくんが、この前といい、今日といい、後追いしてくるなんて不可解じゃ。

写真上 触らせてくれないまさおくん
写真下 触らせてくれるアミちゃん

Tue, 24 Feb 2004

万能特効薬




竹藪へ入る前、ガオの道で洋ちゃんを見た。いつも竹藪の奥からやってくる子がどうしたことか・・。相棒のアミちゃんは見あたらず、竹藪でも会えなかった。

今朝のまさおくんは、破れビニールハウスの枯れ草の中から飛び出してきた。後ろからついて出てきたのがアイ子様だった。
一昨年の秋、ここへ来たばかりの頃、新参キジ猫「片目」だった頃、彼女はまさおくんから仲間入りの切符をもらった。その後、仲良く一緒に行動するのを見た記憶はない。なぜ一緒に出てきたのか、さっぱり分からなかった。・・何はともあれ無事を喜んだ。

・・犬かな・・。

がらーんとしていて、竹藪が淋しかった。
まっちゃんが上目遣いに私を見上げ、しきりに伸びたり縮んだりする。寂しさついでにまっちゃんをそっと包んで、丁寧に顔を拭いた。口の周りに血が固まっていて、白いタオルが赤くなった。
こんな事でどきっとしてはいられない。
みんなに食べさせなくちゃ、カイロを配らなくちゃ、だ。
仕事前の一仕事、恒例のバッタ配膳開始。
まっちゃんとまさおくんに最初にあげたごちそう缶には、今日も朝鮮人参を湯溶きしたものとコロダイルシルバーが仕込んである。朝鮮人参は、昔々、病気になった貧しい人が、娘を売ってでも手に入れようとした「万能特効薬」・・。具合の悪い子のためにと、遠くから届いた。
完治は望まない。過度な期待もしない。そう言いながら、じつはとても賭けている。病気に負けない抵抗力が少しでもついて、少しでも元気になったらどんなに良いか。一生懸命介護する側にとって、くるしい、あのまま死にたかった、なんて泣かれたらとても辛い。
まっちゃんの胸の内はどうだろう。
朝のストレッチしてお日様浴びて、そんなに自分が悪いとは思っていないみたいだ。ただ、毛繕いがかったるいらしい。
昔美人だったといってもそれじゃぁ誰も信じてくれないだろうね。え?私もそれなりに汚い? だって、こちらは昔っから美人だったこたぁないから、たいしてギャップのない、というか順当な落ちぶれ方だよ。まっちゃんとは違う。
あーそうかい、なんて、嬉しそうに笑うこともなくとぼとぼ日向へ出勤して行っちゃったので、やれやれ、とテーブル上のまさおくんを見れば、
しばらくしょぼかったのに、柔らかく降ってくる光の中で白く膨らんでいて、生気が戻ったように思えた。雨に濡れると猫たちはみんなきれいになるから、元気になったのか雨上がりの効果なのか、どちらとも言えない。
メイン猫舎の台の下には、姿の見えなかったチーコやコシロ、クニクニ、キジオくんが静かに揃っていた。久しぶりのアイ子様もそこに並んだ。ピンちゃんサンタも、うろうろし始めた。もう一人大事な苦労人「金ちゃん」に会えず。「兄ちゃん」にも会えず。「トラ地蔵」もだ。
ヨーコママは、破れビニールハウスを背に、ここにいるよと出てきて写真を撮らせてくれたあの日以来、ずっと会えない。

写真上 寒さにマケズ、新しい芽が出てきたキャットニップ
写真下 元祖河原の白猫 ヨレヨレだった「じっちゃん」

Mon, 23 Feb 2004

春の嵐明けた朝




綿のタートルネックにウィンドブレーカーを羽織って出かけた。
たまたま天気予報を見てしまって、最高気温の高さに驚き、油断した。午後から意地の悪い北風がひゅうひゅう吹いて、ぞくっとする寒さが来た。薄着の身には堪えた。
夕暮れの空にかかった上向きの三日月はきれいだ。
高みでひときわ光る星を仰いで、元気だったかい?なんて、ゆったりした口調で、さしたる興味もなさそうに、ヒマだから聞いてやる、みたいに声をかけていた。明日明後日いよいよ細くなってくると、私の好きな月になる。

朝の河原。昨夜は大荒れですごかった。竹やぶの中は何もかも滅茶苦茶のドロドロで散乱。ざっと見ただけでヒェーッ、だ。猫舎の前垂れが昨日の朝と同じようにめくれ上がったまま竹に引っかかって、重しの石は転がっていた。これは嵐じゃない。人の仕業だろう。悪意があるのか無いのかは、どうせ考えても分からないから考えない。居た子達が晴れ晴れとした表情だったから「それでよし」とした。

D病院に入院している白猫は、その猫を病院へ運んだ人がある朝起きてみたらそこに「居た」のだそうで、多分喧嘩傷から、にっちもさっちもいかない酷い状態になっていて、「病院へ連れて行って下さいな」と言ったのだそうだ。長期に渡って入退院を繰り返し、そろそろ完治して飼い主の元へ戻る事になっている。助けを求めて、ちゃんと頼みを聞いてくれる人の家に上がり込んだところが凄いと思った。退院後戻る家がある。自分で運命を切り開く猫、というのも、稀にではあっても、いるのだ。
がちゃもそうであってほしい。
行方はようとして知れず。
駐車場で死んでいたという情報は、大きい猫だったというから猫違いだと思われる。がちゃは大きい猫じゃない。友人の霊感には、生きていると出てきた。
駅前に貼ったチラシは、電話番号が皆ちぎられたところまで確認していたのだけれど、今日見たら剥がされていた。

写真上 ガチャのアップ
写真下 毛繕いに忙しいトラ地蔵

Sun, 22 Feb 2004

ごはんという希望




午後になって出発。
強い風。
良い感じで後ろから押してくるなと思っていると、南西だ。いや南東だ。あっ、違った西だ。ちょっと短くした髪がザンバラになって、河原へ到着。
猫舎の前垂れシートがめくれ上がって、竹に引っかかっていた。
風かな?人かな?
チーコがチーコの寝箱で香箱作っていた。
金ちゃんは涎が出ていて、まっちゃんもボロボロ。食べずにうろうろするだけの金ちゃんより、まっちゃんの方が偉かった。一カ所に止まって、コロダイルシルバーと朝鮮人参入りのごちそう缶を、もそもそゆっくりではあるけれど、お皿に入れてあげた半分ほどまで食べてくれた。金ちゃんはミルクを少しだけ飲んで、あとはずっと、私を追い回した。ボクが食べられるのを出してちょうだい、と必死に訴えているような気がした。
最後の方で、いよいよこれ以上には出てこないのだと観念した金ちゃん。手で捏ねて爪の先に引っかかったのを口に運ぶまどろっこしい食べ方で、すこーしずつ、すこーしずつ、ごはんをお腹に運んでいた。まっちゃんと金ちゃんには、どのくらいの寿命が与えられているのだろう。やがてあの子達に、ごはんを運ぶ私が「希望」でなくなる日が来るとしたら、それは耐え難く悲しい。

キャンプ場隅で咲いている梅。
圧倒的に冬枯れ色の勝っている一角で、
近づいて見れば負けじと咲き輝いているのだ。
花びらにしがみついて、花の蜜をいただく蜂。
胸を打たれる。
確認猫数21。

Sat, 21 Feb 2004

サヨナラ霜




朝の河原に霜がない。
日の出が早くなって、
高めに昇ったお日様が河川敷をあたためてくれるからか、
もうあの冷え込みから脱却したのか・・


サンタがツゲの木の下で、「うふっ」と笑った顔で座っており、
原っぱの縁を走ってコキジがやってくる。
マダラも竹藪へ駆け込んで行く。
竹藪入口に、まっちゃんがぐぃーんぐぐぐいーん、伸びをしながら現れ、ざざっざざっ、ピンちゃんやチーコや兄ちゃん金ちゃんが顔を見せ・・ああ、みんな元気だ。
自転車を止めて、思わず顔が緩んだ。

風で飛んできたポリ袋や、袋菓子の空になったのなどが草の間に引っかかっていると、猫に見えて仕方ない。風になった子達が悪戯しているとしか思えない。

ガンバレガンバレと
背中をさすって過ぎていく風。
草の頭も撫でていく。
もう春だ。

Fri, 20 Feb 2004

また出た「ヤドカリ」




ごはんはどこで一番最初に盛られるか。

足元で猫たちが足踏みする。

昨日のお皿を集めたり、ドライ容器の減り具合を見て追加したり、まっちゃんや金ちゃんの顔を拭いたり・・ごはんを配る前に私がする一つ一つの行為が、じれている猫にはたまらない。せっかく突進していったのになかなかありつけないのだ。そんなこんなで、みんなのお目当ての一皿目は争奪戦だ。チーコとまっちゃんが同時にかぶりついた。ピンちゃん金ちゃんも首を伸ばしている。まっちゃんはすぐ放棄するので、少なめにごちそう缶を出さなければと慌てた。いくつか急いで配ってから、まっちゃんとまさおくんと金ちゃんのごちそう缶を、丁寧にほぐして顔の前に置いた。まっちゃん・・困ったことに、金ちゃんみたいにハシゴした。自分のを捨てて、他の子のお皿に挑んでいくのだ。行く先々にまっちゃんトレイを持って追いかける。結局、どのお皿のも集中して食べることができず、食事に向かうのをやめてしまった。とぼとぼと日向へ出て行く姿を悲しく見送った。

ロボちゃんはまた、水を飲むとき変だった。
この前は手の先をくの字に曲げて水面を掻いていたけど、
今日は手を縦に突っ込んでかき回した。
水面を揺らすと、奴はぶくぶく水面下へ潜っていくようだ。
やいっ!隠れても無駄だぞっ、出てこい!
ピンちゃんが横に並んで、覗き込んだ。
ロボちゃん、困惑の表情で、更に水をかき回した。

カイロを配っていて、メイン猫舎隣接定員7のサブ猫舎に、またヤドカリ人間侵入の痕跡を発見。後ろの出入り口を、スコップでしっかり塞いでいた。どきっとした。そういえば、2,3日前、石が転がっていたっけ。慌てていて塞がれていたのを見過ごしていた。猫を追い出して人間がそこで過ごしたのだ。そこをあてにして来た猫たちは入れず、寝箱に入れたカイロは無駄になった。どんな奴か知らないけれど、猫たちの寝場所を乗っ取るなんて最低だ。こうしたことが続いた後、去年の今頃サビちゃんが消えた。
一緒に居てやれない夜のこと、打つ手無し・・

エサ場に来なかった兄ちゃんは原っぱ隅の藪の中にいて、去り際に発見した。取り急ぎ濡れタオルで顔を拭いて、ちゃんと食べに来るよう言って聞かせてから河原を出た。

キャンプ場隣の畑のおじさんが、ジャガイモを植えに来ていた。
ご挨拶して少しだけ話しをした。
河川敷でおじさんの知っているエサヤリポイントは4カ所4人。一度自転車を止めてミス河原たちのごはんを置いてきた7匹にも、やはりちゃんと世話をしている人がいたのだ。5km上流で河川敷に通っているエサヤリさんが最高齢で78歳。不妊手術はどうでしょう?と気になって訊ねると、「俺の知っている(猫にエサ運んでいる)人はみんな、一生懸命捕まえて病院へ運ぶんだって言っていたから、ちゃんとやっているみたいだよ」
聞いてさらにほっとした。

写真は 見失う前の「サビちゃん」

Thu, 19 Feb 2004

拝啓 猫の神様




うらうらした1日で、防寒対策は不要だった。
着こんで出かけて、暑くてマイッタ。
猫たちには有り難い陽気だったろう。
ごはんを食べたら、竹藪に用はない、とばかりに、
どんどん外へ出ていって、
思い思いの場所に陣取って毛繕いに没頭。

姿の見える子が少なくてさみしい。
去年もこの時期、たくさん見失って動揺していた。
だれもが、今ここにいるチーコのように、
今ここにいる兄ちゃんのように、
今ここにいる洋ちゃんやアミちゃんのように、
キジオくんやクニクニのように、
ピンちゃんやサンタのように、
黒長しっぽや金ちゃんやハッチのように、
ここから動かずにいてくれたら、
こんな淋しい気持になることはないのに。
でも、
原っぱは満員電車みたいになっているだろうね。
やりきれなさと切なさを置いて、
ふっ
またふっと、わけも言わず、
流れ星のように消えていくのだ。

「 拝啓 猫の神様
確かにここで生きていたあの子達の事ですが、、
安らかな死がその生涯を断つ時まで、
ずっと守ってやって下さいますように。
見届けられない私に代わって、
お忙しいでしょうけど頼みますよ。
惨めな死を迎えたなんて、
あとで知らされたりしたらたまりません。
くれぐれも守ってあげて下さいね。
苦労続きの子ばかりなのですから。

それだけを願って止まないのです。

聞いていなかった、なんて言われないように、
今日こそは心からお願いしておきたいとお便り致しました。
人手の要りようなときは、
できることなら何でも、喜んでお手伝いしますから。
だからあの子達を、
え?くどい?もう分かった?・・はい。
ではこの辺で・・

 敬具」




Wed, 18 Feb 2004

一ちゃん減量




今日のまっちゃんの顔の汚かったこと・・
あららららららーという感じだ。しばし絶句。
清浄綿で、鼻の周りと口の周りを拭いただけで、なんとかまっちゃんらしい顔になった。
兄ちゃんも元気で現れた。私の足元で押し合いへし合いになり、キィーっと言ってまっちゃんの頭を叩いた。病気の子を苛めてはいけないと仲裁した。
黒長はギコギコ井戸の洗い物にストーカーのように付いてきて、ゴロンゴロンして、注意を引こうと一生懸命だ。埃だらけの背中を濡れた手で撫で回し、すっかり水も滴るいい猫さんになった。とても気持ちよさそう。その勢いで更に激しく転がったので、また汚い猫さんになってしまった。
チーコの青っ洟はなぜかずっと出ていない。
チーコとそれは、切っても切れない関係にあるものだと思っていたので、なんだか物足りないような、これで良いのだろうかというような、複雑な思いがする。食事が終わって見事にみんな散ってしまったと思ったら、テーブル下や猫舎の台の下で、金ちゃんがこねこねしながら、ゆっくりの食事を楽しんでいた。

最近ミス河原ポイントに置くごはんを3つにしている。ペレ君がほとんどそこにいないからだ。4つ置いて、一ちゃんが2人分食べて、どんどん太り続け・・こりゃたいへんだ。

写真上 ずっと会えないヨーコママ 竹藪を捨てたのかな・・
写真下 一ちゃん

Tue, 17 Feb 2004

良心についての考察




お花屋さんの店先に、明るい色の花が並ぶようになった。
ガーベラ、都忘れ、アッツ桜、スズラン、パンジーデージーアリッサム・・・
花だけでなく、野菜や果物でも、その季節には手に入らぬもの、日本の風土からは生産され得ない外国種のものなどをわざわざ求める人の要望に応え、季節を先取りし、あるいは先延べにして生産・出荷されたもの、遠路はるばる運ばれたものが、通常の相場を上回る値段で出回る不自然な現象が当たり前に起こっている。
うっかりすると季節感が麻痺してしまったり、狂ってしまったりしかねない。
普通に春咲く花が、季節通り出てくるとほっとする。

人間の欲望というのは果てが無い。

「人間改造」の元を辿れば、単に悪い所を直して健康でありたいだけ、だったはずが、エスカレートして、美容整形から遺伝子操作に至り、クローンまで作られ始めている。
盆栽は芸術だ。のめり込んだら奥が深く、さぞかし楽しいのだろう。接ぎ木などは園芸の楽しみのひとつで、わざわざ白い花の咲く木に赤い花を咲かせ、愛で興じたりする。品種改良は最早茶飯事だ。どこまでが許されるのか、私にはわからない。
絶対神の居ないこの国では、許しを請う相手は「良心」しかなく、それは他の価値観でいとも簡単に蓋ができるし、かっ飛ばせるし、棚上げもできる。良心は「金」にも、しばしば負ける。
熱帯魚店の水槽で着色された魚が泳いでいたり、ペットショップで奇妙な変容を遂げた動物たちが売られているのを見ると、心底ゾッとするのだ。良心のかけらも感じられない。
まあ面白い、カワイイ、変わっている、といって、買っていく人があるからつくられるのだ。それがとても恐い。
外暮らしの猫たちの中に、あやしい柄の入った子や、長毛種や、外国種にしかない特徴を持った子がいるのを見ると、人が介入した証を見るようで、ザワッとする。
河原猫は河原に棲息する野生種ではない。
人の都合で翻弄され、はじき出され、やむなくそこで生きるだけ、という猫たちだ。
何ともしてやれないことが、毎日悔しくてならない。

確認猫数、16。
お兄ちゃんに会えなかった。
朝の忙しい配膳を、仕事前に通ったM氏土手を下りてきて、また手伝ってくれた。
写真上 笑わないトラちゃん
写真下 いじめっ子の黒長しっぽ



Mon, 16 Feb 2004

砂埃




砂漠地帯でもないのに砂塵が巻き上がり、行く手が茶色に霞んでいた。
春一番の次に吹く風にしては冷たいんじゃない?
北風だった。
グランドの砂が竹藪に直に飛んできて、昨日洗って置いていた猫たちのお皿は砂だらけ。テーブルに被せた青いシートにも、砂埃が積もっていた。
確認猫数21。
まっちゃんは元気でお出迎えしてくれたのに、あまり食べなかった。配膳の間ずっとそばにいて、バッタのように立ったり座ったり、あちらへ飛びこちらへ飛びしてカイロ交換を忙しくやっていたら、これは(甘えても)駄目だと思ったのだろう、私を見捨てて寝箱に引きこもった。河原を出るとき、振り返ると、埃の竹藪を出た猫たちがキャンプ場を越えて畑に行っていた。風のない場所を、猫たちはよく知っている。
私たちにはない豊かな「感」が猫たちに与えられているのは、
楽に生きられない猫たちへの
ささやかな贈り物なのだろう。
写真上、必死の毛繕いを急接近で邪魔されて、不満げなピンちゃん
写真下、お兄ちゃんのアップ 渋いでしょ?

Sun, 15 Feb 2004

午後の河原




日が陰ると寒いような気もする。雲が流れて日射しが戻ると、原っぱ一面、世界が変わったように輝いて、くつろいでいる猫たちが神々しく見える。近くに寄って見れば決してぴかぴかではない河原猫たちだけど、「神々しい」で良いのだ。
あれこれと所用を片づけているうちに、河原行きは午後便となった。午前中キャンプ場に人出があったので、みんな上手になりを潜めていたらしい。そういう情報を得ていたので、こちらものんびりの構えだった。
朝夕の冷え込みがまた戻るらしい。
午後2時に入れたカイロで朝まで万全。
みなのもの、まだまだ油断はなりませぬぞ。

グランドに集まった野球の人たちが、火を焚いて盛大な宴会をやっていて、その煙が竹藪まで流れてきた。子どもたちが忙しく火にくべる薪を拾っていたし、酔っぱらったおじさんたちが入れ替わり立ち替わりあたりを伺いながら、用を足しに来ていた。そんなこんなで井戸まで洗い物に行くタイミングが難しかった。アミちゃん、黒長、まさおくんが、洗い物する私を囲んでごろごろひっくり返っていて、人が来るとぴゅーんと遠くまで逃げる。
特にアミちゃんがおかしかった。アミちゃんは大まじめだ。

段ボールの寝箱が一個潰れていたので、遠方から送って頂いた爪研ぎ付き猫ハウスで更新。とてもステキ。
まっちゃんはメイン猫舎に場所替えして、早々と潜り込んだ。カイロ交換より先に入ったので、まっちゃんの所はそーっと毛布の下に手を入れて、後ろの方を持ちあげ、ヨイショッ、胸の方から持ちあげ、ヨイショッ、で、2枚サービスした。もう心得ていて、すっかり身を任せてくれている。

確認できた子26。
いくら待っても来ない子は来ない。
小さくため息をついて、重い腰を上げかけると、
未手術の大柄なキジ猫、多分ペレ君、が、竹藪の正面入口より決死の突撃をかけてきた。みんな出払ってほとんど誰もいなかったから、拍子抜けしたのだろう。私の顔を見ながら、猫舎に早業のマーキングをした。あ、こっ、コラッ。といっても後の祭りだ。

土手の上を通る人が多く、猫たちに気づいて立ち止まっていく人も多かった。何を思って眺めていくのだろう。

帰りがけ、薮のトレイを回収しようとしたら、白ママ、ハッチ、兄ちゃん、まさおくん、黒長までいて、ペレ君が変な声でアーオンアーオン鳴いていた。狭い薮なのに大混雑だ。黒長がまさおくんに飛びかかって、そこでも意地悪していた。まさおくんは自転車を引いて歩く私を追いかけて鳴く。永久の別れじゃあるまいし、止めてくれるな、まさおくん。
アブナイから帰れといっても、ガオの道のはずれまで付いてくる。
仕方なく引き返すと、原っぱに戻った。
しばらく原っぱの猫たちを眺めて過ごし、
こんどは
振り返らず、ペダルを踏む足にぐっと力を入れた。

写真は 更新した猫ハウス
写真下 不調まさおくん

Sat, 14 Feb 2004

まさかの“春一番”


やや?ちょっと暖かいぞ。
いつもの通り出発し、
いつもの寒さが外にない、と気が付いた。
埃を巻き上げ、
落ち葉を蹴散らし、
日中強い風が吹いた。
上着を置いて、セーターだけでお昼を食べに出かけ、
まさか春一番ではあるまいネと思っていたら、
その「まさか」だった。
誰かがそう言っていたのが聞こえてきて、
あらためて
来ても良い頃合いなのだと思った。

ミス河原ポイントで3名様、原っぱ&竹藪で20。
本日の確認猫数23。
使った猫缶14個+現場でごちそう缶追加1個。
○のつかない子達の安否が気がかりだ。
クーちゃん・・




Fri, 13 Feb 2004

みんなの願い




まっちゃんも金ちゃんも風邪をひいてしまったようで、鼻水と涙目でくしゅくしゅしていた。まっちゃんは痩せた。でも、ちゃんとごはんに向かう気力が戻って、私は嬉しい。
まさおくんには、快方に向かっている手応えのないまま投薬を続けており、薬を飲ませるためのごちそう缶をかならず持参する。テーブルの上に上がったまさおくんにじっとりした目で催促されると、なんというか、嬉しくて、いそいそと出してやる。黒長に急襲されぬよう、まさおくんの食事を見守る。
免疫力を高めるための「ころだいるしるばー」も使い始めた。遠方から、河原猫の具合を案じて送って頂いたものだ。これまでにも、いろいろな方から高価なサプリメントを猫たちのために届けていただいている。すこしでも苦しい思いをしないで済むように健康でいてほしいと、みんなに願ってもらっているのだ。

こんなキビシイ外暮らしで、健康でいるのが難しい事はじゅうじゅう承知だよ。
だけどみんなねがっているのだからね、
なんとか元気で暮らして欲しいよ、
エサ場を行き交う猫たちを励ました。
確認猫数25。

写真上 甘えん坊の黒長しっぽ 健康優良児(根性は不良)
    お得意のうっふーん
写真下 竹藪の空が写ったバケツから水を飲むお兄ちゃん
    「やっぱミズが一番だべ」

Thu, 12 Feb 2004

所有者




不自然に傾いた青竹を掴むと、みな切られていた。下の方の太くてまっすぐな所だけを持ち去ったようで、残りは無造作に捨て置かれている。これも、あれも・・痛ましく思いながら外へ出した。もしも自分がこの竹藪の持ち主なら、こうしたことをされないように管理したい所だけれど、猫も、私も、正当な権利もなく占拠している側にいるのだからしょうがない。残念なことに竹藪の持ち主には、河原へ通うようになって5年目に入った今に至るまでお会いしたことはなく(関心がないのだろうか?)、放置されたままだからこそ、猫たちの世話をしていられるのだ。猫が竹藪の主ではない。もしも私が土地を持っていて、そこへ知らぬまに誰かが住み着いたり、誰かが猫の世話を始めたらどうだろう。
時折考える。
ずーっと無関心でいてくれるだろうか。
幸い、まだ、平和だ。
犬や良からぬ人々の脅威に脅かされてはいるけれど、決定的な「万事休す」はとりあえず免れている、といった程度の平和で、束の間、なのかもしれない。

地面(土地)を所有する権利の、現在に至るまでの変遷は興味深い。地主さんはなぜ地主さんなのだろう。沢山持っていて使い切れないで放っている人もあるのに、一方で、こんなに必要に思っても、持てずにいる者もいるのだ。
私の夢は、生きているうちにいつか叶うだろうか。


朝のメンバーが少ないことを気に病んでも仕方ないので、
その時々を精一杯、過ごしていくしかない。

写真上、2001年3月の原っぱ タビちゃんミミちゃんみぃちゃんチーコまさおくん、そしてフジコで輪になっている。
写真下 昨年5月1日姿を見たのが最後で、風になったフジコ

Wed, 11 Feb 2004

劇的な回復




捜索チラシ作りで助けてもらっているお友だちが、買い出ししておいてくれた猫フードと、処分するにはもったいない布団類を「ならばくださいな」とお願いした所、それも積んで、車で届けに来てくれた。彼女は犬猫マッサージの達人でもある。
「最近ぐっと腕を上げましてね、うふふ」
・・近所のゴールデンレトリバを失神させたのだそうだ。
うむむ。
うちの猫を使って、その技術を少しばかり指南して頂いた。
ヒヨシはマッサージしてもらってうっとり。
でれでれーっと伸びていた。

遠くからも届いた毛布。
猫たちを暖かくしてあげて下さいな、
という心のこもった贈り物だ。
そろそろ汚れたモノは諦めて、
みんなのために取り替えてあげなくちゃね。
河原行き荷物を大量に積んで二人で出かけた。
ミス河原ポイント、徒歩で出向いて配膳。
原っぱに戻って猫たちに集合の合図をし、竹藪で配膳。
毛布の更新とカイロ配り、ゴミまとめ、ギコギコ井戸の洗い物と水汲み、近くを行き来する猫たちを紹介しながら付き合って頂いた。カイロも毛布も備えはしっかりあって、憂いなし。
沢山の人たちに支えられている河原猫だ。

まっちゃんは、日だまりからとっても元気で走ってきた。
配膳の最前線でばくばく食べていた。
ついこの間のげっそりから、劇的な回復だ。
確認猫数 26。

写真上 コキジ姫さま
写真下 白いサギ





Tue, 10 Feb 2004

水鏡




竹藪の水の器は大きい。
電気釜の内釜だ。
エサヤリさんがどこからか拾ってきたもので、滅多に水を換えていなかった。私が使っていたのは小さめの器で、猫たちがどうしても、水が汚くても、電気釜から飲みたがるので、その水を取り替えながら使うようになった。洗って汲みなおしたので、縁までいっぱいに水が張っていた。

あり?
そこにいるのは誰だ?

水の所でもっさり座った黒猫ロボちゃん。
悩んだ末、右手の先をくの字に曲げ、水面をそろりそろり掻いている。
波が立ってそいつが消えたので、
もう一度水を飲もうとする。
と、
ややや
また出た。
また右手でかき回し・・チ、チメタイ・・
手を舐める。
こうやって飲んでもなぁ、あんまり飲んだ気、しないもんなー。
見なけりゃいいんだ。それがおいらの結論だ。
舌だけぺろぺろ、上目遣いで水を飲む。
水面を見ると、またじっと見つめられちゃうから、
絶対見ない。
神妙な顔で水と対峙する、ロボちゃんなのでありました。

ずっと前風になった鈴子が同じように掬って飲んでいたけど、今朝のロボちゃんを見て思った。
水面にくっきり写る自分の顔、
しかもじっと見つめている、
あれを見るのが嫌だったのではないかと・・


チーコがコシロたちと並んでごはんを食べていたので、ちょっとほっとした。まさおくんは背中が酷い。金ちゃんは風邪をひいたのか、涙目で鼻水で、ナサケナイ顔になっていた。

夜病院へまっちゃんを迎えに行き、その足で河原へ行ってリリースした。先生に、なんの薬をどう与えていったらよいか教えて頂いた。まっちゃんも、みんなも、春目前にしてたおれるな。春になったからといって良いことなど一つもない、なんて悲観しちゃいけない。草花の芽が吹き上がって、花が咲いて、そりゃぁもう元気になるのだから。

写真は、日だまりのチーコ・ピンちゃん、そして、トラちゃん。
トラちゃんのお腹は、なんというか・・りっぱだ。

Mon, 09 Feb 2004

一進一退




仕事から帰ると、獣医先生からメールで、まっちゃんの症状が大分改善されたという知らせが届いていた。薬入りのごはんもぺろりと平らげ・・たそうで、胸が熱くなった。
河原に戻すことになった。

今朝の河原は、草が霜で白く凍って寒々していた。
でも、
日射しは日に日に強くなっていくのがわかる。
梅の開花で春の兆し。暖かい季節はもうそこまで来ている。
やさしい朝の光が、河川敷に降り注いできた。
竹藪エサ場は、大盛況の頃を思えば本当に閑散としている。
アミちゃん、洋ちゃん、サンタ、金ちゃん、まさおくん、ロボちゃん、きじお。。あれ、チーコがいない。兄ちゃんも黒長もいないぞ。
そのうち出てくるだろうとカイロ交換始めたら、箱の中にトラちゃん発見。台の下にクニクニ、ピンちゃんは走り込んできたわりには元気なく、畑の方に向かって座り、かろうじて差し込んでくる日射しの中でこちらのごはんに背を向けたまま座っている。
竹藪奥から、白い稲妻のようにコシロが目をつり上げて登場した。口に(見たくなかったけど)鳥を銜えていた。
私へのお土産、じゃなくて、
ボクって凄いでしょう、と、
仲間たちに見せびらかすために運んできたものと思われる。
私がじっと獲物を見るので、困った顔ですくんでしまった。
どんくさい子かと思いきや、
いやはや、
なかなかのもの・・
ちょっと見直さなくては・・と思ってすぐ、
コシロがあんなことできるはずがない、
どこかで拾ってきたのかな?

しばらく見つめ合ったあと、
コシロはくるりきびすを返して、竹藪奥へ獲物を持ち帰っていった。

チーコは、心配であたりを見回った最後の最後、キャンプ場むこうのおじさんの畑に見つけた。まっちゃんが木の根っこで爪研ぎしていた、あの場所で、日射しを浴びていた。
どうしても気になって
だってこんな事はこれまでになかったことだから、
そばに行ってじっと見た。
洟を垂らしていない。
良い状態だと、単純に喜んで良いのだろうか。
鼻の奥にある細菌を青っ洟にして外へ出す力が無くなったのだろうか。
胸を大きく揺らして、苦しそうな息をしていた。
ごはんに来ないで朝日浴?
こんな事はなかったよね。

良くなったり悪くなったり、
外の子の幸せは、いつだって束の間だ。

写真上 チーコ
写真下 木の根っこで爪研ぎするまっちゃん

Sun, 08 Feb 2004

白ママ親子のそれぞれ




日曜日でお天気は申し分なく、ちょっと長居した。
会えた子は23。入院中のまっちゃんを入れても24・・少ない。
隣のキャンプ場でお昼過ぎまでボーイスカウトが活動していたからかな。しかたないね。
帰る間際、何気なしに畑を覗くと、コシロが黒白猫と鼻先を合わせてご挨拶している。チビチーかと思ったら愛想ナシの「コハチ」で、覗いていた私をむっとした顔で見た。彼らは共に白ママの子。徹底的にノラ教育を受けた兄妹なのだ。
「こはちー。この前はせっかくのお昼寝中、驚かしてゴメンヨー、クーちゃんかと思ったんだヨー」

土手に、最近良く見るおじさんが来て、猫たちを呼んでいた。
ピンちゃん、金ちゃん、黒長、コキジまで集まっている。金ちゃんは抱っこまでしてもらってご機嫌だった。仕事ももうしていないので、毎日のようにあちこちのネコポイントで猫を見て行くのだそうだ。言葉少なだけど、優しそうなおじさんだ。
ガオの道にトレイを回収に行くと、白ママが、このまえヨーコママを見たところにいた。ヨーコママはあれ以来とんと見ない。畑や竹藪から離れて、破れビニールハウス群に新しいねぐらを開拓したのだろうか。こんな所に暖かい寝場所があるようには思えないのだけれど、獣道、猫道、猫のねぐら。私たち人間には知ることのできない生き方というのも、あるのかもしれぬ。神様のシェルターの入口は、案外こちら方面にあるのかもしれぬ。白ママを呼んで、ダイジョウブカ、タベタノカ、と、話しかけてみると、なぜか逃げもせず寄ってきて、安全な距離を置いてではあるけど、さかんに返事をするのだ。

ミス河原ポイントにもトレイの回収に寄った。
こちらには一ちゃんが居た。木の根っこに少し座って、親交をあたためてきた。お尻ペンペンが好きな一ちゃん。
巨大なお腹を惜しげもなく見せて、派手にゴロンゴロンして埃を舞上げた。土手の上を人や散歩の犬が通ると、薮に駆け込む態勢を取るから、全く緊張が緩んでいるわけではない。
気の抜けない外暮らし、
一ちゃん、がんばれ。

Sat, 07 Feb 2004

初めての「白血病」


これまで河原から保護した子、河原で世話をしてきた子達の中で、血液検査をしたのは30匹ほどだろうか。
エイズ陽性の結果を知ったのは4。チーコ、サビちゃん、ソックス、金ちゃん。
まっちゃんは「白血病」陽性だった・・
白血病の子をケアーしている人たちのように、他の猫と接触させぬよう隔離したり、食器やその子が使った敷物を消毒したりすることは、河原に置いて世話をする限り不可能だ。
不妊手術の取り組みを始めた当初は、その膨大さに一人で向かっていく困難さから、ワクチンまで到底手が届かなかった。生まれなくすること、それだけを念頭に、人に慣れていない猫を捕まえて病院へ運び、運ばれるねこたちに与える多大なストレスを最小限におさえるため、手術が済むと速やかに元の場所へ返していく。兄ちゃんも、まさおくんもまっちゃんも、ワクチン未接種だった。同じ場所にいて、体調を崩していく子が出るのは、ワクチンを接種してあげたかどうかにも関係しているように思え、胸を痛めていた。
まっちゃんの白血病は、すでに誰かしらかに飛んでいるはず。
覚悟しなければならない。
河原の子に白血病・・
私には十分過酷な事実が、現実のモノとなってやってきた。

できることは変わらないわけで、
すこしでも美味しいごはんを運びながら
少しでも苦しまずに生きられるように
一人一人を見守るだけだ。

Sat, 07 Feb 2004

まっちゃん病院へ




昨夜、どういうわけだか熱を出してダウンした。
寝込んでしまうような事態にならぬよう、早めの就寝。
夜寝る分には、寝込んだことにはならない。
おかげで、朝はすっきりしゃっきり元気に起きた。

まっちゃんを病院へ運びたいと思い、ゴロママに連絡し、車を走らせて頂く事になった。いつも通りにごはんを運んで、猫たちの世話をしながら、心配なまっちゃんの身柄をケージに確保した。昨日飲ませた薬が効いたのか、いくぶん元気そうだ。ケージに入ってからも寒そうに震えていたので、毛布でくるみながら励ました。
きっと良くなるからね。私に任せてね。

まさおくんの背中の抜け毛が止まらない。もう一台ケージがあったらこの子も運べたのに・・残念、準備不足。
今日はまっちゃんだけになった。
鈴のついた犬が土手の上に現れ、猫たちがあっという間に隠れてしまった。またかと飛び出して行くと、犬は行ってしまった。今日は1匹だけだ。飼い主を探しに少し歩いてみたけど、さっぱり見えない。また、諦めるしかなかった。

まっちゃんを連れて帰り、ゴロママと一路病院へ。
先生にお願いして帰ってきた。
力を使い果たしたのか、すっかり腑抜けてしまったので
今日は早めに沈没。ブクブクブク・・・

写真上 日向ぼっこするオデブさんのまっちゃん
写真下 キャンプ場の隅で、気の早い梅が咲いた

Fri, 06 Feb 2004

最悪よっ!




いつもの荷物の他に、4分割したあたたかい毛布、折りたたみケージ、なまり節1本、マタタビ、凧糸、ペットシーツ、など用意した。

竹藪の外の日だまりにいたみんなに混じって、まっちゃんが座っている姿を見た。嬉しかった。昨日彼女をくるんでいった箱の毛布はぺっちゃんこに潰れ、大分汚れていた。ニオイも少々。配膳その他諸々の準備をしている間に、みな竹やぶの中へ集まって来て、せっかく温まってきた猫たちを冷やしては可哀想なので、取り急ぎごはんを配っていった。最初にごちそう缶を開けると、押しの強い子が我先に囲んでしまう。まっちゃんの「ごちそう缶」は最後になった。
缶を開ける音で耳が動き、あれ?という顔が前のめりになる。
まっちゃんのために持ってきたのだよ。
さあ食べなさい。
目でそう言ってみる。
とぼとぼきてしょぼしょぼっと食べた。
あまり口に入っていないようだ。
それでも、自分の意思で食べているのだ。
邪魔にならぬよう痩せた背中をそーっとさすりながら、心の中で励まし続けた。
まっちゃんのごはんに、横取りを狙う猫たちが集まる前に、なまり節をほぐしながらみんなのトレイに盛大に追加していった。エサ場が活気づいた。
まっちゃんは早々とごはんから離れ、青いバケツのそばで後ろ足立ちになり、前肢を縁にかけて水を飲んだ。そしてまた日向へ出て行った。もうちょっと食べたらどうかとトレイを持って追いかけたけど、見向きもしない。
それからカイロ交換。
まっちゃんのいた箱はとにかく暖かくしてやろうと空にしたところへ、戻ってきたまっちゃんがずずっと入って・・だってまだ毛布敷いていないのに・・横になる。体を持ちあげながら毛布を敷いてカイロを2枚。ぎろぎろ私の顔を見ながら、早く落ち着かせてくれと言っていた。
「毛布とカイロの塩梅はいかが?」
「いいわよ」
「調子はどう?」
「みりゃわかるでしょう、サイアクよっ」
だそうだ。

ピンちゃんの甲高いうなり声で見に行くと、顔のでかいキジ猫(未去勢♂)が、ギコギコ井戸のそばの木の下にいた。
さきほど洗い物を見物に来たまさおくんに、そこでちょっと振る舞ってやったマタタビに夢中になっている。その後ろで、顔の大きさ半分の細ッこいピンちゃんが、縄張りを主張して唸っているのだ。反撃されたら逃げられるだけの距離は保っている。
ミス河原の薮で見るときと、キャンプ場で姿あらわにしたのを見るのと、印象が違う。だけど、きっとキミはペレ君だね?

私からこそこそ逃げていくのを、ピンちゃんが自分の手柄のように追いかけていった。

チビチーでも捕まえられたらと思って、ケージの扉に遠隔操作用凧糸を着けて引っ張っておいた。中にはマタタビを振りかけたなまり節がある。お目当てのチビチーは、箸にも棒にも引っかからず。入れ替わり立ち替わり中に入ってむしゃむしゃやっていたのは、サンタ、黒長、コキジ、アミちゃん。
寒さが堪えて座っていられなくなったので、収穫無しのまま終わりにした。片づけ終わった所で、ペレ君が竹藪へもやってきた。
ピンちゃんがずっと後を着けながら騒いでいる。
マタタビの残り香でウニャウニャするペレ君を見て、もう少しそのままおいておけば良かったと後悔した。

写真は「最悪よっ」のまっちゃん
写真下 縄張り闘争でがんばるピンちゃん
    ちょっとへっぴり腰だ。

Thu, 05 Feb 2004

まっちゃんがたいへんだ




たいへんだ。まっちゃんが良くない。
カイロ交換で、メイン猫舎隣の扉を開けると、すぐの寝箱にまっちゃんが居た。蓋のないスチロール箱で、薄い毛布が入っている。もっと暖かな箱はいくらでもあるのに、よりによってどうしてそこを選んだのか、立ちつくす私をけだるそうに見た。頭をそっと撫で、投げ出されたようにお腹の所に揃っていた手足を触ってみた。小さい小さい手だ。汚れていて、少し冷たい。昨日はごはんをほとんど食べず、トボトボと日向に出ていったまっちゃん。今日はごはんにもお日様にも、向かう気力がないらしい。クロボスが頭に雪を乗せて原っぱにうずくまっていた時のことを思った。死んでしまう。そう思ったらもういたたまれなくなって、まっちゃんの体を包むようにドーム状に毛布を被せ、体の下あたりに新しいカイロを2枚入れ、顔を手で包んでみた。まっちゃんは慌てた様子はなく、悲しそうでもなく、ただされるままじっとして動かなかった。

1日、まっちゃんを思った。
胸が痛い。胸の奥の痛みの集まる所から手が出てきて、心臓や胃や腸を一捻りして引っ張るのだ。そういう痛さだ。
それから鼻の奥が熱くなって、涙がぼろぼろっと出てくる。

まだ死んだわけでもないのに、死にそうだ、と思っただけでうろたえている。私にはいつでも覚悟があるんじゃなかったっけ?
今朝は何もしてあげられなかった。
今朝じゃなくても、ずっと何もしてあげられなかった。最近皆勤になっていつもエサ場にいること自体が、これまでの経緯からして、まっちゃんの異変だったのかもしれない。
クロボスが甘えん坊になったのと、通いのまっちゃんが常駐住み込みになったのと、符号を合わせて悲しんだ。

明日は時間を取ってまっちゃんに食べさせてみよう。
好物の缶詰を持っていこう。
病院へ運べたら、それも試みてみよう。


Wed, 04 Feb 2004

まだ眠い春




春が立つと書いて立春。
しばらく寝ていたんだろうね。
暦に促されて立ち上がり、一歩踏み出そうとしたら
ぶるぶる、
なんて冷たい風だろう。
日向で温まった猫たちの毛の中に頭を突っ込んで、
また寝てしまった。
春不在の竹藪は寒いこと寒いこと。

ところで、なんでだぁれも居ないのじゃ?
少ない顔ぶれとはいえ、ごはんを持って入ればざざっと集合、のはずが、間合いを3つばかり置いてからやっと、そろりと顔を出してきた。寝箱から出てきたまっちゃんが、雨上がりでもないのに足がドロドロで、ごはんを少し食べてすぐ畑の日だまりへ退散していく。足取りが疲れていて、元気がない。とても寒そうだ。
汚れているのはまさおくんも同様で、これは皮膚病のトラブルが長引いているせいもある。ごはんを余り食べない。
奧の猫台へいつの間にか移動した、と思いながらミルクを届けに行くと、まさおくんじゃなくてクニクニモドキだった。違う猫さんに見えるくらい、毛並みが乱れて疲れた感じだ。ごはんの食べっぷりが凄かったから、そのままそっと食べさせた。最初の薮で見たハッチの他、サンタ、ピンちゃん、金ちゃん、黒長、チーコ、トラちゃん、アミちゃん、クニクニ。たった11?
そんなばかな・・
兄ちゃんを呼びに行った。
応答無し。声の届かぬ所に潜伏中らしい。
畑を覗いた。
コシロとチビチーが、畑の中の小屋の上で伸びていた。
ごはんにも来ないで日向ぼっこ?

こら、コシロ、
チーコは一人で原っぱに居るぞ、
親衛隊の隊長じゃなかったっけ?
チーコを見捨てて何をしているのじゃ・・

やっぱり犬がきたのかな・・

Tue, 03 Feb 2004

「犬は外、猫は内」




日の出が少し早くなり、夕方暗くなるのが遅くなり、
今日はグンと暖かかった。しっかり着過ぎて暑く感じたほどだ。

旅の多い暮らしをしていた頃は、こうした実感が全然なかった。12月の沖縄で「桜祭り」のポスターを見、4月に東京で自分たちの花見をし、5月の東北で花見する人々を見る。1月から2月は長旅で、たいてい関西か九州だ。日替わりで場所を移り歩いた。底冷えする京都、北九州の寒風は、格別だった。
引退した年の最後の夏の長旅は、思い出すだけでぞぞっとする。
大阪でぎっくり腰をやってしまい、行く先々の病院で応急処置を受けながらの仕事だったので、相当きつかった。そこら辺の記憶からその頃を振り返ると、心底旅はもうしたくない。

毎日河原へ行く自分が不思議だ。
猫たちにごはんを運ぶ習慣に縛られている感じはしない。
好きでやっている事だからだと思う。
昨日と今日と二日続けて、M氏、仕事前に通る土手道より前触れもなく下りてきて、エサヤリを応援してくれた。
主に、カイロの袋破り出しと、洗い物、ゴミまとめ。おかげで時間が短縮され、いつもぎりぎりで駆け込む職場に余裕で着けた。
(どうもありがとうございました)

犬が竹藪のそばをトットットット通り過ぎた。
例の問題犬ではなく、面倒でリードを放すおばさんの犬だ。
「犬だよ」、
「うんにゃ、この犬じゃないよ」、
等と言っているうちに、
土手上の飼い主と足並み揃えて過ぎていった。
それでも、
竹やぶの中の猫たちは、ごはんを放棄して隠れてしまった。
「犬は外、猫は内」
私の節分。

写真上 消えて久しい「ジエム」
    まさおくんの対抗相手だった。
写真下 土手をころころ上がってくるサム君

Mon, 02 Feb 2004

冷たいけど恵みの雨




朝方はまだぽつりぽつりで、本降りになったのは午後から。
沢山着こんでいるから、全然寒くない。
猫たちは被毛に包まれた身一つで外にいる。
これだけ着ないと外へ出られない我が身と比して、なんと立派なことだろう。
猫舎から出てくる顔ぶれは大体決まってきた。
平日でも休日でも15からせいぜい25で、わびしい淋しい出席率だ。皆勤だったクーちゃんが消えてしまったのはどう考えても不自然だ。いたたまれず悲しい。

夕方はいっそう雨が強くなり、帰り道は、自転車のハンドルを握る手が濡れて、凍えて冷たかった。
みんな寝箱でカイロの毛布抱いて寝ているかな。
原っぱの草やキャンプ場の落ち葉に雨が浸みて、
息を吹き返しているかな。
恵みの雨になったかな。
猫たちの体に積もった埃も洗い流されたかな。
思いながら、家に急いだ。

写真上、河原から家の子になった「チュンチュン」♀
写真下、チュンのパパと思われる「アミちゃん」♂



Sun, 01 Feb 2004

「押し出し」でアミちゃんの勝ち




れーこさんが、大量の買い出しをして届けてくれた。
河原猫フードがストック切れで「ハテドウシタモノカ」と思っていた所だったから、とても助かった。あとで河原で会いましょうと言って、私は修理から戻ってきたアシスト自転車で、レーコさんたちは車で、それぞれ出発した。猫やフードを沢山運んでもらったれーこさんちの車、いよいよ買い換えるのだとか。
廃車になる最後の最後まで運んでもらって、ありがとうございました!(車さま)

穏やかな日和で、猫たちはみんなゆったりしていた。
ピンちゃんだけ、せわしなく走っている。
ピンちゃんがなぜ走っているのか、
どうもよく判らない。
落ち着きがないのは今に始まったことではない。
痒くてたまらず走っているのかもしれないと
推測された時期も過ぎ、不調は脱しつつあって
とても元気と言えなくもない。
バサバサした感じは、乾いた気候のせいもある。
抜け毛は見たところ収まっている。

さんざん走って、そこかしこを行ったり来たりした後、テーブルの向こうのツインルーム屋根で激しく毛繕いをしていたピンちゃん。

アミちゃんは用もないのにしきりに何か言ってきて、つかず離れず足元にいた。
いつの間にかピンちゃんの所に上がっていって、やおら二人で立ち上がって闘い始めた。結構本気でパンチの連打を浴びせあっていた。珍しい取り組みだ。ピンちゃんが押しに負けて向こう側に落ちた。センセが臨時往診で猫たちを眺めに来て下さったから、良い所を見せようと頑張ったピンちゃん。落っこちてしまった。連日の大食いで少しは太ったかと気が大きくなっていた。でも、アミちゃんとは元々の重さに開きがある。
落ちたその勢いで、また走っていた。
時々、ごはんの残ったトレイに、てんこ盛りに葉っぱを被せていく。

今日の河原に持っていったもの
基本フード 「混ぜごはん」 ふやかしたカリカリと缶詰14個分を合わせたもの 3.5kg これを、ミス河原ポイント4人分と、ガオの道に置く分と、竹藪で配る分、3つに分ける。
ドライ 1kg
ミルク 1? 
濡れタオル2枚
カイロ35枚
追加用ごちそう缶 大2個

今日から2月。大安の1日。

写真上 二人並んでタッタカ走って来る兄ちゃんと黒長
写真下 小休止のピンちゃん



河原猫の日記



    
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