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Thu, 10 Feb 2005

砂埃




年末の整備工事で、グランド一帯に随分砂を運んでいたけれど、今日のように強い風が川から吹き付けてくると、一面黄色く霞むほどその砂が飛ばされている。砂埃は土手を叩いて駆け上がり、空に向かって暴れるのだ。洗い物に下りていくと、籠の中のトレイが2,3枚飛ばされた。吹きさらしの河川敷までついてきたガチャは、棒杭に体を押しつけて目を細めていた。小夏はどこからも出てこない。犬を連れた人が遠くにぽつりぽつり見えるばかり。人の気配もなく、荒涼としていた。ゴミが生き物のように舞っていた。
チーコは不調なのか、寝箱で香箱をつっくって出てこなかった。
ごちそう缶だけのトレイを顔の前に置いてやったら、半分ほど食べた。ミルクは口にしなかった。カイロを2枚、チーコの体の下にもぞもぞ滑り込ませてきた。お母さんのフジコも、楽屋で横になっている女優さんみたいに寝箱にこもり、ごはんを運ばせて、「そこにおいといてちょうだい」みたいな事があったっけ。
チーコは目を丸く見開いて、黙ってじっとこちらを見る。余計なこと聞かないでさっさと行ってね、なのだ。
まさおくん、シッポの毛が抜けて、後ろ姿が情けない・・
でも、顔が少しきれいになって、目がきらきらしていた。
希望は
いつだっていくらかはあるのだ。

原っぱの隅にキジ猫がうずくまっていた。
コキジをしばらく見ていないので
誰なのか確かめようと近づいて行ったら、
くるっと身を翻して逃げた。
なんと、
ずーっと見失っていたムギちゃんだった。

確認猫数20。
猫缶大14個。ドライ1.5kg。猫ミルク500ml。
カイロ28枚。 

写真上 手術に運んだときのムギちゃん
    恐くてずっと固まったままだった
    いつか仲良くなれますように・・ 
写真下 河原にいた頃のチュンチュン
    我が家で3年目、
    家庭内ノラを貫いている。
    ヒヨシに顔を舐めてもらって
    添い寝もしている。
    処世術に長けた子だ。



河原猫の日記



    
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