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Mon, 20 Sep 2004

祝・ヨーコ姫さま




祝いたいことは何もない。
外で長生きできる子は稀だもの。

あ、
前言撤回。
長生きの子がいた。

みんなの過去や河原暮らしに至った経緯など
辿りようがないのだけれど、
河原生まれがはっきりしている子達以外で
洋ちゃんだけ情報があった。
仔猫の頃
洋ちゃんと一緒にいた兄妹を保護した人が
初めて病院へ連れて行ったのが平成6年・・・
病気になって亡くなる前、同じ病院にかかって、
残っていた記録から教えてもらったのだそうだ。

洋ちゃんは・・
保護された兄妹よりも
河原で長生きしているのだ。

既に書いたことだけど、
ヨーコママが洋ちゃんたちを育てていたのを見たという人があって驚いた。ヨーコママは平成6年以前に生まれた猫さんだということになる。
外でそれだけ生きていられるのは
奇跡に近い。
どちらかといえば、猛々しい生粋のノラちゃん、というより、お姫様タイプ。蚊に弱くて、夏の間中、9月に入っても、悪くすると10月末まで、耳がただれて痛々しい血統なのだ。
ヨーコママを見る目が変わったのは
かなりの年だと知ったから。
大事にしてあげなければという気持が強くなった。
ヨーコママは、河原猫の不妊手術取り組み最後の難関だった。

あの手強さには本当に泣かされた。
捕まったあとの態度がまた立派だった。

泣きも叫きもせずに、
じっとしていた。
もう仔猫を産んでいるようだと
夜の電話で知ったときは
複雑な気持ちだった。
出産直後に囚われの身となり、
仔猫の命がかかっているのに、
観念したように無表情にじっとしていた。

とても酷いことをしてしまった。
何とも言えない気持になった。
河原へ戻されたあと、あの状況を経て育て上げた3匹を
エサ場デビューさせた。肝っ玉母さんだ。
私に仔猫を見せたかったのかも。
何をされたって負けないって
言いたかったのかもしれない。

運良く病気に罹らずここまで生き延びてきたのだから、
きっと立派なお母さんから生まれたのだろう。
ヨーコママはきっと
そうやって産んでくれたお母さんを越えて、
記録を更新中なのだと思う。

エサ場で私の知らぬ間に
派閥争い&数の調整・自主規制があったのか、
何頭かが竹藪の外へ追われた。
ヨーコママは争いごとを嫌って自分から出たかも。
子ども(影丸)がエサ場にいられるよう、身を引いた可能性もある。
生意気なピンちゃんたちが、いきなり襲いかかるので
落ち着いて食事できない毎日を送っている。
今のところ、それでも竹藪に来てくれるので
みんなとトレイを争わなくてもいいように、
なるべく専用に、ミルクとごはんのセットをそばへ持っていってあげるようにしている。
そのくらいの特別扱いでは
とても追いつかない。

だから今日は、長生きの労苦を労って
これからの幸せを祈ってあげたい。
お姫様のようには暮らせなかったけど
ヨーコママの気品と立派な態度は
誰にも真似ができないものだと思う。

姫さま・・
おいたわしや

写真上 ヨーコママ
写真下 洋ちゃんとヨーコママ




河原猫の日記



    
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