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幻の「ガチャ」
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六月最後の日は雨だ。 雷も鳴って、なんともおどろおどろしい。 上空の風が灰色の雲を流し 強く振っていた雨が ときおり意気喪失したみたいに弱くなり 明るい空の気配もあった。 ガチャがいた。 お正月、私の家を脱走して 3月河原に戻ったのを確認したガチャ。 なぜか、ふっつり姿を見せなくなって、 本当に戻ったのか、 無事に戻ったと思いたかったから見た 幻だったのかと、 自信が無くなるくらい会えなかった。 諦めかけていたそのガチャが ガオの道の薮に置いたごはんを食べていた。 どんなに安堵し どんなに嬉しかったか 言葉にできない。 小夏のように、ガチャにもきっと竹藪ではない所に、私ではない誰かがいる「拠り所」があるのだろう。人に慣れた子だから、きっとそうなのだろう。3月に会ったとき私を警戒して逃げたのは、やっとの思いで帰ってきたのにまたどこかへ拉致されたら、、と思ったから、、なんだね。 夜空に暈のかかった月が浮かんでいる。 ウツクシイ。 写真は2枚ともガチャ |
Tue, 29 Jun 2004
竹取とキャットニップ
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河原の竹藪と原っぱへ、若竹の子を掘りに来る人がいる。土からちょっと頭を出したくらいのを探して掘っていく。伸びてしまうと苦くて食べられないとかで、スコップを持って丹念に掘っていた。 竹やぶの中の竹をばさばさ切っていく人がいる。 連日新しい切り株を見つける。 竹は用途が多いし、タダで調達できるからどうしても来るのよね。そっとしておいて欲しい所だけどしかたない。七夕が近いので、これからも切り出されるだろう。 草刈り工事の後、種で撒いたり、苗を植えたりしてもらったキャットニップが、他の草と闘っている。 根を張って花を咲かせて、頑張って欲しい。 キャットニップとミントの原っぱになったらいいのに。 土手一面そうなったらいいのに。 と 思いながら応援している。 洋ちゃんの耳が蚊に刺されて無惨にただれた。 アレルギーを抑える薬をごはんに混ぜた。 写真 可哀想な洋ちゃん |
Mon, 28 Jun 2004
クチナシの香り
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桜並木は緑に燃えている・・ どこからかクチナシが 姿を隠して 白い香りをはなつ。 風の5月は雨に負け、 雨の6月は暑さに負けた。 月日は こんなふうに過ぎていくんだったっけ? タビちゃんが久しぶりに竹藪に来ていた。 昨日長居して会ったマサルさんとか コキジとか いつもの朝だと確認できない。 兄ちゃんまで今朝は会えずにおわった。 ばたばた忙しくみんなを置き残していくこと ごめんね、 申し訳なく思っているよ。 何はともあれ今日のごはんをしっかり食べて、 良く休み、 よく眠り、 明日も元気でいてね。 写真上 泣き虫ケイちゃん 奧の餌台で朝ご飯 写真下 まっちゃん どこにいるの? |
Sun, 27 Jun 2004
どんより
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昨日の暑さで体が参ってしまったようだ。 寝る前に水分を沢山取ったせいで、起きたら顔がむくんでいた。 気力を起こして支度し、河原に着いたらお昼だった。 みんなと いつものように会って 一生懸命食べる様子をながめたり、 なにか言ってくる子に耳を傾け 私を信頼してみあげる目を見つめ返したり、 顔を撫でたり 洟を拭いてやったり・・ 時間も忘れて そうやって過ごしていると ほんとうに落ち着く。 猫たちを愛おしく思い しあわせなきもちになる。 このしあわせを、なんとか踏ん張って維持していかねば、だ。 空のどんよりにも 私自身のどんよりにも 負けないよう あしたからまた 元気に働こうと思いながら帰ってきた。 |
Sat, 26 Jun 2004
ガンバレチビチー
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竹藪の奥に黒白の猫が緊張した面持ちで現れた。 チビチーだ。 抜き足差し足。。少ーしずつ寄ってきて辿り着いた奧の餌台にはトラちゃんがお食事中。クネちゃんも奧の餌台の側に置いたトレイに向かっている。トラちゃんの背後で、ボクにも食べさせて下さいよおと訴え、必死だ。黒長がチビチーに気が付いて追い出しにかかりそうだった。加勢してやろうと向かったら、黒長がチビチーの方向へ動いたので、黒長を避けて竹藪奧へ逃げてしまった。 ガンバレチビチー 黒長にプレッシャーかけられる前に、少しは食べたよね? 食べ足りなかったら、 後でまたくるんだよ。 |
Fri, 25 Jun 2004
猫は痛い
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小学校一年生か二年生の時・・ 学校でみんなが猫を追いかけていた。 多分捨てられた仔猫だったのだろう。 みんなで追い回したので、仔猫は半狂乱になっていて、 そうして 下駄箱の裏側に追いつめらた。 助けてあげたくて手を伸ばしたら、 死にものぐるいで咬んできて、 私の人差し指の先にぶら下がって そして逃げた。爪を猫の歯が貫通していた。その後のことは覚えていない。とにかく恐かったので、ずっと猫は嫌いだった。「猫は痛い」、そういう記憶を引きずっていた。 どういうわけか成り行きで、 犬派だった私が、転じて猫好きになっていた。 今年の3月、とある所で猫に咬まれ、気を失って救急車に乗った。河原にも人間嫌いの凶暴な猫がいるかもしれないけど、ひどい怪我をしたことは無かったので、本当に恐かった。猫好きになってから初めての大事件だった。 自分がいけなかっただけのことなので、 猫は痛いけど、嫌いになるほどのことでもないと思えた。 5月になって、治ったはずの咬み傷の下が腫れてきて瘤になってしまい、一ヶ月抗生剤を飲んでも瘤が消えないので、25日、切除手術をすることになった。困ったことだと、気を揉んだ。 あんなにしつこく残っていた瘤がひゅるっと小さくなってきて、手術しないことになった。 あーよかった。 拍子抜けして 気が抜けて ぐっすり寝てしまった。 写真は 忘れられないフジコ 胸が痛い |
Thu, 24 Jun 2004
連日の夏日
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もうたまらなく暑い。 6月ってこんな感じだったかな? 今からこんなにふうふうして、 本当の夏はどうしよう・・ 猫も私もぐったりの夏日だ。 私を出迎えてくれるメンバーがだいたい決まってきた。 特にせっぱ詰まった子はいなくなった。 歓迎はしてくれるけど 「熱烈」ではない。 駆け寄ってくる子もいるけど、 ゴロンゴロン迄はしない。 催促はするけど、控えめだ。 淋しい一方で、気が楽になっている。 してあげられることが限られているから もしできないことを要求されたらたちまち窮する。 毎日のデリバリさえあったらそれでいいと 私に負担をかけないように 気を使ってくれているのかな。 写真上 アカツメクサと蝶 写真下 ちびQがいた晩秋の河原 ピンちゃん ちびQ 黒長のスリーショット |
Wed, 23 Jun 2004
ヤブカンゾウ
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土手にヤブカンゾウの鮮やかなオレンジ色の花を見た。除草工事の後つるんと平らになったとたん、ヤブカンゾウは一気に花茎を伸ばして咲いた。 何があっても、いのちは時の流れの中で回っているのだと、不思議な気持になる。 薮の下に滑り込ませたごはんトレイに、マダラとヨーコママが取りかかった所へ、花子が走ってきた。向こう側から顔をのぞかせた白ママが、取るべき場所がなかったのか、竹藪まで私を追ってやってきた。顔のすぐ前にいろいろ置いてあげたのに、口を付けようとしない。ただじっと座っているばかり・・ 新しい缶を開けてみたら、顔を下げて臭いを嗅いで、そして・・食べない。どうしてかわからなかった。暑いから食欲が湧かないのかな? することが全部終わって自転車に向かい、ガオの道を行き始めると、白ママが追ってきた。薮のごはんトレイをまとめ、残った一つをそのまま置いた。低木の下から顔をのぞかせて私に訴えるようなまなざしを送ってくる白ママに、それを食べるよう言って河原を出た。 白ママはわたしに、何が言いたかったのだろう。 |
Tue, 22 Jun 2004
ほたて
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兄ちゃんと久しぶりに 竹やぶの中で再会した。 要するに、乾いたペーパータオルや 乾いたタオルで鼻を拭かれたら痛いのだ。 そう思って、タオルを濡らしてそっと拭いてやった。 そんなこたぁどーでもイイから 早くごはんにしてよね みたいに醒めた目で見るので ハイ、直ちに、と兄ちゃんを放って取りかかった。 一昨日の夜、友人夫妻が猫缶&ドライを買い物して運び届けてくれた。忙しいのに重い買い物に走ってくれて有り難かった。 それから 昨夜、ごちそう缶どっさりと人間用ホタテの刺身が クール便で猫に届いた。 北の国の海辺より、 甘エビ 鮪 キチジ しらす カツオ そして ホタテ・・ 海の幸で励まして頂いている。 朝熱湯で湯がいて、冷ましてほどいて 仕込んだ猫ごはんに混ぜてみたら ふーむふむ、 良い匂いだ。 出たり隠れたりのにいちゃんも、 片目を駄目にしたクニクニも、 洟垂らしのチーコも、 てやんでぇのピンちゃんも、 いじめっ子の黒長も、 孤独な白ママも、 みんな こんな風に色々な方面より 心配されているなんて 夢にも思わないだろうね。 写真上 白ママ |
Mon, 21 Jun 2004
台風6号
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台風6号は関西だ。進路の範囲の中にいる友人たちは大丈夫だったろうかと考えていたら、外が荒れてきた。オソロシイ風のうなり音を聞いているうちそのまま寝てしまった。 みんな無事でありますように・・ 河原に行った朝方は、雨はなかった。少し風があっただけ。 急いでいたので、会えた子は少なかった。 まさおくんは、このところ口ごもりながらも良く喋るようになった。 汚れていてくたびれた感じがするのが、かなしい。 |
Sun, 20 Jun 2004
兄ちゃん無事確認
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河原猫にごはんのデリバリは1日2回。 第一便の私が休日は遅くなるのに対して、仕事の昼休みにやってくる人の2便は、休みの日はちょっと早くなる。あるいは夕方になるときもある。猫たちは時間をきちんと覚えるので、規則正しく決まった時間に行ってやれず、すまなく思ったりする。 今日は、やっとタイヤを直したアシスト自転車を取りに行って、河原に着いたのはお昼。一便で集まった猫たちが散った後だった。 兄ちゃんは、キャンプ場隣の畑の中にいた。 ああいた!いた!ヨカッタ。 菊がこんもりと茂った中に隠れていて、 へ? どこにも出かけてないよ、 いつもここいらへんにいるのに何言ってるのぉ? という感じだ。 なんだかばっちい貌になっている。 原っぱは暑いんだよ、当分こちらにいるからね。 兄ちゃんが潜んでいた場所の近くに積まれた木でできた山があり、ヨーコママの涼み場所になっている。 凌げる場所をてんでに見つけて、 雨と風と暑さと寒さとに折り合いつけて みん上手に過ごしているのだ。 |
Sat, 19 Jun 2004
兄ちゃんどこじゃ
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兄ちゃんに会えない日が続いていて 考えるとみぞおちのあたりがモアモアしてくる。 朝から日射しが強めで暑く、 風通しの良い日陰にみんな上手に隠れている。 草も良く伸びる。 少しでも時間があれば、 鎌を出して草を刈る。 除草剤を撒かなければと思わせないように頑張る。 兄ちゃんが来ないと張り合いがない。 兄ちゃん、どこじゃ。 写真は サンタ&ピンちゃんの妹、消えて久しいコミケちゃん |
Fri, 18 Jun 2004
クネ
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クニクニモドキは クニクニと同じくらい前からの顔見知りだけど 滅多に会えなかったので 名前は「モドキ」(クニクニに似た子)でしかなかった。 緑地の端に居を構えているおじさん、つまり、この前全頭一気に不妊手術を終わらせた、おじさんの所を本拠地にしている猫だ。 わざわざ竹藪まで出かけて来るのは、クニクニモドキだけ。おじさんの所でも異端児らしい。 ピアスをつけて戻っても、特に気にもされていなかったようで、 デブトラ、だなんて、可愛くない名前で呼ばれていた。どうりで、いつもふてくされたような、淋しげで険しい顔をしていたわけだ。このところ竹藪に入ると既にいて、ごはん待ちで手元に集まる子達に紛れて配膳待ちしている。今日気が付いたのだけれど、あの無愛想な彼女が、一生懸命に体を弓なりにうねらせ、体当たりして、みんなに媚びている。我が家におけるチュンチュンのヒヨシ対策と全く同じだ。追い出しをかけられずにごはんを食べるには、あの手しかないのだろう。離れたら身の置き場を失うわけでもないだろうに、みんなが散った後の竹藪にいつまでも居残っていた。 無防備に寝ているときはとてもあどけない。 ちっとも険しくない。 お腹がいっぱいでシアワセ なのだろう。 名前を付けた。 「クネ」ちゃんだ。 |
Thu, 17 Jun 2004
ネムノキ
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今日も・・ 書いたらきっと心配になる。 私の行った時間と、会えなかった子達との時間とが たまたまずれただけ。 定員4サブ猫舎を覆っていたカバー布類と、寝箱の中に敷いていた毛布で汚れていたものをまとめ、中の箱をきれいにして来た。 こんな一時しのぎの場所しか用意してあげられなくて、 みんな ごめんね。 土手を行く途中、ネムノキに花が沢山 ほんとうに沢山咲いているのを見た。 こんなにきれいだったっけ? 思いながら息を吸った。 写真は ・・撮れなかった・ |
Wed, 16 Jun 2004
鼻の音
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今日も兄ちゃんに会えなかった。 おじさんの所へ猫缶を届けたり、 お皿を洗いに行ったりして 待っていたけど、会えなかった。 仕方なく、竹藪を出て、 ガオの道で跪いて薮のお皿を回収し、 ついでに這いつくばったままきょろきょろし、 白ママの足を見つけた。 覗く角度を変えて、 白ママの顔を見た。 そうしたら、その向こうから兄ちゃんの鼻の音が聞こえてきた。 立って中腰になって 兄ちゃん、兄ちゃん お兄ちゃん! 3度呼んだ。 一息待てば、ヌッと出てくるはずだったのに、 どうやら今日は洟を拭かれたくなかったらしい。 鼻の音だけ聞こえてくる薮を、振り返り 振り返り 諦めて河原を後にした。 元気でいてくれるのなら それだけでイイ。 明日、あおうね。 |
Tue, 15 Jun 2004
上がったり下がったり
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大きな背中を丸くして、 見るからに悪そうなマサルさんが、竹やぶの竹の中で待っていた。何と声をかけてやったらいいかもわからぬほど、げっそりしていた。薬を入れたごはんを寄せてやったら、黙々と食べた。 ミス河原は、草刈り工事が入って見通しの良くなった土手の下で待っていて、サム君と一ちゃんもミス河原に負けない勢いで土手の上まで駆け上がってきた。男2名はそそくさ下りて薮に突進、一緒に私と土手を下りるのはミス河原だけだ。 マダラたちの薮に、ハッチしか姿を確認できなかった。 ミス河原の所で上がったテンションが、ひゅるっと下がった。 そしてマサルさんを見て、さらに下がった。 クニクニの、血で黒くなっていた瞳が、白っぽくなってきた。 会えなかった子多数。 明日はみんなに会えますように・・ 今日は夏日の予報どおり気温が上がった。 湿度が低かったので凌げた。 写真上 お兄ちゃん 写真下 お兄ちゃんのパパかも知れないマサルさん |
Mon, 14 Jun 2004
軽やかなヨーコママ
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ごはんを入れたトレイを薮にツ、と差し入れて、マダラを覗き込んでいたら、ヨーコママが出てきた。自転車の側ではにかんだ顔をして、私にも・・と謙虚に催促した。彼女が大好きなミルクと、ごちそう缶の小分けしたもの、ちゃんと用意してある。 毎日会えることが嬉しい。 息子(チビチー)もあちらへ、時々だけど来て、食べているよ、 娘たちは、それぞれのおうちで元気にしているよ、 心配要らないから、自分のことを大事にしなさいね。 人の話なんぞ興味もないようで、 聞いているのかいないのか、 食事に夢中だ。 どこで雨を凌いでいるのかな。 一人で大丈夫なのかな。 心配だけど、逞しいヨーコママのことだから きっとちゃんと自分の場所を持っているのだろう。 助けの必要なときはいつでもおいで。 竹藪を出てガオの道を戻っていくと、 食べ終わってくつろいでいたのだろう、 誰か来た!とばかりに ピョーンと跳ねて薮へ飛び込んだ。 いつか小さな仔猫たちと キャンプ場の草の中で遊んで跳ねていたのを 思い出した。あのときと同じだ。 淋しげな顔に騙されてはいけない。 ヨーコママは軽やかだ。 本日の写真 2枚とも「ヨーコママ」 |
Sun, 13 Jun 2004
うっとり草
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ピンちゃんです。 唐突ですが、歩くときは右左交互に足を出すと決まっておりますように、雨ザンザンの後はピカーッと晴れるのであります。僕らのごはんは、一便も、二便もっ、お日様が頭上に輝いた時刻にやってきたので、僕は怒ってブンブン走りました。ブンブン走りながらも、しっかり食べました。テーブル下の配膳でふりかけに使われたごちそー缶は、ささみ味、まさおのごはんはカツオ味、どちらも結構なお味でゴザイマシタ。 怪しい鉢を抱えたオヤジが現れ、行ったり来たりして、土手に花の咲いた草を植えておりまして、そりはなんなんだ?と尋ねますと、研究中だから秘密だよ、と。 えへへ。実はもう何回もそうやって植えていくので、ボクは知っているのであります。良い匂いがして、うっとりする草なのだ。「うっとり草」といいます。 黒長が言うには、ゴロンゴロンして、デヘデヘして、そのまま昼寝、最高だよっ。蚊がどばっと出る雨上がりの竹藪で、うっとり草ゴロンゴロンしたヤツは、刺されなくなるのだ。本当だよ。 みんなに言っても、そーゆー理屈は理解できないから、まだボクと黒長だけなんだよ。蚊に刺されないのは。うふふ。 ぼくらの「エサ」は、おかたずけの後、鎌でもってよいしょっよいしょっ、原っぱの草を刈っていました。 あの無惨な原っぱにやっと出てきた草を、だね、ひっくり返して行きよった。ぼくは悲しい気持で、それを見ていたのでありました。 本日の写真 ピンちゃん |
Sat, 12 Jun 2004
まさおくんのごはん
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冬の間テーブルをくるんでいた青いテントシートは、春、毛虫避けに、そして今は雨避けに張っている。竹にくくりつけてテーブルの上に簡易屋根、と思ったのに、一雨降ると水がたまって大変なことになっている。下からつついてジャバーっと水を落とさないと、誰もテーブルにあがれない。 テーブルの上に上がるのはいつもまさおくんだ。 昨年から背中の毛が抜けたり口の周りが汚くなったり、心配な症状が色々あって、薬を入れたごちそう缶を用意していくようになった。テーブル下での配膳では黒長に気をつけないと、テーブルの上を見上げ、なにぃ?あいつはオレ様より先にイイモン食ってるぞ!っとばかりに飛び乗って、まさおくんを追っぱらって乗っ取るのだ。クワッ!バっカモノォッっと叱っても後の祭り。私に叱られるなんてへのかっぱ。ピンちゃんもそうだけど、黒長も、ちょっとだけ「てやんでぇ」と仰け反って、すぐに忘れる。叱り甲斐のない子たちじゃ。 まさおくんより先に黒長がごはんに取りかかり、かつ、それが特別美味しいものになるよう、追加で開けたごちそう缶を振りかける。まさおくんには待ってもらう。忘れていませんか?ボクはここにいるんですよ、と無言で私を見つめているのは知っているけど、眼前の黒長を収めるのが先だ。 黒長が遅れてエサ場に現れたときは打つ手がない。 まさおくんが突然飛び降りて逃げたら、黒長が来たと思って間違いない。 ピンちゃんは黒長より少し控えめ。まさおくんのごはんは美味しいと判っている。下で美味しいとこだけざざっと食べると、まさおくんの後ろに回って時間を潰す。たいてい半分食べると放棄するので、すかさず後を引き継ぐのだ。ピンちゃんもくしゃみと涙目の持病があるから、薬入りごはんを自主的にかっ込んでくれてヨシヨシ・・となる。 今にも振りそうな曇り空だったのに、河原を出る頃いきなり晴れた。急に暑くなってまいった。アシスト自転車はパンクしているので、アシスト無し自転車で一週間。とても疲れた。 写真上 まさおくんはいつもまぶしそうに日向ぼっこする。 写真下 テーブル上のまさおくん オデブさんに見えるけど、実際はもっとスリムだ。 |
Fri, 11 Jun 2004
台風4号
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台風は上陸後温帯低気圧に変わったそうだ。 大暴れされなくて良かった。 でも、これから強い雨を降らす雲が 西から移動してくる由。 明日の朝、お手柔らかにね。 今朝の河原は曇り。 出足はともかく、それぞれの場所で会うべき子に会えた。 クニクニは食欲があって、確保したトレイのごはんを一生懸命食べる。血の涙は止まっている。黒くなった瞳は相変わらずだ。 どうしてそんなになってしまったのだろうね。 原因に関しては想像もできない。 痛かったろうね。 治してあげられなくて ごめんね。 月に一度会うか会わぬかだったクニクニモドキ、 このところ連日竹藪に来て待っている。 おじさんの所は 食糧不足してん? 本日の写真 洋ちゃんと仲良く連れだってやってくる「アミちゃん」 このカップル、うちのチュンチュンのパパママでし。 写真下 渋めのピンちゃん こういう日だってある。 |
Thu, 10 Jun 2004
草がない
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朝出かけて、ただいま!と帰り、 いつもの布団で眠りにつくまで、 無事が100%保証されている人はいない。 河原の猫たちはどうだろう。 おはよう!の朝から次のおはようまで、 何事もなく過ごせるかどうか、 私にも、当の猫たちにもわからない。 私か、猫たちか、どちらかに何事かおこり、その死でもって私たちが分かたれるまで、ずっと、 ごはんを運んで支えてやりたいと思っている。 子どもの無事とシアワセを願う親のように わたしにはこんなに大事な存在になった。 昨日から今日にかけて、遂に土手に除草工事が入った。 ミス河原たちのあたりはまるで土手が丸裸。 そのままずっと、ガオの道も、原っぱの方までも見渡せた。 もう、なんというか、世界が全然変わってしまったのだ。 さぞビックリしたことだろう。 重機や刈り払い機の轟音も、恐かったろう。 元気に出てきてくれてほっとした。 写真上 コシロ(中央)が枕にしているのはロボちゃん 写真下 草と一緒に虫も消えた きっとまた復活する |
Wed, 09 Jun 2004
いじめっこ
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ミス河原、サム君、一ちゃん、いつも通り熱烈歓迎。 切ない声で泣くマダラ。私の手を警戒してうろうろするうち、白ママとハッチに先を越されて、ごはんトレイに場所を取り損ねた。十分置いたから、ゆっくりお食べ。 ヨーコママにはミルクと小分けしたごちそう缶。 原っぱでも、お待ちかねの猫たちがしっぽを立てて竹藪に吸い込まれていった。愛想のないチーコが、このときだけ、なりふり構わず配膳の手の側にいる。細い背中や小さい頭を、どさくさに紛れて撫でてみる。兄ちゃん、ケイちゃん、トラちゃん、まさおくん。コシロ、ロボちゃん、黒長、サンタ、ピンちゃん、アミちゃん、洋ちゃん、クニクニ、クニクニモドキ、キジオくん・・ ガオの道から花子も来た。なかなかの盛況だ。 マサルさんは別のエサ場で食事をしたようだ。ここ数日会っていない。ときどきお腹を空かせて来る子達、いじめっ子たちの間隙を縫って慌てて食べても美味しくないのだろうね、どこかで調達できたら竹藪へは来ない。遠のいて会えなくなった子達は無事だろうか。下の駐車場へ洗い物に行って、ゴミ捨て場で何か食べ物の残りを漁っていた小夏を見た。ちゃんとごはんをもらっていないのだろうか。なんだか必死なゴミ漁りで、不憫になった。声をかけたら、逃げてしまった。 みんな来ればいいのに、と、私が思っても、サンタ、ピンちゃん、黒長が、ガンとして張っているのでしょうがない。 猫って難しいんだね。。 写真上 サンタ 写真下 黒長しっぽの助 二人ともいじめっこ |
Tue, 08 Jun 2004
蚊アレルギー
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良く晴れて、空に向かって「アリガトウ」の朝だった。 昨日を越えて、良く越えて、 変わらぬ様子で出てきた猫たち。 姿を確認しながら、私もしゃっきりした。 猫たちの要望に精一杯応えてあげなくちゃ、 という気持だ。 洋ちゃんの耳がただれて赤くなっていた。 弱い子は蚊が出始めるとたちまちやられる。 自分だけ虫除けスプレーしていて 申し訳ないような気持になった。 外で暮らすには不向きな子が、 どこへも行けずに外にいる。 小さい頃、人間とタイミング良く出会えた子達はシアワセだ。 外の子にもそれなりのシアワセはあるかもしれないけど、 洋ちゃんは、どうなんだろう? アミちゃんという相棒もいるし、 飢えることもないし、 別に憐れんでもらわなくたっていいのよって、 いうかもしれないけど、 赤い耳見ると、やっぱり可哀想だ。 本日の写真 どちらも「洋ちゃん」 PS. 破れたバケツのかわりに新しいバケツを届けて下さったのですね。アリガトウゴザイマシタ。みんなバケツの水が好きですから、見つけたとき嬉しかったです。 |
Mon, 07 Jun 2004
78号のいちご
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ありゃりゃ・・朝から土砂降りだ。 どうやって猫たちにごはんを置いて行ったらいいのだ?・・ 竹藪から流れて行って、むちゃくちゃに散らかして暮らしているおじさんの所で飼われているミス河原たちと合流した一ちゃん。 おじさんが「ボクは貧しいから・・猫のごはんはやったりやらなかったり・・」と言っていたのを聞いてしまって、以来ミス河原ポイントは途中立ち寄り地点になった。 それから、仲間はずれの子達の待っているガオの道。 藪の中に滑り込ませるだけだから、雨を避けるものがない。 竹藪だけでも大変なのに、2ポイント増やしたからなぁ・・ 仕事前のエサヤリ。どちらも雨が本降りだと大いに困るのだ。 待ち猫の姿がなければ素通り、と割り切れない気持もある。置くだけ置いたら自分の気持ちは済んでも、水浸しになったごはんでは後でそれに対面した猫たちが困るだろう。 土手を下りて、さらに一段河川敷を下って、おじさんのごみためで濡れない場所を探し、なんとか一皿置いてきた。 どこに潜っているのか、誰にも会えなかった。 次の薮はパス。 でもマダラたちの悲しそうな顔が脳裏にちらついて、 キャンプ場材木置き場の物陰に置きに行った。 いつもと違う場所だから、もし誰も気が付かなかったら虫がたかるだけ・・ 忙しい朝にこうしていつもより多く行ったり来たりをすると、たちまち時間が押してくる。 屋根のない駐輪場で着替えなどできないから、 河原でごはんを配るための完全武装雨具の下に、電車に乗るためのレインコートを重ね着した。サウナ状態。自転車で出発したとき、急いでいたので傘を忘れた。算段しなければならないことが多すぎて気ぜわしい。蒸し暑さの不快感が被さってきて、満員電車に乗ったとたん、クラクラした。 昨日手術した「いちご」は、ひ弱そうな小さい女の子なのにお腹に4つ入っていた。可愛がってもらっているので甘えん坊だ。 引き取って連れて帰り、駅で待っていてもらったイチゴの飼い主タカハシさんと、保護主のナルセさんに、無事戻して今日は終わった。 写真上 河原猫不妊手術78号になった「いちご」 写真下 皆勤記録で私を支えてくれている「チーコ」 |
Sun, 06 Jun 2004
「ビビマル」になった仔猫
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河原猫の竹藪猫舎は、河川敷に住むタカハシさんの猫たちを手術した際、そのお礼だといって拵えてもらったものだ。 タカハシさんの小屋に、昨年9月、生まれてすぐ捨てられた仔猫♀を拾って持ち込んだのは、元職人さんのナルセさん。仔猫はそこで大事にされ、無事育った。 タカハシさんのところは、いつも缶集めのおじさんたちが立ち寄って行くので、河川敷自由人サロンみたいに人があつまる。ゆったりと談笑しているのを土手の上からよく見かける。猫たちも人を囲んでいる。 土手の上の道で、ナルセさんにばったりあった。仔猫が産まれそうだ、今回は生ませてしまうしかないなぁと話しているという。そりゃたいへん、私が預かりますと約束した。 今日は約束の日曜日。雨の中で河原猫たちの世話をなんとか終え、予定通り仔猫を産んでしまいそうだった猫「いちごちゃん」を手術に運んだ。 それから、ゴロママの所へ2日に保護した赤ちゃん猫を迎えに行った。電車でお見合い、お届けに出かけていくつもりだったのに、ゴロママが遠い距離をものともせず車を走らせてくれた。 雨だったのでとても助かった。 赤ちゃん仔猫を連れて行ったおうちでは、18歳で天寿を全うしたビビちゃんと、5年間難病と闘って亡くなったマルちゃんをご供養しながら、そろそろその子達が生まれ変わって戻って来るはずと信じて、仔猫の出現を待ち望んでいた。 1.5ヶ月の女の子、キジ柄の子、にこだわったのはそのためだそうだ。 昨夜電話をいただいて沢山お話したのでお気持ちはわかっていたのだけれど、会ったとたんに、思っていたとおりの子、お帰り、おかえり、と涙ぐみながらほおずりするお母さんに、すっかり胸を打たれてしまった。ご夫婦で代わる代わる抱っこして、本当に喜んで頂いた。こんなご縁も珍しい。まるで、来るべき所へ来ただけ、みたいに、仔猫ものびのび楽しそうだった。 問題のない、健康で可愛らしい、ほんとうに文句のつけようのない仔猫だった。あっという間に決まってしまった。猫の神様の粋な計らい、ということで、ハードな1日を振り返った。 人と猫の出会いというのは まったくもってドラマチックだ。 さようなら、カワイイ仔猫。 人も猫も、しあわせに。 写真は、お届け先で「ビビマル」になった仔猫 こちらも涙でかすんだ目でシャッター押したからボケボケです。 すみません。 |
Sat, 05 Jun 2004
スカ井戸
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草深くなった土手下の薮からミス河原が飛び出し、大きな体の一ちゃんと、いつまでも子どもっ気の抜けないサム君とがその後ろに待機。律儀さや必死さが伝わってくる。3人分のごはんを自転車の籠の荷物から出しながら、ほのぼのと愛おしい気持がこみ上げてくる。さわやかな日射し。朝の風。 ごはんにかかれば、もう私など眼中にない。 それぞれごはんしか見ていないのだ。 このまっしぐらさも、好き。 嬉しい気持で土手を上がって次へ向かう。 松林を過ぎて駐車場への滑走路を下ってガオの道に入る。このあたりで、原っぱのみんなは私が来たことがわかるらしい。 土手の草の中に埋まっていた白ママ。 物憂げに顔を上げて「あら。来たの」 流し目で私を見た。 お待ちかねだったマダラ。 待ち伏せのハッチ。 ごはんの待ち場所が定まらなくてオロオロするヨーコママ。 ここらあたりまで来ると、 眠くてだるくてなかなか支度が進まなかったさっきまでが嘘のように、私もすっかり元気になっている。 せっかく来たのに食べられない、なんて子がいないように、見回して気を配り、みんなの食事を邪魔しないように静かに立って、あるいは座って、順に眺める。 チーコとまさおくんは、少ししか食べなかった。 まさおくん 何しているの・? いや、ギコギコ井戸がスカになって久しいから、 出てくれって頼んでいるんだよ。 |
Fri, 04 Jun 2004
仔猫嫌い
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ガオちゃんのいじけ方は尋常でない。 クロちゃんの仔猫に対する拒絶反応も、思った以上だった。 仔猫は絶好調。 フロントラインをしたら、ギャッと叫んで怒った。 きれいに梳かしてから、耳の中もお掃除した。 動物病院で健康診断。 ちょろちょろ動いて体重がなかなか測れなかった。 430g。女の子。推定生後1.5ヶ月。 まだ血液検査はチト早いという事で、 虫下しだけ飲ませてもらって引き上げてきた。 虫下しの薬を飲ませてもらう際、先生に噛みついた。 器量も性格もヨシヨシ。おてんばさんだ。 かなり元気だということで、笑って許していただいた。 夜になって、ゴロママのおうちへ仔猫を運び、一時預かりをお願いした。ゴロママ&パパに負担をおかけする期間が少しでも短くて済みますように、これから里親探し頑張らねば。 ガオちゃんを元の場所へ戻した。 まだチビ猫が出てくるのではないかと 目がおどおどして 落ち着かない様子。体に力が入っている。 2年前不妊手術の時、ガオちゃんは妊娠していた。 もし仔猫が生まれていたら、きっとちゃんとお母さんをやっていたはずなのに、関係のない仔猫はあんなに嫌うのね。 面倒見の良い猫と、全く駄目な猫がいて、 私はなかなか前者の猫さんにご縁がない。 そういった子が一人でもうちにいたら、もっと楽になるだろうになぁ・・みんな声を揃えて訴える。 仔猫嫌い! 本日の写真は 題しまして「猫さんは仲良しが一番」 ヨーコママのシャム仔猫「チャミ」ちゃんが、先住チョコ&ナナに仲良くしてもらっているスリーショット2枚 |
Thu, 03 Jun 2004
ガオちゃんが動いた
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クニクニの青かった瞳は、出血のためか真っ黒になっていて、右目の瞳よりひとまわり大きくなっている。日向で一心不乱に毛繕いしているのは、まったく前と変わらぬ穏やかな様子だったのに、そーっと近づいて「・・クニクニ、クニクニ・・大丈夫?」と呼びかけ、こちらを振り返った時の顔を見たら、痛ましい怪我の目はそんなふうで、転げるように逃げていく姿もまた・・哀れだった。 マサルさんの涎は酷い。 舌も少し出ている。だらしない顔だ。 手足の先が汚れている。 抗生剤の薬を入れたごはんを寄せてやった。疑わしそうに私を上目遣いにじっと見、離れるのを確かめてから食べ始めた。 それからミルクを随分飲んで、他のごはんも果敢に食べていった。 チビチーが久しぶりに竹藪に現れ、大急ぎで食べて逃げていった。排斥されているのをしっかり自覚しているような感じだった。なぜチビチーが?・・私にはわからない。 帰りがけに通ったガオの道で、白ママが何か訴えるように飛び出してきた。白ママも口の下に涎を溜めていた。 白ママ、キミもか・・ しばらく見合ったまま絶句し、大丈夫なのか、ごはんは置いてあるからね、食べるのよ、とか、話しかけてみた。無愛想だった白ママが悲しげな顔で返事をするので、心底マイッタ。 みんな触れない。近づけない。 どうしてやることもできぬまま、 悪くなっていくのを見ているばかりだ。 保護した仔猫は、思った以上にしっかりした子で、 砂トイレでウンチしたし、 お皿からごはんも食べる。 ちょっと姿が見えると 心細さからか、だみ声で泣き叫ぶものだから、 同室のガオばあちゃんがすっかりへそを曲げてしまった。 ガオちゃんを河原から連れてきたのは昨年6月初旬のこと。 北側の箪笥部屋の高い所で、ほとんど動かず過ごしたガオちゃんの一年の平穏を、 仔猫が破った。 今朝までは最上部の段ボールの上に頭を突っ込んで、こちらに尻を向けて唸り続けていたガオちゃん。朝ご飯で降りた勢いで、部屋を脱出。仔猫に明け渡し、うちの子達のエリアに突撃してきた。他の猫が近くを歩くたび、ここでも唸っている。 仔猫の泣き声とガオちゃんのうなり声で、こちら5匹の平穏も破れ、我が家は現在どんよりしている。ミルクを飲んでおなかがパンパカパンの仔猫は、現在わたしの懐でゴロゴロいいながらパソコンの画面を見て「社会勉強」中。 写真上 河原にいた頃のガオばあさま 写真下 保護中の仔猫 |
Wed, 02 Jun 2004
健気な仔猫
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仔猫はどこへも行かず、昨日と同じ寝箱で小さくなっていた。 ごはんを入れ、それが食べ物と気が付いたら、がっがっ食べた。 それから俄然元気になってちょろちょろし始めた。 小さくて尖った爪を立てて、靴にしがみつき、足をよじ登ってくる。あちこちに鼻先を突っ込んで捜し物だ。 見つからないのでワーワーわめく。 指先に水をつけて、頭や背中を擦ると、お母さん猫に舐めてもらった感触を思うのか、うっとりする。遠くへ出て行きすぎたら、首根っこをつまんで持ち上げて、また近くに寄せておく。 これも、くたっと身を任せて、気持ちよさげなのだ。 ずっとそんな風にまとわりつかれるままにしていた。 どんなに会いたくても、キミはもう2度と、お母さんには会えないのだ。言ってもわからないだろうけど、諦めよ。もしもお母さんと一緒だったら親離れまでの期間に舐めてもらえるはずだった回数の10倍も、20倍も、抱っこして撫でてあげるから我慢せよ。 手のひらサイズで、せいぜい400gって所だ。 一ヶ月から一ヶ月半、健康状態は見たところ良さそう。 かつて保護した2匹のももちゃんにも似ている。 コネちゃんにも似ているし、 鼻先が黒い所は、タワシにも似ている。 しっぽはまっすぐ。 薄い色合いのキジ猫で、明るい茶色が入っているから女の子だろう。 ヨーコママの仔猫たちはこの時期を逃したので、出会った頃はもう本気で逃げていたし、威嚇された。一丁前に威嚇しても、てんでへなちょこで、すぐデロデロになる。赤ちゃんなのでとにかく声がでかい。かまっていないと、すぐに泣く。チーコを筆頭に、河原猫全員をぎょっとさせる泣き声で、この子のおかげで、みんなエサ場から逃げていた。 ああ、本格的な仔猫に遭遇してしまった。 捨て子だとしても、捨てたヒトデナシなどもうどうでもいい。 考えるのも不愉快だから、ひとまず忘れる。 なにしろ可愛くて、私の頭は真っ白だ。 さて、どうするべ。 |
Tue, 01 Jun 2004
雨の中の仔猫
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朝からザアザア雨。 完全武装で河原を往復してから、改めて仕事に出直そうと思って寝たのに、起きて猫ごはんを仕込み終えたら、そんな余裕は最早無かった。 何はともあれ、急いで出た。 ミス河原たちの所で自転車を止めても、猫たちが出て来そうな気配はなく、 薮に置けばすぐ雨で流れそうだし おじさんの住処まで届けに行って置いてくる時間も無い・・ そのまま次へ向かった。 ガオの道の薮で、マダラが泣いた。 破れビニールハウスでも、 小さな身の一つ二つ 雨を凌げる場所はあるのだろう。 泣き虫マダラ、ちゃんと食べて、濡れない場所へ戻れますように。 原っぱは当然、誰もいない。 竹藪にいたのは、チーコ、まさおくん、トラちゃん。 テーブルの下で ひときわ大きな声で催促していたのはケイちゃん。 たったこれだけ。 ざあざあ雨の中で、なんとか置くべき所にごはんを置いて荷物をまとめていたら、だれか泣いている。 聞き覚えのない・・!!仔猫の鳴き声だ。 メイン猫舎の隣に置いてある寝箱。 入口に立てかけてある板を除けて中を見たらいた。 捨て子か? それとも、ホームレスのおじさんの所で生まれたという 3仔猫を、お母さん猫が運んだのか? ちいさいキジ猫だ。 一人だ。 箱の中にごはんのトレイとミルクを入れたら ビックリして箱を出て、横の隙間へ潜った。 どこへ行ったのかと手を入れてもぞもぞさせたら、 思いっきりシャーシャーされた。 弱々しい子ではなさそうだ。 あれこれ考えても どうすることもできそうになかったから、 そのまま置いて仕事に向かった。 昼前、友人が見に行って 仔猫の無事を確認してくれた。 明日朝いたら保護だ。 仔猫の面倒を見てくれそうな 懐の大きな やさしい子がいたらなぁ・・ 仔猫の声が聞こえただけで、 ゲンナリして うんざりして みんな、どっと暗くなる。 とっても迷惑そうなのだ。 写真は 草刈り工事前に間に合った、ネギ坊主の親戚と思われる草の花 |
