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存在の耐え難い重さ
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クーちゃんはチーコも気になるらしい。 ノコちゃんやコシロみたいに親衛隊ができる青年たちに比べると、微妙に神妙、おそれおおくて近寄りがたいのだ。 クーちゃんの気持は、うずくまったチーコと並んだその距離に出ている。話しかけるのもおこがましい。そーっと一歩下がって、後方から音無しで呼びかける。ちー・・おねいさま・・でありましょうや?なんとお呼びすればよろしいでしょうか? チーコはぴくっとも動かない。 冬枯れまえに勢いをぶり返した草の海の中で、 禅僧のように空を見つめるばかり。 幸せだと喜びもしないし、 不幸せだと嘆きもしない、 その日その日の天気で居場所を少し変えるだけ。 チーコの存在感は、他を圧するものがある。 |
